大下英治作品一覧
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3.3「赤旗のライバルは、読売であり、朝日だ!」と豪語する「しんぶん赤旗」の編集幹部。結党91年、治安警察法下の大正11年7月に東京・渋谷で非合法政党として産声をあげた共産党の本質とは何か。 「ブラック企業は許しません!」ドコドン。「原発のない日本をつくりましょう!」ドコドン。「反自民」の受け皿政党として、平成25年夏の参院選の“第三の躍進”を受け、日本共産党は現在、民主連合政府樹立を視野に入れている。「いよいよ本格的な“自共対決”の時代を迎えた」と志位和夫委員長は強調する。昭和8年真冬、治安維持法下の作家小林多喜二の拷問死をはじめ、戦前・戦後の歴史的考察から今日までの「日本共産党の深層」を党最高幹部への丹念な取材を重ね、いま解き明かす。
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-闇社会を牛耳った凄すぎる首領たちの激闘! 戦後、敗戦日本は一時、警察権力も崩壊して、無法勢力が跋扈。そこで、博徒、侠客、ヤクザが一定の存在感を持ち秩序を担った時期がある。 本書では、東の稲川会・稲川聖城、石井隆匡、西の山口組・田岡一雄、戦前からの右翼闘士・児玉誉士夫、新宿・渋谷の特攻崩れの安藤組・安藤昇、「仁義なき戦い」の広島・共政会・山田久を取り上げている。著者の大下英治氏はほとんどのドンとは長時間の直接インタビューを実現しているので、リアル感が飛びぬけており、ドンたちの文字通りの血と弾丸に明け暮れた、凄ましい生と死を活写している!
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-児玉、小佐野、角栄!闇社会&表社会の巴戦! 児玉誉士夫(1911年、福島生まれ)、小佐野賢治(1917年、山梨生まれ)、田中角栄(1918年、新潟生まれ)。この三者に共通するのは、出自が貧困で学歴がないこと。児玉の父親は「賊軍」二本松藩の御典医。明治維新後、政治家になり無一文に。小佐野の父親は山梨・勝沼の小作人、「戸のない家」と呼ばれた。田中の父親は新潟・西山町の馬喰。因みに児玉は全ての知識は青年期の度重なる刑務所生活の読書で身に着けた。 太平洋戦争中、児玉機関を名乗り、大陸で海軍の戦略物質を大量に買い集め、敗戦後は、それをもとに鳩山一郎に数千億円を提供。小佐野は闇物質の買い占めと戦争で疲弊した名企業の乗っ取りなどで、政商として名をなす。田中は獄中立候補で国会へ、数々の政権抗争に勝利し、今太閤といわれた宰相となる。田中のカネは小佐野が支えたが、三者三様で日本を表と裏から支配した。三人の終焉は、ロッキード事件であった。
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-時代劇の東映が危ない!高倉、鶴田の任俠路線に猛進! 戦後、一時期、日本映画の屋台骨だった任俠映画。おびただしい数の作品が封切られた。この中でも東映の任俠ものは他を席巻した。当時の東映にとって直面する時代劇の衰退は死活問題であった。 そこで、尾崎士郎原作の『人生劇場』の映画化『飛車角』から任俠路線が始まった。京都東映撮影所長岡田茂、プロデューサー俊藤浩滋、ヒット作がない高倉健、鶴田浩二。背水の陣で任俠映画が仕掛けられた。
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-【「反差別」と「権力」の狭間で――こんな漢は二度と出ない。】 「反戦」と「融和」の騎士はなぜ、総理を目指さなかったのか? ある時は、地元京都において共産党革新府政と激しく対峙する強面の地方政治家。 ある時は、ハンセン病患者に寄り添い野党幹部さえ深謝させるハト派。 またある時は、政界のクーデター「加藤の乱」を完全鎮圧する豪腕幹事長。 保守本流政権の守護神として、「悪魔にひれ伏してでも」とバトルを繰り広げた小沢一郎、「抵抗勢力」とのレッテルを貼られた小泉純一郎との最後の闘い・……。 野中広務の抱えた闇は、その生い立ちから日本の戦後史との闘いそのものであった。 〈本書の内容〉 序章 小沢一郎との死闘 第一章 「政界の狙撃手」の屹立 第二章 権力は眠らない 第三章 影の総理 第四章 保守政権の守護神 第五章 「加藤の乱」の深層 第六章 総理にならなかった漢 第七章 小泉純一郎との最終戦争 終章 野中広務とは何者だったのか 〈本書の特長〉 政界ノンフィクションの第一人者・作家 大下英治氏が歴代総理、自民党最高幹部に直撃取材!
