雪の多い六華の里では、炎の神「朱雀」の血を引く朱雀宮家が崇められ、その当主に嫁ぐことは最高の栄誉とされていた。榮枝銀花（さかえだぎんか）は里の巫女家系に生まれ、朱雀宮家に嫁ぐことを期待されるが、美しい容姿に恵まれず嫁入りの可能性がないと判断され、家族に冷遇されていた。一方、妹の朱音は容姿端麗で外面が良く、里一番の巫女と称され人々は朱音が朱雀宮家に嫁入りすると信じて疑わなかった。朱音の嫁入りが決まるであろう儀式の前夜、銀花は朱雀宮家の当主と出会う。触れ合った瞬間、銀花と当主の間にはただならぬ感覚が走り―！？―運命のシンデレラストーリーが動き出す！

「私は今日、私を愛していない人と結婚します」エーレ国の姫リリアは、幼い頃からグランツ国の王太子オスカーに密かに想いを寄せていた。しかし、妃に選ばれたのは美しく気高い姉・イザベラ。リリアは諦めていたが、結婚直前になり、突然イザベラが辞退。代わりにリリアが嫁ぐこととなる。喜びと不安を胸に嫁いだリリアだったが、オスカーの目線の先にはまだイザベラの影があった。冷たい態度に傷つきながらも、王太子妃として懸命に振る舞うリリア。すれ違う二人の関係はどうなっていくのか――？

夢魔を退治できる夢解きの聖女として生まれた主人公アディヤ。しかし夢魔と結託した妹に力を奪われ、周囲に「能無し」と侮られている。巧みな妹の罠にはまり、周囲や家族からも虐げられ、婚約者には捨てられ、すべてを奪われる。だが小さいころ、夢の中で助けた男の子が帝国の皇子でーー？

人間と魔物が共存する世界…。神の刀を操る『刀命（かたなのみこと）』と、その刀に神力をこめる『鞘巫女（さやみこ）』は力を合わせて共に魔物を祓い、永きに渡り人々に崇められてきた。咲季（さき）はその鞘巫女の能力を受け継ぐ一族の現当主長女として産まれたが、一族の中で唯一力を持たない無能な鞘巫女と蔑まれ、優秀な妹と比べられながら不遇な扱いを受けてきた。そんな中でも只一人の理解者であった亡き祖母の言葉を胸に懸命に生きてきたが、ある日、妹の策略により魔物に襲われてしまう。突如訪れた危機。あわやのところで助けに入ったのは最強の刀命と名高い優（すぐる）だった。優との出会いにより、咲季の運命の歯車が動き出す―。

10年前、幼い義弟・リオンを庇って胸に大きな傷を負ったマリーベル。貴族社会では体に傷を負った女性は蔑まれ嘲笑の的になる運命だった。育った公爵家を逃げるように後にしたマリーベルだったが、使用人として入った地方の貴族邸でも「傷物」と呼ばれ伯爵令嬢や使用人から虐げられる日々を送ることに。唯一優しかった伯爵令息からも裏切られ、襲われそうになっていたところを助けてくれたのは凱旋で街に立ち寄っていた黒衣の英雄騎士。見覚えのないはずの彼はマリーベルに「あなたを迎えにきました」と言ってきて─！？英雄騎士からの重めの愛が止まらない！？執着溺愛ファンタジー！

人間と魔族が絶えない争いを繰り返している世界…人間領土の大国・ハゼルバート王国に、ある日魔族の王「ギル」がやってきた。ギルは互いの領土への不可侵を条件に人間に対し「休戦」を申し出る。しかし協定を我が子クレモンの功績にしたい継母である王妃の策略で、王女エステルは交換条件として魔族の王へ嫁ぐことになり……。

大正時代末期。地方の旧家の長女として生まれた綾乃は、父親の再婚相手の継母と義妹に虐げられる辛い日々をおくっていた。ある日、綾乃は醜い顔の跡継ぎがいると噂される渡来家に無理やり嫁がされることになる。断ることも出来ず祝言の場に臨む綾乃だったが、そこに現れたのは美しい青年・鏡一郎だった。初対面のはずなのに、鏡一郎は何故か綾乃のことを慕っていて…！？大正ロマン香るシンデレラストーリー！

