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女騎士は堕とされたくない! ~惚れたら負けなのに、冷徹なライバル騎士の溺愛から逃げられません~
「何で俺とお前が、朝、裸で、一緒に、ベッドにいるか?」――二日酔いの重い頭で目を覚ました女騎士ミシェレ。目の前……どころか、同じベッドには入団以来の好敵手・クラースが! 脱ぎ捨てられた服、あられもない姿に、本当に男女の繋がりを持ってしまったのかと慌てふためく。対してクラースは「責任を取って結婚する」と言い出す始末。幼い頃から剣術に長け、それを生かして国を守るという使命感から女騎士に進んだミシェレにとって、結婚は騎士であり続けることの障害になりかねない。そんなつもりはないと拒んでも譲らないクラース。両親に紹介され、実家に挨拶に乗り込むクラースにミシェレは退路を断たれたような気分に。そんなミシェレにクラースは「式までに俺に惚れなかったら婚約解消」と持ちかけて、ミシェレは受けて立つことに。しかし、始まったのは意地悪で冷徹なはずの彼からの、極甘な包囲網で――。絶対に負けられない勝負。それなのに……。 -
腹黒皇太子の遺憾なる政略結婚
『侯爵令息の不本意な新婚生活』に登場したザクセン帝国皇太子・クラークを主役に据えた、腹黒な天才皇太子と愛らしくも芯の強い王女が織りなす、策略と本能が交錯する王道溺愛ラブストーリー。軍事国家ザクセン帝国の皇太子クラークは、完全無欠ゆえ「人間味がない」と評される冷徹な青年。そんな彼に下されたのは、属国ウルティマ王国の第五王女・ルシアとの政略結婚だった。野心を隠し、優位に立とうと待ち構えるクラークの前に現れたのは、凛々しく馬を駆る小柄な王女。彼女は、一筋縄ではいかない帝国の騎士や皇后をその素直な魅力で懐柔し、クラークの計算を次々と狂わせていく。「きみは魔女だ」と毒づきながらも、これまでの人生にない驚きと鮮やかな感情をもたらすルシアから目が離せなくなるクラーク。不器用な交流を重ね、ふたりの距離は徐々に近づいていく。しかし、ウルティマ王家に伝わる「秘薬」がとんでもない事態を引き起こし……。 -
執着心激重なかりそめの恋人は、私を独占愛で囲い込む
「俺が先輩の恋人になれば、全部解決すると思わない?」 自分に自信がなく、人と話すのが苦手な来栖花音。同僚の結婚に焦り、さらに唯一の友人であるハイスペ後輩・芹澤博高にも「好きな人」がいると知って、置いてきぼりをくらったような寂しさに襲われる。その焦りから意を決して婚活パーティーに参加するも、会場になぜか当の博高が現れる。「好きな人がいるのでは」と混乱する花音に、博高は「俺が恋人になる」と宣言。だが、花音はそれを人付き合いが苦手な自分への「恋人の練習相手」だと勘違い。手を繋ぐのもキスも練習とは思えないほど濃厚で……。「触ってほしいなら、好きって言って」 普段の爽やかな笑顔からは想像もつかないほど独占欲むき出しで迫られ、花音の理性は甘く溶かされてしまい……。 -
お前を愛することはない ~追放された聖女ですが、婚約者が記憶喪失になって溺愛してきます~
身に覚えのない不貞の罪を着せられたアルヴィエ王国の聖女ロクサーヌ。彼女の言い分を黙殺し、非情な断罪とともに国外追放を言い渡したのは、最愛の婚約者である王太子・ジュリアンだった。失意に打ちひしがれジュリアンの前から姿を消したロクサーヌは素性を隠し、隣国の辺境で治癒術士ヘレナとして静かに暮らし始める。それから3年が経ったある日、戦争で瀕死の重傷を負ったジュリアンが彼女の元へ運ばれてきた。ジュリアンの従者たちに彼の命を救ってくれと懇願され、ロクサーヌは葛藤の末に彼を救う。しかし目覚めた彼はロクサーヌのことを覚えてはいなかった。記憶を失いながらも再びロクサーヌに惹かれ愛を囁くジュリアンに、ロクサーヌは複雑な想いを抱く。今も変わらず彼を愛しく思うものの、3年前、彼から冷たく拒絶されたことで負った深い悲しみはいまだ癒えてはいない。当時の記憶を持たないジュリアンは繰り返し許しを乞うてくるが……。 -
野戦病院の天使は視力を失った元婚約者の英雄軍人と再会する
王族すらも凌ぐ財力と噂されるアッカソーン商会・社長の一人娘アデリーナは、幼いながらに婚約者がいた。相手は軍閥貴族の中核をなす侯爵家の長男エドワード。彼は容姿端麗で、騎士学校では首席、平民で4歳年下のアデリーナにも優しく接してくれる。アデリーナがエドワードを好きになるのは当然だった。だがある日、アデリーナは彼と悪友たちの会話を聞いてしまう。エドワードにはすでに美しい恋人がいるというのだ。彼はアデリーナと結婚はするけれど、恋人との関係も継続するつもりらしい。アデリーナの幼い恋は無残に破れ、父の破産をきっかけに婚約は破談となった。――そして10年後。アデリーナは自立し、その気の強さと功績から「怒れる炎の天使」という異名を持つ看護婦として、野戦病院に勤めていた。そんなアデリーナは動揺していた。この野戦病院に、かつての婚約者エドワードが患者としてやってきたのだ。彼は視力を失っていて、アデリーナの素性に気づかず恋心を抱いたようで……。 -
陛下、お望みどおり死にました。 ~石の皇妃は転生後の人生で冷酷な夫から逃れたい~
幼い頃から婚約を交わしていた公爵令嬢のリーリエと皇太子であるシュテファン。互いに想い合う二人は幸せな夫婦となれるはずだった。しかし二人に待っていたのは、子宝に恵まれないという悲劇。いつしか二人の間には夜の営みもなくなり、シュテファンには側室が設けられた。そんなある日、リーリエは毒を盛られてしまう。死を覚悟したリーリエは、「愛していた」と本当の気持ちを伝えようともがく。しかしそこで目にしたのは、シュテファンの手による「妻を殺す方法」という走り書き。毒を盛ったのはシュテファンだと悟ったリーリエは、どうせ死ぬのならと彼の目の前で自ら窓下の湖へ身を投げた……が、リーリエは目を覚ます。そこは王家へ嫁ぐ以前、18歳まで過ごした実家の自室だった。そう、死んだはずのリーリエは6年前の世界で目を覚ましたのだ。人生をやり直すチャンスを得たリーリエは、シュテファンとの結婚を回避すべく行動を起こすが……。 -
顔だけ悪女な令嬢ですが、婚約解消したら美貌の王太子に溺愛されました
神話の「淫魔」と同じバラ色の髪と紫色の瞳をもつ公爵令嬢ロザリンドは、外見への偏見から「悪女」と噂され、地味な装いに徹して目立たぬよう生きてきた。そんな彼女に、愚かな婚約者ラウルは身勝手な言い分で婚約破棄を突きつけ、そのあまりの理不尽さに今まで抑えてきた感情を爆発させたロザリンドは彼にシャンパンを浴びせてしまう。激昂したラウルに乱暴されかけたロザリンドを救ったのは、隣国リーンハイムの王太子であるルシアンだった。彼は王太子という立場にふさわしい華美な美しさを持っているものの、見た目とは裏腹に真面目で優しい植物学者だった。ルシアンは外見や偏見にとらわれず、ありのままのロザリンドの優しさや才能を評価してくれ、彼の誠実さに触れるうち、ロザリンドは次第に本来の自分を取り戻し、心を開いていく。しかしルシアンの一時帰国をきっかけに、ロザリンドは彼との身分差を痛感してしまい……。 -
恋愛休業中の鉄壁女医ですが、同期の爽やか系ドクターにトロトロに甘やかされています
仕事中にムラッとしたことがある? 激務の疲れから、ひそかに気になっていた優秀なイケメン同期・平にとんでもないことを聞いてしまった専攻医の里奈。過去の恋愛に懲りて以来、恋愛には目もくれずに仕事に励んできたが、平のフェロモンに毒されてしまったらしい。自爆……発言を悔やんだ里奈だったが、平の答えはまさかの「今、ムラッとしたかも」。責任をとれとグイグイ迫る平に押され、低い声に囁かれて唇を許してしまう。甘く蕩けるようなキスを落とされたあと、「試しに俺と寝てみないか」という平の提案に逡巡する里奈。面倒な恋は嫌だと思いつつも、やがて快楽だけの割り切った関係ならと、彼と秘密の関係を結ぶことに。ところが、いざベッドに入ると、普段は爽やかな彼が独占欲むき出しの肉食系に変貌! 「俺の身体を使えばいい」と、里奈の身体を奥の奥までトロトロに甘やかしてきて……。 -
騎士団長と男装騎士令嬢の媚薬ではじまる蜜愛関係
伯爵令嬢のアレクシアは、何者かに殺害された父の死の真相を探るため、男と偽り騎士団に所属している。優れた剣術の腕を持っているアレクシアは、男性にも劣らぬ長身と中性的な美貌も手伝い、仕官するや否や令嬢たちの人気者になっていた。それが災いし、夜会の警備にあたっていたアレクシアは見知らぬ令嬢から媚薬を盛られてしまう。なんとか逃げることに成功したアレクシアだったが、上官である騎士団長・ギルバートと合流したところで意識を失う。次に目を覚ました時、アレクシアはギルバートに女性であることを知られていた。媚薬に翻弄されるまま、関係を持ってしまったらしい。しかもアレクシアに盛られた媚薬は効果が持続するもので、体内から完全に抜けるまで不定期に発情してしまうという。それを知ったギルバートは、アレクシアを自身の秘書官に任命し、媚薬による発情が起こるたび自らの身体でアレクシアを慰めてくれるようになるが……。 -
冷酷軍神と偽りの花嫁 ~愛なき政略結婚のはずが、冷徹な夫の愛が深すぎます~
長年対立するオルディア王国とグラード帝国。和平の証として王女オディールの婚姻が決まるが、拒絶する彼女の身代わりとして白羽の矢が立ったのは、王女オディールと顔が瓜二つの平民・ノクシアだった。王族からの要請を断れるはずもなく、ノクシアはオディールのふりをして「黒の軍神」と恐れられる公爵ヴァルドのもとへ嫁ぐことに……。愛のない政略結婚である。冷遇されるのは当然として、最悪の場合、命の危険さえも覚悟するノクシアだったが、冷酷なはずのヴァルドは意外にもノクシアを邪険に扱わなかった。オディールを演じているつもりでも、ノクシアの言動には「我が儘な王女」としては違和感があり、ヴァルドは王女らしからぬノクシアに興味をもち、ノクシアもまたヴァルドが時折見せる実直さと優しさに触れ、深く惹かれていく。ふたりがぎこちないながらも夫婦としての良好な関係を築き始めた頃、本物のオディールがヴァルドに一目惚れしてしまい……。 -
俺様偏食王子は×××を食べたい ~魔力ゼロの貧乏令嬢は夜ごと美味しく愛される~
ジュゼは前世の記憶をもつ貴族令嬢。貴族とは名ばかりで貧困極める家族を助けるため、前世で得た食に関する知識を活かし、国境の砦に住みこみ、料理人として働いている。ある日、砦に優秀な魔法使いのカリードが赴任してきた。彼は第四王子という高貴な身分と麗しい容姿で衆目を集めたが、性格は気難しく高慢。しかもかなりの偏食家で、水とポーションのみで生きていたらしい。そんな彼が、ジュゼの料理だけは残さず食べた。彼のジュゼの料理に対する執着はすさまじく、ジュゼの実家の借金を肩代わりまでして彼女を自身の専属料理人にする始末。料理ができるならどこでも同じと彼との同居をジュゼは受け入れるが、カリードは生粋の王子様。つまり生活能力はゼロ! 料理だけでなく風呂の手伝いまでさせられ、まるで彼の世話係のような状態に。しかもジュゼは彼の真の目的を知らなかった。彼が本当に食べたいと思っていたのは彼女の料理ではなくて……。 -
魔導王の素顔 ~白い結婚のはずなのに、傷心の伯爵令嬢は過保護に愛される~
突然の災害に見舞われ、資産の大半を失った伯爵家の後継者である娘フェリシアは、婚約破棄を告げられた。領地復興の支援どころか婚約破棄を申し出た婚約者にフェリシアは失望する。そんな折、フェリシアは国王ルシエルより王城への召喚状を受け取った。冷酷と評判のルシエルは魔導王とも呼ばれ、国を豊かにする護国の守護陣を一人で担っている。彼は領地への援助を条件に、フェリシアに契約結婚を迫る。逡巡の末、フェリシアはルシエルとの結婚を承諾。それは白い結婚であり、一年で終わるはずのものだった。だが、禁呪によって感情を封じてまで国民を守ろうとするルシエルの素顔を知り、フェリシアはどうしようもなく彼に惹かれていく。そしてルシエルもまたフェリシアに対して甘く過保護な態度をとってきて……。 -
あなたは迎えにこなかった ~娼婦に堕ちた令嬢が純潔をささげた公爵様と再会するまで~
没落寸前の実家を立て直すため、醜悪な成金として悪名高いデボラ子爵と婚約をした侯爵令嬢のカトリーヌ。憂鬱な毎日を送っていた彼女のもとに、一人の青年が現れる。アンリと名乗ったその青年は「道中、馬の事故にあい困っており、怪我が完治するまで屋敷に滞在させてほしい」という。カトリーヌの父は渋るが、彼から差し出された謝礼金の多さにころりと態度を変え、彼は屋敷に滞在することに。アンリの優雅な挙動は彼が高位貴族であることを物語っており、彼がなんらかの事情を背負っていることは明白だった。名前以上のことを語ろうとしない謎多きアンリに惹かれてゆくカトリーヌ。そうして二人の距離は徐々に縮まり、彼が屋敷を出立するという前夜、「一か月後に迎えに来る」という言葉を信じたカトリーヌは、彼に純潔を捧げてしまう。しかし約束の日になっても彼は現れず、真相を知り激怒した父によりカトリーヌは娼館へと売り飛ばされてしまう……。 -
婚約破棄された筆頭聖女ですが、護衛騎士から夜ごと甘く蕩かされています
セインクレア王国で筆頭聖女を務めるフィーナを待ち受けていたのは、婚約者である王太子からの非情な婚約破棄と筆頭聖女の座の剥奪、そして辺境への左遷だった。王族に怯むことなく毅然と異を唱えたのは、ずっと側で寄り添い支え続けてくれた護衛騎士アッシュ。あまりに理不尽だと声をあげる彼に感謝しつつも、フィーナは運命を受け入れ、王太子の命に従う。旅立つ彼女の胸を締め付けるのは、アッシュとの永遠の別れ。身分も立場も引き裂かれた二人が交わる道はもう二度とない――そう諦め、胸の奥に恋心を秘めると決めたフィーナだったが、アッシュから思わぬことを告げられる。「俺が仕えるのはフィーナ様、あなただけです。一生そばでお守りします」 王都を捨ててまで追いかけてきた彼の熱い誓いと、夜ごと注がれる甘く狂おしいほどの情愛が、傷ついた聖女の心と身体を深く蕩かしていく。 -
地味令嬢ですが、美貌の騎士様に溺愛されるなんて聞いてません!
