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  • 日本の特別地域 特別編集66 これでいいのか 佐賀県
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域のイメージというものがある。どこどこは都会だとか、どこどこは歴史があるだとか、そういうものだ。佐賀県は、このイメージが著しく悪い。いや、「悪い」というよりも、「イメージすら希薄」な土地だ。九州の「首都」というべき福岡、維新の英雄を輩出した「隼人の国」鹿児島、出島とハイカラな長崎など、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものがない、もしくは意識されていない。かなり好意的な表現を使っても「地味」なのである。 かといって、佐賀県に売りがないわけではない。吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角だ。こうやってみると、「なんで佐賀はこんなに地味なのか意味がわからない」と思ってしまう。 本書は、この謎を解き明かす一冊だ。佐賀県はどうして「地味な田舎」なのだろうか。なぜ福岡が九州随一の都市なのに、隣接する佐賀県はその恩恵を受けていないのか。我々は、様々な角度から佐賀県を分析し、佐賀県の「隠された実力」と「何が問題なのか」を探った。そして見えてきた、本当の佐賀県とはいかなるものだったのかを探求していく。
  • 日本の特別地域 特別編集35 これでいいのか 宮城県 仙台市(電子版)
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東北の中心地を自認する杜の都・仙台市。 市民は東北イチの大都市に住むことを自慢に思うが、 他市や他県民からは「その天狗っぷりが鼻につく」などとも思われていたりする。 が、データというのは残酷なもので、 実際東北地方に仙台市以上に重要な都市はない、というのは「事実」と断言できるだろう。 しかし、具体的に「仙台のイメージは」と聞かれると、 意外と多くは語れないとの声もある。 そんなことないぞ、歴史で伊達政宗がいて、食い物が美味い。牛タン最高。で…… あれ? 「街がデカい」以外となると、あんまり見どころないのかも!? 発展している都市というだけならば、それこそ日本全国にある。 仙台ならではという特徴となると、住民が思っている以上に「希薄」だったりもするのだ。 ならば大都市・仙台というのは伊達男たちが勝手に思い描いていた虚像なのか、 それともアピール不足なだけで、本当に重要で特徴的な要素があるのだろうか。 その辺を徹底調査していくのが本書の目的である。 が、すでに30を越える街を調査してきた本シリーズにあって、 今回は、やや特殊な構成にならざるを得なかった。 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、 仙台、宮城をはじめとした東北~関東の沿岸地域は多大なる被害を受けてしまった。 純粋な震災被害を語る本でもないので、基本的には「仙台/宮城と震災」という目線から、 そして希望も込めて「アレからどこまで復興したのか」という切り口で、 多くの紙幅も費やさせて頂いた。 そもそも仙台市とはどんな都市なのか、そして仙台市がこれから担うべき役割とは。 仙台市の実力は本当に「伊達じゃない」のか!? とくとご覧頂きたい。
  • 日本の特別地域9 これでいいのか 東京都 大田区(電子版)
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なんだかんだいっても、東京の中心は皇居を中心とした山手線の内側である。 それゆえに、大田区が東京における地の果てであることは否定できない。 多摩川を挟んで対岸は神奈川県川崎市だし、 地図をみてもやはり「東京のはじっこ」に位置していることは紛れもない事実である。 しかし、それだけでは、すまされないし、それだけでは、つまらない。 同じく「東京のはじっこ」であるにもかかわらず、23区の辺境みたいに扱われている足立区と比べれば、 さほど悪いイメージは持たれていない。 ところが、大田区の北西に位置して、やはり巨大な都内のふりをしていても、 実際には田舎の雰囲気を漂わせている世田谷区に比べると、ずいぶんと格オチのイメージを持たれている。 果たして、大田区は都会なのか田舎なのか。 はたまた、金持ちなのかビンボーなのか。 大田区は、白黒をはっきりつけにくい、実にカオスな街なのである。 それでも、大田区に住んでいる人も、住んでいない人も、もっと便利に、もっと気持ちよく、もっとステキに、もっと幸せになる! これが本書の狙いである。
  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 相模原市(電子版)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域とその住民の真実を探る「地域批評シリーズ」。 ここ神奈川県ではこれまで横浜市、川崎市という政令指定都市をフューチャーした。 神奈川県では「横浜市2」「湘南エリア」を含めて第5弾となる本書では、 2010年に政令指定都市となった相模原市を取り扱うこととなった。 大阪府を逆転し、人口で全国第2位の県となった神奈川県だけに、 これまた全国最大となる3つの政令指定都市を抱えることになった。 これはめでたい、さっそく相模原市も一冊にまとめねば! しかしである。 横浜、川崎といえば知名度も高く、日本全国見回してもほとんどの人が知っている「地名」である。 それに対し、我らが「相模原市」はどうだ。 首都圏住民でも正確な位置関係をそらんじることを出来る人は、決して多数派ではない。 主要産業、名物、歴史名跡などはあったっけ? と聞かれれば、 「うーーーん」と腕を組んだまま固まってしまうレベルである。 だが、2011年3月11日、東日本大震災が発生したことで、 ぎりぎり首都圏域という立地にある相模原は、帰宅困難者を大量に出した。 神奈川県の水瓶である相模原のダム群だって、大地震の直撃を受けたら決壊してしまうのでは? これより展開されるのは、街を歩き、各種データを調査した結果見えてきた「相模原市の真の姿」だ。 読んでもらえば改めて思うだろう「これでいいのか相模原市」と。
  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 東京都 杉並区2(電子版)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2008年発刊の『日本の特別地域 特別編集 東京都杉並区』では、 中央線沿線をモデルケースとして、杉並区に対するイメージは本当なのか、というか、 そもそもイメージばらばらじゃないか?といったあたりを考察した。 まあざっくりと要約してしまえば「駅ごとに人種が違う」。 さらに言えば、同じ駅を利用する人間たちの中にも絵に書いたようなブルジョワもいれば、 良くわからない自由人もいる。 これが杉並区に対する印象のバラつきの原因だった。 「駅ごとの違い」について考えるうちに、 駅と言っても中央線と井の頭線、西武新宿線でもずいぶん違うよね、 という杉並区民なら当然な結論にブチ当たる。 野蛮でガサツでそれが魅力なのが中央線なら、 ハイソで瀟洒でステータスになるのが井の頭線沿線。 西武新宿線は、杉並がどうこうというより「西武」の支配地域でまた別世界。 同じ杉並区内でも随分と違う、路線別、エリア別住民傾向もそれぞれ違う。 「貴族」と「素浪人」が杉並区というフィールドの中に同居しているのでは? これが杉並本2冊目となる本書のテーマだ。 永福あたりに住んでいる住民は、高円寺の端に住む筆者から見れば、まるで貴族である。 じゃあ俺らは素浪人か? 蛮族か? 善福寺川はルビコン川か!? そして、抱かれる「イメージ」が本当かどうか、 実際にデータと取材、自分の目と足で確かめるのが、本シリーズの持ち味でもある。 1冊分の紙幅を用いて、杉並区の人種クラスタをチェックしていこう。
  • これでいいのか神奈川県相模原市
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化! 相模原市は、神奈川県の北部にあり、人口は約72万人。 2010年4月に、神奈川県3つめの政令指定都市となった街です。 そんな相模原市ですが、横浜や川崎に比べると、知名度は圧倒的に低いのが現実です。主要な産業、歴史名跡、名物なども、すぐには思い浮かびません。 また、政令指定都市として誕生した3区には、行政サービス・交通インフラ・経済格差などの大きな問題が、いまだに山積しているのが現状です。 本当に、相模原市は政令指定都市としてふさわしい街なのか? その真の姿を、様々なデータの調査と、地道な現地取材を基に、徹底的に検証していきます。
  • 怪しい広告潜入記
    3.6
    スポーツ新聞や風俗紙に載っている怪しい広告。そこにコンタクトをとったらどうなるのか?気になったことはないだろうか。本書はそんな「怪しい広告」に体当たり取材を敢行、その実態を明らかにしたものである。謎の宗教団体から、マルチ商法、激安中古車、情報商材、パチンコ攻略法、海外宝くじ、サイドビジネス、男性モデル募集まで、その怪しい世界をご堪能あれ!

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  • ビンボーになったらこうなった!
    3.5
    一家五人を養わなければならないのに、収入は激減。 気がついたら、とてつもないビンボーに……。貧乏になるとどんなことが起こるのか。 貧乏になると、どんなことで困るのか…。 そんな貧乏生活のすべてを余すところなくご紹介。 そのエピソードの数々は、本物の貧乏を経験した者にしか語りえない、想像を絶するものばかりである!
