検索結果

  • 鐘は鳴る鳴る
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    シカゴでホテル暮らしを送り、バー「天使のジョー」に入りびたる酔いどれ弁護士ジョン・J・マローンを主人公にするクレイグ・ライスのユーモアあふれる本格ミステリ短編集。「鐘は鳴る鳴る」「わたしもよそ者です」「あかない部屋」「死体からずらかれ!」「うぶな心が張り裂ける」「小鳥たちはまた歌う」の6編を収録。訳者岩田宏は小笠原豊樹の別名。
  • 大あたり殺人事件
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    シカゴの酔いどれ弁護士マローン、もと新聞記者ジェーク・ジャスタス、その妻で殺人的な運転の腕前を誇るヘレン・ジャスタス、この3人組の探偵トリオが、こんがらがった「殺人事件」解明に縦横な活躍を見せるユーモア本格ミステリの代表作。クレイグ・ライスは、アガサ・クリスティの独創性、ダシール・ハメットのスピード感、ドロシー・セイヤーズのウィットを複合して独特の語り口で結合させたと評される、アメリカを代表する女性ミステリー作家だ。

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  • 大はずれ殺人事件
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    ジェークにとって、それはこよなく愉しい夢見心地の宵だった。以前から恋こがれていたヘレンとやっと結婚できたのだから。ところが、そのパーティの席上、シカゴ社交界のナンバー・ワン、モーナ・マクレーンが`「絶対つかまらない方法で人を殺してみせる」と公言したのである。よせばいいのにジェークはその賭けにのった。なにしろ、彼女が失敗したらナイト・クラブがそっくり手に入るのだ! その翌日、群衆の中で一人の男が殺された……。そもそもはたして、これはモーナ・マクレーンの仕組んだ犯罪なのか? 弁護士マローンとジェーク、ヘレンのトリオが織りなす第一級のユーモア本格ミステリ。

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  • おびえる女
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    資産家の未亡人は、毎夜自室に侵入するコウモリ、雀、ネズミにおびえていた。フラー警部の頼みで未亡人の部屋番となった敏腕看護婦ヒルダは、砒素を盛られたと主張する老婦人の奇妙な生活習慣に目をみはる。その背後には無職の長男夫婦、離婚した長女とその前夫、二人の娘ジャニス、召使い、お抱え医師などが織りなす複雑な人間模様があった。こうしたなかで老夫人が殺害され、ついでヒルダの監視の眼をくぐって次の殺人が…
  • 幸運な死体
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    暗黒街のボスを射殺した罪で、電気椅子に送られる運命にあったアンナ・マリーは、処刑直前、真犯人の自白で自由の身になった。彼女は処刑が行われたと発表させて、身を隠し、「幽霊」として関係者の前に姿を現わす。自分に罪をきせた事件の黒幕をつきとめ、復讐を計画する彼女の周辺で、次々と殺人がおこる。彼女の美貌に魅せられた酔いどれ弁護士マローンは真相解明に乗り出すが……。
  • こびと殺人事件
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    ナイトクラブの売れっ子芸人の「こびと」が、ショーの終わった直後、楽屋で首を吊って死んでいた。首つりに使われた道具は、コーラスガールの絹のストッキングだった。クラブの経営者ジェイクとその妻ヘリーン、夫妻の友人で刑事弁護士のマローンの三人は、「こびと」の不審死の真相を追うが、関係者は次々とストッキングで首をしめられ、事件は闇に……アメリカ推理小説界で異彩を放ったクレイグ・ライス夫人の傑作ミステリー。

