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見習い修道女の秘密
死にものぐるいで働き、巨万の富を得た大富豪パスカル。あとは完璧な結婚をするだけだ。理想の妻を探す彼の胸に、かつて出会った天使の笑顔が去来した。セシリア…6年前、事故にあった僕を救ってくれた見習い修道女。惹かれあい愛を交わした彼女は今、どうしているのだろう…。過去の想いが疼いたパスカルは修道院を訪れた。一方、突然現れた彼をセシリアは睨みつけた。私のすべてを奪い、ふたりの将来を期待させたうえで突然消え去ったあなたが、今さら何の用? -
見習い同心如月右京
文政五年、師走の江戸。如月家の次男、如月右京は、南町奉行所への初出仕の朝を迎えていた。二十六歳という見習い同心として遅すぎる始まりだが、それには、ある事情があった──。右京の兄、右門は、優秀な奉行所同心であったが、ふとしたことで事件に巻き込まれ、町民をかばって自らの命を失った。学者を志していた右京は、如月家のため、兄の跡を継いで同心となる。 非凡な推理力と、長崎で学んだ西洋剣術の腕で、見習いながらも次々と手柄を立てていく右京。しかし、その心の奥底には、同心という職務に対する疑問や不満、学者として身を立てたいという欲求が渦巻いていた……。 -
みにくいあの子は私の鏡
幼い頃より醜い容姿が原因で、ずっとイジメられ続けていた新見直(にいみなお)。そんな忌まわしい過去をリセットするため、半年前に整形をし、憧れのお洒落なアパレルショップに勤め、新しい人生をスタートさせた。美人になればきっとすべてうまくいく――。ずっとそう思っていたのに、現実は、ブスだった頃の思考が邪魔をし、常に人の顔色をうかがってばかりの、自分に自信の持てない鬱屈した日々を過ごしていた。そんなある日、直の店に横柄な態度を取るデブでブスな性悪客・福原幸(ふくはらさち)が現れる。罵倒される同僚の店員をよそに、直はできるだけ関わらないようにするが、その夜、思わぬ形で再会してしまう。しかも、間近で見るその顔は、直が最も嫌悪していた過去の自分と同じ顔で……!? -
みにくいあひるの恋
「あんたのことが嫌いだから」優等生で知られているあひるに、そう宣言された陀衣。「二度とあたしに話しかけないでよね!」男っぽくなくて、みんなからマスコットキャラみたいに「可愛い」なんて言われている陀衣は、自分のことが好きじゃないから、あひるに嫌われても納得してしまう。彼女なら自分の欠点を明確にし、「男らしくなる」ために貴重なアドバイスを与えてくれるかもしれないと、あひると交流を持とうとするのだが……!? 「恋をすると死ぬ病」が存在する世界で出会った二人の、楽しくて少しせつない、ピュアなラブストーリーが今、始まる。 -
ミニシアターの六人
上映最終日前日、午後四時五十分の回の奇跡。 銀座のミニシアターで、二年前に亡くなった末永静男監督の追悼上映が行われている。二十一年前に公開された『夜、街の隙間』、上映は一週間だけ。最終日前日、午後四時五十分の回。天気は雨、観客は六人だった。 この映画館で働いていた三輪善乃は、公開当時にチケット売場の窓口にいた。山下春子にとっては、大学の同級生と成り行きで観に行った作品だ。自主映画を撮っていた安尾昇治は、末永のデビュー作でその才能を目の当たりにし、道を諦めた過去がある。沢田英和は、この作品に元恋人との苦い思い出があった。誕生日デートのはずだった川越小夏は、一人でスクリーンを眺めている。映画監督を目指す本木洋央は、生物学上の父親が撮った作品を観に来ていた……。 観客たちの人生と、『夜、街の隙間』のストーリーを行き来しながら、出会いとすれ違い、別れを繰り返す日々の中にある奇跡を鮮やかに描く。 『ひと』『まち』『いえ』の著者が、銀座という街とミニシアター、そこに集う人々、そして映画への愛を描き切った渾身の人生讃歌。 限られた人生の中で「映画」と出会えた幸福を、この小説はあらためて教えてくれた。 ──脚本家・向井康介さん(解説より) ※この作品は過去に単行本として配信されていた『ミニシアターの六人』 の文庫版となります。 -
ミネルヴァの報復
20年ぶりに会う大学の先輩である辻堂から、妻が離婚に応じないと相談された弁護士の横手皐月。辻堂は愛人のマンションに転がりこみ、ヒモ同然の暮らしをしていた。妻の弁護士からは、愛人が妻に嫌がらせをしてきたとの連絡が。愛人からは妻から損害賠償請求が来たため、正式に横手に弁護依頼をしてきた。ところが、裁判の直前に依頼人である愛人が失踪。さらに妻が弁護士会館で何者かに殺されてしまう。辻堂と妻と愛人の三角関係。二転三転する事件。弱った横手は友人である弁護士・睦木怜に相談する。果たして彼女は真相にたどり着けるのか。 元弁護士の著者だからこそ描ける弁護士業界の奥の奥。読者の予想を裏切り続ける作家・深木章子の最高傑作がついに文庫化。推理作家協会賞候補作、傑作本格ミステリ。 -