救国の英雄たる若き皇帝から寵愛を得ようと、妃嬪が火花を散らす祥国後宮。声を失った薄幸の妃・月花（ユイファ）は、対立する妃嬪から虐げられながらもその片隅でひっそりと暮らしていた。しかし皇帝の前世の恋人に似ていたことから、突然見初められて！？ 運命の出会いから始まる中華後宮シンデレラストーリー、開幕――。

アルマディーヌ侯爵家のリタは、亡き両親が愛した領地と領民を守るため勤勉に働き、領地でとれる鉱石が人々の暮らしを豊かにすると信じて研究を続けていた。しかしある日、信頼していた従妹・ミリアナの裏切りにより、『反逆の魔女』の汚名を着せられ、無実のまま国外追放になってしまう。荒野で命の危機に陥ったリタを救ったのは、『魔王』と恐れられる隣国の国王・ジーク。彼の手助けを受けながらも、人間の憎悪と国の陰謀に巻き込まれるリタは信念を貫けるのか…？そして、ジークとの出会いが彼女の運命を変えていく―…。

アンジェリーナはボレアン伯爵家の一人娘。20歳のとき領主である父が急死してから7年間、アンジェリーナは当主代行として年下従者のヴァンと共に領民のために働き続けた。やっと領地が落ち着き、結婚相手を探すため社交界に足を踏み入れるアンジェリーナだったが、すでに結婚適齢期を逃していることで、貴族たちから『売れ残り令嬢』と蔑まれる。その上、苦楽を共にしてきた従者ヴァンもなぜか屋敷を出て行ってしまい悲嘆にくれる。そんな中、アンジェリーナの元に一大公爵家からの来訪の知らせが。突然の来訪に驚くアンジェリーナだが、公爵の姿を見た瞬間さらに驚くこととなる―。

赤い髪と金色の瞳を持つ「魔獣使いの悪魔」として生まれた少女は、家族にも街の人々にも虐げられながら、名前もつけられぬまま生きてきた。そんなある日、少女は天使のような第二王子・ミハエルのメイドとして雇われ、アイリスと名付けられる。自らが不幸を呼び込むと思っているアイリスは、悪魔である自分にも優しくしてくれるミハエルの元から去ろうとする。するとミハエルは天使の雰囲気から一変し――…！？

18歳の伯爵令嬢エミリアは、義母と、連れ子である義妹、義妹の恋人から虐められ過ごしていた。そんなある日、幼い頃交流を持っていた英雄騎士ランフィスが訪ねてくる。 久しぶりの再会に驚きつつも、家族から冷遇さてれいる様子を見られ恥じるエミリア。見かねた英雄騎士ランフィスに連れ出され、花嫁として迎えられることにーー？

「見つけた。俺の春だ──」帝国一の大財閥である主鷹司家。その邸には全ての四季が存在する特別な庭があり、帝都を悪しき蟲から護る結界の役割を担っている。その庭は、四季を司る四大家から選ばれた管理人達によって管理されていた。幼い頃に両親を亡くし、四大家の一つである春咲本家に引き取られることになった日桜。本家の娘に虐げられ、使用人以下の扱いを受けていた日桜は、ある日、父親の形見のヴァイオリンを弾いたことで運命が一変する。命の危機から救ってくれた大きな手が、日桜を拾い上げる。「お前だけだ。お前だけが、俺を……」新たな場所での幸福な出会いが、日桜の人生を彩っていく──。

主人公のルチアは前妻の娘で侯爵家の中でも愛されずに育ってきた。唯一第二王子の婚約者として生きることだけでなんとか家の中での存在価値を保っていたが、第二王子は妹であるニーナの誘惑に負けてしまいルチアを裏切ってしまう。ニーナは妊娠し、結果ふたりの婚約が成立。ルチアが失意のどん底に落ちてしまったそんな時、王国で唯一の大公閣下がルチアの前に現れてーー？

「俺の妃は、偽りのない女がいい──」義理の家族に虐げられ使用人同然の辺境貴族の養女ハイネは、忌み子である双子に産まれたことで捨てられた王女の片割れだった。ある晩、薬で眠らされて王宮に連れ戻されたハイネを待っていたのは、実の姉、ベルネリア王女だった。ベルネリアの身代わりとしてザハブ帝国の“人狼陛下”グエンの後宮に嫁ぐことになったハイネは、他人を信じず女嫌いなはずのグエンから珍しく興味を持たれて──！？