  • 日本の特別地域7 これでいいのか 東京都 中野区(電子版)
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中野区は不思議な街だ。新宿からJR中央線快速でほぼ5分、東京駅へも15分程度。 新宿までが近いのだから、首都圏の主要部分すべてへのアクセスが抜群といえる。 通常、これだけ主要なビジネス街や繁華街まで近く、 それでいて「郊外の住宅街」であれば「高級住宅街」になってしかるべきである。 だが、中野区と聞いて思い描くイメージは違う。 ひとつには中野ブロードウェイを中心とした「ヲタクの街」というものがある。 ヲタクのメッカといえば秋葉原、次にくるのは池袋となり、 中野区は池袋と同等、部分的には上という「ヲタクの街としてのランキング」にある。 思うに、中野区は様々な「目立つ要素」のために、やたらと「低く」見られているのではないか。 前にも述べたとおり本来であれば高級住宅地として見られていてなんの問題もないはずである。 それが証拠に、中野区よりも都心部から遠いお隣の杉並区は、 まあ最近は「中央線」なイメージにとらわれて少々おかしくなってはいるが、 一応は高級住宅地として認知されている。 中野区と杉並区を比べた時、確かにイメージの差は歴然としてある。 というわけで、本書では随所でここに挙げさせてもらった杉並区と足立区を比較対象とし、 中野区の真の姿を探っていくこととする。 たぶん全項目で杉並区も足立区も蹴散らすに違いない。 中野区の全貌が、ここで明らかになるのである。
  • 色街をゆく
    3.0
    1巻586円 (税込)
    北は札幌・ススキノから、南は沖縄・真栄原まで―。全国津々浦々の旧遊郭・赤線街・青線街などを歩き、各地の歴史から現在の様子までを綴った、色街今昔探訪記。

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  • マンガ論争SP 01
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 長らく絶版状態だった『マンガ論争Sp.01』の復刻版です。 シャルリー・エブド事件直後の号であり、当時の記録としても貴重です。 英語圏読者向けに、TPPに関するコミケットのステートメントの英訳をNele Noppeが、シャルリー・エブド事件に関する記事をPatrick Galbraithが執筆しています。 ■緊急特集 TPP協議は妥結目前!? ・誰も知らないうちに米国都合の著作権ルールが… ・必要なのは米式ではなく日本流フェア・ユース ・アメリカのゴリ押しが奏功するのか? ■第2特集 私はシャルリー・エブドか? ・シャルリー・エブドと「表現の自由」 ・シャルリー・エブドの「反骨の気概」 ・シャルリー・エブド社(Charlie Hebdo)襲撃事件 時系列 ・CH社襲撃事件後の主なできごと ・コラム:抗議デモに参加し『表現の自由』を訴えた国々の『表現の自由』 ・シャルリー・エブドと左翼:風刺の限界について/パトリック・ガルブレイス ■第3特集:表現・自由・政治 ・まずは地元の議員へ 意外と低い運動の敷居 ・オタクと政治/オタク候補、大田区に着任! ・マンガにおける女性と性表現 公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート① ・グローバル化時代における表現の自由を考える公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート② ・そこには境界があった『境界のないセカイ』打ち切り騒動 ■第4特集:第18回文化庁メディア芸術祭ダイジェスト ・認知度が高まってきたメディ芸に突撃! ・マンガ部門受賞者プレゼンテーション ・マンガ部門受賞作品を読む
  • マンガ論争 22
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 自己プロデュースを行っているマンガ家、徳光康之さんと森田崇さんを直撃! ◆第1特集:マンガ家、セルフプロデュースの時代? ・徳光康之さんに訊く:セルフ・プロデュースで喰う!! ・森田崇さんに訊く:版元、取次とも組みブランド力UPを目指す ・電書時代の到来とセルフ・プロデュース/佐藤圭亮 ◆第2特集:2020年代に突入! どうする、マンガの自由!? シリーズ:議員に訊くマンガと自由 ・山田太郎参議院議員(自由民主党)の100+α日 ・ここがヘンだよ不健全図書類指定 ・栗下善行東京都議会議員(都民ファースト/青少年健全育成審議会委員)に訊く ・藪原太郎武蔵野市議会議員(立憲民主党/元東京都青少年健全育成協力員)に訊く ・せめて議員は議事録に実名を公開して欲しい/永山薫 ・東京都不健全図書類カタログ2019/永山薫 ◆第3特集:2019年下半期イベント わいせつ表現規制を考える ・わいせつではない裸? 荻野幸太郎×松沢呉一講演会 ・『長い闘いには若い人が必要だ』発表レポート/伊東圭右 ・子供の権利条約と表現規制に関する整理と展望 ・創作物に登場する児童の性表現禁止は妥当か?/荻野幸太郎 ・愛知「あいちトリエンナーレ 表現の不自由展・その後」/荻野幸太郎 ・時代によって変遷するワイセツ観/伊東圭右 ・舞台版『はみだしっ子』第3弾記者発表会/永山薫 ・マンガ・アニメ・ゲーム・特撮のミュージアム計画/永山薫 ◆第4特集:2019年のマンガ ・男性マンガ編「アナ雪ステマ事件で露呈した経験不足」/佐藤圭亮 ・女性マンガ編「今年はきっとジェンダー観の転換点」/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編1「コンビニ向け成人向け雑誌の終焉」/稀見理都 ・エロマンガ編2「『イジラレ』に慄き、『ラミュロス』を祝った2019年」/新野安 ・同人誌界編「もっとも変化に対応できるものが生き残る」/国里コクリ ・アニメ編「アニメと社会との関係を意識させられた一年」/小川びい ・日本における海外マンガ編「漸進的な変化と歴史の欠如」/小田切博 ・復刊マンガ編「読めない作品」は本当に少なくなっている昨今/才生文佳 ・中華圏編「安定の台湾と混乱が続く香港のマンガ状況」/てんしゅ松田×山田えむ ・訃報編「旅立った人々に花束を・2019」/永山薫 ◆海外レポート ヘンタイ・コミック(ヘンにマニアックなタイ・コミック)の歴史【前編】/大江・留・丈二 ◆年末恒例インタビュー:市川孝一コミケット準備会共同代表に訊く 「状況、条件が激変する中での対応が大変!」 ◆連載 ・Twitterで炎上しない7つの方法/ろくでなし子 ・マンガたちよ! 吾妻ひでおファン葬によせて/飯田耕一郎 ・超おフランス漫画第6回『トロイメライ』/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その3/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編16『天気の子』の行方/あびゅうきょ
  • マンガ論争 21
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙とロングインタビューは画業60周年を迎えたバロン吉元先生をお迎えし、記念イベントを小特集しました。 ◆バロン吉元先生に訊く!【絵画と劇画とエロス】 ・画業還暦(60周年)&第48回日本漫画家協会 文部科学大臣賞受賞記念 ・小特集:画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年展+その他のイベント ■第1特集:2019参院選と、その結果? ・基本的人権を保障し、「緩さ」を許容する社会へ〜石川大我氏に訊く~ ・自民党より出馬の山田太郎候補、選挙戦を追う ・山田太郎メディアフォーラム@郡山市レポート ・表現の自由は得票につながったのか? ◆第2特集:2019年上半期イベント ・第22回文化庁メディア芸術祭受賞作品展アフターレポート ・第23回手塚治虫文化賞大賞は『その女、ジルバ』 ・2019年度 第48回日本漫画家協会賞受賞式 ・日本マンガ学会第19回大会in熊本大学 ・「巻号ナイト 2巻1号通巻2号」レポート ◆海外事情 ・韓国ではロボットアニメがブームになっている/かに三匹 ・LOVEか? LIKEか? そこが問題か?/荻野幸太郎×永山薫 ◆特別寄稿 怪人・高取英とのいくつかの思い出/ダーティ・松本 ◆山田参助さんと若林宣さんに訊く!【戦争・マンガ・考証】 『あれよ星屑』第23回手塚治虫文化賞新生賞&第48回日本漫画家協会賞大賞受賞記念 ◆連載 ・転校生のタカシくん/ろくでなし子 ・亜麻色の髪の乙女 超おフランス漫画 第5話/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その2/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編15「京アニ」の悲劇に思うこと ・マンガたちよ!——イベントの日々/飯田耕一郎
  • マンガ論争 20