アリア=メリーゼルは男爵家の一人娘。貴族でも自由恋愛が主流となってきたなかで、控えめで自分の容姿にも自信がないアリアは、華やかな女性たちを眺めては心を痛め、社交の場に出ても壁の花として一人でいることが多かった。家族はそんなアリアを温かく見守っていたが、いつまでも家族に甘えているわけにはいかないとアリアは自分を奮い立たせ、今日もまた夜会にやってきたのだった。そこへ、白い騎士服を着こなした美しい青年が声をかけてくる。多くの優秀な騎士を輩出するウェズリー侯爵家の嫡男、イグニス=ウェズリー。国中の令嬢が憧れるイグニスは、声をかけられ呆然とするアリアに「可憐だ、着ているドレスも似合っている」と告げ、ゆっくり話がしたいと屋敷に招待する。まさかの出来事に、動揺しつつも約束の当日を迎えたアリア。ところが、皆の憧れのイグニスには、とある秘密があって……。 -
エリート御曹司の恋愛指南 ~初体験は契約外です~
佐伯流花は自動車メーカーでマネージャー職として働くバリバリのキャリアウーマン。恋愛に興味はあるものの、社内ではデキる女として見られ合コンにも誘われず、異性との交流が壊滅的。マッチングアプリや街コンに出向いても、28歳でいまだ処女ということが気にかかり、なかなか次のステップに踏み出せないでいた。そんなある日、流花は会社の同期であり社長子息の一ノ瀬湊から相談を持ちかけられる。一ノ瀬は将来の役員としての席も用意されているが、まずは下積みとして現場で修行中。高身長・高学歴でルックスの良さを鼻にかけず、人あたりの良さと気さくな性格で男女問わず社内の人気者だ。「自分のステータスを狙って猛アピールしてくる女性から身を守りたい」という彼に、自分が恋愛初心者&処女であることを隠しつつ、付き合っているフリをする『契約恋人』になる約束をした流花だったが……。 -
契約結婚は溺愛のはじまり!? 御曹司は初心な幼なじみを穢したい
柚奈は祖母から受け継いだ小さなカフェを営んでいたが、疎遠となっていた祖母の弟が土地の半分の権利を主張してきたことにより、土地を手放さなくてはならなくなった。そんな時、柚奈に手を差し伸べてくれたのはお隣さんの4つ年上の幼なじみ、俊。老舗製薬会社の御曹司である俊は、こともなげに「柚奈のためなら、いくらでも出してやる」と言ってくれるが、幼なじみの厚意に甘えていい金額ではないと、柚奈は首を振る。すると俊は提案してきた。「だったら俺たち、結婚しようぜ」 聞けば俊は最近、周囲から結婚をせっつかれて辟易としていたらしい。まだ結婚する気はなかったが、相手が柚奈ならしてもよい。そんなことを言う俊に、柚奈は驚きつつも同意する。幼いころから仲の良い二人は、すでに家族のような間柄だ。兄妹が夫婦になっても変わりはないだろう。そんな軽い気持ちだった。しかし、いざ新婚生活がスタートしてみると、柚奈の俊に向けた感情は変化し始めて……。 -
健気な女王の唯一のわがままは、初恋の騎士を王配に向かえることでした
両親が急逝し3年前に王位を継いだエデルガルト。有能な彼女は周囲には冷めた女性というイメージを与えるが、実際は人一倍乙女。元近衛騎士・ジークフリートへの初恋をいまだに胸に秘め続けていた。そんなエデルガルトに大臣たちから王配を迎えるべきだとの声が届き始め、どうしても初恋を捨て切れないエデルガルトは、戦地で功績を収めたジークフリートへ王配になってほしいと思いの丈を打ち明ける決意を固める。しかし、エデルガルトの切なる思いに対するジークフリートの答えは「お断りします」のたった一言だった。エデルガルトが王位を継ぐ以前の彼は、友人のようにエデルガルトに接してくれていた。けれど今の彼からは、忠誠心は感じられるが以前のような温かな親しみは消えてしまっていた。それを悲しく思いつつも、仕方のないことなのだと自身に言い聞かせるエルデガルト。そんな彼女に、とある大臣が王配候補として自身の息子を推しはじめ……。 -
婚約者を交換しましょう ~悪役令嬢らしく、不誠実な男を捨てて見目麗しい騎士に乗り換えます~
公爵令嬢のアリシアは凛々しい美貌と意志の強さが災いし、社交界では「悪役令嬢」と揶揄され遠巻きにされていた。それは婚約者である伯爵子息トマスも同じで、彼はアリシアとは正反対である可憐な男爵令嬢エマに入れあげていた。ある夜会でアリシアは、エマが自身の婚約者である子爵子息シャノンを「男らしくない」と責める場面に出くわしてしまう。「あなたとの婚約は破棄する」というエマの言葉尻にのり、アリシアは提案した。「交換しましょう、お互いの――婚約者を」 アリシアは騎士としても名高いシャノンの「美しい容姿」に惹かれたにすぎなかった。けれどシャノンの「騎士らしくない」意外な一面を知ったことで、ありのままの彼に深い愛情を抱き始め、二人は本当の意味で婚約者としての関係を築いていく。そんな折、アリシアとの婚約破棄により高位貴族との繋がりを失い、家族から責められたトマスがアリシアを取り返そうと近づいてきて……。 -
蛮族王は忘れられた王女に自由と蕩けるような愛を与える
エレナは大陸を治める王の第8側室の末娘として産まれた。父王はエレナに興味を示さず、存在自体を忘れ去られたエレナは王宮の片隅でひっそりと暮らしていた。しかしエレナが18歳になった頃、父王はエレナに北の王への輿入れを命じた。父王は「ただ子を産め。王の機嫌を損ねるな」と政略結婚であることを隠しもしなかったが、エレナはこの縁談を喜んだ。産まれて初めて王城から出られるのだと。婚礼を心待ちにしたエレナはさっそく北の国の言葉の勉強を始め、1年の時が流れた頃。エレナのもとに北の王の従者・レーバンが訪れた。王の命により婚約者へのプレゼントを持参したというレーバンに、エレナは言葉の練習相手になってほしいと願う。それ以来、レーバンは時間ができるとエレナのもとを訪ねてくれるようになり、エレナはそんなレーバンに心を寄せるようになる。しかし北の王とエレナとの婚礼は、もう目前に迫っていて……。 -
高嶺の花(やや腹黒)令嬢は生真面目な文官伯爵をどうにかして落としたい
ファラーデ侯爵家の二女・クラリスは絶世の美女だった。その美しさは誰をも虜にし、それは姉の婚約者でさえも例外ではなかった。三回も妹に婚約者をとられた姉は、とうとうクラリスに怒りをぶつけ、両親はこの状況に疲れ果てていた。「もう、相手は誰でもいいから早く嫁いでくれ」とまで言われ、クラリスは絶望する。しかしそんな折、クラリスは恋をした。相手はニール・ケインズ伯爵。文官という花形とはいえない役職についているせいか、あまり目立たないが、彼は唯一クラリスを容姿で判断しなかった。「どうせ結婚するならニールがいい!」 狙いを定めたクラリスは行動を起こす。ニールが仕えている王太子・エイベルはクラリスにとっては兄にも等しい幼なじみだ。クラリスは王太子エイベルの協力のもと、ニールと偽装婚約を交わすことに成功する。偽装婚約の期限は姉の結婚式まで。それまでにクラリスは、ニールのハートを射止めることができるのか。 -
侯爵令息の不本意な新婚生活
ザクセン帝国アバロフ侯爵家の嫡子であり、皇太子の側近であるエルヴィンは皇太子の命により妻を娶った。相手はつい先日ザクセン帝国に敗れたばかりの隣国・リンドール大公国の伯爵令嬢レティアナ。リンドール大公国を統治する地盤を固めるため、公女との婚姻を求めていた皇太子だったが、肝心の公女は戦時の混乱に乗じて行方不明。そんな最中に見つけ出されたのがレティアだった。レティアナの境遇を憐れに思ったエルヴィンは、仮初めの夫婦として過ごし、ほとぼりが冷めた頃に離婚しようと提案する。しかしレティアナはそれを拒絶。さらには処女を散らしてほしいと懇願してきた。その理由は「亡霊に襲われないため」。亡霊を恐れ、涙を流すレティアナの姿に目を奪われたエルヴィンは、求められるままに彼女を抱いてしまう。この時のエルヴィンはまだ知らなかった。レティシアの抱える大きな秘密、そして彼女が清らかな身体を差し出した本当の理由を……。【ザクセン帝国皇太子・クラークを主役に据えた続編『腹黒皇太子の遺憾なる政略結婚』も配信中】 -
初夜はお預けで! ~抱かれたくない新妻と溺愛したい騎士の顛末記~
「20才になるまでは純潔を守る」そう願掛けをした子爵令嬢クララは、19才で不本意な政略結婚を強いられる。夫となったのは、クララが慰問に訪れた孤児院で、かつて心を寄せていた孤児のルカ。彼は立派な騎士となり、クララに求婚したのだ。じつは願掛けは、戦場に立つ彼の無事を祈るためのもの。しかし、誓いを破ればルカに神罰が下るかもしれない。だからクララは、あと1年処女でいさせてほしいと頼みこむ。願掛け対象がルカであると言うのが恥ずかしくて、理由を明かさないまま。ルカは了承するが、他の男のために操を立てているのではないかと嫉妬を募らせていく。一方クララは、少しでもルカと触れ合いたい一心で「どこまでならセーフか」と教会に相談しに行く。明け透けな相談となり赤面して帰宅したクララ。するとルカが、浮気したのではないかと問い詰めてきて……。 -
甘いキスは治療です! ~王子殿下の呪いを解くために口移しで薬を飲ませなきゃならないなんて聞いてません~
薬師のティーナは、幼馴染の第二王子・ベルンハルトに秘かな恋心を寄せていた。しかしベルンハルトにとってティーナは妹のような存在でしかなく、しかもティーナは平民だ。報われることのない想いを断ち切るため、ティーナは自立して他国へ旅立とうと決意する。そんな最中、ベルンハルトが石化の呪いを受けてしまう。幸いなことに早期治療により大事には至らなかったが、ベルンハルトの身体には呪いの断片が居座り、長期にわたり浄化薬を飲み続ける必要があった。しかし呪いに支配されたベルンハルトの身体は浄化薬を拒み、自力で飲むことができない。そこでティーナがベルンハルトの自室に泊まり込み、朝晩の服用を「サポート」することに。服用のサポート、それは口移しで薬を飲ませるということ。「これは治療だ」と自身に言い聞かせるティーナ。しかしティーナの口内から薬を受け取ろうと動くベルンハルトの舌は、甘く濃厚な動きでティーナを翻弄して……。 -
わかってます、この溺愛は偽りですね! ~妄想力強めの陰キャ令嬢は旦那様に愛されていることに気づかない~
子爵令嬢のアイリーンは貴族令嬢としては少々風変りだった。よくいえば物静かで想像力豊かな読書家だが、正直にいうと無愛想で妄想癖のある本の虫なのだ。そんなアイリーンの元へ突然舞い込んだのは、侯爵子息からの求婚。侯爵子息にして騎士隊長も務めるエイデンは容姿端麗、品行方正。結婚相手には困らない彼が、何故? この縁談には、なにか裏がある。アイリーンは持ち前の妄想癖で「エイデンには秘密の恋人がいて、自分はそれを隠すため、お飾りの妻として求められているのだ」というなんの根拠もない推測にたどり着く。「どうせ断れぬ縁談だ。ならばお望みどおりお飾りの妻を演じるかわり、それ以外は好きにさせてもらおう」と腹をくくり、エイデンと結婚したアイリーン。しかし、いざ結婚してみるとエイデンの言動はじつに奇妙だった。アイリーンを気づかい、優しさを見せ、初夜を求めてくる。その姿はまるで、アイリーンを愛しているかのようで……。 -
離宮に追いやられたワケあり王女ですが、強面騎士に初夜から甘く蕩かされてます
