SPセキュリティポリス作品一覧
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3.9佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警護課に在籍し、SP(セキュリティー・ポリス)として、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた、広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員となって久しい。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは、警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた、“掃除屋”と呼ばれる男たちだった。そして、幾重にも張りめぐらされた非常の罠。風速四十五メートルの大型台風に襲われ、下界と完全に弧絶した、標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に、過去を背負った男たちの、決死のサバイバルが始まる!
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4.6【甘やかし上手なほだされアラフォー上司×ツンデレ執着エリート部下】年の差シークレット・バディラブ! 「またおあずけかよ…」 普段はクール・好きな人には一直線な一ノ瀬 行(いちのせ こう)は、物心ついた時から兄のように慕う三春景梧(みはるけいご)に片想いして20年――半ば押し切る形で恋人の座を手に入れ、同居生活を満喫していた。 だがいつまで経っても弟扱いが抜けず、未だ最後まで抱いてくれない三春に、行は不満をつのらせていた。 三春がためらう理由――それは二人が警視庁の要人警護【SP(セキュリティポリス)】として同係に属する上司と部下という近すぎる関係で? 恋人が相棒になった時、愛と倫理に揺れ動く!?
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4.0
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-出版社勤務の木賊万里絵は、書店で見かけたある男性のことが忘れられなかった。万里絵はその男性の名前を知らない。背の高さ、体つき、スーツやネクタイの色、髪型、肌の色、顔立ち。その男性の姿を形づくるさまざまな記憶が、頭の中に立ち上ってくる。テレビでニュース画像を見ているとき、万里絵は驚きの声をあげる。ある国会議員の真横にいるのは、書店で出会ったその男性だった。彼はSP(セキュリティ・ポリス)だったのだ。ある日、万里絵は仕事で訪れたホテルで偶然、そのSPの釣木沢守と再会し、交流が始まる。 「わたしは釣木沢さんの信頼に耐えうるような女ではありません」 自らの過去に後ろめたさを覚える万里絵を、釣木沢が包み込んでいく。 <著者紹介> 結李花(ゆりか) 岩手県在住。湖のほとりで田舎暮らしをしながら小説を書いています。