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙とロングインタビューは青雲賞&暗黒星雲賞受賞の永野のりこさん。今号も激論! ◆超ロングインタビュー:永野のりこさん怒涛の2018年 ■緊急インタビュー特集 ・西沢圭太都議会議員(立憲民主党)に訊く! 東京都人権条例成立から考える「市民と議会」 ・山口貴士弁護士に訊く! ブロッキング、静止画DL規制、そして人権とは? ・山田太郎前参議院議員に訊く! 活動縮小宣言から4ヶ月 改めて今後を問う ・荻野稔大田区議会議員に訊く 仰天の“やらかし”に対し直接詰めに行く ・松浦大悟元参議院議員に訊く 保守層に届く言葉を紡ぎ出すこと——LGBT ■第1特集:有害図書って何だよ!? ・破綻した軽減税率欲しさの有害図書追放作戦 ・有害図書類指定の現状 ・2018年東京都不健全図書類カタログ ◆緊急告知静止画DL規制法制化パブコメ〆切間際! ■第2特集:2018年下半期イベント ・プロデューサーズ・イン・ザ・前橋市 ・現実とフィクションの狭間を再考する DONDEN祭Vol.2 「赤と青 快楽ミームが伝播する」 ・萩尾望都原作『なのはな』舞台化記者発表会 ■第3特集:2018年のマンガ ・男性マンガ編/紙の不調を電書が補う傾向がより顕著に/佐藤圭亮 ・女性マンガ編/いい距離感を描く大人向け作品が充実/川原和子×ヤマダトモコ ・エロマンガ編①/紙の時代は終焉を迎えてしまうのか?/稀見理都 ・エロマンガ編②/同人誌の存在感が増す中、商業出版の意義は何処に/新野安 ・同人界編/翻弄される即売会と、「正しい」二次創作/国里コクリ ・アニメ編/女性監督が躍進、画期の年/小川びい ・日本における海外マンガ編/メジャー化する「アメコミ」と曖昧化する海外マンガ/小田切博 ・中華圏編/2018年の台湾&香港 漫画と御宅族の現場を振り返る/やまだえむ×てんしゅ松田 ・復刊マンガ編/目玉はなくとも幅広い復刊企画が数多くリリース/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を・2018/永山薫 ◆巻末インタビュー/市川孝一コミケット準備会代表に訊く 衝撃の発表コミケ4日開催の理由とは!? ◆連載 ・わたしがヅラをかぶる理由/ろくでなし子 ・マンガたちよ!/飯田耕一郎 ・ただ憧れを知る者のみが/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その1/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編14「萌絵」焚書を渇望する人々
  • マンガ論争 19
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版。 19号では森田崇さんをお迎えし“ルパン帝国再誕計画”連動企画として表紙&ロングインタビューで発進! 巻末には『あれよ星屑』完結記念、山田参助さんロングインタビュー! ■ルパン帝国再誕計画『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』◆超ロングインタビュー◆森田崇さんに訊く! ■第1特集:今そこにある危機!? ・水面下で進行するアブナイ動き ・エロ本自販機壊滅地域の滋賀県が何故?/黒沢哲哉さんインタビュー ・北海道と滋賀県における有害図書制度の運用に関する論点解説 曽我部真裕教授講演レポート ■第2特集:2018年上半期イベント ・濃すぎる即売会はハンパない熱量が充満 資料性博覧会2018レポート ・COMITIA124アフターレポート ・表現の自由を守る会2周年記念パーティレポート ・第21回文化庁メディア芸術祭をマンガ部門中心に ・・優秀賞『ニュクスの角灯』の資料から、書棚問題まで縦横無尽 ・・優秀賞『銃座のウルナ』奇怪な戦場と陰鬱な平和 ・・新人賞『バクちゃん』における移民の視線 ・・新人賞『甘木唯子のツノと愛』の空間認識 ・・功労賞:竹内オサムさん・「活字で残していくこと」 ・日本マンガ学会 第18回大会アフターレポート ・秋が楽しみな『はみだしっ子』舞台化第2弾 ・第57回日本SF大会ジュラコン・レポート ■『あれよ星屑』完結◆巻末超ロングインタビュー:山田参助さんに訊く ■特別寄稿 ・ゼロから始める表現規制反対運動の作り方/温泉半熟卵 ・チンコと修正、切っても切れない関係?/稀見理都 ・おきあがりこぼしPROJECT! 大・作・戦 2018夢の大東京展/永野のりこ ・牧神の午後への前奏曲/谷口 敬 ・江戸栖方さんを偲んで 故・吉田正高教授の知られざる(!?)半身の活動譜/大江・留・丈二
  • マンガ論争 18
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 画業50周年を迎えたみなもと太郎さん大特集! ■みなもと太郎画業50周年記念特集◆超ロングインタビュー◆みなもと先生にアレコレ訊く! ・ちばてつや・みなもと太郎、マンガの歴史を語る/飯田耕一郎 ・林律雄×みなもと太郎「六平太よ永遠に」 ・飯田耕一郎×みなもと太郎—60年代マンガと青春 ・兎来栄寿×みなもと太郎「2017年マンガの語り方」 ■第1特集 表現と自由、その現状を見ていこう ・松下玲子さん武蔵野市長戦出馬&当選 !・衆議院解散総選挙って、一体なんだったの? ・本多平直衆議院議員(立憲民主党)に訊く ・三谷英弘衆議院議員(自由民主党)に訊く ・源馬謙太郎衆議院議員(希望の党)に訊く ・チャールズ・ブラウンスタイン事務局長(CBLDF)講演会レポート ・表現規制10年史—「非実在青少年」からマンガを守れ コンテンツ文化研究会主催勉強会レポート ・マンガルポ:都庁は遠くて高かった/りーるー ・2017年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ・どうなる? ミニストップとイオンの“成人誌排除”問題/永山薫 ■第2特集 2017年下半期イベント ・第56回日本SF大会ドンブラコンLLアフターレポート ・第20回文化庁メディア芸術祭内覧会レポート ・聖地巡礼、豊郷小学校旧校舎 ・昭和の時代から活躍する、名編集者が揃い踏み ・現場から表現まで。エロマンガの魅力教えちゃうナイト!(関東版!)『エロマンガ表現史』刊行記念イベント ■第3特集 2017年のマンガ ・男性マンガ編/作家とネットの関係性に変化あり?/佐藤圭亮 ・女性マンガ編/さて、今年は? 女性マンガ2017/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編①/人気作家の単行本も厳しい状態に!/稀見理都 ・エロマンガ編②/「集中」と「拡散」、及びその「狭間」で/新野安 ・同人界編/「流行の最前線」から「趣味の追求の場」へ/国里コクリ ・アニメ編/監督交代と総集編の二〇一七年/小川びい ・マンガの海外編/データベース消費と「海外マンガ」とは何か/小田切博 ・中華圏編/2017年の台湾同人&香港商業誌シーン/てんしゅ松田&堀有機 ・復刊マンガ編/駅の平積みからクラウドファンディングまで/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を/永山薫 ■巻末インタビュー/~コミックマーケット準備会共同代表市川孝一さんインタビュー~危機を乗り切り即売会の“レガシー”に ■特別寄稿 パクリが平常運転化された連環画(パ平連)/大江・留・丈二 ■連載 ・『表現の自由って何ですか!?』/ろくでなし子 ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~⑥/飯田耕一郎 ・蛙のマンガ雑記帳 第一楽章その5/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編12 アニメ『けものフレンズ』の行方/あびゅうきょ
  • マンガ論争 17
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! この号から闘うフェミニスト、ろくでなし子さんの連載マンガがスタート。 ロングインタビューも必読です。 ■第1特集 表現が自由であるために ・海賊版マンガを倒すための唯一の方法とは? 赤松健講演レポート ・マンガがこれからも自由であるために! ジャクリーヌ・ベルント教授講演レポート ・自画撮り強要被害に対応し、都青少年条例改正へ ・埼玉県警がエロ漫画家に「配慮」を申し入れ! ・大炎上! ゆらぎ荘の幽奈さん ・BL狙い撃ち? 東京都不健全図書類指定の現在 ■第2特集 2017年東京都都議会選挙 会場問題待ったなしなれど… ・西沢圭太東京都議会議員に訊く どうなる2019~2020年会場問題 ■第3特集 2017年5~7月期イベント ・国会の奥にずずーっとお邪魔しました ・日本マンガ学会 一般、エロにも開かれている、マンガ学会レポ/稀見理都 ・日本マンガ学会 1日目 十年ぶりの新潟開催の年次大会、来年は京都です/日高利泰 ・日本マンガ学会 2日目第一部 球技マンガの歴史と現在レポ/森下達 ・日本マンガ学会 2日目第二部 小林まこと作品における「動き」の時間感覚をめぐってレポ/雑賀忠宏 ・最近のマンガ・アニメの高水準な背景イラストの裏側事情とは?