「間違って生まれた王女」として、王宮の隅にある離宮でひっそりと暮らしてきたロスヴィータ。妾腹ゆえに国王からも娘として扱われず、病弱という建前で静かに薬草を育てる日々を送っていた。だがある日突然、父王から東の辺境を治める騎士・マグヌスへの降嫁を命じられる。聞けばマグヌスは、大柄で寡黙、鋭い目つきと威圧感から貴族令嬢に敬遠され、いまだ独身なのだという。輿入れの道中、ロスヴィータ一行は魔獣の群れに襲われるが、彼女を救ったのはまさにそのマグヌスだった。その剣さばきと豪腕、そして真っ直ぐなまなざしに心を奪われたロスヴィータは、自らの異能力「緑の手」で調合した興奮剤を初夜に持ち込み、情熱を込めて想いを伝え……。やがてふたりは、すれ違いながらも、少しずつ確かに惹かれ合っていく。だがその背後では、異能力は「悪魔との契約」だと断ずる新興宗教・イヴァーリイ教の影が静かに迫り……。 -
宰相様は際どい性癖をお持ち? ~浮気者へ鉄拳をお見舞いしたら、なぜか目撃者に求婚されています~
婚約破棄の右拳――。三年前、浮気した婚約者に鉄拳を見舞った伯爵令嬢トリシアは、その勇ましすぎる噂のせいで縁談ゼロのまま二十歳を迎えた。そんな彼女に、若き敏腕宰相レオナルドから突然の求婚が届く。彼は三年前の騒動の際、トリシアの拳に巻き込まれて吹き飛んだ通りすがりの貴族だった。トリシアは「あの時の復讐をされるのでは?」と戦々恐々しながら嫁ぐが、待っていたのは予想外すぎる溺愛生活。じつはレオナルドは、公衆の面前で拳を振るう彼女の気高さに一目惚れした、重度の「ギャップ萌え」にして「叱られたがり」な変態紳士(?)だったのだ。仕事熱心なトリシアを尊重しつつ、夜は情熱的に迫るレオナルド。彼の真っ直ぐな愛情に触れ、トリシアは次第に心を開いていく。しかしトリシアにはどうしても気になることがあった。それは、三年の空白。あの鉄拳事件から、すでに三年の時が経っている。今になって求婚してきた、レオナルドの真意は……。 -
不敗の将軍は不幸を呼ぶ薬師を蕩ける愛で包みこむ
山間の田舎村で育ったマリーは、不幸を呼ぶ子と噂されていた。双子として生まれたこと、双子の弟が幼くして死んだこと、次々に両親が命を落としたこと――そして極めつけは、片足が不自由になったことが理由だ。二年前、マリーは凍傷を負った。村に残る薬はあとひとつで、それを使えば凍傷は治るはずだった。だが、そこに突如運び込まれた帝国陸軍総司令官ジェレミオもまた、重い凍傷を負っていた。マリーは彼を助けるため薬を差しだし、結果として片足を悪くしたのだ。だが、足が悪くとも働くことはできる。成長したマリーは薬師として村で働いていた。そこに現れたのは、あの日マリーが薬を譲った将官ジェレミオ。彼はマリーをずっと探していたと言い、深い謝罪と謝礼を申し出る。しかしマリーは、自分の行為は当然のことだった、と謝礼を受けとらなかった。ジェレミオはマリーに興味を抱き、たびたび村に顔を出すようになる。繰り返される交流の中で、互いに惹かれていく二人。だが、二人の間に立ちはだかる身分差はあまりにも強大で……。 -
婚約者に浮気された平民の娘ですが、どうやら王子様と一夜を共にしてしまったようです
王立美術館の学芸員として働くクローディア。念願だった仕事がようやく軌道に乗り、上機嫌で恋人の自宅へ向かった彼女はそこで、恋人の浮気を目撃してしまう。ショックと怒りで混乱した感情のまま町の酒場に飛び込みひとりで呑んだくれていると、見知らぬ男性から声をかけられる。舞台俳優のように美しいその男性は、クローディアの身に起きた最悪な出来事に耳を傾けてくれた。彼と言葉を交わしているうち落ち着きを取り戻したクローディアは、互いの名前も知らぬままに彼と一夜を共にしてしまう。その日を境に、彼とのセフレのような関係が始まった。しかしクローディアは彼に「ディア」としか名乗らなかった。彼の名乗った「エヴァン」という名もきっと、偽名なのだろう。そんな関係が続いたある日、クローディアはとうとう彼の正体を知ってしまう。エヴァンは第三王子だったのだ。身分の差に愕然としたクローディアはエヴァンの前から姿を消すが……。 -
王命による婚姻禁止、破らせていただきます! ~侯爵子息は幼なじみへの初恋をあきらめていないようです~
貿易で大成功を収めるバルターク伯爵家の令嬢アンジェラは、同じく貿易事業で名高いハラヴィンカ侯爵家の嫡男イザークに秘かな恋心を抱いていた。しかし両家の結びつきによる海運の独占を危惧した国王により、両家には数世代前から「婚姻禁止」の王命が下されている。イザークへの思いを断ち切るため隣国へ遊学していたアンジェラは帰国後、見合い相手を次々と不遜な態度で追い返すイザークの姿を目にする。見合いを嫌がるイザークに理由を問い詰めると「俺はお前と恋人のつもりだった」と、彼もまたアンジェラを深く愛していた事実を告げられる。長きにわたり両家を縛りつけてきた勅令を理由に、イザークから示される愛情から目を背けようとするアンジェラを、イザークの情熱的なアプローチが甘く絆していく。こうして二人は長年の初恋を成就させるため、婚姻禁止という理不尽な王命を正式に破棄させるべく、手を取り合って動き出すが……。 -
不本意ですが、王太子妃になります! ~図書館が目的の身代わり結婚のはずが、殿下からの夜の求愛が止まりません~
王太子妃になるはずの妹が結婚式を目の前にして失踪! 社交界を嫌い、書庫に引きこもって恋愛小説を読み漁り、自ら恋愛小説を執筆する日々を送るアンドレイナだったが、「一族の危機を救えるのはお前だけだ!」と両親から身代わりになるよう言い渡される。なにしろ二人は、顔がそっくりなのだ。曰く、王宮には大きな図書館がある。曰く、王宮は小説書きにとってかっこうの取材先である云々。「それは悪くないかも?」と甘言にのったアンドレイナは、妹が見つかるまでと引き受けることに。だが王太子エルヴィーノは、アンドレイナを偽物と見破り、「君を愛することはない」と冷酷に言い放つ。ところが愛を持たないはずのエルヴィーノが、なぜか彼女の書く小説の熱心な読者になり……。「私が物語の主人公なら、こうする」 冷徹なはずの夫は、夜の寝室で豹変。経験したことのない極甘な歓びに、アンドレイナも翻弄されていき……。 -
謎の貴公子と偽装結婚してみたら人生が変わりました
ラライア地方の領主であるヘザー伯爵家の嫡男ダン。その婚約者サラは、たび重なるダンの浮気に婚約解消を申し出る。無事に婚約解消できたと思ったのも束の間、サラにある問題が降りかかるのだった。町長である父親が横領をしたのだという。サラは父親を救うために、ギリスギヘト王国唯一の魔導伯であるイゴル・サイプレスに近づき弱点を探ることに……。だが夜会の日、イゴルに近づくものの作戦は失敗。サラはすべての事情をイゴルに話す。するとイゴルから真実を聞かされ、偽装結婚に誘われる。こうしてサラはイゴルの家で暮らすこととなるのだった。父親の疑いを晴らすための期間限定の偽装結婚生活だったが、次第に惹かれ合っていくサラとイゴル。しかしある日、ヘザー家に仕える男がやってくると、サラを無理矢理、ダンの屋敷へと連れ去ってしまう……。 -
女近衛騎士(処女)、殿方の心をつかむ禁断の閨レッスン始めました!
近衛騎士として姫に忠誠を誓うベルタは恋愛未経験。色恋への興味はあれど、機会がないまま24歳まで生きてきた彼女の愛読書は恋愛小説で、経験がないからこそ恋に恋する乙女思考をこじらせ続けているのだった。そんなベルタに姫から困った相談が……。「閨で殿方に気に入られるには、どうしたらいいの?」 当然、処女であるベルタは頭を抱え、考えあぐねた末に書物から知恵を授かることを思い立つ。図書館へ赴き司書のゲラルトに事情を説明すると、彼は納得いかない様子でこう言った。「あなたは書物から得た付け焼刃的な知識で姫をごまかすのですか?」 その言葉に衝撃を受けたベルタ。たしかに書物の内容をそのまま報告するのは不誠実。まずは自らが経験したうえで姫に進言すべきだろう。「そうと決まればまずは男娼を買おう!」と思いついたベルタに、ゲラルトが提案する。「それなら私がひと肌脱ぎましょうか」 こうしてベルタは姫のため、ゲラルト相手に閨の実践を試みるが……。 -
跪いて愛を乞う ~恋を知らない皇太子は、元婚約者を振り向かせたい~
アイリスは、皇太子マティアスの婚約者。男手ひとつでアイリスを育ててくれた父が、国王を庇って死んだ時、天涯孤独となったアイリスを憐れみ、国王夫妻がアイリスを保護するためにマティアスの婚約者としたのだ。その時からずっと、アイリスはマティアスを慕っている。過去には、恋慕のあまりマティアスに近づく女性と揉めごとを起こすこともあったが、今は皇太子妃教育を受け、立派な淑女となった。だが、マティアスがアイリスに関心を示すことはない。いつかは自分を見てくれると思いマティアスの傍らに控え続けていたアイリスは――ある日、隣国の王女にマティアスが向けた笑顔を見て、心が折れてしまった。アイリスにそのような笑顔が向けられたことは、一度もなかったから……。アイリスは婚約者を辞退し、自らの領地に引いて領地運営と新たな夢を追うこととなる。――ところが、ようやくアイリスがマティアスを忘れられそうになった頃、彼と再会する機会が訪れ、やがてマティアスは跪く。「私は君がいないと、だめなんだ」 -
毒殺されかけた次期女大公は、天才錬金術師の妙薬で一晩中トロトロに愛撫されています
アルトライヒ大公国の次期女大公であるマレーネ。従兄との政略結婚を控え憂鬱な日々を送っていたが、ある茶会の席で彼女への毒殺未遂がおこる。さらに婚約を阻止する内容の脅迫状が届いたことで、ふたりの婚約は保留となり、マレーネには護衛がつくことに。護衛兼監視役に就いたのは、天才だが不遜で毒舌な宮廷錬金術師ロイだった。高飛車なマレーネと彼の相性は最悪だったが、ロイの辛辣ながらも的を射た言葉に触れるうち、彼女には次期女大公としての自覚と、彼への恋心が芽生え始める。そんなある日、今後の暗殺に備えてロイが提案した「身体を毒に慣らす」ための希釈毒を口にしたマレーネは、激しい身体の熱さに襲われる。ロイの用意した薬は、彼女の体質によって媚薬のような副作用をもたらしてしまったのだ。初めて体験する激しい劣情に悶え狂うマレーネに対し、ロイは解毒と称して甘く淫らな愛撫を施しはじめ……。 -
勘違い令嬢の大誤算 ~後ろ盾の役目は終えたはずなのに、旦那様の溺愛がとまりません~
公爵令嬢エミーリアは王太子クラウスのことが大好き。王太子といっても前王妃の子であるクラウスの地位は盤石ではなく、そんな彼の後ろ盾を務めているのがエミーリアの生家、ダンナー公爵家だった。そんなわけでエミーリアが生まれる前から二人の婚約は成立しており、エミーリアが彼に恋することは必然だった。自らが彼の後ろ盾に過ぎないと知っているエミーリアは、結婚後も変わらず「私が貴方を好きなら、それでいいのです」と見返りを求めず、盲目的な愛をクラウスに注ぎ続ける。しかし、真っすぐに打算なく愛を伝えてくれるエミーリアのことを、クラウスも彼女と同じだけ愛していたせいで問題発生。エミーリアはクラウスがどんなに愛を示しても、彼の愛を信じないのだ。結婚初夜でさえ「お飾りの妻と蔑まれないよう気遣って抱いてくれたのだ」と思い込む有り様。はたして、ちょっとズレたお転婆令嬢・エミーリアにクラウスの愛は届くのか……。 -
玉の輿すぎます、王子様! ~人違いで夜這いをしたら王太子の抱き枕係に任命されました~