身の維新 完全版
本電子書籍は『身の維新』に補論を加えた電子書籍オリジナル『身の維新 完全版』となります。 《 内田樹さん(思想家・武道家)推薦!》 幕末から明治にかけての医学と政治のかかわりを医師たちの肖像を通じて鳥瞰した力作。 フーコーの『狂気の歴史』の方法が日本にも定着したことを実感させる。 * * * 〈 幕末の動乱のなか、医師たちはその時々の情勢、自らの信じるもののために闘った 〉 [幕府側=漢方][新政府=西洋医学]──そのような単純な対立では語れない。 幕末の和方医、漢方医、蘭方医の群像を描く骨太の歴史ノンフィクション。 --------- 日本医学史の書を見ると、江戸時代後期の蘭方医学の歩みに重きを置いて、西洋医学化を「医学の曙」として描いているものが多い。 医学の西洋化をゴールとして、それまでの医学が価値づけられがちだった。 そのような現代人の価値観を前提にして書かれた歴史は、当時の人々が生きていた歴史からはずいぶん遠いものだろう。 * * * ■「古医道」を確立した権田直助は、倒幕の志士となり、岩倉具視のスパイとなった。 ■浅田宗伯はのちの大正天皇を救ったカリスマ漢方医。明治期も町の人々を無料で治療し続けた。 ■幕臣・蘭学医・松本良順は、戊辰戦争で負傷者を治療。軍医という概念をはじめて持った人。 ■西洋医・相良知安は、新政府でドイツ医学を採用させた立役者。最後は易者として貧民街に生きた。 * * * 人の身体について自由に語ることができた時代。 和方医、漢方医、蘭方医らの身体観・医療観を賭けた闘いは、もう一つの維新史。 --------- 【目次】 序──医師たちの幕末維新 第一章・国を治す戦へ 一.古の医道を求めて 二.すべての医薬は皇国から 三.活きている身の理 第二章・病める国の医師の憂国 一.医師が国を治すということ 二.治療としての倒幕 三.幕府医官の漢蘭対決 四.薩邸浪士隊、西へ 五.戦のなかの医師たち 第三章 維新後の医師の闘い 一.追われゆく医師たち 二.古医道から国語学へ 三.漢方医の生存闘争 あとがき 参考文献 補論 生と理の相克――「身の追求史」 補論 序 補論 第一章 理のない医学と古――吉益東洞の万病一毒説 一.死生は知らず 二.天下の医を医す志 三.到来する物――荻生徂徠の古文辞学 四.腹中の一毒に発す 五.疾医の技芸 六.人事と造化を混ずるなかれ 補論 第二章 失われた医理を求めて 一.医理の空白に――杉田玄白の解剖学 二.一毒の行方――吉益南涯の気血水論 三.古方としての麻酔手術――華岡青洲の内外合一 四.脳と霊液――杉田玄白の神経論 補論 第三章 和歌と医学――本居宣長の身の神学 一.宣長の医論 二.歌論と医理の照応 三.悪は善のはじまり 補論 第四章 最新医療と神仙の方術――平田篤胤の神医道 補論 第五章 古の身の覚え――権田直助の古医道 補論 参考文献 -
身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考えてみた
「地質学」と聞いて、どんなイメージを浮かべますか? 長い時間をかけて堆積した地層、ダイナミックに沈み込むプレート、大量絶滅をもたらすような火山噴火……。そんな壮大なイメージをもっているかもしれません。しかし、地質学は私たちの身近にあふれています。鉄やアスファルト、セメント、ガラスなどの建材や、文房具や食器、化粧品などの日用品のうらにも地質学の話題がいっぱい。また、街なかで見かけるさまざまな石や岩、自然が生み出す美しい景色や宝石、豊かな恵みをもたらす土壌、社会を支える鉱物やエネルギーなど、地質学のテーマは多岐にわたります。本書は、身のまわりのあんなことこんなことを地質学的に考える一冊。わかりやすい解説と、豊富な写真や図で、読者のみなさんを面白くて奥深い地質学の世界へ招待します。 -
身のまわりの「危険物の科学」が一冊でまるごとわかる
私たちは毎日、家や職場や学校などでなにげなく過ごしていますが、じつは身のまわりには危険なものがたくさん潜んでいるといえます。といってもここでは包丁や自動車やその他の重量物など、物理的、機械的に危険な物を話題にするわけではありません。毒物・燃焼物・爆発物のような、化学的危険物質について見ていきます。キッチン・食卓に始まりバス・トイレ、リビングにベランダ、家の外では職場や学校、公園やキャンプ場から近所の工場跡地まで、日常的に「危険物」と思っていないものにも潜む危険について、なぜ、どのように危険なのかを化学的に解説していきます。思わぬ事態に遭遇しないためにも知っておきたい知識も満載ですが、身近にある化学の話題の面白さも実感できる一冊です。 -
ミハスの落日
