医学 - プレジデント社作品一覧
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4.6抗がん剤、病院選び、がんの正体… 妻と父を“がん”で失った医師が分かりやすく伝える、がん治療の基本 不安に襲われたときは何度でも繰り返し、この本を開いてください。たとえがんであっても、治療をしつつ人生を楽しんでいる患者さんやご家族がたくさんいることを忘れずにいてください―――(本書より) 【著者紹介】 谷川啓司 Keishi Tanigawa ビオセラクリニック(東京女子医科大学病院関連施設)院長、医学博士。1964年生まれ。防衛医科大学校卒業後、東京女子医科大学消化器外科入局、東京女子医科大学消化器外科医療練士修了。専門は消化器外科、腫瘍外科。 米ミシガン大学医学部腫瘍外科において免疫細胞療法、遺伝子治療の研究にsenior research fellowとして従事し、医師・大学院生に免疫療法の研究を指導。東京女子医科大学消化器外科帰局後、外科医としてだけでなく癌免疫細胞療法チームとして癌免疫細胞療法の臨床研究に携わる。東京女子医科大学医学博士号取得後、2001年ビオセラクリニック開設。東京女子医科大学消化器外科講師。 【目次より】 第1章◆がんを知ろう 第2章◆なぜ、がんで死ぬのか? 第3章◆なぜ、がんは治りにくいのか? 第4章◆がんに免疫がうまく働かない理由 第5章◆がん治療の基本 第6章◆がんの三大治療 第7章◆治療で目指すべき目標 第8章◆三大治療以外のがん治療 第9章◆免疫力を上げる 第10章◆がん治療と心
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3.0【内容紹介】 日本でいちばん成人発達障害を診つづけてきた医師が、いまいちばん伝えたい「発達障害の人たちが成長する方法」。 加藤医師は、2008年より、日本でいち早く成人発達障害外来を開設しました。またたく間に「予約が取れない」ほど患者が殺到したことから、子どものみならず「大人にも」発達障害が存在することが多くの人々に認知されてきました。 以来、15年経過しても、まだ外来予約の電話は鳴り続ける一方で、これは一時のムーブメントではなく、発達障害によって「困り感」を抱える大人たちが、わが国にはある一定数存在し続けていることを意味しています。 その大人たちの「診断」には、より時間をかけた成育歴の聴取や、他のあらゆる疾患との「鑑別」(見分けること)など、さまざまな点で「プロの視点」を通して行われなければなりません。 また、「診断して終わり」という発達障害医療そのものにも、加藤医師は新たな変革を成し遂げようとしています。これまで診察室だけで患者の経過を観察していくだけだった医療に、「リハビリ」のような専門プログラムを開発しました。自らの特性に気づき、社会に出ていくため(戻るため)のスキルを学ぶトレーニングの場です。 本書では、これまで1万人以上の成人発達障害者を診つづけてきた医師だからこそ語れる「彼らが来院し、さまざまな支援を受けて、社会参加していくまで」の道筋を示し、診断・治療の核心と「支援」の新知識を網羅した希望の一書です。 成人発達障害の人の身の回りにいる家族や、同僚、上司、教育関係者、人事担当者など、多くの人たちに読んでほしい一冊です。 *本書では、ICD-11に基づいて、従来の広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー症候群など)を「ASD=自閉スペクトラム症」と表記しています。また、本書の記述は「知的には平均以上の自閉スペクトラム症の人たち」についての考察が主であり、その人たちを便宜的に「ASDの人」と表現しています。 【著者紹介】 [著]加藤 進昌(かとう・のぶまさ) 東京大学名誉教授、昭和大学名誉教授、公益財団法人神経研究所理事長。医師、医学博士。1947年、愛知県に生まれる。東京大学医学部卒業。帝京大学精神科、国立精神衛生研究所、カナダ・マニトバ大学生理学教室留学、国立精神・神経センター神経研究所室長、滋賀医科大学教授などを経て、東京大学大学院医学系研究科精神医学分野教授、東京大学医学部附属病院長、昭和大学医学部精神医学教室主任教授、昭和大学附属烏山病院長を歴任する。専門は精神医学、発達障害。2008年、昭和大学附属烏山病院に大人の発達障害専門外来を開設し、併せてASDを対象としたデイケアを開始。2013年からは神経研究所附属晴和病院でもリワークプログラムと組み合わせた発達障害デイケアを開設した。2014年には昭和大学発達障害医療研究所を開設し、初代所長に。