子爵令嬢のヘンリエッタは家計を助けるべく、伯爵令息であるゲオルグに夜這いを仕掛ける算段を立てていた。既成事実を作ってしまえば、うまくいけば玉の輿。それが無理でも己が純潔の代償として商談を持ち掛けようという腹積もりだ。夜会でゲオルグを見つけ、彼の眠るベッドにもぐりこんだまではよかった。彼は眠っていたが下半身に触れると反応を示したので、情事の跡を捏造。そうしてヘンリエッタは裸のまま彼の隣で眠りについた。が、翌朝彼女の隣で眠っていたのは、王太子のジークリットだった。ヘンリエッタは人違いをしてしまったのだ。しかし、ジークリットは彼女を罪に問うどころか仕事を紹介してくれた。仕事内容は彼の「抱き枕」。ジークリットは不眠症に悩まされているらしく、ヘンリエッタが添い寝した昨夜は久しぶりによく眠れたのだという。こうしてヘンリエッタは抱き枕として、毎晩ジークリットの腕に抱かれて眠ることになったのだが……。 -
新社長は独占欲が強すぎる! ~元彼の執着も社内の嫉妬も、重すぎる愛で解決します~
広告代理店で働く柚木萌香はある日、営業先で貧血を起こし偶然居合わせた長身かつ整った容姿をした男性・坂木海斗に介抱される。彼が営業先の専務だという事実を知らされ、驚き恐縮する萌香。けれど海斗は立場に驕らず紳士的に萌香に寄り添い、献身的に看病をしてくれた。そんな一度きりの奇跡の出会いから一年。海斗がヘッドハンティングされ、萌香の会社の「新社長」として赴任してくる。社内中の女性社員が海斗とお近づきになりたいと色めき立つ中、萌香は一年前のできごとは自分だけの思い出として隠すことを決意する。しかし資料室での再会をきっかけに、海斗は優しく強引に萌香との距離を縮めてくる。萌香は立場の違いに戸惑いながらも、過剰な独占欲を隠さない海斗の溺愛に絡め取られていく。そんななか、やっかむ同僚や歪んだ支配欲を持つメガバンク勤務の元彼・一樹が二人の仲を裂こうと現れて……。 -
堅物貴公子は嫁き遅れ令嬢と愛を育む
若くして傾きかけた伯爵家の家督を継いだゲラルトは、家を立て直すことに奔走し続けた結果、30歳にして未婚だった。結婚を決意したゲラルトに、友人であるモーリッツが縁談話を持ってきた。相手はモーリッツの妹である伯爵令嬢のフリーダ。彼女は25歳にして初婚だという。「良い家柄でありながら25歳まで未婚だなんて、きっと訳ありだ」と周囲から心配されつつもフリーダと顔合わせをしたゲラルトは、フリーダの聡明さに惹かれていく。女性慣れしていないゲラルトのエスコートはスマートではなかったが、フリーダは気にした素振りも見せず、ゲラルトとの縁談を前向きに受け入れてくれた。フリーダとの交際は順調だったが、ゲラルトには気がかりなことがあった。それはフリーダが25歳まで未婚だった理由と、彼女が時折見せる悲しげな表情の理由。そんなある日、ゲラルトはフリーダの秘密を知ってしまう。それは、過去に婚約者を寝取られたというもので……。 -
堅物騎士と最愛の王女 ~忠誠心が邪魔をして愛を囁けません~
王女であるフィリーネは優秀な騎士である公爵、クライドに恋をしている。けれどフィリーネはこの恋を諦めていた。王家へ忠誠を誓うクライドが自身のことを恋愛対象として見ることなどあり得ないと……。そんなフィリーネも年頃となり、隣国の王子との間に縁談が持ち上がる。それを承諾したフィリーネに兄・ユリアスは惚れ薬をくれた。望まぬ結婚だとしても惚れ薬を使えば相手のことを好きになれるかもしれないと。惚れ薬の効果を見定めるため、フィリーネの20歳の誕生日パーティで、ユリアスとこっそり試飲する計画を立てる。しかし惚れ薬の入った酒を誤ってクライドが飲み干してしまったことで、事態は一変する。クライドはたちまち体調を崩し、慌てたフィリーネはクライドを休ませるためひと気のない部屋へ彼を運ぶが、その間も彼の呼吸は激しく乱れ、身体はますます熱を帯びていく。医者を呼ぶべきか……狼狽えるフィリーネにクライドは突然キスをしてきて……。 -
エリート社長に求められ、秘書室へ異動になりました
大手機械メーカーの総務部で働く陽菜は26歳。同じ会社の営業部に所属する彼氏に二股をかけられた挙げ句、捨てられたばかり。ある日、しつこいナンパに遭い困っているところを、見とれてしまうほどのイケメンに助けられる。彼は優しくて、陽菜は他人の気安さもあって振られたことを話してしまう。それから三日後、陽菜の務める会社では新社長の就任挨拶が行われ、支社務めの陽菜はその様子を配信で観ていた。会議室のモニターに映し出されたのはなんと、三日前、傷心の陽菜を慰めてくれたイケメン! 酔っていたこともあり、自分のフルネームと会社まで教えてしまったことを思い出し、愕然とする陽菜。しかし陽菜の業務では社長と直接のやり取りは皆無。彼もきっと、あの夜のことは忘れているはず……と祈るように自分に言い聞かせたのだが、デスクに戻った陽菜に告げられたのは、社長命令による秘書室への異動で……。 -
黒い貴族のケダモノ婚 ~敵対する貴公子との政略結婚なのに、初夜から毎晩抱かれています~
古のマフィア「宵闇の薔薇」の末裔であるロッソ侯爵家と古の騎士団「夜の剣」の末裔であるカヴァリエーレ公爵家は、国王公認のもと、現在も裏の仕事を担っている。そんな両家の政略結婚がまとめられた。裏組織の合併を目的とした結婚だったが、これに新婦であるキアーラ・ロッソは猛反発。カヴァリエーレ家はロッソ家を乗っとるつもりだ! と勝手に思い込み、敵対心をさらに強めてしまう。しかしそんなキアーラを他所に、夫となるアロンツォは婚礼の場で「100日以内の子作り宣言」をしてしまう。憎きカヴァリエーレ家の者に屈する屈辱を覚えながらも、彼の優しい愛撫に溺れてしまうキアーラ。しかも彼は夜だけでなく昼夜問わずどんな場所でもキアーラに優しいのだ。もしかして自分は愛されている? 思い込みが激しく勝気なキアーラは徐々にアロンツォに絆されつつも、彼に好意を持ち始めている自分を認められず……。 -
一途な御曹司は、初恋の相手に再び恋をする
蒼羽瑞季はホテルのウェディングサロンに勤める27歳。ある日、高校時代の友人の結婚式に参加した瑞季は、強引にお酒を勧められていた友人の身代わりとなり呑み過ぎてしまう。そのせいで酔っぱらった瑞季は意識を失い、目が覚めると夜が明けていた。瑞季が眠っていたのは勤務先であるホテルのデラックス・スイートルームで、しかも室内には静かに寝息を立てる見知らぬ男性が! そこでデラックス・スイートルームは副社長が長期滞在している部屋であることを思い出した瑞季。つまり自分は副社長の部屋に泊まってしまった!? パニックになった瑞季は、「ご迷惑をおかけしました」と書いた名刺を残し、部屋を去る。一度家に帰り、心を落ち着けてから出勤した瑞季を待っていたのは、副社長、直々の呼び出しだった。おそるおそる呼び出しに応じた瑞季は、そこで初めて副社長がかつての同級生・速瀬弘鷹だと知って……。 -
一途な伯爵子息は年上家庭教師を逃がさない
没落した実家の借金を返すため、元貴族令嬢でありながら家庭教師として働いているフレーチェはある日、乗合馬車の事故により怪我をしてしまう。それを助けてくれたのは、元教え子のラルスだった。フレーチェが未婚のまま家庭教師として働いていることを知ったラルスは「自分のそばにいてほしい」と求婚してくる。聞けば、ラルスはフレーチェのことを想い続けてきたのだという。借金を背負った没落貴族であり、ラルスより6つも年上の自分では不釣り合いだと求婚を断るフレーチェだが、ラルスは引かない。「ならばせめて、妹の家庭教師として屋敷に滞在してくれないか」という申し出に、フレーチェは悩みながらも承諾する。若さゆえの気の迷いだろう。時間が経てばラルスの気持ちも覚めるはずだ、と考えていたフレーチェだったが、ラルスの気持ちは冷めるどころかさらに熱を帯びていき……。 -
王立薬草園で出逢った魔法使いは王弟殿下でした
幼なじみに強引に誘われ、王城のパーティに参加した公爵令嬢のクラリッサ。しかしクラリッサはつい先日、婚約破棄をしたばかり。居心地の悪さに会場を抜けだしたクラリッサは、幼い第五王子・ドロテオと遭遇する。「魔法使いに会わせてあげる」と言うドロテオと共に薬用植物園へ行くと、そこには研究者風の奇妙な格好をした男性がいた。「魔法使いのアルベルト」として紹介されたが、クラリッサは気づいてしまった。彼は現国王陛下の弟君、アルベルト・グリエルゴその人だった。お腹が空いたというドロテオに促され、三人はそろって会場へと戻ることに。けれどその途中、間の悪いことに元婚約者・ダリオと遭遇してしまう。酩酊状態のダリオはクラリッサを見つけるや激高。婚約者だった頃と同じように暴力を振るわれかけたクラリッサを、アルベルトが守ってくれた。しかしアルベルトはなぜか、「クラリッサは王立薬用植物園で働く」と宣言してしまい……。 -
お義兄様、この婚約は禁断ではありません! ~溺愛する妹が実は婚約者でした~
ウィンドロス侯爵家のアーノルドとセイラは、血の繋がっていない義理の兄妹。しかしそれは真っ赤な嘘で、じつはふたりは婚約者だった。アーノルドは幼い頃の事件のせいで女性不信であり、そんなアーノルドとセイラを打ち解けさせるため、両親は10年という歳月をかけてセイラを「妹」と偽ったのだ。そのかいあって、今ではアーノルドはセイラを溺愛している。これならば大丈夫、と侯爵夫妻は満を持してセイラが婚約者であることを明かすが、アーノルドはそれを拒絶する。セイラは妹であり、結婚だなんてありえない、と。それを聞いたセイラはあっさりと身を引く。「ならば自分がこの家にいる意味はない。早く嫁ぎ先を見つけて出て行かなければ」 すぐにでも他の結婚相手を探そうとするセイラを前に、アーノルドは態度を一変。「お前を他の男のところへ嫁に出すくらいなら、僕が結婚する!」 こうして兄妹から婚約者へと変化した二人だが……。 -
激重な愛を感じるのですが、これってホントにお試し交際ですか!? ~冷酷社長は癒し系マスターを装い距離を詰める~
萱島食品の企画部新人・小島さやかは憧れの先輩から告白されるが、彼が既婚者で社内不倫を繰り返していたことが発覚し、恋に臆病になってしまう。そんなさやかに「お試し交際」を提案したのは、彼女が通っている喫茶店のマスターだった。黒ぶち眼鏡にボサボサ頭という少し奇妙ないで立ちをした彼だったが、見かけによらず包容力のある大人の男性で、恋愛未経験のさやかは彼にリードされる形でデートを重ねていく。しかしさやかは徐々に、マスターに対しとある違和感を覚え始める。マスターのまとう香水の匂いや立ち振る舞いが、社内で恐れられる若き敏腕社長・萱島陽明と重なり始めたのだ。それもそのはず……。マスターは萱島社長その人で、その店は社長自ら現場の生の声を聞くために運営する特殊な社交場だった。張り詰めた空気をまとう社長としての顔と、恋人としての甘い顔。陽明の二面性に翻弄されながらも、さやかはどんどん彼に惹かれていき……。 -
赤い薔薇は恋人の香り ~没落令嬢の幸せな結婚~
うなじから背中にかけて大きな傷のあるフィオナは、いつも首元までしっかりと隠れた質素なドレスに身を包んでいる。結婚も諦め、自立した職業婦人として生きていく決意を固めている彼女だったが、ある日、妹・アリシアの結婚式で美貌の大富豪・トンプソン伯爵からダンスに誘われる。男性に声をかけられることなど初めてのフィオナは、驚きつつも喜びに胸をときめかせるが、自分に自信を持てないあまり、トンプソン伯爵の何気ない言葉に傷つき、その場を逃げ出してしまう。数日後、家庭教師の職を探して街を歩いていたフィオナは、トンプソン伯爵と再会する。成り行きで「住み込みの職を探している」と説明すると、トンプソン伯爵は信じられないような提案をしてきて……。 -
イケメン社長はぽっちゃりOLをご所望です!
