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3.71831年、英海軍の測量船ビーグル号に同乗したダーウィンが南米大陸沿岸や南太平洋諸島で目にした世界の驚異。進化論へと結実する着想を得た調査記録『ビーグル号航海記』はこの旅で誕生した。その記念碑的著作から動物・人類・地理・自然の記述を抜粋、細密な銅版画を豊富に交えて再編集。『航海記』のエッセンスを凝縮し、世界で愛された1冊。(講談社学術文庫)
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-センセーションを巻き起こした『種の起源』から12年、ダーウィンは本書で初めて人間の「由来」と「進化」を全面的に扱った。人間は、肉体的形態、心的能力、知的能力、道徳的性質のすべてにおいて「下等動物」と連続性をもっている。そして、お互いに助け合い、守り合う「種」こそが「存続をめぐる争い(生存競争)」を生きのびる。ダーウィンが進化論に託した希望が示されるもう一つの主著、待望されてきた文庫版初の全訳!
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-22歳のダーウィンは約5年間にわたるビーグル号での世界一周航海に参加した。その間ダーウィンは時間の許すかぎり大陸や島の内部に足を踏み入れ、独自に地質ならびに動植物の観察・標本収集・調査に取り組んだ。なかでも赤道直下のガラパゴス諸島での奇妙な動植物との邂逅は、彼に「種の誕生」という「神秘」に対する大きなヒントを与えてくれ、その後の多年の思索ののち大著「種の起原」の完成に結実した。本書は、そのときの興味あふれる航海記の簡約版である。