菱岡憲司作品一覧

  • 椿説弓張月3
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    平清盛を討とうと九州から上洛中の海上で、為朝親子と主従は暴風雨に遭い遭難してしまう……。そして舞台は琉球に代わる続編。尚寧王に男子の世継ぎがいないことから王位継承争いが勃発。王妃と結託して国政を乗っ取ろうとする高官、利勇と、寧王女を盾に国を守ろうとする忠臣、毛国鼎。妖術使いの曚雲国師と詫女の阿公、毛国鼎の子ども鶴亀兄弟と忠義を尽くす真鶴など。深い因縁も絡んだ壮絶な争いを描く「琉球編」。
  • 椿説弓張月1
    5.0
    『保元物語』に登場する強弓の武将源為朝を主人公とし、日本と琉球を舞台に琉球王国再建の秘史を描く史伝物読本。読本作者・馬琴の出世作であり、『南総里見八犬伝』と並ぶ代表作。北斎の挿画を全点収録する全5巻構成。第1巻は、九州に下っていた為朝が保元の乱で崇徳院方に加わり奮戦するものの敗れ、伊豆大島に流されるが……。各巻に解説を付けて刊行する。
  • 椿説弓張月2
    5.0
    中国と日本の歴史書ほか膨大な資料を援用し、琉球王国にまつわる伝承に絡めて壮大なスケールで書かれた『椿説弓張月』。第2巻は、伊豆大島を実質統治していた為朝が官軍に攻め込まれ、決死の戦で敗走。そして崇徳院の墓参りにと讃岐国へ赴いたところ、一人の旅人との不思議な縁から肥後国へ導かれ、そこで……。臨場感あふれる戦いの場と、登場人物それぞれの運命が絡み合う愁嘆場も読みごたえ十分な新訳。
  • 椿説弓張月4
    NEW
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    王位継承をめぐる争いから内乱の様相を呈し始めた琉球王国。曚雲国師の妖術に惑わされた暗愚な尚寧王のもと、廉夫人、忠臣毛国鼎らは命を落とした。寧王女の絶体絶命の危機を救った為朝は、曚雲を討つべく南風原へと赴き利勇と対面する。そして生き延びた毛国鼎の子、鶴と亀は因縁の敵である阿公と対決。曚雲、利勇、為朝、知略と謀略がぶつかり合う三つ巴の戦いを描く。
  • その悩み、古典が解決します。
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古典の教える〝解決法〟って本当に役に立つの……!? 遠くの古典に手が届く、斬新すぎる「けったいな」自己啓発教養書、誕生。 ▼読書猿氏[作家、『独学大全』] 「こんな本が欲しかった。 というか、自分が書きたかった」 ▼ロバート キャンベル氏[日本文学研究者] 「陰キャも奥手も三日坊主も 治す鍵が「遠くの古典」にあったのかも! 現代の生活で起こるさまざまな問題について 古典を読んできたおかげで「解決」できた著者が、 数々のお悩み相談に対して 古典が役に立つことを実践解説! [主な目次内容] ・たったひとつの選択肢が世界を変える――井原西鶴『西鶴諸国ばなし』 ・私たちは失敗できる権利を持っている――上田秋成『雨月物語』 ・あてのない旅が与えてくれるもの――勝小吉『夢酔独言』 ・「すごい」ということがわかることはすごいこと ――後水尾天皇と「禁中幷公家諸法度」 ・大事なのは雑念を消すことではなく、手がかりを手放さないこと ――本居宣長『排蘆小船』 ・ネコが説く無の境地――佚斎樗山『田舎荘子』 ・燃せばわかる、燃せば変わる?――橘南谿『西遊記』 ・江戸時代のロビンソン・クルーソーが教えること――『無人島談話』 ・自分のからだで試してみたら――人見必大『本朝食鑑』 ・言葉以外に思いを伝える方法――井原西鶴『好色五人女』[ほか]
  • 大才子 小津久足 伊勢商人の蔵書・国学・紀行文
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    映画監督・小津安二郎は異母弟の孫、伊勢松阪の富商、当世随一の人気作家・曲亭馬琴の友人、本居宣長の孫弟子にして、大蔵書家、そして江戸時代最大の紀行文作家・小津久足。湯浅屋与右衛門、小津桂窓、久足、雑学庵という四つの名前を使い分けて生きた男のそれぞれの営みを通して、近代とは似て非なる、あるがままの江戸社会を探る。文学、歴史、文化、経済を横断すると、あり得たかもしれない、もう一つの日本というパラレルワールドが見えてくる。
  • 椿説弓張月5
    NEW
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    絶体絶命の危機を脱出した為朝と寧王女は巴麻島へと渡り、神仙の導きで舜天丸と家来の紀平治と再会する。また鶴と亀は因縁の敵である託女、阿公を天孫廟で討ちとる。こうして為朝と舜天丸はふたたび首里を攻めて曚雲と雌雄を決する。その後為朝は八頭山にのぼって神仙と出会い、また残った舜天丸はついに琉球王となる。登場人物それぞれの因縁、生前と死後のことなどがすべて明かされる最終巻。全5巻完結!

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