食べることが大好きな実乃梨は、ぽっちゃりとした体型。26歳になった今でも恋愛経験はゼロ。しかし太っていることを悲観するでもなく、太っていることを言い訳にしたくないからと、人一倍身だしなみにも行動にも気を使っている。仕事だって熱心で、部署内での評判も悪くない。ある日、昨夜の食べすぎがたたって体調を崩した実乃梨は、社内の医務室で仮眠を取ることに。誰もいない医務室で一人眠っていると、そこに現れたのは社長の速水! 速水はおもむろに実乃梨の手をにぎると、「やっぱり、すごく良い手触りだ」と恍惚の表情を浮かべる。「これってセクハラ!?」と焦る実乃梨をよそに、速水は実乃梨の眠るベッドに勝手に潜り込むと、実乃梨を抱きしめて、すやすやと眠ってしまう。40分後、目を覚ました速水は信じられない提案を口にする。「俺の抱き枕になってくれないか?」 -
一途な第二王子は不遇の伯爵令嬢に真実の愛を囁く
美しい双子の妹・ラケルと常に比べられ、“双子の出来が悪い方”“双子の地味な方”と呼ばれ冷遇されてきた伯爵令嬢のヒルダ・ブローム。両親の愛情は愛らしい妹に向けられ、屋敷をしばしば訪れる幼馴染のイェルドも妹に見惚れてばかりだ。ヒルダはイェルドに恋心を抱いていたが、ラケルを盲信する彼を見続けるうちにその恋心も萎みつつあった。すべての贅はラケルのためにあり、伯爵家の恥にならない程度の質素なものだけがヒルダに与えられる。ヒルダは愛を得ることを、すっかり諦めていた。そんな日常の中での慰めは、五年前、病にかかり行くことになった療養地で出会った、三つ年下の美しい謎の少年……“アレク”との手紙のやり取りだった。ある日、ヒルダに“後妻を探している侯爵様”との結婚話が浮上する。幼馴染のイェルドとの婚約が決まったラケルの「私だけお嫁に行くのでは、お姉様が可哀想」という一言から決まった縁談らしい。幸せな結婚をするラケルとは違い、自分は高位貴族との繋がりのために四十歳近くも年上の、好色として有名な侯爵の元に売られるのだと涙するヒルダ。そこへ、長い間外交に出ていた第二王子アレクサンデルから突然、「ブローム家の娘を花嫁に迎えたい」と書状が届く。突然の王子からの求婚に色めき立つ両親とラケルだったが、屋敷を訪れた第二王子はラケルには目もくれず、「僕が迎えにきたのはヒルダだ、その女ではない」と言い放ち……。 -
離縁はしないと夫は言った ~初夜さえ拒んだ英雄王がお飾りの王妃に固執する理由~
ヘラティリス皇国では淑女に知識は不要であり、淑女が意見を持つことは野蛮とされた。そのため第三皇女・カトレアは有力貴族と婚約を交わして以降、本来の自分を押し殺し美しい人形として生きていた。そんなある日、カトレアは隣国ウィンダント帝国の若き帝王・ギデオンと出逢った。彼は婚約者に軽んじられ、虐げられているカトレアを助けてくれた。それから数日後、カトレアと婚約者との婚約は破棄され、カトレアはギデオンの元へ嫁ぐことが決まる。カトレアはこの婚姻を喜んだが、ギデオンは初夜の準備を整えたカトレアを前にして「あなたには触れない」と言い切った。ギデオンには病床に伏す想い人がいることを知ったカトレアは、ギデオンと母国のため、愛のない結婚を受け入れることを決意する。それから2年。ギデオンの想い人の病が回復に向かっていることを知ったカトレアは、ギデオンのため、離縁を願い出ようとするが……。 -
イケメンCEOは幼馴染みのファーストキス泥棒でした
佐伯七海はある日、人数合わせで呼ばれた合コンで井上奏多という男性と出会う。「若きやり手起業家」としてメディアでも注目されているらしいが、彼はなぜか初対面の七海に対し、やたらと突っかかってくる。聞けば、実は彼は小学生の頃の七海のクラスメイトで、まったく気づいてくれない七海に腹を立てたのだという。謝罪する奏多の姿に、七海は当時のことを思い出す。なんと奏多は昔、強引に七海のファーストキスを奪った相手だったのだ。予期せぬ再会に驚く七海に、奏多はこう聞いてくる。「……で? 七海は、俺になにか言うことがあるんじゃない?」 どうやら昔、七海と奏多はなにか約束をしたらしい。それがなんなのか思い出せない七海に対し、奏多はこんな提案をしてくる。「思い出すまで、俺と付き合えよ」 強引な奏多に押し切られる形で、ふたりは交際をスタートさせるが……。 -
幼なじみの敏腕弁護士はオクテ女子を淫らに愛する
小さな街の小さな弁護士事務所でパラリーガルとして働く麻里奈は、幼い頃に初恋相手・マナトに「ブス」と言われてからというもの、自分に自身を持つことができず、恋愛経験さえもないまま26歳になってしまったオクテ女子。ある日、高齢となった事務所所長が引退を表明。海外で弁護士を務めていた甥が跡を継ぐことに。「頼りにしています。よろしくお願いします、河合麻里奈さん」 そう言って握手を求めてきた青年は、旬のイケメン俳優も顔負けの整った顔立ちをしていて、麻里奈は思わず見惚れてしまう。――あれ、でも、この人どこかで……。奇妙な既視感に首をひねる麻里奈だったが、彼の名前を聞いて気がつく。小松真人。新しい所長は、昔麻里奈を「ブス」と罵った初恋の相手・マナトだった。それなのに真人は執拗に麻里奈に興味を示し、二人きりになった途端親しげに距離を詰めてくる。「俺たち、付き合ってみる?」 きれいな顔に可逆的な笑みを浮かべて麻里奈に迫る、真人の本心は……!? -
政略結婚は媚薬で甘く ~奥手な王太子は積極的な新妻に抗えない~
小国の王女であるシャーロットの大国への輿入れが決まった。すこし過激な恋愛小説を愛読書としているシャーロットは、結婚相手であるヴィンセントの繊細な美しさを絵姿で見てからというもの彼に夢中。そして迎えた挙式。彼との初夜はシャーロットを夢中にさせた。これからの生活に心躍らせるシャーロットだったが、初夜から一週間が経った頃には現実を理解し始める。ヴィンセントにとってこの婚姻は形式だけのものだったのだと……。その証拠に彼は初夜以降、シャーロットを避け、指一本触れようとしない。その事実に打ちひしがれるシャーロットが思い出したのは、姉から持たされた媚薬の存在。「円満な夫婦生活は二人の心も近づけてくれるはず」という姉の助言に心をぐらつかせながらも、そんな形でヴィンセントに触れてもらうことに抵抗を覚えるシャーロット。しかしシャーロットが悩んでいる間に、ヴィンセントは媚薬を呑んでしまい……。 -
身売り令嬢 ~禁忌の国王と恋に落ちて~
伯爵家に生まれながら、両親亡きあと、後見人の叔父から屋敷を追われた幼い兄妹のジーモンとベアトリーチェ。それから12年。逆境の中で商才を開花させた兄のジーモンは、新たな事業で起こした事故がもとで倒れてしまった。多額の負債を抱え、医療費の支払いにも困窮して途方に暮れるベアトリーチェに、見知らぬ赤毛の男が治療費と負債を全額負担する代わりにと、ある契約を持ちかけてきた。条件を聞くことすら許されないまま、兄を助けるためにベアトリーチェはその場で契約を受諾した。そして示された条件とは、国王の子を産み、その後は他言無用で立ち去ること……。やがて現れた「国王」とは……。 -
愛が重すぎる義兄騎士は、聖光の乙女を二度と離さない ~偽りの兄妹生活は甘い香薬に溶かされる~
故郷を魔物に滅ぼされたフィオナは、窮地を救ってくれた若き騎士・シリウスの実家であるアルステッド家に引き取られ、二人は義兄妹となった。そんな二人の関係が変化したのはそれから四年後、シリウスが王国騎士団の寄宿へ入る前日のことだった。日に日に増していくシリウスへの恋心に蓋をし、浄化の力を持つ「祓い師」として自立すべく勉学に励んでいたフィオナ。集中力を高める香薬を調合したはずが、それは失敗作だった。異なる効力を得てしまった香薬が引き金となり、二人は義兄妹の境界線を超えてしまう。それから二年が経ち、祓い師となったフィオナはシリウスが率いる第三師団への配属が決まった。シリウスはあの夜の記憶を失っており、すでに恋人もいる。だからフィオナは切ない思いを押し殺し、今まで通り妹として彼に接する決意を固める。しかし手違いによりフィオナの寄宿が手配されておらず、二人は再び一つ屋根の下で暮らすこととなってしまい……。 -
昼夜とろける蜜月生活 ~公爵閣下は薬師の王女を甘やかに囲い込む~
サルレナ国の第五王女・ライリは、国王の側妃・ロージーに城を追われ、森で薬師として静かに暮らしていた。それでも薬草を愛し、調合に向き合う日々に満足していた。そんな彼女のもとに、ティア国の公爵・クリフォードが現れ、怪我をした従者を手当てしたライリの腕を見込み、自身の領地で薬師として働くよう求められる。艶やかな金髪に碧い瞳――人を惹きつけてやまない彼の魅力に抗えず、ライリはその申し出を受け入れる。かくして領内の研究所で薬師として働くことになったライリは、慣れない環境に戸惑いながらも、その才能を次第に認められていく。一方で、クリフォードの執着も甘く深く募っていき……。「ライリを私だけのものにしたい」――昼も夜も惜しみなく注がれる愛に包まれ、ライリの心も身体もゆっくりと溶かされていく。だがそんな甘やかな日々の裏で、ライリを亡き者にしようとするロージーの罠が迫り……。 -
潜入任務で新婚夫婦を演じたら、ポーカーフェイスな騎士隊長が想定外の溺愛をはじめました
王立騎士団の補佐官イリスは、憧れのポーカーフェイスな隊長ファビアンと「新婚夫婦」を装い、密輸の証拠を掴むため港湾都市モラレスへ潜入する。普段は無愛想なファビアンだが、任務に入ると一変。理想の夫としてイリスを甘く世話し、人前で腰を抱くなどの熱い「溺愛演技」にイリスの心はかき乱されてばかり。しかし調査中に、ファビアンを動揺させる美女カサンドラが現れ、ファビアンがカサンドラに対し特別な感情を抱いているのだとイリスは直観する。イリスは密輸組織の動向を探るうち、カサンドラが組織と深いかかわりを持っているらしいことを突き止める。しかしそれをファビアンに打ち明けることができず、イリスは一人、カサンドラについての調査を開始。イリスの決死の単独捜査によりカサンドラの事情が判明するが、彼女のことを知れば知るほど、ファビアンと彼女がお似合いであることを痛感し、イリスの胸は切なく痛み……。 -
女嫌いな侯爵様の審美眼 ~雑草と蔑まれた醜女令嬢は絶世の美女でした~
長い歳月の間、幼なじみのオーブリーから「醜女」と呪いのような言葉を浴びせられてきた伯爵令嬢のシュゼットは、自身の容姿を悲観するあまり分厚い前髪で顔を隠し、背を丸め人目を避けるように俯きながら歩くようになっていた。社交界の人々は彼女のことを「雑草」と蔑み、笑っていた。そんな彼女の前に現れたのは、めったに夜会に参加することのない「氷の侯爵」ルーカスだった。女嫌いで有名なルーカスだったが、周囲が彼女を嘲笑う中、彼は偏見をもたず紳士的にシュゼットに接してくれた。シュゼットはそんな彼の誠実さにどんどん惹かれていく。彼のみでなく彼の親族である侯爵家の人々、その使用人からも温かく迎えられたシュゼットは、交流の中でオーブリーに植え付けられたトラウマを少しずつ克服していく。しかし、オーブリーの呪いは続いていた。シュゼットの変貌と幸福を許さないオーブリーは彼女に再び新たな呪いを植え付けようと画策し……。 -
不器用な軍人伯爵は妻の絶頂を諦めない ~意志なき人形令嬢は快楽のなかで甘く鳴く~
父と兄から独善的な溺愛を注がれ続けた結果、自分の意見や感情を言葉にすることを諦め「意思なき人形」として育った侯爵令嬢ユリア。彼女はある日、王命により先の戦争で功績を上げた軍人伯爵・レオのもとへ嫁ぐことが決まる。父と兄はレオのことを「傭兵上がりの品のない元平民」と蔑んだが、ユリアはひと目で彼のことが気に入った。大きな体躯をした豪快な彼の中に、優しく温かな心があることを感じたから。しかし二人は結婚してすぐに大きな問題にぶち当たった。夜の営みが上手くいかないのだ。ユリア自身は特に不満などなかったが、レオはどうしてもユリアを絶頂に導きたいらしい。レオはあの手この手でユリアを絶頂に導こうと試行錯誤。その中で二人は身体だけでなく心の距離も縮めていき、レオの不器用ながらも熱烈な愛情表現はユリアの固く閉ざされた心を解放する。やがてユリアは自分自身の意志を取り戻すとともに愛し愛される喜びを理解するが……。 -
歴オタ王子、お掃除侍女を溺愛中!
