小説・文芸 - パブリッシングリンク作品一覧

  • 賢者の占術―殺しの相性
    -
    1巻550円 (税込)
    ひとりの中年女性が殺された。現場はマンションの1室。通報してきたのは、女の愛人だった。容疑者は複数。警視庁捜査一課の名物コンビ、岩海と坂野の捜査は難航。物証のない、証言、供述のみの心理戦が始まる…。人気占いサイト〈賢者の占術〉の〈相性占い〉が事件周辺の五角の人間関係をあぶり出し、真犯人逮捕の重大な手がかりを提供する! 直木賞作家・笹倉明による異色の占いミステリー。

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  • 首都高の神様
    5.0
    1巻330円 (税込)
    東京23区を中心に、その周辺地域を結ぶ都市高速道路、通称「首都高」。まるで人体を巡る血管のように、24時間眠らない日本の首都を支える道路。その上では、日夜、様々な人が様々なドラマを繰り広げている。タクシードライバー、新人営業マン、地方から出張でやってきた青年…。そんな彼らに訪れた小さな幸せ。それはもしかすると、首都高にいる「神様」が起こした奇跡なのかもしれない…。「首都高」をテーマに綴った、読後、ほんわかと心が温かくなる珠玉の短編集をお楽しみください。この作品は二〇一三年四月二十七日~二〇一四年三月三十一日の間、首都高メールマガジン「東京Slow Style」にて連載された『首都高の神様』に、書き下ろし作品「池袋線のランナウェイ」「料金徴収所」を収録したものです。また、この作品はフィクションであり、登場する人物、および団体は、実在するものとはいっさい関係ありません。
  • あたし、ちょっとマシーン
    1.0
    1巻550円 (税込)
    女子大生・スモモは、彼氏や周囲にも内緒でソープランドでバイトをしている。人気がある彼女を妬む同じ店のソープ嬢たちは、SEXが好きなだけのSEXマシーンだと陰口を叩くが、スモモがそこまで貪欲に金を稼ごうとするのには、人に言えない理由があった。ストーカーに摂食障害…、次々とスモモを襲う危機に彼女はどう立ち向かうのか? 女子高生と痴漢との交感を描いたR-18文学賞優秀賞受賞作「なくこころとさびしさを」で人気の清瀬マオが贈る初の長篇作品、女子大生ソープ嬢の物語。

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  • 薄紅まといて
    -
    1巻330円 (税込)
    卒業を間近に控えた、楢坂高校3年のホノカの胸中は複雑だった。思いがけない自身のドジがきっかけで付き合うこととなった、同級生で弓道部のヒタカが東京の大学に進学してしまうからだ……。弓道に夢中のヒタカに、その寂しさを伝えられず、意地を張ってひとり悶々としていたホノカ。しかし、早咲きの桜の枝を拾った日から、彼女の周辺で不可思議な現象が起こるようになり…。甘酸っぱい学園ロマンスの影にちらつく、もうひとつの悲しい恋。ひたひたと、ホノカに迫り来る狂気と情念の正体とは? 薄紅色が舞い散る美しい幻想奇譚。

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  • エボリューション
    -
    1巻220円 (税込)
    霊長類研究所に勤務する海藤は、担当するチンパンジー・イモタロウの指導に心血を注いでいた。ほかのチンパンジーより抜きんでて頭の良いイモタロウは、文字や数字の意味を解し、豊かな感受性を持っていた。ある朝、メールチェックをしていた海藤は、自身のパソコンから発信された自分宛のメッセージが届いていることに気づく。「メール」をテーマにした第2回Yahoo! JAPAN文学賞選考委員特別賞受賞作品。衝撃的なラストが待ち受けるSFミステリー。

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  • 女の幽霊
    -
    1巻330円 (税込)
    「たか……」「ずっとあーちゃんとしたいって思ってた」。26歳のOL明奈は、会社の飲み会で訪れた居酒屋で、酔い潰れた大学生・孝允を介抱する。それがきっかけで、彼とつき合い始めた明奈だが、ふと入った店で、雑踏で、若い女性の姿を見かけるようになる。しだいに近づいてくる彼女の姿に、明奈は、その女が自分にしか見えない幽霊であることを知る。優しく自分を気遣う孝允に迷惑を掛けてはいけないと、ある決意をした明奈は――。強すぎる思いは人を追い込んでいく。意外な真実が待ち受けるエロティックホラー。