スペインはミハスに住まう大富豪に突如呼び寄せられた青年、ジュアン。面識もない老紳士が語るのはジュアンの亡き母との苦い記憶だった。三十年の月日を隔てて密室殺人の謎が明かされる表題作の他、青年と警察の視点で綴るストックホルムの悲劇的な殺人、疑惑の未亡人を探るサンフランシスコの保険調査員、ジャカルタで発生した連続娼婦殺人事件、カイロを訪れたアメリカ人美女の秘密など、ストーリーテリングの名手が異国を舞台にその土地で生きる人々の悲痛な叫びをすくい取る。あまねく襲う衝撃の結末が深い余韻を残す、至高のミステリ全5編。/解説=村上貴史 -
未・フレンズ
「心きれい」なんて言わないで! 『非・バランス』の著者が描く「友だちって何?」――もし私だったら、そんなふうに生き残りたくないと深澄(みすみ)は思う。自分からまっすぐに矢のように落ちていく……。小さいときから「仕事ニンゲン」の両親に自立を強いられて育ち、15歳になった深澄。お嬢様学校になじめず、いつも不機嫌な毎日を送っていたが、ある日、街はずれの崖の上で不思議な異国の少女に出会う。友だちになろうとする二人の前に、お金、親子、学校、仕事……大人たちの世界が冷たく立ちはだかる。 ◎「自分は、やっぱりひ弱なんだろうなと、ちょっと恥ずかしい。でも、ひ弱な人間も、生きていかなくちゃいけない。だからこそ、もう少し重なりたい。もうちょっとだけ、つながりたい。」<あとがきより> -
身分逆転 再会と復讐と愛 【単話売】
「金額分、しっかりと楽しませてもらおうか」 元伯爵令嬢のフィオナを引き取ったのは、かつてフィオナに仕えていたアルバート。 愛人兼メイドとして買われたフィオナに、彼は淫靡な悪戯やお仕置きをして――― (この作品は雑誌「恋愛白書シェリーKiss vol.1」に収録されています。重複購入にご注意ください。) -
身分違いのフィアンセ【あとがき付き】〈億万長者に愛されて Ⅰ〉
【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】アシュリーは、名門出の下院議員のマシューと一夜だけの恋をした。ところが、翌朝にホテルが火事になり、彼は炎の中からかろうじて彼女を助け出す。これを 目撃した記者は、ふたりの仲を疑う。選挙を控えた彼にとってスキャンダルは避けねばならない。そこで、ふたりは婚約者のフリをすることにした。マシューに対する恋心を封印するはずだったアシュリーにとって、つらい日々がはじまった。仲の良い婚約者を演じる度に心が痛む彼女。別れが決まっているのに心は…。 -
身分帳
映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、 『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ! 映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。 復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。 人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極寒の刑務所から満期で出所した。 身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、 世間のルールに従うことができず、衝突と挫折の連続に戸惑う。 刑務所から出て歩き始めた自由な世界は、地獄か、あるいは。 伊藤整賞を受賞した傑作ノンフィクション・ノベル。 -
み仏のかんばせ
傷を持つ二人が夫婦になるが…感動人情小説。 貧しい小作の娘だった志乃は、女郎になるのが嫌で江戸に出て行き、首切り浅右衛門のもとで松助という名の「男」として仕えることになった。剣術の腕も磨いていたが、ある日浅右衛門家にとって大切な死人の肝を、強盗に奪われてしまう。責任を取って浅右衛門のもとを去り、名前を戻し針売りの娘として生きはじめた志乃。そこに、志乃が憧れていた壮太があらわれた。「男」として介錯を仕事としてきた志乃はまともな幸せなど考えていなかったが、お互いの気持ちを確かめて、夫婦になった二人。 しかし、壮太にも隠された過去があった――。志乃が奪われた死人の肝を盗んだのが、壮太達だったのだ。そして、仲間の男だった沖次が凶暴になって、江戸の町を震撼させていたのだ。壮太は、沖次と決着を付けようと出かけていく。それを追って、刀を持った志乃が追いかけていく。果たして決着は!?(第一部 「月明かりの面影」) 第二部では、夫婦のその後と沖次の子供が絡んでいく。(「裏庭の陽だまり」) ささやかな幸せを願う市井の女性が懸命に生きる姿を描いた人情小説。 -
美保関のかなたへ 日本海軍特秘遭難事件
昭和2年、島根県美保関沖で海軍史上未曾有の大事故が起きた。駆逐艦蕨に巡洋艦神通、駆逐艦葦に巡洋艦那珂が激突し百余名が海没したのだ。事件の真相と、関わった人々の人生を克明に綴った感涙のノンフィクション。 -
未亡人・年下ボクサーの肉体に溺れる!!
