検索結果
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4.2「広瀬ぇ…赤ちゃんつくろぉ…」なんでΩがこの学校に!?―――αだけが入学できるエリート進学校に通う広瀬は、転校してきた御園侑(みその・ゆう)の顔を見ただけでドキドキして汗が止まらない。(α相手になんで…?)。広瀬と同じ水泳部に入部した侑だったが、第一印象とうってかわってキツい性格。そんな中、トイレにこもった侑の様子を見に行くと頭の痺れる甘い匂いが漂ってくる…そこにはぐちょぐちょに発情した侑の姿が。濃厚なフェロモンに理性は崩れていき……あぁ、挿れたい、中にぶちまけて、俺のモノにして、孕ませたい―――平凡α×自分を偽るΩの本能剥き出しラブ。
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3.8学生にしか見えないかわいい見た目を生かし、恋人である霧島の指示のもと潜入捜査官として犯罪現場の捜査を行う日向(ひなた)。今回の事件は痴漢。獲物はすぐにエサにかかった。犯人は慣れた手つきで日向の乳首を弄り、アソコをまさぐり始める。歯を食いしばり必至に耐える日向だったが、カラダは徐々に反応し、甘い吐息が漏れ出す。これは捜査なのに…恋人の霧島が音声を聞いているのに…感じてしまう日向。しかも犯人は予想以上の大人数。身動きが取れないのをいいことに全身を弄られ、舐めまわされ――こんなのッ…耐えられない…。果たして日向は無事、犯人を取り押さえることができるのか!?
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4.1天才ハッカーの夏樹は、盗賊団の一員に身を置いている。いつものように盗みを終えた一行は、南の島でバカンスをするために船へと乗り込んでいくも、予想より荒れる天候に舵を奪われ、突如襲ってきた高波に飲み込まれてしまった――砂浜で目覚めた夏樹は自身が遭難したことに気がつくが、周辺は無人島ばかりで救助は絶望的だと諦めが脳裏をよぎった…しかし、そこに現れたのが、黒髪・褐色肌・腰布姿で槍を持った部族の青年・アドネだった。言葉が通じず警戒するアドネは、身体検査をするように夏樹の全身をなでまわしていく。夏樹は恥ずかしさに身もだえるも、言われるがままに服を脱いでいき…部族との肌を合わせたコミュニケーションの行方は!?
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3.5『いつもコンビニ弁当じゃ体に悪いよ。だからね、これ』――都心の大学に通う須藤は、他人の手料理が食べられない潔癖症。ある日、通い慣れたコンビニを訪れた須藤は、店員の長谷川からいきなり手作りの弁当を渡される。よく知りもしない相手から渡された手作り弁当を驚きと気持ち悪さから断る須藤だが、彼の勢いに負けて結局受け取ってしまった。その頃、須藤の通う大学では近隣に変質者が出没していると講師が注意を促していた。変質者と聞いて一瞬長谷川を思い浮かべる須藤だが、特に深くは気にせず過ごしていると、自分のロッカーに――…。謎が謎を呼ぶサイコ・サスペンスBL、ここに始まる。
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-バイト生活をしていた有希也は、偶然バーで出会った青年の岡野と意気投合し、その日のうちに身体を繋げた。そのまま、大手商社で働いている岡野の暮らすマンションへと転がり込み、まるでペットのように毎日を過ごす有希也。しかし彼には自分でも気づいていない秘密があった。六年前に姉とその婚約者が交通事故に遭っていたが、有希也の記憶には残っていない。自分で自分がわからなくなり始める有希也と、彼の支えになり真摯に愛する岡野との愛欲の日々。エロティック・ミステリー。
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2.5「りょうちゃん…?」――野球部の柴田は3年のクラス替えの時に、噂の不良・金子と同じクラスになった。けれども金子は、小学生の頃に所属していた野球チームに突然来なくなったエース・『滝川りょう平』とそっくりだったのだ。柴田にとってあこがれだった「りょうちゃん」と同じの名前の金子…でも苗字違うし、気のせい?それにしても似てる部分が多いし…次第に金子のことが気になり始める柴田は、ある日の放課後、教室で偶然二人きりになった金子から突然――りょうちゃんに似ている目から、視線をそらせない……ジェラシー×コンプレックスな二人が織りなす青春ジレンマ、その物語。
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4.8「君に邪魔されてイけなかったんだから…責任とって代わりをしてよ」――國枝組の若頭補佐である金森仁は、若頭の用心棒兼鉄砲玉として順風満帆に日々仕事に勤しんでいた。ある日、莫大な借金を踏み倒しまくる問題の負債者・末枯太一郎の家に取り立てに行った金森は、そこで末枯に新しいオモチャとして気に入られてしまう。職も金も身内もナシ…そのうえ誰にでも乗るド淫乱ロクデナシ野郎の末枯に、金森は意志とは関係なく無理やり跨られ、自身のそれは奴の孔に否応なく吸い込まれていく――たった一人、この破天荒な男に翻弄されていく屈辱――仁義なきアウトローなセックスが、ここに始まる。
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-心待ちにしていた有名フラワーアーティストの個展で作品を破損させてしまい、弁償する代わりにアシスタントとして仕事の手伝いをすることになったけれど……この人性格悪すぎ! 花には優しいのにどうして人間には攻撃的なの?! 自分が悪いとはいえ、その扱いには納得がいかない。けれど、仕事に慣れてくると徐々に態度も軟化していって……。