2023年より東京都発達障害者支援センター成人部門(おとなTOSCA)が神経研究所内に開設され、成人発達障害の相談を広く受け付けている。また、脳科学研究戦略推進プログラムに参画するなど、一貫して発達障害の科学的理解と治療、研究に取り組んでいる。著書には、『ササッとわかる「大人のアスペルガー症候群」との接し方』(講談社)、『大人の自閉症スペクトラムのためのコミュニケーション・トレーニング・マニュアル』(星和書店)『TEXT精神医学 改訂4版』(南山堂、共著)などがある。 【目次抜粋】 プロローグ 発達障害診療の15年を振り返る 第1章 ASD(自閉スペクトラム症)の人はどんな特性をもっているか 第2章 発達障害をめぐって何が起きているのか 第3章 あらためて「発達障害」とは? 第4章 発達障害を“治す”ということ 第5章 家族や職場の人ができること 第6章 発達障害の“本質”はどこにあるのか
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-【内容紹介】 もっと、患者さんに寄り添った看護がしたい―― 患者さんと家族の、日常生活を守る力になりたい―― そう考えるあなたにこそ知ってほしい、在宅看護という現場のリアル。 〝在宅看護〟という新しい価値観や、そこで働く在宅看護師の仕事とはどういったものなのか、看護師としてどんなやりがい・学びがある仕事なのかを、 実際に在宅看護師として働くスタッフたちのエピソードとともに紹介します。 【こんな方におすすめ】 ・患者さんやご家族の暮らしを支えたい、もっと寄り添う看護がしたいと考える方 ・在宅看護の世界に興味はあるけれど、未経験で踏み出せずにいる方 ・看護師としてのキャリアに悩んでいる方 ・在宅看護師として大切な力を知り、高めていきたいと考える方 【著者紹介】 [著]鈴木 忠(すずき・ただし) たまふれあいグループ 代表 1990年、日本医科大学を卒業し、東京女子医科大学消化器病センター外科に入局。96年より総合病院外科医として勤務。2004年、「医師にも経営の知識が必須」であると痛感したことから、医療コンサルティング会社に就職。病院経営の支援を行う中で地域ヘルスケアクラスター構想の着想を得る。2012年、川崎市多摩区にて、たまふれあいクリニックを開業。その後、訪問看護ステーションをはじめ、介護施設や障がい者支援事業所などを設立し、構想実現に向けて活動中。 【目次抜粋】 ■はじめに それはまるで、指揮者のいないオーケストラ。 ■Chapter1:利用者さんに教えられた、在宅看護師という生き方 たまふれあいグループ 看護・リハ部 部長 佐藤奈緒子 私たちの使命は「自分らしい生き方」に〝バンソウ〟すること ・Episode1:ごみ箱から見つかった意外な「真実」とは…… ・Episode2:「全方位」からのサポートで、再び歩けるように ・Episode3:ご家族にも伴走し、「どうすればできるか」を考える ・Episode4:寄り添うことの難しさを知った、後悔の記憶 ・Episode5:エンゼルケアで、悲しみが笑顔へと変わるとき 利用者さんから学んだ、在宅看護という新しい価値観 ■Chapter2:ともに泣き、笑い、悩む。在宅看護師への成長STORY たまふれあいグループ 看護・リハ部スタッフ ・CASE1:病棟経験1年での転職。伴走する看護を目指して ――U看護師・たまふれあいクリニック3年目 ・CASE2:その人らしい生活をともにつくる「伴奏者」でありたい ――S看護師・たまふれあい訪問看護ステーション4年目 ・CASE3:「チーム」を強く育てる。中堅の私が考えるキャリア ――K看護師・たまふれあい訪問看護ステーション3年目 ■Chapter3:この仕事で磨かれるのは、あなたの〝バンソウ力〟! たまふれあいグループ 在宅ケア研究会 在宅では、知識・技術を高めることよりも大切なものがある ご家族、他職種との連携……、基本は「コミュニケーション力」 見えないものを〝見る〟ために「観察・洞察力」を鍛える 現場で決めるのは、あなたです。対応を決定する「判断・決断力」 ■Chapter4:ご家族から見えた、在宅看護師の価値とは 利用者さんのご家族 「家で一緒に過ごしたい」――仕事をあきらめず、かなえられた 看護師のリーダーシップのもと、家族みんなが一致団結 「それでいいんですよ」の一言に、やっと肩の荷が下りた 人との温かい関わりの中で、母らしく過ごせた時間 ■Chapter5:地域の人々に寄り添う、最高の舞台に立とう たまふれあいグループ代表 鈴木 忠 これからの在宅看護には〝地域との連携〟が欠かせない! 地域密着型だからこそできる、患者さんのQOL向上 どんな高い技術にも、ふれあいが生む連鎖は超えられない 地域医療を発展させていく鍵は、在宅看護師の存在 ■おわりに 伴走し、伴奏し、伴送する。私たちと一緒にチャレンジしませんか
