波多野理彩子作品一覧

  • 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った
    4.0
    「そんなわけで、すいませんが、あなたはどうぞ自由のために戦ってください。ぼくはあんまり興味がないんで」 2つの世界大戦からベトナム戦争にかけて、反戦の旗印として文学史に刻まれた問題作 『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』……赤狩りによってハリウッドから追放されながら、数々の歴史的名作を生み出した稀代の脚本家、ダルトン・トランボ。彼が第二次世界大戦中に発表し、過激な反戦小説として波紋を呼んだ問題作、待望の新訳! 第一次世界大戦下、仏戦線での砲撃により、視覚・聴覚・味覚・嗅覚と四肢を失った青年ジョー。すべてを奪われ、後悔の中で絶望に囚われた彼が、ふたたび世界と繋がるために見つけた希望とは? 解説・都甲幸治 【アメリカで「発禁」処分に?】 本書はアメリカ国内で長く流通していなかったため「発禁書」であったと記述する本もある。 実際には「発禁」は事実ではなかったが、絶版状態が続いていた。 第二次世界大戦下、極右派や親ナチス勢力に利用されることを恐れたトランボは、大戦が終わるまで本書を復刊すべきではないと考えた。 (著者まえがきより要約) 【目次】 まえがき(一九五九年) 追 記(一九七〇年) 第一部 死 者 第二部 生 者 訳者あとがき 解 説 蘇るトランボの遺志   都甲幸治
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦
    3.7
    「アメリカは、1960年代の終わりまでに人類を月に送り、無事に帰還させるという目標のために全力を尽くす―」ジョン・F・ケネディ大統領の宣言どおりアポロ11号が月に到達し、冷戦時代の宇宙開発競争にアメリカが勝利することができたのは、ソビエト連邦にはなかった「マーケティングの力」を最大限に活用したからである。マーケティング・PRの専門家であり、宇宙ファンの著者が、これまで語られることがなかった「史上最大のマーケティング作戦」としてのアポロ計画の姿を描きだす。
  • 人の心は読めるか?
    4.2
    「上司は自分を高く評価している」「あの人はきっと嘘をついている」「夫の考えることは聞かなくてもわかる」――。私たちは日々、相手の心を推測して生きている。ところが実は、もっとも近しい人の心でさえ、知らず知らずのうちに読み誤っていることが実験で明らかに。誤解や勘違いを引き起こす脳の“罠”を知っておけば、うまく人間関係を築き、人を動かすことができるはず。シカゴ大学ブース・ビジネススクールで教鞭をとる心理学界の気鋭が、相手の心を正しく読むための「8つのステップ」を解き明かす。
  • 「未来」を発明したサル 記憶と予測の人類史
    4.0
    太古の昔、サルとヒトとを分けた最大のファクター。それは未来を予測する「先見性」だ――先史時代の遺跡の研究からカラスやイルカの知性との比較まで、豊富な事例と丹念な実証で人類を地球の覇者へと導いた力の秘密を解き明かす、傑作ポピュラー・サイエンス

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