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  • 記憶 河村警部補―取調室シリーズ
    4.0
    1巻330円 (税込)
    津が逮捕された。警視庁捜査一課の河村が取り調べると、高津は素直に犯行を認めた。しかし、事件に至るまでの経緯は記憶にないと言う。ショックによる一時的な記憶障害かと思われたが、高津の周辺を調べるうち、つい最近病死した高津の母親が、吉田の患者だったことがわかる。しかも高津は、母親は吉田の医療ミスによって死んだと訴えていた。事件は一気に解決したかに思えたが、河村の心に何かがひっかかる…。河村警部補が人間の心の闇をあぶり出す、人気シリーズ第三弾。

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  • 恋綾繋
    -
    1巻550円 (税込)
    女学校を卒業し、さびれた本屋の家政婦となった宵子。だらしないことが大嫌いな潔癖性の宵子と、くたびれた中年男やもめの雇い主・一生との共同生活は、小さなぶつかり合いを繰り返しながらも、いつしか温かい空気が通い始め、宵子は一生への恋心をはっきりと自覚する。しかし、二人の間には様々な障害が立ちはだかって…!~ 「本屋さん、私ね、本当はもっと若くて清潔な人が好きなんです。それなのに、なんでこんな人を…」。懐かしくて切ない、年の差レトロ・ロマンス。

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  • 誘惑の避暑地―恋綾繋番外編1
    -
    1巻330円 (税込)
    宵子は、一生とやっと結ばれて結婚したものの、甘さとはほど遠い新婚生活に悩む日々が続いていた。そんなある日、一生の息子・有哉の勧めで避暑地へ旅行することになった。しかし、そこでも一生は相変わらず読書三昧で、新婚旅行を期待した宵子はがっかりして一人散歩に出かける。そんな宵子の前に現れたのは美しい青年で、彼の元を何度も訪れるうちに宵子は…。伝説に隠された2つの真実が交錯する、年の差レトロロマンス「恋綾繋」番外編。まさか、宵子が浮気!~

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  • 秋雨恋濡―恋綾繋番外編2
    -
    1巻330円 (税込)
    宵子の夫・一生と前妻との間の息子・有哉が秋休みで帰省している。ある日、有哉は寂れた商店街の一角で雨宿りをしていて、不思議な雰囲気を持つ女に出会う。彼女は、幼い息子を事故で亡くし、その後離婚をして町に戻り「現実逃避をしているのだ」と言う。有哉はその女に、幼い頃亡くした母親の面影を見て、急速に惹かれていく。毎日のように通っては肌を重ねる有哉。しかし、女は忽然と姿を消した…。年の差レトロロマンス「恋綾繋」番外編。有哉の甘酸っぱい感傷の行方は?

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  • 事故
    3.0
    トラックで男を轢き殺したとして逮捕された石川雅子。被害者の杉原は、5年前に同じ場所で雅子の娘を轢き殺した男だった。警察は復讐のための殺人と考えるが、雅子はあくまでも事故だと言い張る。しかも「まだやることがあります」と呟く。杉原が死んだ今、雅子がやり残した事とは何か? 警部補・河村と婦人警官・富永は事件の真相を追うが…。「消えずの行灯」で平成18年の小説推理新人賞を受賞した注目の作家が贈る衝撃の警察ミステリー。

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  • 人工臓器停止法案
    -
    舞台は近未来の日本。人工臓器が発達したおかげで、平均寿命は男性88歳、女性94歳を上回っていた。しかし、年金や健保関連の経費増大に悲鳴を上げた政府により、百歳ですべての人の人工臓器を停止する「人工臓器停止法案」が国会を通過した。光村ミサは間もなく百歳の誕生日を迎える「ひーばあ」を救うために、人工臓器の生産市場を独占している帝国人工臓器に入社し、ひーばあを救う方法を探ろうとするのだが……。ユーモアとアクション満載、ラストまでまっしぐらの痛快作!