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3.0【内容紹介】 ハーバード、スタンフォード、MIT、オックスフォード…… 世界最先端の脳神経科学が実証! 頭を良くする脳の使い方、休め方、暮らし方 「BRAIN PLASTICITY(脳の可塑性)=脳は、さまざまな刺激に応じて自らを変える能力を持っている。欧米の先端脳神経科学やホリスティック医療、マインドフルネスなどを探求しているシアトル在住のジャーナリストが、世界中の最先端の脳の研究論文を読み込んで、脳の可能性を説く。アンチエイジング、病からの快復、高齢になってからの脳の力の可能性、認知力の向上……日々発見されている新たな脳の可能性の最前線を紹介する。 (本文より) 育ち盛りの子どもだけではなく成人になっても高齢になっても、脳の可塑性を良い方向に刺激する食生活やライフスタイルを心がけることで、頭を良くすることはできるし、加齢による脳の自然な劣化に対抗することもできる。そして、そのことは科学的な真実として認められているのです。――まえがきより 【著者紹介】 [著]エリコ・ロウ ジャーナリスト、ウェルネス・トレーナー、米国シアトル在住。取材を通じ欧米の先端医療、ホリスティック医療、マインドフルネなどを探求。著書に『太古からいまに伝わる不滅の教え108』、訳書に『「悟り」はあなたの脳をどのように変えるのか』などがある。元コーネル大学、ワシントン大学非常勤講師。 【目次抜粋】 第1章 あなたの脳は、毎日変わり続けている 第2章 脳には自分で治す力がある 第3章 脳を変える力は悪い方にも働く 第4章 脳の健康を守るライフスタイル 第5章 子どもの頭を良くする7つの法則 第6章 瞑想、マインドフルネスは優れた脳トレ 第7章 頭の働きを最適化する賢い頭の使い方 第8章 脳のアンチエイジングの最前線
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-【内容紹介】 看護部から病院を変革する! そう聞いたとき、あなたはどう感じましたか? 「無理だ」と思ったかもしれません。しかし、看護部は病院全体を変え、未来を切り拓く力を秘めているのです。 医師に経営も任せるのではなく、患者にもっとも近い存在である看護師が、病院経営・運営の主体となる。質の高い医療を提供するためには、医師との役割分担を明確にし、看護師が単なる“補助役”ではなく医師の“パートナー”として役割を果たすことが重要なのです。 「医師が全てを決める」という考え方にとらわれていては、何も変わりません。むしろ、看護師が積極的に意見を発信し行動することで、病院全体の改善が進むはずです。 看護部には、病院の未来を左右する力があります。覚悟を決めてリーダーシップを発揮し、一緒にこのエキサイティングなチャレンジに踏み出してみませんか? 【著者紹介】 [著]株式会社日本経営 業務プロセスコンサルティング部 「株式会社日本経営 業務プロセスコンサルティング部」とは、医療機関・介護福祉施設における従来からの経営支援事業を中心に、戦略策定から情報発信にいたるまで、病院や介護施設の業務プロセスを支援することを目的に、リーンの普及と実践を行う専門家チームです。 【目次抜粋】 はじめに より良い病院にするために、〝看護部〟の進化を考える ◆第1章 問題だらけの看護現場 いざ、病院改革。着手の鍵 「帰属意識の低さ」が、退職を後押しさせる…… 意見交換ができない! 旧態依然の組織構造 〝技術〟と〝管理能力〟は別物 ◆第2章 リーンを読み解く 変革の新たな道筋、NKリーンの導入 根幹は「患者の価値を最大化する」 〝3つの原則〟を実践して、高品質な医療を提供する ◆第3章 改革実行の5ステップ リーンコンサルタントの役割 リーン思考の軸となる概念 コッターが提唱した「8つのアクセラレーター」 5つのステップをコッター理論に当てはめる ◆第4章 改善の第一歩は「ボトムアップ」 まずは〝土台〟を構築する Case1:動線を見直し歩行のムダを省く―A病院 Case2:情報収集の工夫で前残業をなくす―B病院 Case3:改善活動で次世代育成の土台作り―C病院 ◆第5章 目指すは、自走する組織づくり Case4:5つのストーリーが自律を促す―亀田総合病院 ◆第6章 変革の先に描く「未来」 Case5:看護現場でもDXはできる―飯塚病院 Column:〝米国病院〟の挑戦が時代を動かした おわりに