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4.0紫《ゆかり》は派遣社員として働いていた。上司の高梨は、若くして出世コースを歩んでいる。何かと絡んでくるが、紫には忘れられない人がいた。長く遠距離恋愛をしていたが、「もう待たなくていい」と言われたのだ。けれど、紫は未練がましく想い続けている。贈られたアメジストの指輪も捨てられない。アメジストは紫の誕生石だから。そのために、決して高梨の誘いに乗ることはなかった。ところが、衝撃的な事実を目の当たりにして、紫の恋心は打ち砕かれた。不覚にも高梨の前で泣いてしまう。さらに、高梨にも癒やせない傷があることを知り、紫の心に変化が訪れた。
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-私がテニススクールに通い始めるきっかけは一枚の生徒募集チラシだった。そこに載っていたコーチに一目惚れしてしまったのである。私はすぐに入会手続きをしてお目当てのコーチが指導する時間帯に通い始めた。それが二年前。なのに、運動が苦手な私は今でもコーチと親しくなれない上に、テニスの上達も見られない。今日も、道具の寄せ集めにボールをたくさん叩き込んでしまった。それを拾っていると、コーチの顔が近くにあって……。え? 今のって……キス?!
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4.0真夜中、騒がしさと変な臭いで目を覚ました私は、身体を起こして様子を見るために窓へと近付いた。カーテンを捲ると目の前には炎と黒煙が見える。自分の住んでいるマンションの何処かの部屋が火事になっているらしい。しかし、窓や玄関からは煙が入り込んできてもう逃げられない。パニックを起こすと同時に過呼吸にも襲われて、もう駄目だと死を覚悟したとき……私は助け出された。勇敢な消防士さんに。しかし、命拾いをしたと安堵したのもつかの間、災難というものは重なるようで……検査入院の後自宅マンションに戻ると掲示板には退去のお願いが貼られていたのだった。
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-彼は約束の場所に来なかった。何の前触れもなく突然姿を消したのだ。納得できない私は二年経っても約束の場所に立ち続けていた。そんなある日、終電間際のホームで電車から降りてくる彼を見つけた。声を掛けて呼び止めたけれど、その口から発せられたのは……“どちらさまですか?”という信じられない言葉。別れは決定的だった。なのに、偶然の再会がきっかけで会社を知られ、半ば強制的に連れて行かれた飲み屋で彼の発した言葉の意味を知る。頻繁に現れる彼と過ごす日々は長く続かない。怒り狂う彼の恋人に階段から突き落とされ、その日を境に音信不通となったのだ。そして再び巡ってきた約束の日、約束を知るはずのない彼がそこにいた。
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3.0研修期間が終わり、勤めている会社で行われた新入社員の歓迎会。同じテーブルを囲う人たちが催眠術について語っているのを黙って聞いていたが、話を振られて「信じない」と答えたところ、隣の席にやってきた男性が「俺で試してみるか?」と言ってきた。それは、入社したときの教育係でもあった上司だったのだけれど……。え、嘘……催眠術掛かっちゃったんですか?! 解き方なんて知らないのに、どうしたらいいのっ?!
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-藍子は大学生。勉強とバイト三昧の忙しい日々を過ごしている。入学して間もなく、映画愛好会のチラシを配っていた柊と知り合った。気さくな人柄に魅了され、柊と親しくなりたいと思った藍子は入会することを決めた。互いに惹かれ合い、藍子と柊は交際を始める。とても幸せな日々を送っていたが、卒業が近づいたある日、柊の父親に呼び出された。「柊には、会社の後継者としてふさわしい縁談がたくさん来ている」別れて欲しい、と。
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3.8「有馬君!僕とお付き合いしてください!」「有馬!俺と付合ってくれ!」どうしてこうなった…。――平凡を愛し、可もなく不可もない生活を最も重視する有馬(ありま)。それなのに…。放課後、校舎裏に呼び出され行ってみると、かわいい後輩と憧れの先輩2人から同時に告白されてしまう。気持ちも性別も無視して勝手に俺を取り合う2人は険悪な雰囲気…どっちと付き合う気もないよ!先輩からはお尻を狙われ、後輩からは童貞を狙われて…えっ、まさか3人でそんなことまでするの??平凡な日常は終わりを告げ、俺と先輩と後輩、ピンク色の性春ライフがいま始まる。
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3.0“真実の愛”は、種族の壁をも超越するのだにゃ~!!■「……ヒュー、大事なヒュー、どんなに愛してくれても、私たちは結ばれないのよ。なんたって、あんたは私のしもべなんだから」。見習い魔女のミュアは、相棒兼監視役兼しもべのヒューをお供に修業の旅を続けている。ヒューは熱烈にミュアを愛しており、ミュアもついほだされて身体を許してしまったのだが、二人の間には超えられない壁があった――種族が異なる二人は、主従関係の魔力に阻まれて、Hはできても恋人や夫婦にはなれない定めなのだ。そこへ第三の種族=人間=ラウルが登場。ラウルは二人が通りがかった国の王子で、ミュアの女神と見紛う美しさに一目惚れ。ミュアも高貴で典雅な超イケメン王子にたちまちメロメロ……。真に愛し合ったならば、魔女も人間になれる。ただ一人、不利な立場のヒューは、あの手この手でミュアとラウルの邪魔をするが――この奇妙な△関係の結末やいかに?
