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5.0百エーカーの森で暮らすプーは、ハチミツが大好物。風船でうかんで、雨雲に扮してハチミツをとろうとしたり、仲良しのコブタと謎の動物を追跡したり、仕切り屋のラビットたちと、カンガとルー親子をだまそうとしたり……。ヒースの原っぱやハリエニシダの茂み、小川など、イギリスの古き良き美しい田園風景を舞台に、大好きなクリストファー・ロビンや森の楽しい仲間たちと繰り広げる冒険の数々に、心が温かくなる世界的名作。【電子版には原画を再現したカラーイラストを収録!】 【もくじ】 まえがき 1章 ウィニー・ザ・プーと、ミツバチたちが登場して、物語がはじまります 2章 プーが、ラビットの家をたずねて、はまってしまいます 3章 プーとコブタが狩りをして、グッチャーリーを追いつめます 4章 イーヨーがしっぽをなくして、プーが見つけだします 5章 コブタが、アブリガドーに遭遇します 6章 イーヨーが、お誕生日に、ふたつのプレゼントをもらいます 7章 カンガとベイビー・ルーが、森にあらわれて、コブタがおふろに入ります 8章 クリストファー・ロビンが、北極(ノース・ポール)のたんてんに、乗りだします 9章 コブタが、すっかり、水にかこまれてしまいます 10章 クリストファー・ロビンが、プーのためにパーティーを開いて、みんなでお別れをします 訳者あとがき 解 説 安達まみ
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-本書は、英国の作家、A.A.ミルンが書いた児童文学の名作、『Winnie-the-Pooh』と『The House at Pooh Corner』の2作を現代風に翻訳したものである。 本書は三つのパーツから成り立っている。一つ目は2作品の訳文である。本文の翻訳に当たっては、訳として正確であることを期するのは当然であるが、多くの方々に親近感をもってもらえるよう口語表現を多用することを心がけた。冒頭の「現代風に翻訳した」とはそのような意味である。 二つ目は各章末の注である。ここでは、原文のなかの難解な単語や表現を著者なりに解説している。また、内容理解を深めるために参考となるような事柄も注のなかに記してある。 三つ目は本書の最終章「主なキャラクターについての寸評」である。ここでは、各キャラクターたちの特徴を簡単に述べるとともに、併せて、ミルンが描きたかった世界観・人間観について触れている。この20世紀初頭の英国に生まれた児童文学が、21世紀の我が国の現状を予言し、さらにそれに対する厳しい批判となっていることについて、例を挙げながら説明している。 最後に、本書は絵本の形を取っていないことを述べておく。プー・シリーズ2作品の魅力の一つにE.H.シェパードのイラストがあるが、本書では著作権の関係でイラストは一切使用していない。
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