  • マンガ論争 16
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 『ナナとカオル』完結記念として甘詰留太さんに表紙イラストをお願いし、巻頭インタビューに登場していただきました。 また、石井苗子参議院議員、山田太郎前参議院議員、坂井崇俊AFEE編集長、アムネスティ・インターナショナル日本の若林秀樹事務局長、海外で日本のエロマンガを配信するFAKKU!!のJacob Grady社長、コミケ準備会の市川孝一共同代表が登場。 冬号恒例企画として、マンガ界の目利きたちが2019年のマンガ界をざっくりと振り返ります。 さらに予定原稿が間に合わなかったため急遽、編集長が40年前に自販機雑誌に描いたマンガをドヤ顔で掲載! ◆巻頭インタビュー ・長編『ナナとカオル』完結記念xインタビュー ・甘詰留太さんに訊く ◆第1特集 表現と自由について改めて考える ・日本維新の会 石井苗子議員インタビュー 表現の自由には規律も必要 ・表現と消費者:山田太郎氏と坂井崇俊氏に訊く ・ろくでなし子さん講演会レポート/永山薫 ・アムネスティの自由:若林秀樹事務局長に訊く ・山口貴士弁護士講演「出版の自由の新たなる危機」 ・変貌を遂げてしまったポリティカル・コネクトネス/佐藤圭亮 ・2016年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ◆第2特集 2016年下半期イベント ・即売会という唯一無二のコミュニティー「コミティアの30 年・メ芸の20年 ~マンガの今とコミュニティーの変化」レポート/宇野ケイ ・盛況だった2016年のコミティア夏と秋 ◆第3特集 2016年のマンガ ・男性マンガ編/佐藤圭亮 2016年はやや停滞傾向に ・女性マンガ編/川原和子×ヤマダトモコ 80代ヒロインも登場! 女性マンガ2016 ・エロマンガ編/稀見理都 エロ漫画不況もそろそろ底を打ったのか? ・アニメ編/小川びい 囁かれていた「2016年のアニメ危機」が現実化 ・海外マンガ編/小田切博 キャラクターマーチャンダイジングとしてのアメリカン・スーパーヒーロー ・中華圏編/対談・堀有機×てんしゅ松田 2016年の香港・台湾 漫画界を振り返る ・復刊マンガ編/才生文佳 復刊ブームのひとつの区切り ・訃報編/永山薫 旅立った人々に花束を・2016 ◆海外事情 ・米国編:FAKKU!! 社長Jacob Grady 氏に訊く 全米が勃起した! 国産エロマンガの逆襲 ・韓国編:パクリバカ一代/大江・留・丈二 ◆新刊速報 ・ダンス・ウィズ・エロマンガ『エロマンガノゲンバ』刊行記念 稀見理都氏に訊く ◆永山薫の黒歴史・漫画『ハイライズ』(マングース名義) ■連載 ・あびゅうきょ妄言通信出張版10~新海誠監督の行方~/あびゅうきょ ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~3/飯田耕一郎 ・蛙の漫画雑記帳 第一楽章その3/中山蛙
  • マンガ論争 15
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは『STRANGER』を刊行したあびゅうきょさんが登場。 11年ぶりの新刊、初長編、初原作付き(佐藤守)についてたっぷり語っていただきました。 2016年の参院選特集では29万票を獲得しながら山田太郎氏の選挙戦を中心に、都知事選についても突っ込んでいます。 マンガにかかわる政治、表現と規制の2010年代中期の記録資料としてご活用していただければと思います。 ◆巻頭インタビュー:あびゅうきょさんに訊く ・11年ぶりの新刊と30年変わらないモノ ◆第1特集 29万票の衝撃! 参院選で何が起きたのか? ・山田太郎候補の選挙戦を追う ・山田太郎氏に聴く 29万票の衝撃と重み ・表現規制に反対or慎重な候補者たちの結果 ・「消費者団体」として生まれ変わるAFEEの今後~AFEE編集長・坂井崇俊氏 副編集長・にしかたコーイチ氏に訊く~ ◆第2特集 2016年の「表現」と「自由」 ・ろくでなし子さんの「わたし、出馬しまんこ」展 ・山口貴士弁護士に訊く 狙うは完全無罪! ・歌門彩弁護士に訊く 色々と悩ましいCG児童ポルノ裁判途中経過 ・美術評論家連盟『美術と表現の自由』シンポジウム ・東京都青少年健全育成条例50周年記念企画① ・東京都青少年課に訊く不健全図書指定「都が選ぶこのエロマンガがエロい!50th」inいせしまこん ◆第3特集 2016年上半期イベント ・日本マンガ学会 ・日本中のマンガ研究者が集う年次大会・シンポジウム「教育とマンガ」 ・日本SF大会「いせしまこん」楽屋落ちレポート ・マジ疾風怒涛のダンジョンクエスト ・文化庁メディア芸術祭20周年企画 ・メディ芸も20周年を迎え、大きな区切りに ・マンガとBDの競演 いよいよ「ルーブル№9」が始まった ・「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫る~レポ/宇野ケイ/佐藤圭亮 ・海外オタクイベントに見る、彼らの願いとは?/稀見理都 ・レッド・星と阿修羅王が出迎える萩尾望都SF原画展 ・祝!漫画家生活50周年「山上たつひこ原画展」 ・コミティア116と二つの展示 ・アズ50年展 すべては中学校の教室と肉筆回覧同人誌から始まった ◆海外情報 パチモンGO(スターウォーズ編)/大江・留・丈二
  • マンガ論争 14
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは劇画界のレジェンドにして触手王の前田俊夫さんが登場。 交通事故で長期療養中に英語をマスターし、海外イベントでは英語でジョークを飛ばしてドッカンドッカン受けるなど知られざる逸話など読み応えアリ! マンガ界を振り返るデータも充実。 ◆巻頭インタビュー ・世界の触手王・前田俊夫さんに訊く ◆第1特集 どうなる日本の著作権!? ・山田太郎議員に聞く15年の規制問題あれこれ ・安心するにはまだ早い! 国内法整備を注視~インターネットユーザー協会(MIAU)事務局長 香月啓祐さんインタビュー~ ・青空文庫の提言~「明治・大正期の作品はPDに」~ ◆第2特集「炎上勃発!」 ・炎上した国連報告者会見 ・炎上してしまった! 地域の「萌えおこし」 ・炎上する編集者/賢い商業との付き合い方 ・2015年東京都不健全図書カタログ ◆第3特集 2015年下半期イベント ・「劇画バカボン」が蒔いた新たなギャグの種~赤塚先生お誕生日おめでとう! 巨匠降臨!? 田中圭一が描き語る、赤塚キャラクターズ!!~ ・ライブとしてのマンガ展/三つの江口寿史展から考える/宮本大人 ・「マンガから考える」——「コミコロジー」という試み/雑賀忠宏 ・「キャラクター表現の物質性:モノがつなぐ人とメディア」参加記/中川譲 ◆第4特集 2015年のマンガ ・特報編/東村アキコ『かくかくしかじか』が大賞に ・男性マンガ編/アニメ化で大ヒットの傾向が顕著に ・女性マンガ編/じわりと新しい動向! 少女マンガ2015/川原和子×ヤマダトモコ ・エロ漫画編/エロ漫画界は今年も変化し続ける!/稀見理都 ・アニメ編/アニメビジネス近く変動の予感/小川びい ・マンガの海外編/プレイヤーの増加と相互無理解/小田切博 ・中華圏編/2015年の台湾同人&香港商業誌シーン/堀有機×てんしゅ松田 ・復刊漫画編/復刊ビジネスは新たなステージへ/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を
  • マンガ論争 13
