≪2019年12月号≫月刊 書店員すず木

≪2019年12月号≫月刊 書店員すず木
この道10年のプロ書店員・すず木です!
前月に配信された新作マンガで実際に読んで面白かったものの中から1作品を勝手に「今月の書店員すず木賞」としてご紹介!

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今月の書店員すず木賞

前月の新刊からピックアップ♪

      • お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~ 1

        お迎えに上がりました。~国土交通省国土政策局 幽冥推進課~ 1

        完結

        国土交通省内のマル秘部署『幽冥推進課』で臨時職員として働くことになった朝霧夕霞。同僚は全員妖怪、職務は国土開発の妨げになる地縛霊を説得して立ち退かせること!? WEBで「泣ける」と話題の新時代“あやかし×お仕事”ストーリー、第1巻!!

        泣ける!!“あやかし×お仕事”ハートフルストーリー

        この世に未練を残し地縛霊となってしまった死者に対し、国土から退去(成仏)してもらうように説得・交渉する部門、「国土交通省 幽冥推進課」。
        そこで働く事になった朝霧夕霞は、数々の地縛霊と出会い彼らが無念なく成仏できるよう邁進していきます。
        竹林七草さんによる小説『国土交通省国土政策局幽冥推進課』のコミカライズ作品です。

        地縛霊というモチーフながらホラー的な怖さや陰鬱さはなく、
        コメディタッチでどんどん読み進めることができます。
        それでいてどの物語もラストには思わず涙してしまうのです…。
        私も電車の中にも関わらず涙をこぼしそうになりました。

        幼少の頃、仕事が忙しく自分を構ってくれない母を困らせようと毎日泣いていた息子。
        そんな彼も自分が親となり、当時の自分の態度が母を苦しめていた事に気付くのですが、母は意識不明の状態で謝罪の気持ちを伝えることができません。
        一方、生霊となり動けなくなってしまった母もまた忙しさにかまけて子供と向き合えなかったことを悔いており、双方の思いを知った朝霧は二人の後悔の念を取り除くために奔走します。
        ラストの親子の対話シーンは悲しくも温かく、胸に迫るものがあります。

        様々な理由により地縛霊となってしまった死者達。
        ひとりひとりに真摯に向き合いその人達のために尽くす朝霧を、是非応援してあげてください!!

こちらもオススメ!!

惜しくも今月の書店員すず木賞からは漏れたものの、オススメの作品をご紹介!!

書店員すず木

2005年より電子書籍サイトの仕事に携わる、この道10年以上のプロ書店員。
年間に読むマンガの冊数は2000冊以上。
「面白いマンガを多くの人に読んで欲しい」をモットーに、オススメのマンガをご紹介します。

最近の書店員すず木:近日、すず木おすすめマンガランキングを発表予定!更にクリスマスに特別企画を予定しております!

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