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-暇があれば図書館に通う本の虫。開館時間から閉館時間まで居座るのも珍しいことではない。そんなある日、高い位置の本が取れなくて唸る私を見て笑う男性が。本を取ってくれたのはありがたいけれど、今笑ったよね? 笑いましたよね? さらに「高校生?」だなんて訊いてきた。なんか凄く感じ悪いんですけど! そんな第一印象最悪の男性はどうやら図書館関係者らしい。
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-すみれには、なかなか恋人ができない。会社の同僚から男性を紹介してもらったが、あっけなく振られてしまった。そんなある日、すみれは幼なじみの丈哉と再会した。泣き虫だった頃が思い出されて恥ずかしかったが、幼なじみのポジションは居心地がよかった。このポジションでいつまでも安らいでいたいような。ここから先に進みたいような。すみれの気持ちは揺れ動く。
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-13世紀の西ヨーロッパ。リアンはトリフォレスト家の姫。優しい両親と兄に見守られながら、平和に暮らしている。ある日、領内で兄とともに馬に乗っていたら、吟遊詩人の服装をした若者が倒れていた。そばには竪琴が投げ出されている。「山賊に襲われたのかもしれない」兄の言葉にリアンは心から同情し、館へ連れて行くように頼み込んだ。夜が更けてから、リアンは若者の部屋へ食べ物を持って行った。「助けてくださってありがとうございます」若者はディーンと名乗り、竪琴が無事だったことに感謝した。しかし、朝になるとディーンの姿は消えていた。まるで夕べのことなど嘘のように。それを知って、兄はリアンを叱りつけた。「ウェールズ大公の差し金だったかもしれない。我が領地も狙われているのだ」と。ディーンの優しげな風貌に、リアンは「まさか」と信じられずにいた。※ この物語は史実を参考にしたフィクションです。
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-誰もいない屋上でランチをして、昼寝をするのが入社して以来三年間続く私の日課。だけど、その日は違った。いつものようにアラームで目を覚ますと目の前には見知らぬ男性が立っていた。そして、自分に掛けられた上着。見覚えのないその人が違う会社の人であることだけは確かだ。「起きたか」初めて会ったその人はそう言って煙草の煙を吐き出した。それ以来、頻繁に遭遇するようになったけれど……あなたは誰? 何者なの? 毒吐きで意地悪で腹が立つのに……どうして惹かれていくの?
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3.5会社の新人研修で仲良くなった同期の藤澤は飲み友達でもある。お互いの交際相手について相談をしたりされたりもしていた。大学時代から付き合っている彼氏からのプロポーズ待ちだったはずなのに……同じ会社の女性を妊娠させてしまったとの理由で振られてしまった。同期の藤澤を呼び出して愚痴っているうちに酔いが回って……気が付いたら藤澤の部屋で身体を重ねていた。
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-「きみが欲しい……真紀の、血が」 「はい……って、え?」 優秀な社員だけが集められている海外営業部への異動辞令を受けた真紀。 しかも営業部エースの浦戸が自分の営業パートナーにと、真紀を指名したという。 クールで八重歯がキュートなイケメンハーフの浦戸先輩は全女子社員の憧れの的。 そんな彼に指名され大喜びで部署を異動するが、浦戸の秘密と抜擢の理由を知ってしまい大困惑。 じつは浦戸先輩は実年齢百数十歳の吸血鬼で、真紀は浦戸の好みの血の持ち主で…って、え? 浦戸が欲しいのは、真紀の事務の能力でも、恋愛的なLOVEでもなくてまさかの『血』。 吸血鬼とのラブコメディ。吸血関係はじめます!?
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-友人の結婚式の際、母に着付けてもらったことで興味を持った着物。自分一人で着られるようになりたくて、母の勧める着付け教室に通うことを決めた。母と同年代くらいの女性だと聞いていたのだけれど……実際に現れたのは、私よりも少し年上と思われる和装の似合う男性だった。彼の母親である着付けの先生がぎっくり腰で動けないため、着付けの指導を彼がしてくれるという。臨時とはいえ着付けの先生が男性だなんて……!