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  • 災厄の町
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    ふらりと立ち寄った町が気に入ったエラリーは土地の有力者ライツ家の持ち家を借りた。その家はライツ家の当主が次女ノーラとジム・ハイトとの結婚後に住む家として用意したものだったが、二人は喧嘩別れして、ジムは姿を消していた。それからすでに三年たつが、突然ジムが戻り、二人はよりを戻して結婚する。新婚早々、ノーラは偶然ジムが妹宛てに書いた3通の手紙を見つける。そこには、まがまがしい予告とも受け取れる出来事が書いてあった。やがてジムの妹ローズマリーが招かれてやってきた。そして感謝祭、クリスマスと、手紙の中味に符合するような事件がノーラの身に起こり、新年にはついに、ローズマリーが毒酒で死ぬ事件が起こる。ことの成り行きからジムが逮捕された……アメリカの架空の田舎町を舞台に繰り広げられる家族ドラマ。クイーン中期の代表作として名高い。
  • 死体は散歩する
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    酔いどれ弁護士マローンとジェイク&ヘレンのおなじみ3人組を主役にすえた爆笑トリオ登場の第2作。ここではジェイクとヘレンはまだ結婚していない。「ジェイク、あたし、脅迫されてるの」ラジオ・ショーのスター歌手ネルはそう言い残して、姿を消した。マネージャーを務めるジェイクは、彼女の元恋人ポールのもとを訪ねてみるが、出迎えたのはポールの死体だった。ジェイクはあせってスキャンダル隠しに奔走、だが、そうするうちに死体が現場から消失、旧友の弁護士マローンの助けを借りることに。1930年代のラジオ業界を活写するライスのユーモア・ミステリ。
  • 七面鳥殺人事件
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    ビンゴとハンサムは、ピカピカの車で、意気揚々とハリウッドをめざしていた。だが途中の田舎町で、二人は道路に飛び出してきた七面鳥を轢き殺してしまう。この突発事故で、二人はとんでもない殺人事件にで巻き込まれてしまう…脱走犯、狂った美女、兇暴な七面鳥などが入りまじって、奇想天外の大騒動! クレイグ・ライスの真骨頂。

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  • スイート・ホーム殺人事件
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    女手一つで3人の子どもを育てる忙しい流行推理小説作家のマリアン・カーステアズ。そんなある日、子供達はお隣りの奥さんの射殺事件に遭遇する。もしもママが事件の謎を解いて犯人を見つけたら本も売れるに違いない。…こうして3人組の活躍がはじまる。警察の巡査部長もなんのその、事件の核心へと近づきながら、その一方では独身で孤独なビル・スミス警部とママをくっつけようとさえ画策する。本格推理とユーモアとが渾然となって仕上がったライスの傑作。

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  • 素晴らしき犯罪
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    たまたまニューヨークを訪れていた弁護士マローンとジャスタス夫妻は、ある晩、ぐでんぐでんに酔っ払った青年デニス・モリスンを保護した。翌朝話を聞いてみるとデニスは新婚ほやほやで、花嫁をホテルに残したままだとわかった。そこへ警官が訪れ、デニスの花嫁が殺されたと告げた。…だが、その死体を見たデニスは「これはぼくの妻じゃない!」と叫んだ。ユーモアとペーソスあふれる異色の本格ミステリ。

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  • セントラル・パーク事件
    5.0
    カメラマンのビンゴと助手ハンサムは、ニューヨークの街頭写真師だ。通行人や旅行者の写真を撮ってカードを渡し、25セントを送ってきた客にできた写真を送るのが商売。ハンサムは背が高く二枚目で、ご婦人方にもて、そのうえ、新聞に出ていることならなんでも憶えているという超人的な記憶の持ち主。その日も、二人は、セントラル・パークで、観光客相手に写真を撮っていた。7年前、公園の名物男ピジョン氏が、五十万ドルの生命保険をかけたまま謎の失踪を遂げたところだ。「ピジョン氏が失踪したその場所で撮ったあなたのお写真、すばらしい記念品になります」そう言ってカードを差し出すと、だれもが受けとった。商売は上々だった。だがその夜、暗室で昼間の写真を引き伸ばしていたハンサムは、笑っている男女を撮った写真の背後に、あのピジョン氏が写っているのを発見した!