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  • 武生ちゃんのひまわり
    -
    1巻550円 (税込)
    武生35歳と純25歳は、義理の兄弟。高円寺の一軒家にふたりで住んでいる。武生は、純の母親・清美の再婚相手の連れ子だった。清美は、「人生は短いの。“愉しい”を優先させなさい」が口癖で、あっという間に再婚相手が病死した後も世間体など気にせず、恋愛にも性にも奔放に生きていた。その影響からか、ゲイの純は多くの男との気ままなセックスを日々愉しんでいるが、彼氏は作らない主義を通している。一方の武生は高校時代に電車に乗れなくなって引きこもりになり、アルバイトをしても長続きせず、新宿二丁目のバーで働く純の稼ぎで暮す…。それでもふたりが幸せなのは、“愉しい”をすべてに優先させて生きているからだった。血のつながりがなくても、強い絆で結ばれ、毎日を愉しく生きる兄弟の物語。
  • 注文の多いお葬式
    -
    妻に捨てられ、定年後の日々を一人淋しく過ごしていた松原は、心機一転をはかるため、自分の“生前葬”を計画。葬儀屋を開業したばかりの元部下と一緒にプランを練っていると、ひとり娘の理紗がとんでもないことを言い出した。「ママに来てもらうために、ほんとの葬式と言うことにすれば?」。元妻に未練たっぷりの松原はこの提案に乗るが――。笑えてドキドキして、ちょっぴりホロリとするコメディ。

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  • 貯水タンク 沈むまじない
    -
    大学の同級生・和己のことが好きになった詩織は、ライバルに負けたくないという気持ちから、彼の心を掴む“おまじない”を実行する。それは、自分の髪を浸し呪文をかけた水を、好きな人に飲ませるというものだった。やがて、思いが通じ、詩織は和己と付き合うようになるのだが――。深く考えずにおまじないをかけて願いがかなったものの、しだいに生活を髪の毛に浸食されるようなった女子大生。日常で起こりそうなシチュエーションに身の毛がよだつ恋愛ホラー。
  • トワイライトストーリー
    -
    1巻440円 (税込)
    クリスマスイブを一緒に過ごす相手がいなくてコンビニでアルバイトをする女子高生に起きた小さな奇跡―「サンタクロースへのプレゼント」。大学進学で上京して、背伸びしてブランドスーツを買った日の思い出―「憧憬」など、2015年8月6日から2015年12月17日に電子書籍配信サイト「yomel.jp」にて連載された短編8作品に、和製「スタンドバイミー」とも言える、少年たちの友情と恋を描いた「神前の小僧叶わぬ恋を病む。」を新たに収録した珠玉の短編集。昭和を舞台にした、誰もが一度は経験したことがあるような、どこか懐かしくて、ちょっぴりほろ苦いストーリー全9話。
  • 動機
    5.0
    1巻330円 (税込)
    女子高校生が渋谷のラブホテルで刺殺された。1週間後に、犯人として逮捕されたのは、彼女と付き合っていた大学生の恋人・本田。彼は司法試験に合格し、検事を目指している男だった。彼によれば、世の中の人間のほとんどは腐っており、その中で自分だけは正義を貫きたいと言う。刑事の河村は、そんな本田の語る動機に腑に落ちないものを感じた。そして、河村の嫌な予感は的中し…。ひき逃げ事件に隠された悲しい真相を探る『事故』の刑事河村が再び登場!