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3.0ストーカー気質のイケメン兄弟 × ストーカー気質の妄想女子。 えっと……これって普通の恋愛ですか? 「ストーカーなんかじゃないです! ……あ、愛ゆえですっ!」 「黙っておくかわりに、おまえにはしばらく俺の犬になってもらう」 私立大学文学部日本文学科2年、井上美緒。ちょっと思い込みが激しくて、ちょっといろいろ妄想してしまう残念系恋する乙女。 ひとめぼれした准教授・東雲伊織に一途な気持ちを詰め込んだメールを送ったが、痛恨のアドレスミスで伊織の弟・東雲雅文に届いてしまう。雅文に弱みを握られ、使いぱしりをさせられることになったあげくに「伊織はやめておけ」なんて牽制されて?? 雅文を恋のライバルと思い込み、広い心で受けとめる(?)美緒だったが、伊織はまさかのストーカー(美緒限定)だった!?
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-日本人とアメリカ人のハーフである父とスウェーデン人の母を持つ私だが、身長は低くフランス人形のような幼い顔立ちをしている。それは個性かもしれないがコンプレックスでもある。その容姿と内向的な性格のせいか、短大在学時からの就職活動全部が不採用。採用通知を受け取れたのは、短大卒業から二か月が過ぎた頃だった。配属先は秘書課。秘書課といえば女性の園をイメージしてしまうけれど、就職した会社の秘書室には女性秘書が私一人だけだった。
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3.2「命ずる、アダルジーザ。寛容な王たる俺のために魔性となり、数多の男に愛されよ」――太陽が生んだような美しい褐色肌と愛くるしい笑顔で人々を魅了する、愛妾用に育てられた奴隷・アダルジーザ――通称ジズは、乗っていた船が嵐に遭い沈没してしまう。運良く浜辺に流れ着くも、そこは野蛮な国と噂される“メグメル王国”の領内であった。そこで出会ったメグメル国の王・マリウスの意向により、ジズは生き延びる好機だと、王を始めとする様々な男達と夜伽を共にしていく。王の熱い肉棒で後孔を満たされ、自身の可愛らしいソレと乳首は従者達に愛でられ、過ぎる快楽の波に彼は呑み込まれていく――これは、僕が自ら掴んだ運命だ。
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2.0私、就活インターン。俺様探偵とそこまで緊密研修!?■就活に完全に出遅れた私、上代愛麻21歳、大学生。友だちに紹介された「調査会社」にインターンシップの面接に行ってみると、そこは浮気調査を得意とする「探偵社」だった。しかも、社長の明日香凌は、イケメンで長身の超「俺様」気質のサド探偵だった。美人妻からの「夫の浮気調査」の依頼に明日香さんはとっても乗り気。私はインターンシッププログラムの一環としてそのサポートをすることに。夫の行動を追って、私はピンクなキャバクラ嬢として潜入捜査。ええ、ここまでするの? 謎の女を追っては、ラブホテルまで同行。隣の部屋ではいろんなことが始まって、ああんっ、ドSな探偵とどこまで行動を共に? これって研修の一環を超えてない?
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-「本物の初夜を…!?」地元の母親に望まぬお見合いを組まれそうになり、とっさに「彼氏がいる」と嘘をついてしまった愛子。当座の偽装カレシを用意すべく婚活アプリに頼ったところ、マッチングしたのは爽やかイケメン…に見せかけたヤクザの若頭・皎仁(きょうじ)だった!しかもとある理由から皎仁に気に入られてしまった愛子は、彼と偽装婚約することに…(こんな地味な私がヤクザの婚約者?しかも選ばれた理由はまさかの…!?)平凡な毎日から一転、オラオラ系極道男子と同棲生活スタート!
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-聖美は経理課で働いている。昼休みになると、いつも一人で弁当を食べていた。ある日、聖美の弁当をのぞき込んだ九堂が言った。「おいしそうだね。俺も食べてみたい」同じ経理課の九堂は大手の会社から転職してきた。聖美より十歳年上。落ち着いた雰囲気を漂わせ、女性社員から注目を浴びている。さらに、九堂は聖美に聞いた。「よく窓の外を見てるけど、何か理由はあるの」聖美には、夕方になるとそわそわする癖があった。暗くなる前に帰らなければ、と。九堂に指摘されて、聖美は当惑した。誰にも知られたくないことだったから。
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4.7目を覚ますと、見知らぬ世界に転移していた社会人・零。わけもわからぬまま奴隷商人に捕まり、オークションにかけられてしまう。大富豪・ダイヤに性奴隷として競り落とされた零――。だが、オークション中耳栓をしていた零は、自分が単なる使用人として雇われたものと勘違いしていた! 初めは下心にまみれ、隙あらばウブな零を堕とそうと試みていたダイヤも、一生懸命働く零がどんどん可愛く思えてきて――!? 「もしかしてあの子は天使なんじゃないかと思うんだ。」性奴隷として買われたはずが、まさかまさかの大溺愛! 勘違いから始まる主従のじれじれ激甘異世界BL!