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは『神罰1.1』などの危険球なパロディ、『うつヌケ』『ペンと箸』などのルポ漫画で知られる田中圭一さんが登場。 ■第1特集 表現・人権・検閲 ・終わらない? アカウント凍結騒動@Twitter ・商品ページから消えたエロマンガ@Amazon ・二次創作は著作権侵害にあたらない!?~白田秀彰准教授報告会レポート~ ・「おたく」に貼られた一致しないラベル~パトリック・W・ガルブレイス講演会レポート~ ・児ポ単純所持処罰化のザ・デイ・アフター ・最後の治外法権!? 演劇は「自由」でいられるか/川口有紀 ■第2特集 海外のオタク文化に没入する ・アメリカの最新エロマンガ事情とは?/稀見理都 ・マンネリ業界に風穴を!香港漫画・オススメ近作紹介/てんしゅ松田 ・『ファン・ホーム』に捧ぐ/南佳介 ・あまり役に立たない、コミコン・レポート/大江留丈二 ■第3特集 コミケットスペシャル6 ・安田かほるコミケット準備会共同代表・OTAKU EXPO実行委員会委員長)インタビュー ・シンポジウム 『俺たちのコミケがそんなに悪いイベントなわけがない』レポート ・日本発文化創造:同人文化を中心に~OTAKU EXPO アカデミックシンポジウム・レポート~ ■第4特集 2015年上半期イベント ・日本マンガ学会第15回大会@広島レポート/日高利泰 ・「マンガで戦争を描く」、その方途をめぐって~小林よしのり×呉智英対談」イベントレポート~/雑賀忠宏 ・未来を見据えた新たな電子マンガ「ヨコヨミ」誕生~マンガはどこへ向かうのか!? ~電子書籍とウェブコミックの現在と未来レポート ・漫画オタクは、「原画展」で何ができるか?~没後20年展~ 三原順 復活祭」徹底レビュー/モリタユウスケ ・できたぞ、たキッカケ大作戦1~ショーガイ者×ケンジョー者×セクシャルマイノリティ大交流フェスティバル~/牛島えっさい
  • マンガ論争 12
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは成年誌でも一般誌でもピュアな「愛」を語り続ける田中ユタカさんが登場。 また海外特集では二次元規制が厳しいオーストラリアで開催された国際学会に永山薫が招聘されてエロ漫画について語ってきたルポなど充実! ■第1特集 海外と日本 クールなジャパン? ・Manga Futures オーストラリアでエロ漫画を語る ・Manga Futures 知られざる豪州・表現ディストピア ・“Geek” が見た「カラフルな楽園」オタク文化—パトリック・W・ガルブレイスさんに訊く ・フランスにおける日本の漫画・アニメ、その過去・現在・未来/ toq-mitz ・若き日のとある翻訳家の消耗——翻訳調べっ話——/南圭介 ・香港~階級断層を映す、地元漫画と日本漫画/てんしゅ松田 ・韓国パクリ漫画映像コレクション(韓コレ)/大江留丈二 ・世界のゲームユーザーは規制をどう考えている?/大沼明夫 ・感情論ではなく理性的な説得力が必要——荻野幸太郎さんに訊く ■第2特集 揺れ動く権利のグレーゾーン ・二次創作ガイドラインが認めるもの・縛るもの。ハイスコアガール著作権侵害事件の問題点 ・幻の愛されキャラ「かつ江さん」騒動を追う ・「浦賀船渠ノ航跡」中止事件 ・権利者への仁義は切るな!白黒付けない同人道 ■第3特集 ゴタゴタ大全的なアレ(下半期編) ■第4特集 来年はノンキにマンガを読ませて欲しい ・特報編/メディ芸・マンガ部門大賞は『五色の舟』佐藤圭亮 ・男性マンガ編:WEB マンガ大隆盛時代に突入か?佐藤圭亮 ・女性漫画家編:マンガで明けて、マンガで暮れる2014 ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ全般編:エロマンガもようやく電子書籍元年か!?稀見理都 ・日本の翻訳マンガ市場:足元と向こう側 小田切博 ・復刊マンガ編:イベント型とアーカイブ型の2 極化がさらに進む 才生文佳 ・イベント編:マンガ界はイベント&出来事が一杯!
  • マンガ論争 11
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版。表紙はおがきちかさんの雨上がりの情景。この号も激論白熱! ■総力特集 児ポ法改正の顛末 ・変だった旧法と三党改正案から5党合意成立まで ・改正児ポ法で何がどう変わったのか? ・まだまだ問題山積みの改正児ポ法 ・所持している児童ポルノを処分する方法は? ・劣悪な漫画は規制すべきだ!ついに姿を現した「青少年健全育成基本法」改正案成立を新聞はどう報じたのか? ・個人が起こした「児ポ呼称変更署名」活動記録「オタクの生存戦略」はネット外の実行力が必要/廣田康介氏インタビュー ・ICPO が「児童ポルノ」は不適切な用語と指摘「3 万人の集合知」で戦った児ポ法改正審議/山田太郎参議院議員インタビュー ・児ポ、都条例、表現の自由と雑協倫理委の役割/山了吉氏インタビュー ■第2特集 漫画をめぐるゴタゴタ大全集的なアレ ・足踏み状態のTPP 交渉、どうなる同人誌界? ・美味しんぼ・鼻血問題の本質は何処にある? ・GMO がフィギュア系ブログを一方的に削除 ・過激なコスプレも児ポ法違反となる危険性が!/牛島えっさい氏インタビュー ・ニトロプラスが二次創作ガイドラインを改定 ・ろくでなし子・女性器3D データ事件を考える ・都条例新基準適用第一号は『妹ぱらだいす2』 ■第3特集 韓国における日本漫画とアニメの受容 ・韓国での日本エロ漫画読者の経験談/宣政佑氏特別寄稿 ・模倣がロボットアニメの衰退を呼んだ/かに三匹 ・もはや入手困難!韓国パクリ漫画コレクション(韓コレ)/大江留丈二 ・訂正記事/恐怖のアチョン法と朴教授の真意 ■第4特集 2014年上半期のアレコレ ・漫画界という大きな生態系の中で/コミティア代表・中村公彦氏インタビュー ・日本マンガ学会第14回大会in 京都 ・日本マンガ学会ラウンドテーブル ・「争点化される『エロ』」/稀見理都 ・〝規制と規範〟からみる女性向け性表現/堀あきこ ・第53回SF大会 祝『暗黒星雲賞』受賞/稀見理都
  • マンガ論争 10
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙は未識魚(中川譲)さん。 この号では表現規制問題が熱い! 児ポ法改正問題、東京青少年健全育成条例改正後の問題点、修正問題を大激論! さらに、張彧暋さん(香港)、朴景信教授(韓国)、スヴェトラーナ・ミンチェバさん(全米反検閲連盟)、チャールズ・ブラウンスタインさん(コミック弁護基金)の講演をレポート。 『はだしのゲン』排除問題、青空文庫特集等々、時代の証言がここにあります。 ■第1特集 表現規制の現在 1月の通常国会が正念場なのか? ・児ポ改正案は憲法条文に抵触する可能性大! 髙山佳奈子教授講演レポート ・なぜ為政者は性表現を制限したがるのだろう? 白田秀彰准教授講演レポート ・同人誌・コスプレの自由と、著作権訴訟 岡田昌浩准教授講演レポート ・表現者、個々に問われる修正の基準!/稀見理都 ・衝突する表現の自由とヘイトスピーチ規制 ■第2特集 東京都青少年条例改正「その後」を追う ・東京都青少年健全育成条例の運用実態を聞く─淺野克彦都議会議員 ・不健全図書はどうやって決められるのか?─東京都青少年課に訊く─ ■第3特集 海外のマンガ関係者講演レポート ・香港・著作権法制強化は政治諷刺規制が狙い? 張彧暋(チョウ・イクマン)氏講演レポート ・仮想物規制を盛り込んだ「アチョン法」の怖さ 朴景信教授講演レポート ・表現の自由とアート、親と子と写真の危険性 スヴェトラーナ・ミンチェバ氏講演レポート ・コミックの自由を守るCBLDFの活動とは? チャールズ・ブラウンスタイン氏講演レポート ・解説:NCACとCBLDFの基礎知識 ■第4特集 はだしのゲン排除騒動から見えてきたこと 排除の思想は現在と未来の議論を封殺する ・「漫画は簡単にわかる」は本当か? 吉村和真教授に訊く ・学校の中の『はだしのゲン』/イトウユウ ・マンガと学校図書館の自由/佐久間美紀子 ■第5特集 青空文庫の世界と著作権 それは青空のように誰の頭上にもあるもの ・追悼・富田倫生さん 最も高価な「タダ」の本 ・スマホでタブでPCで 青空文庫の遊び方 ・二次創作を容認する「同人マーク」運用開始 ■巻末インタビュー 2020年コミケ会場の最有力は幕張メッセ!? ・市川孝一コミックマーケット共同代表インタビュー
  • マンガ論争 9