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  • 道化の沈む夢
    -
    1巻330円 (税込)
    大学の先輩に、孤独死した老人の家の片づけを頼まれた亮(あきら)と眞子(まこ)。若い頃はサーカス団の裏方として働いていたというその老人は、生涯独身を貫き、誰にも看取られることなく死んだという。主のいない家を歩き回るうちに、二人は倉庫の中から人骨らしきものを発見する。さらに家の奥へと進んだ二人は、サーカスのテントの中に立っていて――。夢とも現実ともつかない世界に迷い込んだ恋人たちの物語。

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  • 灰色にぬれる
    2.0
    汚れたものが“私”をうずかせる…。初の単行本『花宵道中』で、花魁の切ないほどのエロスと死を描ききった著者が、本作では現代を舞台に女の抗いがたい官能を描き出す。――優しい恋人との結婚を待ちわびる30歳間近の“私”。真面目な両親に何不自由なく育てられた私の心に、最近つきまとって離れないのは、ドヤ街のどぶ川、日雇い労働者の群れ。ある日恋人の家を訪ねるつもりが、道に迷いドヤ街をさまようことに。私の身体が濡れはじめる…。私の過去が甦る…。

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  • ボクラ ノ トモダチ
    -
    1巻330円 (税込)
    何者かが自分の名前を語って女を弄び、商品を次々と購入している。それが昔の同級生の仕業ではないかと考えた俺は…。『見知らぬ友人』/二学期が始まる朝。いつもと違う通学路で登校した小学四年生の僕は、教室で不思議な少年に出会い…。『新しい友達』/楽しみにしていた久しぶりの授業。だが雄介は違和感を覚え…。『最後の授業』/親友の言動がどことなくおかしい。俺はその理由を聞き出すが…。『背中あわせの友人』/ゾクりとするけれど、懐かしい香りがする4編を収録。

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  • 見知らぬ友人
    -
    就職をしたものの、俺は職場に馴染めず鬱屈した日々を送っていた。そんなとき、偶然同郷の女性と知り合い彼女と親しくなったことで、俺はスランプから抜け出すことができた。だが、やがて俺の周辺で、俺の名を語った何者かによる嫌がらせのような出来事が起こり始める。俺はそれが自分と同姓同名の同級生の仕業ではないかと疑うが――。忘れかけていた“友人”をめぐる切ないミステリー。

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  • ルテアの葬列
    -
    1巻440円 (税込)
    訪れた土地で突然の猛吹雪に見舞われ、見つけた洋館に助けを求めたユメノさん。サクヤと名乗る美貌の男性に招き入れられ足を踏み入れると、ユメノさん同様雪で立ち往生した三人の先客がいた。サクヤは四人に、洋館の主人だった老婆イビセラ・ルテアの遺産をかけたゲームをもちかける。ルテアは四人が来る直前に、首を吊って自殺したという。ユメノさんは乗り気な三人とともに渋々ゲームに参加することになるが、ゲームの鍵を手にしたことにより、次々と参加者の男性たちに襲われることになってしまい…。密室の中で繰り広げられる残酷なゲーム。そしてイビセラ・ルテア、サクヤの本当の正体とは?

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  • 瑠璃垣冴の解析事件簿
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    警察庁科学警察研究所の研究員・瑠璃垣冴は、元彼で現・警視庁捜査一課課長代理の青木圭二郎から頼まれて、連続レイプ犯検挙の手伝いをすることになる。長年の憧れだった捜査一課に出入り出来ると勇んで出かけたが、よそ者、特に女性に対する風当たりは強く、捜査は思うように運ばない。そんな時、再び事件が! そして彼女のプロファイリングを否定するライバルが出現し…!~ 「消えずの行灯」で小説推理新人賞受賞の気鋭による初の携帯サイト向け書き下ろし作品。

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  • わたしの長谷川さん
    -
    1巻550円 (税込)
    OLあさひ(26歳)は最近ついてない。会社でもプライベートでも、ちょっとしたトラブルに見舞われ、彼氏とも不穏な雰囲気。先日も、帰宅途中で大嫌いな犬にからまれ、万事休すのところを、正体不明の中年男性・長谷川に助けられた。その後、行く先々で、たびたび長谷川に遭遇する。しかし、追いかけるとすぐに彼は姿を消してしまう。お礼もろくにしていなかったので、あさひは気になったが、長谷川の正体はなかなかつかめなかった。もしかして、彼はストーカーかも?と急に恐怖を覚えたが、彼はあさひの守護霊、つまり幽霊であることが判明する…。奇妙な守護霊との日々を送るうち、生前の長谷川の姿を知りたくなったあさひは…。

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