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4.0無防備すぎる貴族令嬢と俺様宝石商のキワドイ道連れ旅。■誘拐された貴族令嬢フーシエは、見知らぬ異国の裏市場で奴隷競売にかけられる。「一万!」「三万!」「三万五千!」……男たちのギラついた視線にさらされながら、鎖につながれたフーシエは、瞳に涙をため身を縮みこませることしかできない。あっという間に六十五万まで値が上がり、もう家族のもとには二度と戻れない、誰ともわからぬ男の屋敷に押し込められ陵辱の限りを尽くされるのだと戦慄したフーシエを、「八十万!」の破格値で競り落としたのは、旅の宝石商を名乗るリオという若い男だった。だが、大金をはたいてフーシエの身柄を購いながら、リオは彼女を解放する。可憐で儚げなフーシエの姿に、リオは気まぐれの義侠心を起こしたのだった。晴れて自由の身となったフーシエだったが、とはいえ世間知らずの令嬢が自力で遠い故郷に帰れるはずもなく、再びリオの情けにすがるほかない……攫われ、売られ、また襲われて、いつしか愛の疼きを覚えるフーシエと、どこか謎を秘めたリオの道連れ旅が始まった。
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-イケメン官能小説家 × 純情OL。 付き合っている彼氏はまじめな会社員で官能小説家をしています。……ん!? 美乃梨が大学時代から付き合っている彼氏・如月俊はまじめに働く会社員……だと思っていたら――兼業の官能小説家、デシタ!? しかも大学のときにデビューしていたなんて? 俊の家に遊びに行けば床にエッチなグッズが散乱し、あげくに原稿に煮詰まると美乃梨にエッチなプレイを見せろと言ってくる始末。 「美乃梨がアンアンよがりながら、バイブ使って気持ちよさそうにしているとこを見たい。頼む俺の目の前でしてくれ」 なに言ってんですか、この人はーーーーーー!!!
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-長い休みは祖母と一緒に裁縫をするのが楽しみの私。祖母の家で完成させたハンドメイド作品は知り合いが委託販売してくれていて、仕事帰りにその店の前を通るのが日課になっている。しかし……ある日、遠巻きに店内の様子を窺っている怪しい人物を発見。それは毎日顔を合わせている男性なのだけれど、私に気付くと慌てて逃げていった。これは、後ろめたいなにかがあるということでは……? 考えたくないけれど、もしかして、ストーカーだったりします……?
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-「悪魔キター!」ある日、何の前触れもなく突然、柚葉の目の前に悪魔が現れた。彼は魂と引き替えにどんな願いでも叶えるという。しかもいくつでも。「悪魔といったら執事よね!」アニメや漫画が大好きの柚葉は腐女子パワーを全開にしながら願いを考えるが……いざ悪魔を執事にしたところで、何をさせたら良いのか思いつかない。悩んだ挙げ句、何でも言うことを聞く超絶美形の悪魔執事に柚葉が命じたのはなんと『ムフフ』なことだった! やがてそれは過去の自分も巻き込み、ついには初恋の相手にも……。果たして柚葉の運命やいかに―! 痛快ラブコメギャグファンタジー!
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-黒薔薇の姫君――吸血鬼の誰もが欲しがる艶やかな聖女■吸血鬼達が繰り広げた聖戦を制したのは『黒薔薇の姫君』と呼ばれるアリッサ。聖戦を起こした張本人であり、数多の吸血鬼達を恐怖させるリチャード・モンタギュー伯爵を倒したが、その代わりに伯爵から呪いがかけられた。アリッサに欲望を抱いて近づけば消滅してしまうのだ。それゆえ、アリッサはいまだ処女だった。ある夜、訪ねてきたのは今にも息絶えそうなほど弱った吸血鬼チャーリー。処女の血を求めているものの、間が悪く対象者がいない。弱々しい様子のチャーリーには呪いが発動される気配がしないことに気づいたアリッサは、心惹かれるまま、彼を元気づけようと男の証に唇を添えるのだが――
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-「自分でここに触れたことは?…じゃあたくさん可愛がってやる…」──高熱を出したことで、前世は恋と縁のないOLだったことを思い出した聖女・クロエ。前世の記憶とともに【恋がしたい】という欲求が目覚めてしまうが、国で唯一の聖女は恋愛ご法度…諦めるしかない。と思っていたら、お付きの聖騎士・マティスと腹黒王子・アドリアンにそれぞれ求愛され、純潔を狙われることに!?ちょっと、ふたりとも──!!「聖女なんて辞めて俺の女になれ、クロエ」「クロエ様、お慕いしています。私だけがあなたを…」
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-会社では真面目で几帳面なイメージを持たれているらしいけれど、私生活では駄目駄目人間。家事全般が苦手でズボラでごみの収集日を忘れることも多々ある。そんな私を支えてくれているのは近所に住む年上の幼馴染。モーニングコールから始まって、家事は勿論、帰りが遅くなったときのお迎えまで。とても頼れるオニイサンなのだ。
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3.0大丈夫だよ。俺はずっと槙のそばにいるから 姪を引き取り途方に暮れる槙の前に現れたのは、見た目中学生のケモミミつき美男子!?四足獣のもふもふ神様×二十歳にして子持ちになった大学生の溺愛ラブ! 二十歳にして四歳の姪を引き取った大学生の槙。アパートを強制退去させられ途方に暮れた矢先、突如現れたのは見た目中学生の美男子スクナ。かつての飼い犬の面影を感じ泣いてしまった槙だがそれもそのはず、彼の頭には動物の耳が!四足獣の神だというスクナはその後驚異的なスピードで成長し、神様の財力総動員で槙を愛で、後見する。昔、槙の姉夫婦から助けられた恩返しのため…以上に、槙への庇護欲で――。溺愛&甘やかしケモミミラブ! 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