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3.0“東の藤木、西の田岡”と並び称された男!命を張った三代の生き様! 山口組・田岡一雄の教え、義理と人情、沖仲士と賭場の港からカジノ追放へ。ヨコハマに一生を捧げた藤木三代の激動史! 横浜市へのカジノ誘致問題で総理大臣・菅義偉と真っ向対立した藤木幸夫(ハーバーリゾート協会会長)。勝負は横浜市長選へと持ち込まれ、2021年、藤木陣営が勝利し、カジノ誘致を阻止した。藤木三代は父・藤木幸太郎の代から、横浜港の港湾業者を束ねる実力者である。藤木幸太郎は焦土の横浜を命を張って救い、ヤクザの親分衆との強い絆で港湾荷役業を発展させた。山口組・田岡一雄もその一人であり、また稲川会の井上喜人を堅気にさせてもいる。 父の背中と田岡の薫陶を受けた息子の藤木幸夫は、義理・人情・恩返しの精神で、港湾カレッジ設立など港湾の近代化に努めてきた。芸能界にも顔が利き、勝新太郎、美空ひばり、杉良太郎など幅広く交流。横浜スタジアムやベイスターズ、FMヨコハマ開局などを仕切り、横浜の発展をリードしてきたドンである。幾多の難局を乗り越え港ヨコハマをつくりあげた男たちの疾風怒濤の軌跡!
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-はみだすチカラ!を校是とする日本大学芸術学部。あらゆるジャンルに才能を輩出している日芸の秘密とは……。各界で地歩を築いているOBたちへのインタビューを中心に、どのような風土から彼らが生み出されたのか、日本を変えていく力になりうる可能性を秘めた底力はどこにあるのか? を探る。深作欣二、宍戸錠、森田芳光ら映画人から、コメディアンのケーシー高峰、気鋭のロボット学者・松井龍哉、元女子アナで現同大特任教授の近藤サト、写真家の篠山紀信や宮嶋茂樹、同大初の代議士・林幹雄に至るまで多士済々の13人。「はみだすチカラ」で成功をおさめるまでの壮絶な戦いのドラマがここに。
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4.0利益一円でも売る商法で、不可能を可能にした社長! 「これが100円か!」で日本人に衝撃を与えた100均のダイソー(1977年12月設立)。創業者・矢野博丈は学生時代から七転八起! いくつかの事業を失敗して、スーパーなどの店先で棚板に商品を並べて「100円均一」で売ったところ大当たり。一日で100万円を売り、スーパー店長が仰天。その成功の秘密は利益一円でも売ることにあった。先行するライバルは100円の粗悪品、ダイソーは「100円の高級品」。利益一円でも売る商法である。この差が消費者の心をつかんだ。 常設店舗一号はダイエーの隣。その後も色々とあったが、月に68店舗を出店した時期もあった。現在は国内外に4,700店舗。しかも、商品の99パーセントが自社開発商品である。本書では、あまりマスコミに出ない矢野社長を、同郷のジャーナリスト大下英治氏が徹底取材。前例のない「100円商法」の波瀾万丈・型破りの経営を描く!