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  • 第四の郵便屋
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    近くの家で、時計が十時を打った。殺人者はあらゆる神経を緊張させて固くなった。あと数分間である。被害者は何も知らず、おそらくは口笛さえ吹きながらやって来るであろう。死体の倒れるときの、あのなじみの音がまた聞こえるはずだ。笑いとペーソスが光るクレイグ・ライスの秀作。

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  • 剣の八
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    謎の訪問者の来た夜は、あらしが吹き荒れていた。折からの停電で屋敷の中は蝋燭の光しかなく、一瞬、屋敷に落雷したかと思うほど凄まじい轟音がとどろいた。翌朝、書斎のドアから洩れる電燈の光に、不審に思った下男が窓からのぞいてみると、主人は、頭部をピストルで射抜かれて死んでいた。兇器はみあたらず、死体のそばには、一枚のカードが落ちていた。トランプに似た、八つの剣が星型に組み合わさった、死のカードだ! ギデオン・フェル教授は、殺人鬼が、まもなく次の犠牲者をねらうことを予感した……。
  • 曲がった蝶番
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    色あせたケント州の大地を眺めながら、ペイジは思った。変事が続きすぎる。去年は近所で強盗殺人事件があり、いまは宿屋に探偵が泊まっているという。しかも、村の旧家ファーンリ家の当主に、偽者ではないかという疑惑が起こった。25年前のタイタニック号沈没時に入れ替わったと主張する男が出現したのだ! どちらが本物か、その判定もつかぬうちに殺人が…スコットランドヤード顧問のフェル博士が登場する。

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  • ママ、死体を発見す
    3.5
    元ストリッパーでいまはブロードウェイ女優のジプシー・ローズ・リー。楽しいはずの新婚旅行がドタバタの大騒動となってしまい……。人気ミステリ作家のクレイグ・ライスがジプシー・ローズ・リー名義で発表したとされるシリーズの2作目が待望の邦訳。
  • マローン売り出す
    4.0
    秘密の結婚式をあげたばかりの花嫁ホリーは、その夜、不快な夢を見た。絞首刑用のロープで吊されている夢……。午前三時、謎のベルの音で目覚めたホリーは、その音に導かれ、胸にナイフを突き立てられて、凍りついている伯母を発見した! シカゴの名探偵にして名弁護士、ジョン・J・マローンがデビュー、ジェイクとヘレンの名コンビも初登場のシリーズ第一作。(『原題:8 FACES AT 3』改題)
  • マローン御難
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    嫌悪すべきことが起ころうとしていた。むかつくようないやなことが! 弁護士マローンの予感は的中した。その夜、会う約束をしていた男――有力な財界人で、防犯委員会の委員であり、おまけにマローン撲滅委員会のワン・マン委員長を自任していたレナード・エスタプールが、冷たい死体となっていたのだ。犯人はマローンに罠をかけた! 酔いどれ弁護士マローンはこの事件にどう向き合えばいいのか。クレイグ・ライス最後の傑作!
  • レスター・リースの冒険
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    弁護士ぺリー・メイスンで有名なガードナーの生み出した怪盗レスター・リースを主人公とする短編集。下男スカットルが用意した新聞の切り抜きを見て、リースは犯罪の真相を見破る。ただし、警官でもなく、「犯罪をなくすためには犯人を逮捕処罰するよりは、盗品を掠奪してやるのが一番よい」と考えているので、下男に注文しておいた何に使うかも分からないような品々を使って盗品を奪い取る。そして抜け目なく2割くらいの手数料をいただいて、残りは慈善事業に寄付する。上質のB級エンターテイメント6編を収録。
  • 蝋人形館の殺人
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    オーギュスト陳列館には数々の蝋人形たちが並び、薄暗い照明の中で異様な雰囲気をかもし出していた。ギロチンの下でのけぞるルイ16世、臨終のナポレオン……中でも傑作中の傑作『人殺しのルシャール夫人』の出来栄えは見事だった。その蝋人形がある娘の後を追って暗い階段を降りてゆき、そのあと、その娘が、屍体となってセーヌ河に浮かぶという事件がおきる!

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