ブレリナム宮殿…そこにはとても冷酷残忍で、何人もの家来・執事を殺してきたと噂される王子がいた。その王子の名はエドゥアール。そんな誰も寄り付かない宮殿に、ある日一人の女性が訪ねてくることになる…。両親を疫病で亡くし、叔父夫婦に弟や妹を売られそうになった姉・フェリパ。弟と妹のため、フェリパは叔父から提案された「ブレリナム宮殿で働くこと」を受け入れる。家族でもう一度幸せに暮らすことを願い宮殿に足を踏み入れるフェリパだが、エドゥアール王子にいきなり剣を突きつけられる。「裏切ったらその時は、迷いなく殺す」やはり王子は冷酷残忍なのか？王子を取り巻く闇にフェリパも巻き込まれていく―。

巫女の血筋でありながら霊力がなく「能なし巫女」と疎まれている小夜。ある晩、妖に襲われそうになった小夜は、自らが信仰する鬼神・暁に助けられる。実妹で小夜の代わりに巫女を継いだ七星はそれを聞きつけ、小夜は「鬼神の花嫁」として生贄に出されることに。生贄の儀式の最中、小夜は花嫁衣装のまま逃げ出そうとする。そこに現れたのは――…。

百瀬莉子は能力者の分家に生まれたが、判定の儀式の際に無能力とわかり、両親や優秀な妹から虐げられていた。しかしその後、能力に目覚めるも“静かに暮らしたい”と望み、力を隠し続ける。17歳の春、クラス担任となった能力者を束ねる一族の次期当主・一条蓮に能力に気づかれてしまう。蓮は、莉子に興味を持ち急接近をしてくるのだが……。

回復系の魔法しか使えない「落第魔女」のリリシャ・ポリシュは、故郷を追われ、とある帝国の暗い森の奥で動物たちと質素ながらも穏やかな毎日を送っていた。しかし、リリシャの魔法には癒やしたものを強靭化する力があることがわかり、帝国を脅かす危険因子として、帝国軍に追われるように。絶体絶命かと思われたリリシャを救ったのは隣国の騎士、エドヴァルド・ボールドウィンだった。リリシャに回復され強靭な力を得たエドは、祖国を救うため、リリシャに協力を求め――…。

不浄な“ケガレ”が人の生死にも関わるこの世。北原紫音は、ケガレを引き寄せる「ケガレ喚び」と呼ばれ、忌み嫌われていた。親族の北大寺家にはその体質を利用され、人々のケガレを背負う生贄として日々苦痛を与えられる。逃げることもできず、ただひたすら苦しみに耐える紫音だが、ある日、城主の法龍院八雲に命の危機を救われる。ケガレへの異様な耐性を持つ紫音に八雲は興味を持ち――？感情を殺した紫音と人情に厚い八雲、二人の運命が交錯する！

イザベラの村では不作を脱するため、古来から続く儀式が行われる。それは幻獣に花嫁を捧げるというもので、なんと結婚直前の親友が花嫁役に選ばれてしまう。見かねたイザベラは身代わりとなり、幻獣の住まう洞窟へ連れていかれる。幻獣と相対したイザベラは、彼の歌で村に豊穣をもたらしてくれるよう頼むが…？

孤児院育ちのジェーンは孤児院を卒業する年齢の18歳。出生不明の孤児ということでなかなか仕事を見つけられないジェーンは、金にがめつい孤児院院長にまだ幼い孤児たちと引き換えに、25も年上の商人と結婚させられることになる。孤児院を出るその日、商人から助け出してくれたのは、冷酷と名高い国王・レオンハルトだった。重すぎる想いをジェーンに抱くレオンハルトに、最初は戸惑っていたジェーンも心を開いていく。レオンハルトの元婚約者である貴族令嬢のマルグリッドは、そんな二人が気に入らず、何やら企んでいるようで――…。

動物たちと会話をすることのできる心優しい少女・レフェリア。カウドレール王国に住む者たちは老いることもない、まさに夢の国。だが結界を維持するためには数十年に一度、攫ったエルフの女性を「生贄」として捧げることが条件だった。明日はレフェリアの生贄の儀式の日。その前に、遠い昔に会った狼の“ユグラム”に会いたいとレフェリアは願っていた――…