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙は環望さんの『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』よりヴィルヘルミナ・ヴラド・ツェペッシュ姫(400歳)です。 ■緊急特集:マンガは児童ポルノではない! ・Special Interview/山田太郎参議院議員 ■特集内特集 表現規制反対運動の軌跡 ・「有害」コミック問題を考える会の思い出/長岡義幸 ・マンガ防衛同盟の想い出/西形公一 ・AMI解散に際して/AMIの思い出とその解散/AMIの果たしたもの、果たせなかったもの/兼光ダニエル真/カマヤン/ムラクモ ■小特集1:マンガ家さんとKindleさん ・まだ電書のみでは喰えないがロングテール化は可能だ!/うめ・小沢高広Interview ・KDPヒット作家に聞く電書とセルフ・パブリッシングで喰う方法/鈴木みそInterview ・KWが二次創作解禁って、それ本当?/兼光ダニエル真 ■小特集2:2013年上半期Topics ・エロ漫画の自主規制はどこまで進んだか?/稀見理都 ・保護期間70年は失敗だった!? 孤児作品の増加をどうするか ・非親告罪化しても安心!? 赤松健氏の「黙認マーク」案 ・児ポ、TPP、オリンピックにコミケはどう対応するのか/市川孝一コミケ共同代表Interview
  • 怪しい商品を買ってみました
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    いかに技術が進歩しようとも、人間に「欲望」がある限り、それに応える「怪しい商品」が溢れている。そこで、本書では、これまでに筆者が購入したり経験したりした商品の値段や利用方法などをまとめてみた。 日常生活をしているだけではあまり接することのない「怪しい商品」。それらはいくらぐらいするのか、どのように購入するのか、購入したらどうなるのか。 怪しい商品の一端について、いくらかでも参考になり、そして楽しんでいただければ幸いである。
  • これでいいのか東京都大田区
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化! 大田区は文庫版地域批評シリーズの第8弾目となります。 東京23区で最も広い大田区ですが、その実態は案外謎に包まれている。 大田区といえば、有名なのは町工場に羽田空港、そして田園調布などの高級住宅街と何とも統一性がありません。 鉄道網は充実しているが、その使い勝手はイマイチだし、高級住宅街が有名なのに、商店街は安くて旨いリーズナブルさが自慢なのです。 空港があるのに国際色は異様に薄い。 人口は多いのに、量販店や駅ビルは少ない。 大田区とは、世間一般の「常識」から考えると明らかにおかしな発展の仕方をしている「ズレ」た街なのです。 しかし、同時にこの「ズレ」こそが大田区の魅力であり、住みやすさの根源でもあります。 本書は、そんな複雑な魅力を持つ大田区を豊富な取材とデータ分析で徹底的に調査。 その実態と問題点を解き明かすものです。
  • これでいいのか東京都杉並区
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化! 東京23区で最高に「進歩的」な杉並区。 56万の人口を抱え、JR中央線は4駅、北部に西武新宿線、南部に京王井の頭線、青梅街道には地下鉄丸の内線が走る、東京の一大住宅地です。 関東大震災後から、多くの文化人や政治家が移り住んだ高級住宅地の伝統は、 今や駅や沿線ごとにそれぞれ個性的で、ワケのわからない変な人々が住む、面白すぎる地域へと昇華しました。 古着と音楽と風俗の街「高円寺」、七夕と演劇の「阿佐ヶ谷」、最大の街にして一番無個性な「荻窪」、 落ち着きがあって昼から酒ばかり飲んでいる「西荻窪」など、中央線4駅は、それぞれがまさに別世界。 私鉄に目を向けても、沿線別リッチ度で長年不動のトップを守る井の頭線や、 未来を夢見るビンボーな若者が住む西武新宿線など、地区ごとの住民の個性が対照的です。 本書は、恐るべき他民族地域といえる杉並区を、徹底的に研究します。
  • 日本の特別地域 特別編集64 これでいいのか 愛媛県
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛媛県のイメージってなんだろう。ヨソの人にとってはミカンにポンジュース……以上だ。 だが、愛媛県の実力はそんなものではない。そもそも、愛媛県、いや伊予国は 「誇り高き海賊」の国。古くは平将門と並び称される英雄、藤原純友の本拠地であり、 瀬戸内水軍の中でもっとも権威のあった河野水軍は愛媛の一族。 いかなる支配にも屈せず海を駆けた自由の民の国なのだ。 その海賊の子孫たちが住む愛媛は、大きく3つのエリアに分類される。 しかし現在、各地はそれぞれ大きな問題を抱えている。 東予の工業地帯は斜陽期を迎え、ミカンと海産の衰えた南予各都市は ことごとくシャッター街と化した。四国最大の都市である松山は今もその力を 保っているように見えるが、その内実は郊外化の進行や再開発を巡る対立など 懸念すべきことも多い。 本書は、そんな愛媛を多角的に愛媛県を解き明かすことで、 その「未来」を考えるための材料となることを目指した一冊である。
  • 日本の特別地域 特別編集62 これでいいのか 青森県
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の最先進国日本も、そのほとんどはイナカである。 そして、青森県はその中でも「最たるイナカ」というイメージを持たれている。 やはりこれは『テレビも無ェ ラジオも無ェ』から始まる金木出身の大物歌手による大ヒット曲 『俺ら東京さ行ぐだ』の影響が大きいのだろう。 だが、青森県は「最悪のイナカ」なのだろうか。 仮にイナカだったとしても、そこが「オラこんな県嫌だ」なのかどうかは別問題だ。 そして、その土地が総合的な意味で豊かであるか、貧しいかも、また然りである。 本書は、ありきたりの観光ガイドではない。 青森県にはどんな人間が住み、どんな生活をして、 本当はどこが良くて、どこが問題なのかを、 丹念な取材と、多くのデータを分析して解き明かしていく。 青森県に貼られた「レッテル」を一枚ずつはがし、 真実の姿が少しでも明らかになれば、幸いである。
  • 日本の特別地域 特別編集60 これでいいのか 鹿児島県
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鹿児島県は特に近代、日本の歴史において非常に重要な位置を占めた土地です。 行き詰まった武家政治から近代国家への急激な転換を、驚くほど素早く、 また考えられる限り最小の犠牲で成し遂げ、明治維新の主力となったのが、鹿児島県なのです。 この偉業の大きな要因として、鹿児島が他の地域から隔絶された「密国」であったことが挙げられます。 情報収集と根回しの失敗で滅亡の危機に瀕した関ヶ原の反省を踏まえ、 当地を治める薩摩藩は江戸時代、外部からの情報収集には尋常ではない努力を払いました。 しかし、国内への進入が事実上不可能だったので、 トップレベルは外のことを知っていても、一般民衆レベルでは「鎖国」状態でした。 それゆえ、当時の「日本人」というくくりの中ではかなり異質な存在であり、 薩摩弁が多くの方言の中でも相当特殊な部類に入るのはその典型といえるでしょう。 こうした背景があったことで、鹿児島県人は他県の日本人のように状況に流されず、 効率的に動けたのが、明治維新だったのではないでしょうか? あれから百数十年。鹿児島は今、新しい転機に立たされています。 他の地域からの交通アクセスが非常に悪い鹿児島は、 時代に大きく取り残された存在となっており、九州新幹線が開通したことで変化はしているが、 その恩恵はまだ鹿児島中央駅と鹿児島市にしか見受けられないのです。 本書は、さまざまな観点から「今」の鹿児島を解き明かしていきます。 歴史背景、各種データ、鹿児島人という「人種」。 リアルな鹿児島県の姿を発見した時、新しい鹿児島の未来を探るヒントが、きっと見つかるでしょう!