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3.4天涯孤独となったクローディアを引き取ってくれた遠戚のレナード。 両親の背負った負債を引き受け、 何不自由のない暮らしを与えてくれる反面、 身なりや躾に厳しく、 夜会ではいつも地味なドレスばかりを着せられていた。 早く結婚して一人立ちしたいという想いが高じたクローディアは、 ある夜会で名うての遊び人に迫られスキャンダルに。 怒ったレオナードはクローディアに告げる。 もう我慢はしない。 蕩けるようなキス。 そしてプロポーズ。 これまで見たこともなかったレオナードの独占欲と情欲とが燃え盛る瞳で見つめられ、 クローディアはレナードの愛に貫かれていく。 著者紹介 園内かな 2013年、オリジナルWeb小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。 愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。 代表作:『猫かぶり殿下の執着愛』『政略結婚の在り方』『公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で』
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-愛し合うと未来が変わる?タイムスリップの禁じられた恋の行方■「脱がせて…」美咲はタカシを誘う。2015年から1985年へ、時空をタイムスリップした22歳の美咲が出会ったのは、フリーライターのタカシ25歳。彼の6畳一間のアパートに転がり込んだ美咲は、タカシを好きになっていく。しかし、2015年では30歳も年齢の違う二人が愛し合って関係ができると、未来が変わってしまうかもしれない。そこへ2015年から奔放な女性・舞が現れ、事態は思わぬ方向にどんどん動き始める。舞から、エクスタシーとパワースポットが結びつくとタイムスリップが起こるようだと聞かされた美咲は、思い切ってタカシと結ばれることに。しかし、それはまた二人の別れを意味する。30年の時空を隔てた、切なくてスリリングな恋の行方は!
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-ある日、出張から帰ると私の大事な熱帯魚が死んでいた。落ち込む私に社長が紹介してくれたのは一軒のアクアショップ。地味な店だが、愛想のいい従業員は熱帯魚の飼い方を親切丁寧に教えてくれるし、熱帯魚の話ができて、熱帯魚がいっぱいで居心地は最高! 暇を見つけてアクアショップに通う私を見て、社長も興味を持ったらしく社長室で熱帯魚を飼いたいと言い出した。すっかり顔馴染みになった店員さんが水槽設置に来てくれたけれど……?!
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3.4誰もが憧れる聡明で凛々しいギルバート・カラナリオ公爵に求愛され、 レイチェルはなぜ自分が選ばれたのか不思議で仕方がなかった。 気持ちとしては嬉しいものの、 ギルバートに対して謂われもない恐怖心が起こる。 愛と不安を抱いて嫁ぐと、 初夜のその時からギルバートの執着愛が始まった。 意識が朦朧、 混濁するほどの激しいセックスの日々。 体が動かなくなるまで求められ、 与えられ、 レイチェルの身にギルバートの肉体を刻み込まれる。 そしてギルバートからレイチェルを求めた衝撃の告白がなされた。 なぜ謂れのない恐怖を感じたのか、 レイチェルはその理由を知ることに―― 著者紹介 園内かな 2013年、オリジナルWeb小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。 愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。 代表作:『猫かぶり殿下の執着愛』『政略結婚の在り方』
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-その声で囁かれたら体が熱くなってゾクゾクするのっ!■紀子は子供の頃から人気声優・四ノ宮保の大ファン。四ノ宮のデビュー作のDVDを持っているぐらい。そんな紀子は声優になるべく働きながら声優養成所に通っている。なんと講師はあの四ノ宮!レッスン中さえ彼の声にドキドキと胸が高鳴る。ところが四ノ宮のレッスンは厳しく、紀子は叱られてばかり。「好き」という一言の演技ですらOKが出ない。落ち込む紀子に、四ノ宮が自宅マンションでの特別レッスンを提案。演技の練習を始めるが、白熱するレッスンにいつしか互いの体が重なり合って……「新田……言えって。もっと、練習しないと……お前の台詞、一言だけなんだから……」耳元で囁かれたら心も体も蕩けて演技なのか本心なのかわからなくなって……
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1.0「ひどいこと、しないで」「しませんよ。……ただ」故郷に居場所をなくした第十王女ロキサーヌは貿易相手の国へ後妻として嫁ぐことが決まっていた。しかし彼女のもとに届いたのは婚約者の訃報。未来への不安を抱くロキサーヌを迎えてくれたのは、見目麗しい青年。彼は、嫁ぐはずだった国王の息子オディロン――。そして現時点での国王だった。繰り上がりのように婚姻話が進んでいく中、彼への気持ちが大きくなっていくロキサーヌ。あくまでお互いを護るための契約……それでも触れられた肌の熱は容易に冷めてはくれなくて……!?愛を確信できずにいる中、ロキサーヌに届けられたある情報によって、国を巻き込んだ恋物語は急速に動き出す――!