花嫁修行の一環として王宮で侍女をしているフェルダは、最近婚約者から一方的に婚約破棄されたばかり。伯爵家の娘ではあるものの、もともと掃除が大好きで行動的な性格のフェルダは「もうこの際、侍女として生涯独身で過ごすのも良いかもしれない」などと考えながら王宮での侍女生活を楽しんでいた。ある日、フェルダは王宮北棟の掃除をしていた。そこは第三王子レイナードの管轄で、立入禁止の書斎では悪魔の召喚術や死霊を呼び出すための降霊術が研究されていると噂されていた。いつも通り熱心に掃除をしていると、本が落ちるような物音が聞こえてきた。音のするほうへ行くと、どうやら立ち入り禁止の書斎のようだ。思い切って扉を開けると、そこには埃にまみれたレイナード……と、汚れ放題、ひどい有様の室内! お掃除好きの血が騒いでしまったフェルダは、黒い噂などすっかり忘れ書斎の掃除を買って出てしまい……。 -
遊び人な宰相補佐は愛しの騎士令嬢だけ落とせない
王族の護衛騎士を務めている辺境伯令嬢のシェリーは、女性らしく美しい双子の妹・キャロルに対するコンプレックスもあり、誰よりも騎士らしくあろうとしている。そんなシェリーには最近、悩みがある。それは国中の女性のあこがれの的・宰相補佐のルイスのことだ。女性であれば誰彼かまわず甘い言葉を囁く色男として有名なルイスだが、なぜかシェリーだけは口説かれたことがない。なのに必要以上にシェリーに絡んでくるのだ。取り巻きの女性たちの目の前で馴れ馴れしく話しかけてくるものだから、シェリーは女性たちの嫉妬の的にされている。職務第一のシェリーにとってはいい迷惑でしかない。そんな二人がある日、共同任務に就くこととなる。任務は外遊に来た隣国の皇子の護衛。皇子は自由奔放な性格で、二人は皇子の言動に振り回される日々。しかも皇子はシェリーのことが気に入ったようで、シェリーを口説き始めて……。 -
あなたでなければ、ダメなんです ~身代わり令嬢は初恋の侯爵令息に溺愛される~
両親が亡くなり孤児となった8歳のエレインは、叔父である伯爵夫妻に引き取られた。伯爵家には病弱な従姉妹のマルヴィナがおり、エレインは夫妻とマルヴィナの前では元気に振る舞っている。だが、実の両親が恋しくなったとき、エレインは一人で泣いていた。そんなときエレインは、一人の少年と出会う。互いの名も知らないまま優しい時間を過ごし、別れた二人。エレインがその思い出を大切にしたまま、10年が経ち――ある日、マルヴィナが失踪した。療養先で、行方知れずとなったのだ。エレインは急きょ、マルヴィナのふりをして侯爵家の嫡子レナードに嫁ぐこととなる。顔も知らない男性に、正体を偽ったまま嫁ぐことに、恐怖を抱きながら顔合わせをするエレイン。しかし、やがて現れたレナードは、10年前に優しい時間をくれた少年そっくりだった。驚くエレインだが、レナードはなんの反応も示さない。彼は別人か、あるいはエレインのことを忘れてしまったのだろうか……。 -
女好きな護衛官とお試し交際始めました
刺繍作家として仕事に励むジリエーのもとに、縁談が舞い込んできた。相手は代々王族の護衛官を務める名家・シャフラン家の長子リストヴァー。ジリエーには過ぎたる良縁だったが、ジリエーは素直に喜べない。その理由は、リストヴァーが無類の女好きであること。夜な夜な酒場に入り浸り女性を侍らせ派手に遊んでいるらしい。さらに仕事第一のジリエーは、まだ結婚をする気がない。しかし父の必死の説得を受け、ジリエーは渋々見合いをすることに……。初めてリストヴァーの姿を目にした時、ジリエーはその美しさに言葉を失った。彼は今まで見た誰よりも美しい容姿をしていたのだ。しかも彼の言動はとても紳士的で、女好きという噂が嘘のよう。そのギャップはジリエーにとって、好感が持てるものだった。だからジリエーはリストヴァーとの仮交際を受け入れてしまった。結婚なんてする気はなかったはずなのに……と戸惑いつつも、二人の距離は縮まっていき……。 -
旦那様、たぶんそれは勘違いです ~公爵様の想い人は私の妹でした~
ある舞踏会の夜。ユスティーナは秘かに想いを寄せている相手、エルヴェスタム公爵と遭遇する。酒が過ぎたのか苦し気な彼を介抱するため近づくと、エルヴェスタム公爵は「貴女のことが好きだ」と愛の言葉を囁いてくる。好きな人から求められる喜びを知ったユスティーナは、そのまま彼と一夜を共にしてしまう。しかし翌朝、エルヴェスタム公爵が発した言葉はユスティーナを凍りつかせた。彼はユスティーナのことをマルティナと呼んだのだ。マルティナはユスティーナの双子の妹だった。彼の想い人はマルティナだった。自分はマルティナの代わりに抱かれたのだと知ったユスティーナは絶望する。けれどこの後、エルヴェスタム公爵がとった行動は、ユスティーナをさらに絶望させる。彼は責任を取るため、ユスティーナに結婚を申し込んだのだ。「妹のことを愛している想い人に、義務感から娶られた妻」という残酷な立場に立たされたユスティーナは……。 -
魅了魔法を失敗したオタク令嬢は、策士な侯爵子息の愛に気づかない
魔法研究所で働く侯爵令嬢のニーナは無類の魔法オタク。同僚の侯爵子息・エリオスに淡い恋心を抱いてはいるものの、色恋よりも魔法優先のニーナは結婚適齢期である20歳になった今なお日夜、魔法研究に没頭していた。そんなある日、ニーナは自身を実験台として恋愛感情を故意に生み出す「魅了魔法」を試してみようと思い立つ。しかし予期せぬハプニングにより、魅了魔法はニーナではなくエリオスにかかってしまう。しかも慌てたニーナが戸棚にぶつかり、押収品である違法な媚薬を頭からかぶってしまったから事態はさらに複雑なものに。魅了魔法によりニーナに恋したエリオスと、媚薬により発情状態のニーナが密室に二人きり。当然の流れとしてエリオスに抱かれてしまったニーナは後悔するが、ニーナに恋したままのエリオスは「また媚薬の発作で発情したら、僕が抱いてあげる」と満面の笑み。ニーナはなんとかして魅了魔法を解こうと奔走するが……。 -
美貌の王太子の添い寝役になったら溺愛されました
大司教の娘であり、箱入りで育てられたカティル。彼女は見識を広める目的で、王女の侍女として仕えるべく王城へ上がる。しかし、そこで出会った女嫌いの王太子フェリックスから強引に迫られるも、なぜか彼は苦しみだし、「俺から離れるな」という意味深な言葉と共に倒れてしまう。話によると、数日前に悪魔に取り憑かれたフェリックスはそれ以来、悪魔が出てくることを恐れて眠れないのだという。カティルに触れている間だけ悪魔を抑えられると知ったフェリックスは、カティルを自分専属の侍女とし、夜は常に密着して眠るよう命じる。こうして始まった奇妙な侍女生活。はじめは戸惑いつつも、周囲の助けもあり順応していくカティルであったが、二人の関係を揶揄する風評や、次第に力を強めていく悪魔に翻弄されることとなる。そんな折に見つかった悪魔祓いの方法。それはなんと、カティルとフェリックスが肌を重ねることであった……。 -
放蕩王子のしつけ係 ~女騎士は王太子妃に任命されました~
第一王子ラスティンは能力は高いが性格が悪く、他人を見下す傲慢な男だった。このままでは国王になどできないと嘆いた王妃は、王子の鼻っ柱を叩き折ってくれる相手を探し、白羽の矢が立ったのは、隣国に住むクリスティーナ。クリスティーナは女だてらに騎士団の部隊長にまで上りつめた子爵令嬢。婚約者とは名ばかりの、王子の性格を矯正する役目だと告げられ、クリスティーナはしぶしぶ王子の婚約者となる。ラスティンは、突然現れた男勝りな婚約者をはじめのうちこそ邪険に扱ったが、交流を深めていくうちに徐々に心を開いてくれるようになる。ふたりの距離が近づくと、クリスティーナはラスティンが王妃の言葉とはまるで異なる、有能な王太子であることに気がつく。じつは、高慢なダメ王太子は仮の姿。ラスティンは反逆罪の疑いのある王妃の目を欺くため 、無能な王太子を演じていたのだ。それを知ったクリスティーナはラスティンに手を貸すことを決め……。 -
眉目秀麗な王子は婚約破棄を申し出た伯爵令嬢を大きな愛で包んで離さない
伯爵家の両親に大切に育てられてきたジャンヌは、18歳にしてようやく社交界デビュー。初めてのそのパーティで、自分が若い男をたぶらかしてつまみ食いしているという根も葉もない噂を耳にしてしまう。ショックを受けるあまり屋敷に引きこもるジャンヌに、ある日突然、第2王子レグルスから求婚のメッセージが届けられる。断れば王家にたてついたと見なされ、爵位をはく奪されてしまうかもしれない。しかしレグルス王子は女遊びが激しいと聞く。そんな人とは結婚できない。自分自身も噂に深く傷つけられた経験を持つジャンヌは、どういう人なのか直接会って確かめるため、そして求婚の取り下げを王子に願い出るために王城に上がるのだった。そんなジャンヌを出迎えたのは、レグルス王子その人。王子自らに王宮を案内され、王子の部屋に通されたジャンヌ。意を決して婚約破棄を申し出ようとすると、「君の望みはわかっているよ」と唇を塞がれ抱き締められて……。 -
エロスな王子の紅茶係になりました! ~王子様、私の味見はやめてください~
領主の娘であるケイトリンは両親を失って以来、叔母と従姉妹に使用人のように虐げられながら日々を送っていた。そんな彼女の唯一の楽しみは紅茶。香り高い紅茶を楽しんでいるときだけ、心からの安らぎを得ることができた。そんなある日、ケイトリンは叔母の一存により、女中見習いとして城へ奉公に出ることに。奉公初日、ケイトリンは城の庭園で居眠りをする美しい男と、彼にキスをしようとする令嬢の姿を目撃してしまう。ケイトリンのたてた物音に驚き、令嬢は逃げるように去ってしまい、後に残されたのは美しい男とケイトリン。 男は、混乱するケイトリンに向け「君も僕とキスしたいの?」と言ったかと思うと、濃厚なキスをしてきて……。 -
琥珀の恋情 ~伯爵令嬢が恋した従者は公爵様でした~
伯爵令嬢イヴァンカが婚約者として対面したのは、つい先日までイヴァンカの従者をしていた男・ジークだった。聞けば、彼はわけあって素性を隠していたが、正体は新フォックスワーズ公爵であるらしい。しかも今回の婚約はジークからの申し込みであるという。「俺はその……お嬢様に手を出してしまいましたから。責任を取ろうかと」 愛を囁くわけでもなければ、ただ責任を取るために求婚したと言うジークに、呆然とするイヴァンカ。身分を偽られていただけでもショックだが、それ以上にジークから愛のない求婚がイヴァンカを落胆させていた。従者と伯爵令嬢では身分が違いすぎると、涙ながらにジークへの恋心を押し殺してきたというのに……。責任など取らずともよいと答えるイヴァンカに、ジークは従者の頃のままの言葉遣いで言うのだった。「拒否はさせません……申し訳ありません、お嬢様」 -
偽装結婚のつもりが美貌の騎士団長と恋に落ちました
男爵家の末娘、アナベルは社交界に出ても壁の花。淑女として必要な教養を身につけているものの、目立った美しさがあるわけでもなく、おっとりとした彼女の性格は社交の場でも発揮され、貴族や異性との交流より装飾や紅茶のフレーバーに興味があった。しかし思いもよらない人物から突然の縁談話が舞い込む。それは一度も話したこともないセドリック伯爵からだった。伯爵でありながら騎士団長も務めるセドリックは、容姿端麗で身分も高く、それでいて軍人としても優れている。まさに国中の令嬢たちの「結婚したい男ナンバーワン」。しかし一度だって話したことも、目を合わせたこともない彼が、なぜアナベルに求婚してくるのか。「誰か別の相手と間違えているのではないか」と真相を確かめると、「契約結婚をしてほしい」と告げられる。「せっかくの縁談話を喜んでくれた両親を悲しませたくはない。なにより妻のふりをすればいいだけ」と自分に言い聞かせるアナベル。しかも離縁後はいい嫁ぎ先を紹介してくれるという。この好条件にアナベルは契約結婚を受け入れ、仮面夫婦生活が始まるのであった……。【2026/06/15改定:誤字脱字の修正】 -
王太子様の政略結婚
