中原一也 - 竹書房作品一覧
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4.2「翅(はね)の生えた主任の姿はこの世のものとは思えない美しさで清らかであると同時に誘っているようで、俺はもう我慢の限界なんです!」 男は四十歳を過ぎても童貞だと妖精になる――。そんな秘密を持つ阿久津(あくつ)家次男・喜晴は、過去には地元のヤンキーを束ねた続の頭、現在は健康診断の数値が気になるお年頃のサラリーマンだ。だが、妖精化した兄に「男にモテる魔法」をかけられ、近所の老人にまでイヤらしい目で見られるはめに。しまいには部下の犬山から猛烈なアプローチを受けて…。 阿久津は、昼間はサラリーマン、週末の夜は妖精ハンターとして犬山と一緒に兄を捜し始めるが!?
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3.5「いいモノがあるんだけど、興味ある?」 禁欲的な容貌の幼馴染み・阿立(あだち)がバーテンを務める店で、ハードボイルド作家の男鹿(おが)は、見知らぬ男から妖しげな錠剤を手に入れた。「憎たらしい奴を跪かせることもできる」という売り文句に、長年邪(よこしま)な想いを寄せる阿立の顔が浮かび、つい買ってしまったのだ。顔を見れば暴言ばかり吐いてくる阿立に一度「ご主人様」と言わせてみたい…。そんな妄想気分で試した錠剤の効果は想像以上のもので――!? サディスティックな美しいバーテンとスイッチが入ると鬼畜になってしまう小説家、二匹の獣の破天荒ラブ!!