辺境の城で暮らすユーリ、彼女は毎日誰かが死ぬ夢を見ることに怯えていた。だがどんなに恐ろしい夢を見ても必ず金髪の青年が出てきて安心させてくれるのだ。「指輪が君を守るから」幼い頃母から渡された赤い石の指輪と一体何の関係が…？16歳の誕生日を迎える直前グロースという国の兵達により辺境の城は襲撃されてしまう。黒髪であることから自身が魔女であると責め立てられたユーリは、処刑台の上で衝撃の事実を伝えられる――。

母を人質にとられ皇女ソフィアの影武者として生きてきたナターリア。ソフィアや国民からも慕われるナターリアだったが、大臣の策略によって、追われる身となってしまった。囚われた母やソフィアを救うためにナターリアは、騎士のウィルと共に帝国の闇を暴く――。

丸耳ハーフエルフのフィオナは、両親を亡くし純血のエルフ族の親戚に引き取られたものの、人間との混血というだけで不自由な暮らしを強いられていた。従妹のアネットの婚約パーティーの日、フィオナは人前に姿を見せぬように厳命される。しかし、ふとした事故でアネットを傷つけてしまい、大衆の目の前で処刑されることに……！？追い詰められたフィオナの秘めた魔力が暴走した時、現れたのは高貴な身分の獣人・ラグラスだった──。紳士なウサギ獣人×世界から嫌われた少女、種族を超えた2人の壮大な恋物語が今始まる。

大正時代末期、主人公・すずは大衆向けカフェで女給として働いていた。過酷な環境の中でも街の貧しい子供たちをお世話する優しい彼女の夢は、『貧しい子供たちがお腹いっぱいになれる無料食堂を作ること』だった。ある日そのカフェにやってきた美青年の華族様と出会うことになるが…！？

「あなたの音が好きだ」殿下が真っすぐに私を見つめている――。幼い頃、両親を亡くしたレティシアは音楽を披露して各地を巡る旅一座に拾われ、奴隷のように働かされていた。ある日、「音楽の国」と名高い王国で公演をすることになった一座は、音楽好きの王子から絶賛される。その中でも王子は、レティシアに特別な感情を抱いたようで…

父親のわからない子として村中から差別されながらも、体の弱い母と2人で幸せに暮らしているエマ。しかしある日、母は体調を崩し、そのまま帰らぬ人になってしまう。天涯孤独になり、ますます迫害されるエマを突然のプロポーズで救い出したのは、魔法使いのアルフレッドだった。一人ぼっちな自分に手を差し伸べてくれたアルフレッドに惹かれていくエマだが、彼のプロポーズにはとある理由があって――…。

水神の力で繁栄し続ける花守家。その当主であった祖父が亡くなった後、相続人に選ばれたのは孤児である花香（はなか）だった。親戚中に蔑まれる中、唯一優しく接してくれるのは従兄弟で恋人の拓哉（たくや）のみ。辛い日々の中でも、拓哉が寄り添ってくれるだけで前を向ける――…。そう思っていたある日、花香は拓哉の裏切り行為を見てしまう。明かされる真実、絶望に打ちひしがれるそんな花香の目の前に現れたのは、夜に映える美しい人で…？

時は明治初期。両親が死に、幼い頃から一人で生きてきた主人公・あとり。色んな仕事を転々とし今は旅館の女中として働いているが、奉公先が次々と潰れてきたことから「疫病神」と罵られていた。そんなある日、華族同士のお見合いに居合わせたあとりは、その華族の子息・尾崎龍之介から突然求婚されてしまう！「俺の花嫁はお前だけだ」お見合い相手の目の前で一方的な求婚を迫られたあとりは、果たしてどうなるのか―？

【描き下ろし番外編3Pを新たに収録】ブレリナム宮殿…そこにはとても冷酷残忍で、何人もの家来・執事を殺してきたと噂される王子がいた。その王子の名はエドゥアール。そんな誰も寄り付かない宮殿に、ある日一人の女性が訪ねてくることになる…。両親を疫病で亡くし、叔父夫婦に弟や妹を売られそうになった姉・フェリパ。弟と妹のため、フェリパは叔父から提案された「ブレリナム宮殿で働くこと」を受け入れる。家族でもう一度幸せに暮らすことを願い宮殿に足を踏み入れるフェリパだが、エドゥアール王子にいきなり剣を突きつけられる。「裏切ったらその時は、迷いなく殺す」やはり王子は冷酷残忍なのか？王子を取り巻く闇にフェリパも巻き込まれていく―。【本作品は「悪名高き冷酷王子は私のことしか愛せない」第1～4巻を収録した電子特装版です】