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3.0看護師を目指して日夜悪戦苦闘中の杏菜。学校から帰ってきたら、なんだか怖そうな車が停まっているし、家には人相&服装の悪そうな男たちがいるではないか。何事かと思えば、事業が思わしくない父が不渡りを出したという。彼らの言い分は「お嬢さんが嫁いでくだされば借金は棒引きにします」というもの。そして彼らは力いっぱい任侠世界の人で。杏菜は組長に直談判に行くものの、逆に丸め込まれてしまう。70歳の組長の嫁になるの? 泣きそうな杏菜の前に現れたのは、竜爾という名の組長の息子。いきなり強引で濃厚なキスをしてきたかと思えば、今すぐ出て行けと突き放して――杏菜の未来はどうなるの!?
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3.5【うちの店本当は胸だけなんですけど…春日様だけ特別ですよ…?】なんだこれ!すべすべして…触り心地最高…!――仕事で日々ストレスのたまったサラリーマン・春日が酔っぱらって夜の街を歩いていると、客引きに「巨乳のいい子いますよ♪」と勧誘される。お店のナンバーワン・美樹ちゃんが席についてくれることになり期待する春日。ところが現れたのはどう見ても男!不満ながらも、ちゃんと愚痴を聞いてくれる美樹と楽しい時間を過ごしていると、突然店内が暗くなりムーディーな曲が流れてきて…?え、美樹さんなんで服を脱いで…!?雄っぱいを触れって…?み、美樹さん…もしかして感じてるの…!?
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-小学校の入学式で出会った日から、香純は翔太郎に恋をしていた。けれど、翔太郎はサッカーに打ち込むために、すべての告白を断っていた。その気持ちを尊重して、香純は自分の想いを胸の中に隠してきた。高校の卒業式。長い片想いに区切りをつけるために、香純は翔太郎に打ち明けることを決意した。そんな香純に、クラスメイトの宏己が告白した。「好きです」と。宏己はサッカー部のメンバーであり、翔太郎の親友だった。
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-六年間、片想いをしていた相手が、綺麗な女性と結婚した。披露宴から帰ってきた鴫野ささめは、マンションの前で大学時代の後輩、東雲日向と二年振りに再会する。同棲中だった彼女に振られて追い出され、行くあてがないと言う日向。寒空の下に後輩を放り出すのも忍びなく、なによりひとりで失恋の痛みを抱えることがつらくて、ささめは日向を居候させることに。優しく明るい日向に、ささめは徐々に失恋の傷を癒されていくのを感じる。しかし、彼にとってそれは受け入れがたいことだった。初めての恋に破れてしまった痛みも、まだ彼のことが好きだということも、永遠に忘れたりしない。忘れることに罪悪感さえ覚える――そんなことが永遠に続くと、ささめは思っていたのだ。自身の感情の変化に戸惑うささめに、日向は「先輩のことがずっと好きでした」と告白してきて……。一途で料理上手な後輩わんこ×失恋したての甘党美人の、雪降る夜の恋物語。
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5.0生理がこないと彼に相談したら「それ、オレの子?」ってどういうこと?! 「彼女と別れるつもりもない」って……私、彼女じゃなかったの?!
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-1960年アメリカ・シアトル――。 医科大を中心とした学園都市に、二人の美しく孤独な男がいた。 若き医師ジャスミン・ブルーと、ナディム・クリシュ国王位継承権第一位の皇太子アーレフ。 ジャスミン・ブルーにはひた隠しにしてきた秘密があった。 男として生きながら、その身に宿すもう一つの“性”。 一方アーレフにも、 性行為をすれば相手を100%妊娠させる遺伝子「超優勢遺伝子」の持ち主として、その体質故の王国の風習に悩んでいた。 小さなきっかけを元に出会った二人はやがて惹かれ合うようになる。 肉体の秘密を知っても変わらぬ愛情を注ぐアーレフに応えるべく、彼の妃として子を生む決断をするジャスミンだったが、嫁ぎ先のナディム・クリシュ国内には反対する者もいて……。
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4.3決して交わらぬ三人の想い。女と男、男と男――友情と禁断の恋情。■美貌を謳われた若き王クリストファーは、王位簒奪を狙う勢力の陰謀にかかり、毒を盛られて死亡する。この事態を予見していたクリストファーは、王妃ダナエにメッセージを遺していた。「次に狙われるのは君だ。救国の英雄レオグラネイードスを頼って密かに城を脱出せよ」と。敵の囲みをすり抜けて迎えに来たレオグラネイードスに、わが身を託すダナエ。だがそれは、かつて自分への欲望を隠さなかったレオグラネイードスに、守り抜いてきた貞操を与えることを意味していた。一方、レオグラネイードスは、忠節を捧げた主君であり、幼少のころから無二の親友でもあったクリストファーの死に様をいぶかり、ダナエの裏切りを疑う。疑念を晴らすため、レオグラネイードスはダナエの肌着を剥ぎ取り、震える秘唇に二本のスプーンを差し込んだ――左右に広げられた陰裂の奥には、ダナエの乙女を証す、いまだ手つかずの襞が!! 死に際して純潔の妻を友に預けた王の切ない本心。遺された二人の愛蕩と贖罪。女と男。男と男。三人三様、互いを想いながらも堂々巡りする禁断の関係!!