男は野良犬だった。私はその犬を飼い慣らしたはずだった。ボクシングジムの神聖なリングのそばで、獣のように絡み合う全裸の男と女。後ろを向いて立った女の尻を下から抱え、執拗に舐め回す男。ジュルル、チュパチュパと音を立てて愛液を啜る。「は…お…う」思わず声が出る。十分に勃起した男のペ○スを見て、女が言う。「さあ、イカせて」男のモノを握りながら囁く「私のこと…好き?」「はい」その言葉を聞いた女は、床に寝そべった男の上に跨り、自ら飲み込む。ジュブブ「あ…んっステキ。剣ッ」乳首を男に含ませ、激しく腰を使う女。男も負けじと下から突き上げる。「あっあ、当たるう。剣…いいッいいッ」男は女を抱えて立ち上がり、激しく抜き差しする。そして!? -
見守りカメラでクズ夫の不倫セックス●RECしちゃいました(分冊版)
「撮られてるとも気づかないで、セックスしてればいいよ」 社内恋愛で結婚した凛は、かつて優しかった夫の変化に戸惑っていた。 家に帰ればゲームざんまい、金遣いにうるさく、育児にも参加しない。 極めつけは愛情のないセックス…! それでも結婚記念日を覚えていてくれたうれしさで、 もう一度あの頃に戻れるかも…そう思っていたのに、 見守りカメラに写っていたのは、夫の衝撃の姿――!? サレ妻復讐ストーリー!! ※この作品は「comic meltyKILL Vol.38」に収録されています。重複購入にご注意ください。 -
見守るもの
兄冬二と喧嘩別れした朱鷺は、体調を崩し気を失って倒れているところを時藤蓮香という女性に助けられた。目を覚ました朱鷺は、蓮香が何かに呪われていることに気づく。時藤家には一族を守る石が伝わっており、石に選ばれた蓮香は、常に得体の知れないものからの視線を感じるせいで、人付き合いもできず、引きこもって暮らしていたのだ。呪物ならば千蔵家の蔵に収めなければ。朱鷺は蓮香に石の所在を尋ねる。一方、朱鷺の元を去った冬二は、獣医に保護されていた――。呪物を求めて旅をする朱鷺と、獣の姿をした兄冬二の運命を描く、三部作完結。 -
耳かきお蝶
花のお江戸の下町にその指先と膝枕で男たちを深く癒す耳かき屋があった・・・。湯浅ヒトシが贈る江戸下町人情読み切りです。 -
ミミクリ
私たちみんな、ここにいるよ。 突然変異的異才が産み落とした、新食感ダーク・ファンタジー。 少女たちは、食べる。叫ぶ。そして抱き合う。 やっと、誰にも邪魔されずに。 もうすぐ、みんなのところに行ける──。 太田出版WEBマガジン「ぽこぽこ」連載時から話題を呼んだ新鋭、衝撃のデビュー作。 エロティックで、少しグルメな未確認飛行寓話。 どうぞ、ごゆっくりお召し上がり下さい。 西島大介も絶賛! 「アンダーグラウンドなのにポップ。明らかに才能ある!」 -
ミミコかみんぐ!
