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-本書は、吉祥寺にある小さな画廊「アートギャラリー絵の具箱」がどのようにして生まれ、歩んできたのかを中心に描く物語である。そして、画廊主であり美術講師でもある著者が半生を振り返り、アートの素晴らしさ、きらめく作家たちとの出会い、美術教育の本質、アール・ブリュットの意義などを語る自叙伝でもある。美術・芸術に興味がある人、アーティスト、美術教育関係者など、アートに関わろうとするすべての人にぜひ読んでいただきたい一冊である。また、著者が実行委員として運営に参加したアート作品展「武蔵野アール・ブリュット」をはじめ、著者が愛する吉祥寺に関するエピソードも盛り込まれている。吉祥寺に興味がある人にもおすすめしたい。
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-かなしくて、さびしくて、優しい人に。 リチャード・ブローティガン(『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』)、新訳詩集。 詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人) 『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero) 【目次】 葉書と自伝 愛から セクション3から 多士済々、愛すべき人々 詩五篇から モンタナ、一九七三年から 追伸 【著者】 リチャード・ブローティガン 作家、詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらビート・ジェネレーションの集うサンフランシスコへ。67年に小説『アメリカの鱒釣り』を刊行、世界的ベストセラーとなる。主な著作に『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』など。風変わりで諧謔に富んだ作風は世界中の若者たちの想像力をかき立てた。84年、ピストル自殺。
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4.0それは「家族」と呼ばれるのだろうか。ユダヤ人の夫。日本人の妻。ペルーからきた赤ん坊。異なる三つの旅券をもった男と女が、子どもと大人が、アメリカの小さな町で一つの「チーム」を組んで暮らしはじめた──。 著者が移り住んだアメリカのさまざまな町で書き綴られた、さりげなくも感動的な暮らしのスケッチ集。1984年刊行の名エッセイ集、待望の新装復刊。 解説:榎本空。 「ヤエルはほっそりした長いからだをして、わたしたちのところへきた。生まれた三日目だった。/生まれたてのみどり児はまるまると肥ってはおらず、手や脚に多くの皺がある。見えないはずの目を大きく見開いて、じっとある一点に焦点を合わせているように見えたりする。それがひどく真剣なまなざしで、「これからはあなたもまじめに生きるんですよ」と、わたしに伝えようとしているのかしらと思ってしまう。」(本文より) 【目次】 ■ペルーからきた私の娘 ■ウィラード盲目病棟 白樺病棟の「高砂」 かげりもない、ペネイの夜ふけに ボランティアたちの晩餐会 スパゲティかぼちゃ 夢 オムライス ヘンリーの運勢判断せんべい ■鯨が生んだ鱒 『アメリカの鱒釣り』の表紙の町 『アメリカの鱒釣り』の表紙の男 はじまりとおわり 連続と不連続 一すじの黒髪と紙屑籠 ペンキ塗るひと たましいの遺産 あとがき 解説 聞くことと聞けぬこと、その奇蹟について 榎本空
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3.5歯なしの若者リー・メロンとその仲間たちがカリフォルニアはビッグ・サーで繰り広げる風変わりで愛すべき日常生活。様々なイメージを呼び起こす彼らの生き方こそ、アメリカの象徴なのか?待望の文庫化!