  • 日本の特別地域 特別編集58 これでいいのか 山梨県(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。 まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、とても同居できそうもない両面を色濃く持っている。 山梨県は旧甲斐国とほぼイコールの県であるが、「甲斐」の語源自体 が「道の交わる交(カイ)」と 「山に囲まれた峡(カヒ)」という正反対の説がある。 県内でも、地域ごとの違いは大きい。県内は笹子峠に代表される数々の峠で甲府を中核とする「国中」と、それ以外の「郡内」に分断されている。  山の中の小さな土地で人口も少ない山梨県だが、それでいて日本史においては非常に目立つ地域である。平安時代から目立ちまくった武田氏。江戸時代から近年にいたっても、日本経済界で異彩を放つ甲州財閥(甲州商人)。両者ともに壮絶な内ゲバ体質であり、武田一門は一族で殺し合い、甲州財閥の時代になっても社長同士が刺客を雇って暗殺を狙うような恐ろしい土地だ。 そのくせ、山梨県人には強力な一体感があり、 殺し合いをしていたライバルと一致団結して事業に取り組んだりする。どっちなんだよ! このように複雑な山梨県。 近年ではその団結力が存分に発揮され、富士山が世界文化遺産へ登録を成し遂げた。がっ一方、 人口の減少から甲府にはシャッター街が広がっており、「関東の奥座敷」 と呼ばれた石和温泉の衰退など問題も多い。 一体、山梨県とは、そして山梨県民とはいかなる存在なのか。 一体感があるんだかバラバラなんだか分からない県民性。 本書ではこれらを一つ一つひもときながら、本当の山梨県を探していきたい。
  • 日本の特別地域 特別編集44 これでいいのか 福島県(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故という未曾有の大災害は、福島県を激変させてしまった。 平和だった地に突然舞い降りた悲劇が、福島県民にもたらした嘆きと絶望感の大きさは計り知れない。 福島は、寒冷で厳しい風土の東北の中にあって比較的気候に恵まれており、農産物が豊かに実るまさに「豊穣の地」だ。 面積は広大だが全体の約7割が山地という福島は、奥羽山脈と阿武隈山地によって県が3つの地域に区分されている。 東から太平洋に面する浜通り、夏冬の寒暖差激しい盆地の中通り、そして豪雪地帯の会津。 先の災害によって直接的な被害を被ったのは浜通りだが、 中通りやさらに遠く離れた会津でも原発事故による風評被害に襲われ、 福島全体でいわれのない差別を受けてしまった。 さらに「福島はもう終わった」との無責任な外部からの声。 だが、福島県民は今、そうした状況から不屈の精神で立ち上がろうとしている。 ただし、復興に向けて県全体が一枚岩になって進もうにも、 県内には独立国家が3つあるようなものだから、まとまりに欠けるという指摘もある。 そこで本書では、福島県の各地域の歴史や特徴、問題点などを現地取材から明らかさせていただいた。 福島は悲運だと嘆くばかりではなく、 現実をしっかりと見つめて未来へと歩を進めるための一助になれれば幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集37 これでいいのか 東京都 大田区 第2弾(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前作を執筆する時、色々と都合がよかったので大田区に住んでみた。 メシ屋が美味い! スーパーが安いと言うことなしであった。 さて、この度数年ぶりに大田区をディープに再訪してみたが、 やはり住民たちは「こんな暮らしやすい街はない」といった感じだ。 安い! 美味い! そして、古い! そう、銭湯も商店街の数も都内最大数を誇る街、それが大田区だ。 そうした、大田区の妙な暮らしやすさを生み出してきた源流が、 「設計図を紙飛行機にして飛ばせば製品になって戻ってくる」 とまでいわれる、技術力の高さを誇る製造業だ。 しかし、今や大田区も徐々に変革の波に飲み込まれている。 国家レベルの産業セクターの変動によって製造業は海外流出の一途。 次第に工場は姿を消して、マンションが次々と立ち並ぶようになってきた。 でも、いくらマンションが立ち並んで、 蒲田にオシャレな店ができようとも、 一歩通りを裏に曲がれば、古ぼけたアパート、民家の合間の工場、 そして、総菜屋や立ち食いの焼き鳥屋が並ぶ商店街、 大田区はこれに尽きる。 そう、ここではまだ昭和が続いていたのだ。 映画にもなった『三丁目の夕日』に見られるように、 郷愁のなかにある昭和は素敵だ。 でも、その実態がどれだけ悲惨なものだったかは、 誰もがよく知っているだろう。 大田区が生まれ変わることができるか否か、いまが分水嶺だ。 焼け跡からの出発に次ぐ、 新たな大田区の出発のための本書としてとらえていただければ幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集33 これでいいのか 千葉県 千葉市(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『東葛』、『葛南』、『千葉県』に続き、本書にて千葉シリーズも4冊目。 満を持して県庁所在地にして政令指定都市・千葉市の登場……と言いたいところだが、 実は千葉市が東葛エリア、葛南エリアの「後回し」になったのにはワケがある。 実は、当初の予定では前述の東葛・葛南エリアよりも先、 千葉県内の都市として一番最初に取り上げるはずだったのだ。 県庁所在地が後回しになったのは一体何故か。 それは事前取材を進めるうちに発覚した 「千葉市、見どころねぇや!」という、身も蓋もない事実のせいだ。 商都・柏を中心に「千葉都民」たちが住む東葛エリア、 同じく船橋を中心とした葛南エリアに比べ、千葉市は実に特徴がない。 そもそも「千葉市といえば?」というイメージがわいてこない。 これが「千葉県といえば?」なら色々出てくるが、 その印象は東葛、葛南の各エリアの特徴だったり、 あるいは房総半島の豊かな漁場や自然だったり。 ピーナッツや菜の花だって八街や南房総が産地で、千葉市はあまり関係がない。 そんなこんなで「……とりあえず、後回しでいいか」というのが 千葉市に対する評価だったのだ。 東葛、葛南を刊行し終え、逆に浮き上がってきたのが 「なぜに千葉市はこんなにダメなのか」という疑問。 他の都市と比較した場合、いい部分が目立たず、 ダメな部分ばかりが目立ってしまうのが千葉市の印象だ。 しかし本シリーズの目的は、そういったイメージに捕らわれない調査・批評である。 本当に地味で見どころのない街なのか? 実は隠れた実力者だったりするんじゃないか?  もしかしたら、イメージ以上にダメダメなのか? 印象の薄い謎の都市・千葉市の真の姿を、これから一冊をかけて暴いていこう。
  • 日本の特別地域 特別編集30 これでいいのか 東京都 立川市(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たった18万。 この数字は何なのか? ズバリ立川市のおおよその人口である。 これまで東京23区や全国の大都市、 もしくは県単位で地域を批評してきた当シリーズにとって、 本書で扱う立川市はいかにも人が少ない。 だが、実際の立川には人が多い。 溢れ返っているぐらいである。 JR立川駅は、東京西部屈指のターミナル駅として大勢の人が乗り降りする。 駅周辺には大型の商業施設が充実し、 それらに交じって古くからある飲み屋、風俗店などが健在。 競馬や競輪といったギャンブルもでき、 とにかく老若男女が「遊べる」街だから人が大勢やってくる。 その一方、立川には、国の省庁機関や研究所が集積しており、ターミナル駅なので オフィスも多く、労働者も大勢やってくる。 さらには周辺に学校も多いから学生も集う。 レジャー、買い物、働き場所、行政サービス、学校――。 立川には何でもあるので、立川市民はもとより、多摩民は立川より都心に行く必要がない。 すなわち、多摩民は立川ですべてが完結してしまうのだ。 つまり、立川とは多摩圏最大の「自己完結都市」といえる。 だが、立川はいつまでもそんな周囲の「腰かけ都市」でいいのだろうか? そこで本書では、開発、南北地域の違いといったものをデータや取材で追いつつ 立川の本質を探り、さらに広域防災基地としての立川の実力もチェックした。 防災都市なのに断層がある。 近代都市のようだがゴチャゴチャしている。 場末の飲み屋でオッチャンが飲んだくれている。 そんな光もあれば影もある立川の未来をこれから探っていこう。