プルトガルム帝国の第八皇女・イルミリアは、整った容姿ながら一切の感情を見せないことから「人形姫」と呼ばれていた。ある日、そんなイルミリアにエベルシア王国の王子への輿入れの勅令が下り、政略結婚をすることになる。エベルシア王国で生活し教育を受けるうち、結婚相手の王子・グリフレットのことを知っていくイルミリア。そして結婚式を迎え、ふたりは正式に夫婦となった。婚礼のパーティでふたりは語り合い、グリフレットは裏表のないイルミリアに惹かれていく……。迎えた初夜、「声、聞きたいな」「名前で呼んで」とグリフレットの要望はどんどん高まり、甘くとろけるような時間を過ごすふたり。政略結婚のはずなのに、どこか甘く接するグリフレットと、そんな彼に心臓をときめきを覚えるイルミリア。ふたりの恋の行方やいかに……。 -
王太子は王宮薬師に寵愛をそそぐ
瞳以外の全身が白い異質な少女・フィオレがウォルテアの小さな村、リノに現れたのは2年前。記憶喪失状態だったフィオレは親切な夫妻に助けられ、以来、薬師としてひっそりと過ごしていた。ある日、フィオレは森の奥でクラウスという青年と出会う。自身の容姿を気にもとめず気さくに接してくれるクラウスに、フィオレは好意を抱いていく。そんな折、フィオレは森の奥で暴漢に襲われる。クラウスに助けられ事なきを得たが、そんな彼女を心配したクラウスは、一緒に王都へ行こうと言い出す。「王宮で薬師として働かないか?」 なんとクラウスは、王太子だったのだ。こうして王宮の薬師見習いとして働き始めたフィオレだったが……。 -
仇敵の騎士王は花冠の伯爵令嬢を離さない
クリスティーナはアディニア王国の北の辺境伯、ハインミュラー家の長女。剣の稽古をし、馬に乗って野山を駆ける少女時代を過ごしたが、社交界デビューを飾る頃には評判の美女に成長していた。18歳になったクリスティーナは初恋の人、騎士のジェイドと運命的な再会を果たす。二人は急速に距離を縮め結婚の約束まで交わすが、母の猛反対を受けたクリスティーナは望まぬ貴族との結婚を強いられてしまう。そんな折、アディニア王国は戦火に見舞われる。敵国・デュカス王国により襲撃されたのだ。その混乱に乗じて婚約者邸から逃げ出し、森へ身を隠すクリスティーナ。そんな彼女の前に現れたのは、愛しいジェイドだった。だが、そこでクリスティーナは衝撃の事実を知る。実はジェイドこそがこの奇襲を率いた張本人であり、デュカス王国の王太子だったのだ。家族を奪われた憎しみと、それでも消えることのないジェイドへの愛情のはざまで苦しむクリスティーナは……。 -
皇帝の最愛 ~孤独な陛下を幸せにする方法~
サヴァス帝国の皇帝イルティオスと幼い頃に出会った、その属国カリスタの第二王女エルテシア。はじめて出会ったその時、エルテシアはイルティオスに恋に落ちた……。それから8年もの間、エルテシアはサヴァス帝国を訪れたときにだけ会える、イルティオスとの時間に胸をときめかせていた。しかし、そんな時も長くは続かない。エルテシアも18歳になり、王女として結婚を考えなければいけなかった。実はふたりは互いに想い合っていたものの、そこには帝国とその属国という大きな隔たりが存在し、イルティオスは皇帝としての立場から、エルテシアを皇妃としない選択をしたのだった。するとアントーレ帝国の皇帝ルキアノスが、エルテシアにちょっかいを出し始める。それを気にするイルティオスだったが、エルテシアを皇妃としない選択は変わらない。そんな中、ルキアノスがエルテシアを皇妃に迎えようとして……。 -
愛妾になった(元)最強女騎士ですが、なぜか敵国王太子に溺愛されています
「強く美しい女騎士よ。君にはこれから、たっぷりと仕込んでやろう」 モンティア王国騎士団で有名を轟かす「最強女騎士」エレノア。そんな彼女を、戦場を駆け抜ける彼女の美しさを見初めたのは、敵国ヴィレディア王国の王太子オリバーだった。そしてエレノアは戦場で捕らえられ、休戦の条件として、オリバーの愛妾へと堕とされてしまう。敵国の王宮で、愛妾として、強烈な快楽を与えられ、翻弄されるエレノア。しかしそんな屈辱的な日々をオリバーと過ごすうちに、エレノアはオリバーの言動の中から確かな愛情を感じ始め、すこしずつ彼に心惹かれていく。女騎士の心と身体を王太子の言葉と性戯がほぐし、より美しく花開かせていく……。 -
愛なき夫婦の契約結婚 ~好きになったらいけません~
和菓子屋で販売員として働く春那にはふたつ、秘密がある。ひとつは男性、特にイケメンが苦手なこと。そしてふたつめは、父が残した借金を返すため、従業員規定で禁じられているダブルワークをしていること。ある日、春那は和菓子屋の跡取り息子であり副社長の正周に呼び止められる。和服の似合う涼やかなイケメンである正周は、春那が最も苦手とするタイプ。二人で話がしたいという彼の言葉に、ダブルワークがバレたのだと早合点した春那は極度の緊張と疲れから、気を失ってしまう。目を覚ますと病院のベッドに寝かされていて、側にはじっとこちらを見つめる正周の姿が。状況がつかめずパニックを起こす春那に、正周は淡々と告げる。「俺と、結婚してみる気はないか?」 ろくに話したこともないのに結婚!? 驚きを通り越し呆気にとられる春那。「俺を愛していない女と結婚したいんだ」と語る正周は、「結婚してくれるなら借金を肩代わりしてやる」とまで言い出して……。 -
悪名高き侯爵様と無礼な押しかけ婚約者
「クラッセン侯爵閣下、わたくしと結婚して頂けませんか?」 名門侯爵家であるクラッセン家の当主・アルフレッドはとある夜会で、子爵令嬢のディアナ・ロッシュにこう、声を掛けられた。しかもディアナは不快感を前面に出すアルフレッドに対し、「侯爵家の秘密を知っている」と脅迫めいた言葉を口にする。侯爵家の秘密……、それはクラッセン侯爵家の存続に関わる重大なものだった。それを知られた以上、アルフレッドに拒否権はない。仕方なしに事情をきけば、ディアナは「侯爵夫人」の肩書がほしいらしい。侯爵夫人という身分を手に入れ、国王陛下の公妾が運営するサロンに潜入したいのだという。そのサロンでは高位貴族女性たちが密かに不貞行為に耽っており、失踪したディアナの妹がそこに囚われている可能性があるらしい。サロンを主宰している国王陛下の公妾・ルドヴィカ・ゲーテ伯爵夫人は、じつはアルフレッドにとっても因縁のある相手で……。 -
憧れのエリート御曹司から熱烈アプローチ!? 本気にしてもいいですか?
営業事務として働く嶋本沙奈には、秘かに想いを寄せている相手がいた。それは沙奈の働く会社の副社長・藤原蒼佑。御曹司でもある蒼佑は雲の上の存在であり、沙奈は彼を遠くから眺めるだけで満足していた。ある日、沙奈の電話応対に対するクレームが入る。けれどそれは沙奈自身には否のないもので、上司や先輩は「気にするな」と慰めてくれたが、沙奈はすっかり自信を失い、自己嫌悪に陥っていた。そんなおり、沙奈は蒼佑から呼び出される。クレームに対する聞き取り調査だろうと身構えた沙奈だったが、蒼佑は意外にもクレームの件はさらりと流し、沙奈の日頃の仕事ぶりを褒め、ディナーにまで誘ってくれた。予期せぬことに舞い上がってしまいそうになる沙奈は、自身に言い聞かせる。「これは上司として、気落ちした部下を元気づけてくれているだけ」 しかし、沙奈をエスコートする蒼佑の態度は上司のそれにしてはあまりに甘すぎて……。 -
遊び人社長とワンナイトしたら溺愛されてしまいました
設計事務所でインテリアデザイナーとして働く日下千歳は29歳。何をやるにも、どこに行くにも、一人のほうが気楽だと感じる、いわゆるソロ活女子。今は仕事が楽しいこともあり、恋愛に対しても消極的だ。しかし、リフレッシュ目的に出かけた一人旅行の最中、見知らぬ土地の解放感からか、千歳は行きずりの男性・影雪と一夜を共にしてしまう。その夜は盛り上がったものの、翌朝、後悔に襲われた千歳は、影雪一人を残し、そそくさとその場を後にする。それから数日後、旅先でのハプニングなど忘れた千歳は、いつものように無謀な営業を試みていた。営業先は大手商社である成瀬商事。度々足を運んでいるが、いつも玉砕している相手だ。今回もまた契約には至らず、肩を落として帰ろうとした千歳の前に現れたのは、影雪だった。なんと影雪は、成瀬商事の社長だったのだ。あの夜のこともあり影雪とは二度と関わりたくない千歳だったが、影雪はそうは思っていないようで……。 -
遊び人の冷酷伯爵は、意図せぬ結婚で真実の愛を知る
舞踏会の夜、エリザベスは談話室で聞いてしまった。見合い相手がエリザベスとの結婚を政略結婚だと断言し、「アウラ家に広大な土地がなければ、あんな野暮ったい娘と結婚なんて願い下げだよ」と言い放つのを。男は隣に座る美女を抱き寄せ「愛しているのは、君だけだ」と囁いた。エリザベスは逃げるようにして、明かりのない中庭へと足を進めた。もとより、エリザベスの気持ちなど顧みられることなく、親が決めた相手である。愛されないと知りながら、嫁がなければならない。涙を堪えるエリザベスの近くに現れたのは……ダグラス・ローファー伯爵! 社交界きっての色男として知られるエリザベスの初恋の相手だ。まもなく結婚する身であるエリザベス。初恋を振り切ろうと意を決してダグラスが落としたハンカチを差し出すと、ダグラスに強引に唇を奪われてしまう。酔って、誰かと間違えている? だが、その現場を主催者に目撃され、破廉恥だと責め立てられて、屋敷は大騒ぎ。ついにはエリザベスの兄デビッドまで出てきて、ダグラスに責任をとって結婚するよう迫るのだった――。 -
あなたが運命の人ですか? ~年下のスパダリ社長は恋も結婚もまっすぐです~
幹本麻理恵、29歳。高校時代の仲良しグループ五人のうち、とうとう最後のシングルになってしまった。試しに婚活アプリに登録してみたものの、あまりの登録者数の多さに圧倒され、気持ちがくじけてしまう。退会しようとする麻理恵のもとに、『あなたにひとめぼれしてしまいました。結婚前提にお付き合いしていただけませんか?』というメッセージが届く。半信半疑でヒロと名乗る相手のプロフィールを見ると、会社を経営する美しい顔立ちの25歳。そんな人がなぜ私に? はじめはメッセージのやりとりから。有名レストランでの初めてのデート。よそ見をしないようにと二人は同時に婚活アプリを退会する。そして次のデートは麻理恵の幼馴染が俳優として出演する芝居を見に行き、彼が少し嫉妬したりと、距離を縮めていく二人。だが、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヒロとは対照的に、麻理恵は慎重だった。この人が運命の人だったら嬉しい。それでも麻理恵はヒロとの出会いを手放しで喜べない。婚活アプリで知り合ったということも気になっている。女性なら放っておくわけがない彼ほどの人がなぜ私を? 麻理恵がヒロに訊ねると、ヒロは顔を赤らめながらようやく理由を話してくれた。それは……。 -
あの夜のドクターとの再会愛は、私をとらえて離さない
友人の結婚式に出席するために故郷に帰ってきた夏織は、ホテルのバーで知り合った智也と一夜を過ごす。その場限りの関係とそっと部屋を出、祖母を見舞ったあとは、東京のいつもの生活に戻っていた。ある日会社でケガをしてしまい病院に行けば、なんとそこに智也が! あれからずっと気になっていた。本気になるのが怖くて連絡先も交換せず、逃げるように部屋を出ていったというのに、まさかこんなところで。驚く夏織に、智也もまた、夏織ともう一度会いたいと願っていたと告白。もう離さないというその言葉の通り、智也は夏織に四六時中付き添うように。だが、待合室で鉢合わせた女性が智也とやけに親密そうで……。 -
アパレル社長は初心な花屋を愛してやみません
藤田日菜子は両親と兄夫婦と共に花屋を営んでいる。日がな一日花のことばかり考えているため、23歳になった今もお洒落には無関心で、恋愛経験もゼロに近い。ある日、日菜子は沢山のフラワーアレンジメントの注文を受ける。注文したのは近々、近所のファッションビルへの出店が決まっている有名ブランド「カレンティーノ」のデザイナー兼社長・稲葉航大。童顔の日菜子をバイト扱いし、失礼な態度を取る航大に腹を立てる日菜子だったが、「予算内で自由にアレンジを作って欲しい」という初めての大仕事はやりがいがあり楽しかった。兄と共にアレンジを納品すると、航大は素晴らしい出来だと褒めてくれ、中でも日菜子の手掛けた花かごを気に入ってくれたようだった。それ以来、航大は何日かに一度店に訪れては、花束を注文するようになる。しかも配達は必ず日菜子が来るように、という指名付き。度々顔を合わせ言葉を交わすうち、二人の距離は徐々に縮まっていくが……。 -