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3.2真面目で実力もあり、社内での信頼も高い営業マンの生駒には、誰にも言えない秘密の趣味があった…。それは女装。その時だけは、男の鎧を脱ぎ、美貴(よしき)から、女のミキに変わることで日々のストレスを癒していたのだ。そんなある日の夜、女装してそのまま寝てしまった生駒は、翌日寝坊しそうになり急いで家を出たため、女性もののランジェリーを履いたままで出社してしまう。その姿を後輩の久我山にみられてしまい・・・
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3.2新人看護師・神崎優斗は春からとある診療所に勤めていた。そこは神崎が学生時代、体調を崩したときにお世話になった先生・水野蒼真が経営する診療所だった。ある日、神崎は水野の部屋で偶然一枚のDVDを見つける。何気なく中を見てみると…そこには男同士でセックスする様子が映っていた。しかも、そのうちのひとりは女装していて…。そこに水野が部屋に戻ってくる。水野は自分がゲイであることをカミングアウトすると、神崎に女装するように頼み、着替えてきた神崎を前に「もう我慢できない…ッ」と気持ちを高ぶらせる。そのままベッドに押し倒され、強引に体を重ねられてしまい!?女装ナースと憧れの先生とのヘンタイな関係が始まる――
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-大学で同じクラスの岡島くんは人気者で、彼を密かに想っている僕こと椛田とは正反対の人だった。そんなある日、教室に忘れたノートをきっかけに、岡島くんと僕は急接近する。誰も踏み入れたことのない彼の部屋に招かれ、入ってみると、そこは女の子のように可愛らしい物で溢れていた。すると岡島くんは女の子の服を見せながら僕に女装するように迫ってくる。「大丈夫、全部俺がやってあげる。キレイにしてあげるから」――ねぇ、君は知りたくない?俺の秘密を…甘美な誘惑に魅せられて、僕は岡島くんの言う通りにする。誰も知らない岡島くんの秘密…二人だけしか知らない秘密の共有に胸を躍らせながら、僕はキレイに彼に彩られていく―――…。
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-地方銀行に勤務して三年目の宮本美咲は、明るく仕事も頑張る25歳。同期入社の石橋くんとは一緒に昼食を食べたり愚痴を言ったり、何でも話せる友達以上恋人未満の関係。優しく頼りになる彼に惹かれていく美咲だったけれど、「僕は、同じ職場の人とは付き合わない主義だ」と言われてしまう。気まずくなりたくない美咲は、恋心を封印して友人のままでいようと決意する。しかし、押さえようとすればするほど“好き……大好き”切ない想いが溢れだして……。奥手な銀行員、美咲の恋の行方は……?
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-湖雪には母親がいない。小学校へ入学した年に家を出て行った。以来、父親と助け合いながら二人で暮らしてきた。クリスマスの夜、「早く帰る」と言ったのに父親はなかなか帰って来ない。心細くなった湖雪はドアの外で待つことにした。雪がしんしんと降り、寒さが身に染みる。涙がこみ上げてきたときに、どこかから歌声が流れてきた。「どんな人が歌っているんだろう」――泣かないで、泣かないで。きれいな歌声は、まるで湖雪を慰めているように思えた。
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-和花子は華族の一人娘として、蝶よ花よと大切に育てられた。高等女学校に入学した年に、なつ江と惣治が新たな使用人として雇われた。二人とも和花子と同じ十三歳。けれど、なつ江は淫靡な雰囲気を漂わせ、惣治は小柄で痩せ細っている。和花子は惣治を弟のように思い、親しげに接した。歳月が過ぎ、一人前の庭師となった惣治はたくましい青年に成長した。庭の木を大切にしている和花子にとって、頼れる存在になっていた。一方、なつ江は和花子の父親に取り入って、正妻の座を奪うつもりだった。屋敷の中には不穏な空気が満ちていた。嵐は屋敷の中だけではなく、外でも吹き荒れていた。第一次世界大戦が終結して戦後恐慌が起こり、父親の会社にも暗い影を落とした。