お兄ちゃんのこと好きだから噛んじゃう! このままじゃいけないと、なぜかお兄ちゃんに告白することを決意するミミコ。でもお兄ちゃんを前にするとついつい噛んじゃうんです。中学2年生のミミコのあぶない性癖(?)でお兄ちゃんは毎日満身創痍です。 -
みみこのクリスマス
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふわふわこうさぎのみみこは、クリスマスをたのしみにまっています。みみこがサンタさんにおくりものをあげようと、はいいろこうさぎのぴょんたとまつぼっくりをひろっていると、いじわるなきつねのけんたといたちのぷーすけがやってきて……? -
ミミズクとオリーブ・シリーズ
八王子の郊外に住む作家のぼくのもとへ、大学時代の友人が相談にやってきた。謎めいた文言の並ぶ書き置きを遺して、奥さんが家出したという。自慢の手料理を供しながら友人の話を聞いていたぼくの妻は、たちまち奥さんの所在を突き止めてしまった。さらに、高校時代の友人で刑事をしている河田の自慢話を聞いているうちに、女社長殺しの捜査のミスを見つけたばかりか、事件の真相をも言い当ててしまう……。ひょっとしてぼくの妻は、料理の腕前ばかりでなく、推理能力にも長けているのだろうか?! 直木賞作家が安楽椅子探偵ものの歴史に新しい一ページを切り拓いたシリーズ第一弾!/【目次】ミミズクとオリーブ/紅い珊瑚の耳飾り/おとといのおとふ/梅見月/姫鏡台/寿留女/ずずばな/*本電子書籍は『ミミズクとオリーブ』(創元推理文庫 新装版 2025年1月30日初版発行)を底本としています。 -
ミミズクと夜の王 完全版
紅玉いづきデビュー15周年記念・3か月連続刊行【第1弾】 伝説は、夜の森と共に――。完全版が紡ぐ新しい始まり。 魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。 加筆修正の末、ある結末に辿り着いた外伝『鳥籠巫女と聖剣の騎士』を併録。 15年前、第13回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、数多の少年少女と少女の心を持つ大人達の魂に触れた伝説の物語が、完全版で甦る。 -
ミミズクと夜の王
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。 額には 「332」 の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。 自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。 願いはたった、一つだけ。 「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 全ての始まりは、美しい月夜だった。 ―― それは、絶望の果てからはじまる、小さな少女の崩壊と再生の物語。 -
毒吐姫と星の石
全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われて。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作 『ミミズクと夜の王』 の続編、満を持して登場。 -
ミミズのいる地球 大陸移動の生き証人
地球上に登場して四億年の歴史を有するミミズは、その分布から大陸移動の根拠を与えてくれる。また、ダーウィンの晩年の書物『ミミズと土』にあるように、ミミズは生態系の一端を担っている。著者はポーランドでの生態学調査を皮切りに、ケニア、ハワイ、モンゴル、ガラパゴス等々へ、シャベル持参で採集調査に出かけて、思いがけぬ発見をする。オーストラリアへは巨大ミミズの見学に訪れる。小さなミミズが大きく見える異色の本。 -
耳に棲むもの
耳の中に棲む私の最初の友だちは 涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。 補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。 あたたかく、ときに禍々しく、 静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。 オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品 世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」 「骨壺のカルテット」 補聴器のセールスマンだった父は、いつも古びたクッキー缶を持ち歩いていた。亡くなった父の骨壺と共に、私は親しかった耳鼻科の院長先生のもとを訪ねる。 「耳たぶに触れる」 収穫祭の“早泣き競争”に出場した男は、思わず写真に撮りたくなる特別な耳をもっていた。補聴器が納まったトランクに、男は掘り出したダンゴムシの死骸を収める。 「今日は小鳥の日」 小鳥ブローチのサイズは、実物の三分の一でなければなりません。嘴と爪は本物を用います。 残念ながら、もう一つも残っておりませんが。 「踊りましょうよ」 補聴器のメンテナンスと顧客とのお喋りを終えると、セールスマンさんはこっそり人工池に向かう。そこには“世界で最も釣り合いのとれた耳”をもつ彼女がいた。 「選鉱場とラッパ」 少年は、輪投げの景品のラッパが欲しかった。「どうか僕のラッパを誰かが持って帰ったりしませんように……」。お祭りの最終日、問題が発生する。 -