甘々仮初婚約 ~結婚の約束は時効なのにエリート御曹司からの執着愛が止まりません~
恋愛ゲームの運営や企画を仕事とする瑠香には、三次元の恋人はいない。MMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)でよく遊ぶ「カラスさん」のことがちょっと気になるけれど、それも恋愛感情とまではいかないだろう。そんな瑠香には、幼い頃に離ればなれとなってしまった男の子と、結婚の約束をして契約書まで交わした、甘い思い出がある。たまに夢に見る、淡くも大切な思い出だったけれど……。ある日、会社の事業部を立て直す上司として現れたのは、その幼馴染みの男の子・結翔だった! しかも彼は、瑠香が幼馴染みの少女だと気づくと、いきなり求婚してきたのだ。驚いた瑠香は、気になる相手がいると言って断るが、それでも結翔は引かなかった。瑠香は彼の情熱に押されるがまま、仮初めの婚約を結ぶことに。あっという間に結翔と同棲をすることになってしまった。動揺する瑠香は、癒しをカラスさんに求める。ところが、彼の正体は幼馴染みの結翔その人で……。 -
甘い視線 ~王太子の婚約者は救国の騎士に溺愛される~
侯爵令嬢マリエルは今日も憂鬱な気分で溜め息をついた。婚約者である王太子・デリックは、偶然出会った街娘のイーリカに心を奪われ、マリエルとの約束も何度も反故にして、足繁く彼女のもとへ通っている。限界が近づいていたマリエルは、ある時、優秀と名高い王立騎士団の副団長ライオネルからの視線に気づく。それ以降、互いの姿を見かけては視線を送りあう日々。ライオネルの視線には少しずつ熱がこもり、マリエルもまた秘密のやり取りに心を揺らしていた。そんなある日、舞踏会で気分が悪くなったマリエルはライオネルに介抱される。二人きりで言葉を交わすなかで、マリエルは彼に淡い期待を寄せていることに気づく。ライオネルもまた焦がれるように自分を見つめていることに気づいたマリエルは思ってしまった。「私が欲しいなら―――どうか奪って」 -
甘い独占愛 ~地味OLがエリート社長の秘書になりました~
倉沢瑞希は真面目だけが取り柄の地味なOL。若き社長・角南に密かにあこがれているものの、自己評価が低いせいでそれを「恋」とは自覚しないまま、日々コツコツと仕事に精を出していた。そんなある日、遅くまで残業していたところ、角南に声をかけられ、訳も分からぬまま彼の車で自宅まで送ってもらうことに。楽しい会話もできないつまらない自分に引け目を感じ、恐縮しっぱなしの瑞希だったが、角南はそんな彼女を「楽しい人」と評してくれた。それだけでこれからも仕事が頑張れる! 翌日、気合も新たに仕事に打ち込んでいた瑞希へ、とんでもない辞令が発表される。「角南社長の意向により、あなたには今日から秘書課に異動してもらいます」 秘書課と言えば美人揃いの花形部署。自己肯定感の低い内気な地味OL瑞希は、きらびやかな秘書課でやっていけるのか!? そして彼女を秘書課に推した、角南の真意は!? -
雨の夜、エリート社長と運命の出会いがありました
26歳の結菜はある雨の夜、公園のベンチに腰掛けるずぶ濡れの男性と出会う。思いつめたような様子に、見て見ぬ振りをして通り過ぎることもできず傘を差し出し声をかけると、それは結菜の勤務する会社の社長・蒼士だった。大手自動車メーカーのトップに若くして上り詰めた蒼士は、整ったビジュアルもありメディアからも注目される、結菜にとっては雲の上の存在。もう二度と二人きりで言葉をかわす機会などないだろうと思っていた結菜だったが、どうしたことかその翌日から社内で度々、蒼士と遭遇するようになる。雨の夜の偶然の出会いが縁となって繋がったことを単純に嬉しく思う結菜とは異なり、あの夜の出会いを特別なものだと思っているらしい蒼士は、結菜のことをもっと知りたいと言ってきて……。 -
暗殺されかけたので、初恋の公爵様の閨教育係(仮)になりました
亡き母譲りの美貌と豊満な肉体に恵まれたことで継母から疎まれ、嫌味を言われる日々を送っていたレティシア。そんなある日、レティシアは義姉との買い物中に何者かに拉致されてしまう。国境の森で殺されかけたレティシアを助けてくれたのは、隣国の公爵子息・ユーリスだった。初恋の相手でもあるユーリスとの再会を喜んだのもつかの間、レティシアはその後の身の振り方に困ってしまう。というのも、 レティシア は自身を殺そうとした犯人として継母を疑っていたのだ。このままのこのこ屋敷に帰ったら、再び命を狙われかねない。そんなレティシアをよそに、ユーリスの屋敷ではとんだ勘違いが始まっていた。レティシアの豊満な体つきから、ユーリスの「閨教育係」と勘違いされてしまったのだ。ひとまず好都合な勘違いに便乗する形で身をひそめることに成功したレティシアだったが、ユーリスの「一刻も早く閨教育を受ける必要がある」という事情を知って……。 -
許婚から、はじめましょう ~イケメン御曹司のプロポーズ~
箱入り娘の菊乃は、彼氏と呼べるような相手がいないまま、とうとう26歳に。ついに祖父から縁談を進めると宣言されるのだが、よくよく話を聞いてみると、祖父同士で決めた許婚の存在が明らかに! え? 今どき? 時代錯誤もはなはだしい。とにかく会って話さなきゃ……。祖父のメモを元に、正太郎というその相手にアポイントをとって会社に乗り込んだ菊乃。出てきた太郎は、今をときめくアウトドア系ファッションブランドの社長で、しかもイケメン! そのカッコよさに気持ちがぐらっと動いてしまう菊乃だったが、何も知らない正太郎からは不審がられて、あまりのそっけなさに第一印象は最悪。しかしその騒ぎに祖父が倒れてしまい、その祖父から三か月間、お試し交際をするようにいわれた二人はしぶしぶ初デートへ。ついつい悪態をついてしまう菊乃だったが、正太郎のほうは……。 -
許婚は俺様ドクター! 独占愛からは逃げられない
仕事一筋で、恋のチャンスを逃してきた看護師の美智は、母の勧めでお見合いをしてみることに。親友の母親同士で、生まれて間もないころから二人を結婚させようと約束していたらしいのだ。初めて会った婚約相手は、トップクラスの病院に勤務する医師・雅也。誰が見ても100点満点をつけるに違いないほどの美形だが、会えば喧嘩で相性はサイアク。しかし、美智は娘を思う母の気持ちを無下にはできず、月に一度、雅也と会いつづけていた。出会いから2年。美智の転職先に、雅也がいた!? 転職初日当日に、雅也から「彼女と俺は許嫁の関係」と宣言され、なぜか周囲から羨ましがられる美智。どうやら雅也は看護師からも医師からも評判がいいらしい。普段とのギャップに戸惑っている美智に、雅也は「そろそろ、結婚話を進めるぞ」と宣言。はあ? どういうことよ……!? -
いきなりプロポーズですか? ~初恋の御曹司との再会愛~
結婚しよう――まだ5歳の子どものころ、結婚の約束をした奏多と梓。一緒にいるのが当たり前で、いつも二人ですごしていた。10年前のあの日も、そんな一日になるはずだった。だが、奏多のいきなりのキスに驚いて逃げ出してしまった梓は、それから彼を避けるようになり、いつのまにか二人には距離ができてしまったのだ。5年前に成人式で会った時は、もうすっかり他人だった。なのに、どうして? ある夕方、自宅を訪ねてきた奏多に、突然プロポーズをされて戸惑う梓。『あの時』からすれ違ってしまった二人。梓にだって、後悔がないわけじゃない。友だちからやり直そう。そう決めて……。 -
イケメン御曹司の偽装婚約者になったら本気で愛されました
過去のトラウマから男性恐怖症をわずらう香奈。彼女は、ガンで倒れながらも手術を拒否する祖母の「香奈の花嫁姿が見たかった」という願いを叶えるため、店の常連客である翔に「偽の婚約者になってほしい」と頼む。翔もまた、勝手なお見合いを進めようとする両親の説得のため、香奈の申し出を快諾し、二人はお互い助け合う関係に。これで一件落着かと思われたとき……、なんと自らが超一流ホテル経営者の跡取りであるという素性を明かした翔は、「僕はこの婚約を『嘘』だとは、一度も言ったことないけどね」と、香奈との本気の婚約を強引な態度で迫る。そして香奈も、男性が怖いはずなのに素直に反応してしまう自身の心に戸惑いながら、翔の想いを受け入れて正式な恋人となった。順調だと思われた二人の関係だったが、ある時、翔の関わるプロジェクトを知ってしまったことで、香奈の心はかき乱されることになる。果たして、嘘から始まった二人の愛の行方とは――。 -
イケメン御曹司の指導係ですが、むしろヤられっぱなしです
すらりとした体型とクールな顔立ちから“クール・ビューティ”と思われている咲良。でも実は、その見た目に反してキャラクターグッズや女の子らしい服装が大好き。「男を手玉に取る魔性の女」なんて噂されてはいるものの、恋愛経験はゼロだし、もちろん処女! しかし周囲の目を気にするあまり、それを隠して噂通りの自分であろうと努力していた。そんなある日、咲良は他部署から異動してきたチャラいイケメン・隆見の指導係を任せられる。指導係、とはいえ隆見は数々の部署で功績を上げてきたエリートで、しかも社長の息子。「自分が彼に指導できることなんて何もない」と困惑する咲良に対しても、隆見はチャラついた態度で迫ってくる。そんな隆見に振り回されっぱなしの咲良だったが、彼が実は仕事に対しては真摯に取り組んでいること、そして意外にも誠実であることに気づき……。 -
イケメン御曹司のシークレットベビー ~会えると信じて、待っていました~
大学卒業後、サークルの懇親会で知り合った菜月と祐輝。その後二人は食事をするようになり、クリスマスイブに菜月は祐輝から「恋人になってほしい」と告白され、交際がはじまる。数か月後の菜月の誕生日、祐輝からプレゼントされた温泉旅行で二人は結ばれた。だが、その翌日に一週間後から三年間の海外赴任することを聞かされる。祐輝は大手ワイン商社・ニトカンパニーの社長令息。極秘ミッションで南アフリカに渡るため、会うのはもちろん、連絡をとるのも難しいという。言いそびれていたことを詫びる祐輝。三年は長すぎる、だから待ってくれとは言わないと伝える祐輝に、それでも待つと菜月は答える。もしお互いの気持ちが変わらなかったら、三年後の菜月の誕生日に会うことを約束して、祐輝は旅立っていった。その後、菜月にまさかの妊娠が発覚。気をつけていたはずなのに……。菜月は再会を信じて、一人で産む決心をする――。 -
イケメン御曹司は地味OLを溺愛して逃さない!
本社への異動を控えた大沼陽菜子は、施設育ちで天涯孤独。いつか大好きな人と結婚して家庭を持つことを夢見つつ、必死で仕事に打ち込んできた結果、25歳となった今も恋愛経験はゼロのまま。そんなある日、いつものように一人、バーでグラスを傾けていると見知らぬ男性から声をかけられる。艶のある低音ボイスと、整った顔に浮かぶ優しい微笑み。けれど奥手な陽菜子は男性からのアプローチに気づくこともなく、楽しい会話を交わした後、一人帰路についてしまう。翌朝、本社へ初出社した陽菜子を待っていたのは、昨夜バーで出逢った男。実は彼こそが、陽菜子の新しい上司である営業部長・聖夜だったのだ。超絶イケメンで社長の息子(つまり御曹司!)である聖夜は当然、営業事務の女子たちの憧れの的。しかし聖夜は社内ではニコリとも笑わない堅物で通っているらしく、仕事以外の会話はほとんど受け付けないという。昨夜の彼とのギャップに戸惑う陽菜子を他所に、聖夜は二人きりになった途端、昨夜のような優しい笑みを陽菜子に向けてきて……!? -
イケメン完璧社長は残念系!? 秘書を愛でたいのに素直になれません
社長秘書を務める松原和歌には悩みがあった。それは社長・花山尊について。スペースデザイン会社の社長でありながら、自身も一流デザイナーである花山は顔が良い。おまけにスラリとした高身長でスタイルも良い。そして、とても軽い。女性と見れば息をするように甘い言葉を囁く花山だが、なぜか和歌に対してだけは全く異なる態度を取るのだ。彼の秘書となり3年が経つというのに、業務以外の会話はほぼゼロ。和歌のほうを見ようともせず、にこりともしない。「そんなに私が嫌いなら、クビにでもすれば良いのに!」 しかしクビになる気配はゼロ。そんなある日、花山の付き添いで出席したパーティで、和歌に見合い話が浮上。それを耳にした花山は何故か激怒して……!?