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-「東海道五十三次」を描いた絵師・安藤広重が、晩年に艶本を描いたことはあまり知られていない。広重の描く人物は滑稽で、人間くさい。特に女人には目がなく、艶本の基礎は、実は東海道五十三次の旅での女修業によって培われたものであった……。社会派ルポルタージュの俊英が、北斎、歌麿に続いてスポットを当てた、浮世絵師・安藤広重の〃色と艶の東海道〃。
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3.0大連立構想の真相! 衆参ねじれ国会をめぐる福田・小沢の攻防戦 参院選大敗北、安倍首相自爆辞任、福田総理誕生…、結党以来の大混乱期を迎えている自民党。一方、小沢代表のもと「政権奪取!」と意気込んでいた民主党。そんなときに降って湧いた大連立構想。いったいこの時期になぜ?政界緊急レポート。
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5.0鉄蔵、のちの葛飾派の祖・北斎は15歳で吉原の門をくぐった。洒落本の木版を頼まれても、女に無知では話にならない。女体は生きた芸術品だった。ふと知った女掏摸・かえでと結婚、その紹介で浮世絵師・勝川春章の門下となり世に出る。のちに女体修行に明け暮れ、秘画も多いが「富嶽三十六景」は光る。ルポルタージュの名手だった著者が奇才の激しい生涯を辿る野心作!
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3.0自民圧勝、民主大惨敗の分岐点は、ここだ! 小泉総理大勝利の真相! 「自民惨敗必至」「狂気の沙汰」と喧伝された“郵政解散”総選挙。が、ふたを開けてみれば、記録的な自民圧勝。劇場型ワンフレーズ選挙にもちこんだ小泉純一郎の大勝利であった。この圧勝劇の陰に渦巻いた様々な動きの深層を、克明にリポート。
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-※本書はリフロー型の電子書籍です。 【アパレルに革命を齎した漢――島正博。波瀾万丈のカリスマ伝】 「世の中にないものをつくれ! ないからつくれ。そして、なくてはならない企業になれ!」 島精機製作所代表取締役会長 島正博 ユニクロ、プラダ、グッチが絶賛! “紀州のエジソン”と呼ばれる「伝説の創業者」――島正博。 八歳にして戦争で父を失い、敗戦後の混乱のなか焼け跡から立ち上がり、貧しい暮らしのなかで、日々創意工夫しながら必死に生と格闘し、青年期に「発明王」の名を轟かせ、若くして起業後、倒産の危機をはじめさまざまな苦難を乗り越え、一代で「島精機製作所」を世界シェアを誇る大手繊維機械メーカーに成長させ、東証一部上場企業に育て上げた経営戦記。 〈本書の目次〉 序章 島精機あってのユニクロの世界戦略 第一章 父戦死、一家の少年大黒柱 第二章 天才発明中学生 第三章 紀州のエジソン 第四章「島精機製作所」設立と倒産危機 第五章 本格始動――カリスマの商魂 第六章 労組との対決――専務の社内自殺 第七章 国際進出――バブル時代の萌芽 第八章 東証一部に上場――円熟の時 第九章「肝っ玉母ちゃん」島和代 第十章 愛・氣・創造 第十一章 伝説の創業者・島正博 終章 二代目社長のアフターコロナ戦略 〈こんな方にオススメ〉 ・企業経営者 ・起業を志す方 ・アパレル関連企業 ・管理職ビジネスマン ・経営ノンフィクション、ビジネス書愛読者
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4.5※本書はリフロー型の電子書籍です。 【新生銀行TOBは天命!】 SBIホールディングス北尾吉孝社長直撃! 新生銀行TOBの深層を激白! 金融界の風雲児、男の履歴書。 巨魁・北尾吉孝の剛腕、SBI躍進の秘史。 孫正義ソフトバンクグループ会長兼社長をはじめ財界トップ証言を併録。 〈本書の内容〉 第一章 新生銀行TOBは天命 第二章 巨魁・北尾吉孝のルーツ 第三章 野村に北尾あり 第四章 孫正義との運命の邂逅 第五章 孫正義と北尾吉孝――天才と英傑 第六章 ソフトバンクの二頭馬車 第七章 「ホワイトナイト」としてホリエモンに挑む 第八章 SBI、ソフトバンクから独立 第九章 論語と経営――北尾吉孝の人間学 第一〇章 地方創生と地銀再生
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