耳よりごはん♪ 食いしん坊ピアニストの華麗なる食欲
宮下いち子・職業ピアニスト。職業柄人よりも耳が良いのだが食いしん坊のせいか、食べ物に関する情報をよく拾ってしまう体質の彼女が、仕事の後に食べる数々のご飯の数々はがっつり系からお酒にあうものまでさまざま。ついつい食べたくなる1冊! -
耳を塞いで、あなたの声を聴く
★目が青い貿易商の次男坊×顔に傷のある遊郭の下男 志津夫は、8歳の時に姉とともに遊郭・朱屋へと売られた。いつか自由になる日を信じて、下働きとして働く日々。 ある日志津夫は、貿易商の若様である糸夜に一晩の相手として選ばれる。 突然のことに志津夫は怯えるが、実際には抱かれることもなく、ただ互いの耳を塞いだまま眠るだけだった。 交流を深めていくうちに互いに惹かれていくが、 朱屋の楼主である親父様は、志津夫が自由になることを決して許そうとはしなかった。 遊郭を舞台とした、身分違いながら惹かれていく二人のお話。 ※暴力描写があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 -
三村家の息子
田舎町の資産家、三村家の次男・弓と敏夫は幼なじみで親友同士。年頃になった敏夫は弓への恋心を密かに抱いていた。ある日、家出中の弓の兄・角と偶然接触した敏夫は、彼に誘われるまま深い関係になってしまい……? 友情と恋愛の狭間で揺れる思春期を描いた「三村家の息子シリーズ」。 -
ミモザの園
持って生まれた予知能力のため周囲から敬遠されて生きてきたローレルは、都会を離れ、亡き祖母の土地にひとり移り住んだ。ルイジアナの深い森に囲まれたその美しい屋敷と庭を地元の人は“ミモザの園”と呼び、愛していた。穏やかに暮らす希望をやっと見つけたローレルはある日、思いがけない出会いを果たす。目の前に現れた男性こそ、毎晩夢に訪れる、存在するはずもない空想の世界の恋人…。驚きを隠せないローレルに彼は言った。「会いたかったよ」。 -
宮沢賢治
子どもの頃から自然とふれあい、豊かな感情の持ち主だった宮沢賢治。『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』など、童話や詩をたくさんつくり、子どもからおとなまで幅広く読まれています。彼の生涯をわかりやすく描いたコミックです。 -
宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死
時代は移り変わっても、宮澤賢治の残した詩や散文の数々は日本のロマンの、ひとつの到達点を教えてくれる。農学校教師、農民芸術運動家としての賢治はよく知られるが、肥料の炭酸石灰、建築用壁材料のセールスマンとして、東へ西へと駆け回っていた最晩年近くの姿はあまり知られていない。賢治が生涯にのこした膨大な書簡から、オロオロと歩きながらも、生活者として必死に生きようとしたサラリーマン・賢治が、浮かび上がってくる。雨ニモマケズ、デクノボーと呼ばれても…。宮澤賢治、知られざるセールスマンの日々! -
宮沢賢治童話集 雨ニモマケズ・風の又三郎など
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「100年読み継がれる名作」シリーズ最新刊。「雨ニモマケズ」「風の又三郎」など不朽の名作6話・詩1編。・約100年読み継がれている宮沢賢治の名作6話と、詩「雨ニモマケズ」を収録した童話集。・巻末に、各話や「風の又三郎」と賢治の背景を知ることができる解説(写真付き)を掲載。・岩手の人や自然とともに生きた賢治の美しい童話を、日下明が詩情豊かに描きます。・大判ソフトカバーで読みやすく、漢字はすべてふりがな付き。・小・中学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊。「ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」自然の脅威、厳しい暮らしのなかで、賢治が理想とした生き方とは――。代表的な詩「雨ニモマケズ」をはじめ、「風の又三郎」「鹿踊りのはじまり」「貝の火」など、約100年読み継がれている宮沢賢治の名作6話と詩1編を収録した童話集。心の奥底を映し出した賢治の切なる願いを、日下明が美しく幻想的な絵で描きます。巻末には各話の<解説>と<「風の又三郎」と賢治の世界>(写真付き)を掲載。漢字はすべてふりがな付き。子どもから大人まで、繰り返し味わえる一冊です。 -
宮沢賢治童話集 グスコーブドリの伝記・春と修羅(序)など