【描き下ろし番外編7Pを新たに収録】丸耳ハーフエルフのフィオナは、両親を亡くし純血のエルフ族の親戚に引き取られたものの、人間との混血というだけで不自由な暮らしを強いられていた。従妹のアネットの婚約パーティーの日、フィオナは人前に姿を見せぬように厳命される。しかし、ふとした事故でアネットを傷つけてしまい、大衆の目の前で処刑されることに……！？追い詰められたフィオナの秘めた魔力が暴走した時、現れたのは高貴な身分の獣人・ラグラスだった──。紳士なウサギ獣人×世界から嫌われた少女、種族を超えた2人の壮大な恋物語が今始まる。【本作品は「ウサギ様が選んだのは世界から嫌われたハーフエルフでした」第1～4巻を収録した電子特装版です】

ライラは片田舎の伯爵家に生まれて幸せに暮らしていたが、父の死後、家督を叔父一家に乗っ取られ、継母と義妹に虐げられる日々を送っていた。ついには売られてしまい焼き印を刻まれてしまう。絶望の中で救ってくれたのは、青年レオナール。彼は公爵家の当主で、ライラに強い想いを抱いていた。虐げられた令嬢と、不器用な公爵。庭園で咲く癒やしと逆転のラブロマンス、開幕。

近づくものの生命力を吸い取る「死神姫」――神崎雛乃。異形を狩る祓い屋の名家に生まれた彼女は、周囲にうとまれ孤独のなかを生きてきた。そんな雛乃のもとに、敵対する一族の元当主・龍ヶ峯雪嗣との縁談が舞い込む。彼との婚姻は、あくまで形式上の「白い結婚」。しかし、不老不死の身体を持つ雪嗣こそが、雛乃のそばにいることができる唯一の存在で……。どうあがいても「運命」のふたりが愛を育む、美しき婚姻譚。ポプラ文庫ピュアフルの人気作品（忍丸「死神姫の白い結婚 解けない運命の赤い糸」）、待望のコミカライズ！！

☆描き下ろしおまけエピソード漫画“4P”を新たに収録！☆ 大正時代末期、主人公・すずは大衆向けカフェで女給として働いていた。過酷な環境の中でも街の貧しい子供たちをお世話する優しい彼女の夢は『貧しい子供たちがお腹いっぱいになれる無料食堂を作ること』だった。ある日そのカフェにやってきた美青年の華族様・刻之介（ときのすけ）と出会うことになるが…！？【本作品は「大正華族様と結婚して世直しします！」第1～4巻を再編集し収録した電子特装版です】

「私は君に、愛など与えない」――大正時代。楓は両親と死に別れ、叔父の堀下子爵家に引き取られた。しかし家族としては受け入れてもらえず、下働きの日々。とある日、楓は従姉妹の代わりに、とある資産家のもとへ嫁ぐことになる。しかし、婚家で待っていたのは、楓を拒否する、夫・健斗の言葉で……。これは、不遇だった少女が、日本で異端の身の青年の心をほぐし、愛されていくまでのお話。数々の小説作品で受賞歴のある遠野まさみ原作小説が待望のコミカライズ化！

自分が乙女ゲームの悪役令嬢であり、どのルートでも必ず命を落とすことを思い出したクリスタ。未来を変えるため、妹や攻略対象との絆を深めたりと幼い頃から尽力する！しかし、努力むなしく婚約者のアルフィ殿下によって断罪されてしまう――！！ゲームの強制力に心が砕けた矢先、呪いで穢れた皇弟であるヴェルナー公爵がクリスタを迎えにきて…？

ゲーム制作会社で働いていた前世の記憶を取り戻したアン・アンブローズ。自分が作ったゲームのキャラに転生したことに気付いたアンだけど、転生したのはただのモブキャラだった。悪役令嬢の義姉として転生したアンは、大団円ルートである「王太子ジャックルート」を目指す。しかしなぜかシナリオ通りに動かない正ヒロイン・エリカ。それに呼応するように、ただのモブキャラでしかなかったはずのアンとジャックの距離が縮まっていき――…。