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2026年宮沢賢治生誕130年。「グスコーブドリの伝記」・「序」「永訣の朝」(春と修羅より)など。名作7話と詩2編。◇「100年読み継がれる名作」シリーズ新刊。◆教科書にも掲載されている代表作「グスコーブドリの伝記」や、「序」「永訣の朝」(『心象スケッチ 春と修羅』より)などの名作7話・詩2編を収録した童話集。◆巻末に、各話や賢治が生前自費出版した唯一の詩集『心象スケッチ 春と修羅』の背景を知ることができる解説〔宮沢賢治と『春と修羅』〕(写真付き)を掲載。◆岩手の文化や風土と深く結びついた童話や、内面の苦悩を見つめながら、生きることの根源的な姿を描き出した詩「序」を、日下明が美しく幻想的に描きます。◆大判ソフトカバーで読みやすく、漢字はすべてふりがな付き。小・中学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊。代表作「グスコーブドリの伝記」をはじめ、故郷・岩手の伝統舞踊を特別な思いを込めて描いた童話「鹿踊りのはじまり」、東北にまつわる精霊・妖怪的存在を題材にした「ざしき童子の話」などの土着的な童話に加え、生前自費出版された唯一の詩集『心象スケッチ 春と修羅』より、自己の存在や宇宙との関係を凝縮し賢治の思想の入り口とも言える「序」と最愛の妹トシの死をうたった「永訣の朝」の2編の詩を収録。巻末には各話の〔解説〕と、〔宮沢賢治と『春と修羅』〕(写真付き)を掲載。 -
宮沢賢治童話集 注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「注文の多い料理店」「セロひきのゴーシュ」「よだかの星」「オツベルと象」など、約100年読み継がれている宮沢賢治の名作10話を収録した童話集。岩手の人や自然とともに生きた賢治の美しい童話を、日下明が抒情豊かに描きます。文学と音が織りなす、心にひびくお話をお楽しみください。巻末に<解説>と、<「宮沢賢治」文学の世界>を写真付きで掲載。大判ソフトカバーで読みやすく、漢字はすべてふりがな付き。小学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊です。これまでの100年、この先の100年へ―「100年読み継がれる名作」シリーズ。 -
宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 未完の傑作「銀河鉄道の夜」、「猫の事務所」など宮沢賢治の名作6話・詩1編・約100年読み継がれている宮沢賢治の名作6話と、詩「星めぐりの歌」を収録した童話集。・巻末に、各話や未完の傑作「銀河鉄道の夜」と賢治の背景を知ることができる解説(写真付き)を掲載。・岩手の人や自然とともに生きた賢治の美しい童話を、日下明が詩情豊かに描きます。・漢字はすべてふりがな付き。・小・中学生から大人まで、一生のうちに何度でも繰り返し味わえる一冊。生と死を見つめ、“ほんとうの幸”を問いつづけた宮沢賢治。未完の傑作「銀河鉄道の夜」(新版:第四次原稿)をはじめ、「猫の事務所」、「なめとこ山の熊」など約100年読み継がれている宮沢賢治の名作6話と詩1編を収録した童話集。人間の真理を紡いだ多彩な童話を、日下明が美しく幻想的な絵で贈ります。巻末には各話の<解説>と<宮沢賢治と「銀河鉄道の夜」>(写真付き)を掲載。漢字はすべてふりがな付き。子どもから大人まで、繰り返し味わえる一冊です。 -
宮沢賢治/中島敦
病床で綴られた連作詩「疾中」や「ポラーノの広場」「ひかりの素足」など宮沢の18篇と、「環礁」「李陵・司馬遷」など中島の7篇を収録。周縁から文学の核心に迫った二人の世界。 月報=夢枕獏、古川日出男 -
宮沢賢治のことば
『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などで知られる国民的作家・宮沢賢治。その作品は豊かな彩りをもち、見る角度によって姿を変え、異なった趣を見せます。本書はそんな賢治の作品から、作家で人事コンサルタントである著者が、さまざまな味わいをもつことばを選び出し、見出しをつけ、解説を書きました。『雨ニモマケズ』の印象から賢治は強く賢い人だったと思いがちですが、私たちと同じ弱さを持った人間だったのです。賢治が執筆したものは、賢治にとっても指針であり目標であったのですが、これからの我々にも道標となるのではないでしょうか。時を超えて心にしみる賢治のことばを味わってください。 -
宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―(新潮文庫)
猥、嘲、凶、呪……不穏な文字が並ぶ詩と出会い、著者は賢治の本心を探り始めた。信心深く自然を愛した自身をなぜ「けだもの」と呼んだのか。醜聞にまみれ病床でも自己内省を続けた妹の姿に何を思ったのか。名作『銀河鉄道の夜』の中にどんな欲望を秘めていたのか。緻密かつ周到な取材による謎解きの果て、修羅と化した賢治の“真実”に辿りつく。執念が実った圧倒的ノンフィクション!(解説・首藤淳哉) -
宮沢賢治の地学読本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文学者として有名な宮沢賢治は地学教師でもあり、その作品の中には、地学の知識や表現がたくさんちりばめられています。本書は賢治作品を引用しながら楽しく地学を学べる人気シリーズ『宮沢賢治の地学教室』『~地学実習』の第三弾。これまでごく一部しか引用できなかった賢治作品の中から特に地学的にすぐれた5作品を厳選し、くわしい脚注・コラム解説とともに全文を掲載。賢治文学と地学の魅力に、どっぷり浸ることができます。 -
「ミヤネ屋」の秘密 大阪発の報道番組が全国人気になった理由
「残り30秒」が突然「残り10分」に。状況次第では、事前に用意されたVTRはもちろん、出演者さえ飛んでいく。宮根誠司の当意即妙の司会ぶりにときには振り回されながらも必死でついていくレギュラー陣とスタッフたち。大阪発のローカルから全国へ。東京に比べ、はるかに少ない予算と人員の中、創意工夫で人気番組へと成長した秘密を番組登場の解説委員が明らかにする。 -
深山に棲む声
イヒカは深山で、ある子供と出会う。子供は謎めいた女によって山に閉じこめられていた。子供がイヒカに頼む―ぼくを助けに来て。大切なお守りを預かり、助けに戻ることを約束したイヒカ。だが二人は数奇な運命に呑みこまれてゆく。人間の信義に胸が震え、緻密かつ壮大なスケールに心奪われる、傑作大河ファンタジー。 -
ミヤマの社
幼い頃、神社で出逢った一人の少年。背中に黒い羽を持つ無愛想なその少年は、伊津納神社の神様だった――。永遠に歳をとらず、神社から出ることも人と触れ合うことも叶わぬ神様と、一人の少女の切ない恋物語。 -
宮本常一講演選集
日本古来の布・衣と紙を植物の茎皮繊維の利用という共通性からとらえ、その生活文化を日本の柔社会の特徴として浮き彫りにした「生活文化研究講義」、晩年に集中して話された「日本文化の形成」につながる「煮ることと蒸すこと」、日本人が何をたべてきたかを語る「日本人の主食」など、6編の講演録を収める。 -
宮本常一 伝書鳩のように
日本各地を歩き、漂泊民や被差別民、歴史の表舞台に姿を表さなかった無名の人々の営みや知恵に光を当てた「野の学者」宮本常一。膨大な著作のエッセンスを一冊に集成。 -
宮本武蔵
野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生の代表作。若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだ武蔵と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世話になる。それから一年、又八の母お杉と許婚のお通が、二人の安否を気づかっている作州宮本村へ、武蔵は一人で帰ってきた。 -
宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された究極の奥義「水」
吉川英治も司馬遼太郎も到達できなかった、画期的な「宮本武蔵」論! 本人が残した『五輪書』を手がかりに、武蔵の構え方、身のこなし、実戦におけるセオリーを再構築する。武蔵はどのように太刀を、そして自らの身体を使っていたのか? 「身体を水に」「実戦の場では穏やかな表情で」「よい姿勢をとってはダメ」「巌流島は武蔵にとって"最悪の勝負"だった」など驚きのトピックが満載。本書を読めば武蔵の実像が見えてくる。 -
宮脇俊三の紀行文学を読む
内田百閒、阿川弘之につらなる鉄道紀行の第一人者・宮脇俊三の世界が今よみがえる! 宮脇の深い教養に裏打ちされた、「写真のいらない」紀行文学。国鉄がJRとなり、寝台特急がほとんど廃止され、北海道や九州からローカル線がほぼ消えるなど、宮脇が書いた鉄道風景はずいぶん変わってしまった。その点からも、懐かしさとともに、発見の多い内容となるだろう。今はなき鉄路の地図、多数収載。 第1章 『時刻表2万キロ』――国内紀行① 第2章 『最長片道切符の旅』――国内紀行② 第3章 『終着駅へ行ってきます』――国内紀行③ 第4章 『時刻表おくのほそ道』――国内紀行④ 第5章 『失われた鉄道を求めて』――国内紀行⑤ 第6章 『台湾鉄路千公里』――海外紀行① 第7章 『インド鉄道紀行』――海外紀行② 第8章 『殺意の風景』――小説 第9章 『古代史紀行』『平安・鎌倉史紀行』『室町・戦国史紀行』 ――歴史① 第10章 『時刻表昭和史』――歴史② 宮脇俊三(1926~2003年) デビュー作『時刻表2万キロ』で第5回日本ノンフィクション賞受賞。短篇集『殺意の風景』は泉鏡花賞を受賞し、直木賞候補にも挙げられた。1999年には菊池寛賞受賞。
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