  • 日本の特別地域 特別編集28 これでいいのか 千葉県 葛南(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 船橋市、市川市、浦安市、習志野市、八千代市の5つの市をまとめて 『葛南』と呼ぶことを、 現地の住民のどれくらいの人が知っているのだろう?  しかし『東葛』という言葉なら比較的、耳にしたことがあるはず。 そもそも『葛南』とは、その『東葛』に対してあるような言葉で、 かつてこれらのエリアを含む広大な地域が「東葛飾郡」であったことに由来している。 現在、『東葛』エリアといえば、 松戸市、柏市、野田市、鎌ケ谷市、我孫子市、流山市の6市のことを指し、 『葛南』エリアとはビミョーな距離感で、 対比されたり、友好関係があったりすることは このエリアに住む人なら誰でも感じているはずだ。 属する市はメジャー級でも、マイナーな響きの『葛南』。 先頃、東日本大震災の放射線量調査で要望書を提出した、千葉市と市原市を含む 『京葉地域7市』の方がメジャーになっていくかもしれない。 しかし本書はあくまでも『葛南』エリアにこだわって地域批評させていただく。 何故なら、震災で大きな被害を被った浦安市、 千葉県一の商業地である船橋市、東京の一部といっても過言ではない市川市、 ベッドタウンとして栄えてきた習志野市や八千代市をまとめた 『葛南』エリアだからこそ、浮き彫りになる特徴があるからだ。 本書はこのような『葛南』が持つ魅力や問題点、 そして、そこに住む千葉都民 (通勤、通学、レジャーなどの生活全般が東京都内にある千葉県民のこと)や 千葉県民の生態を、独自の視点と調査によって明らかにすることを目的としている。 その見解には賛否両論あるだろうが、面白可笑しく読んでいただければ幸いだ。
  • 日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 湘南エリア(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都心から目と鼻の先にある洗練されたオーシャン・リゾート。 世間一般から見た湘南は、そんなイメージで完全に固まっている。 ただしそれはメディアによって強調された湘南の一面でしかなく、 本当の湘南は、もっと多面的で魅力的なエリアだ。 多面性を持つ要因は、湘南がひとつの自治体ではなく、広域であるということ。 湘南は広い。 けど広いってどれくらい? 当シリーズで湘南エリアを取り上げるってことになったとき、 「それは面白い!」と思ったと同時にハタと困った。 湘南って一体どこなのよ?手始めに地元民に聞いてみると千差万別。 「あそこは湘南と認めない」「あそこは湘南と認めてもいいかな」といった エゴ丸出しの意見。 どうも地元民は湘南に対するプライドが強過ぎるのか、湘南論議になると案外狭量だ。 そのため、湘南エリアは各自治体同士の連携が弱く、ひとつにまとまらない。 そこにはやはり湘南が憧れの場所として認知されている、ということも大きい。 好イメージの湘南を我がモノとしたい各自治体。 地元民も「湘南はいうほどオシャレな場所じゃない」というけれど、 それは建前で本当は洒落た場所に住んでいるという自負がある。 湘南は外と内で感じるイメージは違うというけれど、 メディアによって作られた湘南イメージに翻弄されているのは自治体であり、 地元民たちなのかもしれない。 湘南にこだわり、翻弄される人々を内包する湘南は、今後どうなるのか?  イメージを破壊して、新しい湘南へと変貌を遂げられるのか?  それとも時代に取り残されるのか? 本書ではそれをデータや現地取材によって解き明かす! 新しい湘南を見つけ出すヒントになれば満足である。
  • 日本の特別地域12 これでいいのか 東京都 足立区2(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2007年9月に発行した、地域批評シリーズの一作目『東京都・足立区』は、制作陣が意図しなかった程、大きな反響をいただいた。 反響の声は様々で「真実を書いていない」と批判の声もある一方で「その通り」と賞賛する声もあった。 ちなみに、「真実を書いていない」という声には二通りあって、 前著に書かれたほどヒドい土地ではないという声もあれば、もっとヒドいところがあるのに何故書かないのかと、 懇切丁寧に土地の因縁などを語ってくれた人もいた。 いや、これは、筆者の生地、岡山駅前の話だった。 ヒドいところだと書かれて、それは住んでいる人は激怒するかもしれないけれど、 人が住んでいる土地である以上、ヒドくないところなどないのだ。 ゆえに、足立区も、ヒドいなどとはいわれても、気にすることはないと思う。 なにしろ、もっとヒドいところは区内だけをみても、いくらでもあるのだから。 さて、前著を発行から3年が過ぎ、足立区にも大きな変化が起きている。 まず、日暮里・舎人ライナーの開通だ。この路線の完成によって足立区は大きな変貌を遂げた。 これまで、都心に行くにはバスに乗るしかなかった多くの区民が、山手線のターミナルに鉄道で接続することができるようになったのである。 しかし、それでも足立区が、全に他の区と同じになってしまったわけではない。 やはり、北千住の駅を一歩降りると、そこは他区とは少々違う雰囲気の街並みが広がっている。 本書を通じて、行われるべきは、もう一度、地域を活性化させる要素、浄化させる要素を見つけ出すことである。 そしてその未来を考えるためにも、本書にじっくり眼を通していただきたい。
  • 日本の特別地域6 東京都 渋谷区(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「渋谷」とは、東京23区のひとつである渋谷区と、 JR、東急電鉄、東京メトロの乗り入れる渋谷駅を中心とした繁華街を指す。 だが、「渋谷」という言葉、その意味は、ただ単に地名や駅という範疇に収まらない。 「渋谷」にはその地を出発点として、日本全国、場合によっては世界に広がって行く現象の意味もある。 本書では、これをカタカナで「シブヤ」と呼ぶことにする。 「シブヤという現象」は、それこそ星の数ほど存在する。 古くはハチ公物語から始まり、VANを始めとするアイビー・プレッピーの主流を銀座から奪い取り、渋カジへと発展。 なぜか新不良形態「チーマー」が生まれ、日焼けサロン、ルーズソックス、ガングロくらいまでは良いが、 ヤマンバ、そしてしまいには誰彼かまわず襲い掛かることに意義のあるアマゾネスなどというものも登場。 また、「たまごっち」「デコケー(デコレーションをした携帯電話)」など、 渋谷から火のついた商品も数多く、「シブヤ」が日本の社会に与えた影響は計り知れない。 渋谷区とは、「シブヤ」を頂点として、ともかく個性が強く、 むしろ特殊で、それぞれ馴染む人間、馴染まない人間を強烈にわけるという、 色々な方向に突き抜けた地域が、約15万平方キロメートルという大して広くもない土地の中に凝縮され、 お互いに徒歩で行き来できる距離に存在している、そんな街なのである。 本書は、渋谷駅を中心に生まれ全国に絶大な影響力を行使し続ける渋谷文化を解明し、その真実の姿に迫るものである。 渋谷区と「シブヤ」は、知れば知るほど特殊だということがわかる、『日本の特別地域』の決定版だ。 ぜひ、その面白さに触れてもらいたい。
  • 日本の特別地域5 東京都 新宿区(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「新宿区」と聞いて、読者のみなさんは最初にどんなものを思い浮かべるだろうか。 やはり世界最大の規模を誇る新宿駅や、大オフィス街。 もしくは巨大な都庁だとか、とりあえず「大」の字がつくものばかりだと思う。 これら「大」の字群は、新宿駅から徒歩数分圏内にあるものばかり。 つまり、「新宿区のイメージ」とされるものは、勤務地であったり買い物をする場所であったり、 電車を乗り換える駅であったりする新宿駅周辺のみで成り立っているといっても過言ではない。 それに加えて「やくざ銀座」やら、歌舞伎町や新宿二丁目、ゴールデン街など 「危険だったり怪しかったりする飲み屋街」といったところか。 これもまた世界最大級の規模である。 そして、商業地区・オフィス街のみの区ではなく、多くの人間が暮らす街である。 とはいっても、 「新宿に住んでいるのって、すげー高い億ションとかに住んでいる少数の金持ちだけでしょ」とか 「治安が悪そう」など、 住宅地としての新宿区は「高くて危険」という悪いイメージをもたれている。 だが、これは果たしてどの程度正確なイメージなのだろうか。 新宿区を調べれば調べるほど、 「本当は新宿区内のそれぞれの地域が密接な関係性を持ち、それぞれが影響しあっている」 ことがわかってくる。 そしてまた、 「なぜ、密接に関係しあっているのに、表面的にはまったくの別物に見えるのか」 ということも見えてきた。 その原因は、30年前に新宿区を襲ったインフラの再整備、つまり都電の廃止が大きく影響していたのだ。 こうした新宿の噂・闇なども含め新宿区の過去から現在を見ながら探っていくことにする
  • 日本の特別地域 特別編集 東京都 杉並区(電子版)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 足立、葛飾、板橋と続いてきた『地域批評シリーズ』。 今回はちょっと雰囲気を変えて「特別編集」版として、東京23区の西のはずれ、杉並区を取り上げる。 都道府県レベルでも、市区町レベルでも、「街」というものは、かならず何らかの広く知られる「イメージ」をもたれる。 例えば葛飾区なら「下町風情」あたりか。 それが事実と合致していようが間違っていようが、「他所からだと〇〇区はなんとなくこのように見られている」というイメージがある。 この意味で、今回取り上げる杉並区は、「いくつものイメージで語られる」というなかなか珍しい地域だ。 ある人は「文化人が住んでいる」つまるところ、「高級住宅街」というイメージで杉並区を見ている。 だが同時に、ある人は「酔っ払いの巣窟」つまり、まあ「貧困地域」ではないにしても、 「変な場所。住みたくない」くらいのイメージで杉並区を語る人間もいる。 さて、最近杉並区を語る「何となくのイメージ」として「中央線」というものがクローズアップされている。 「中央線」とは、ここでは電車路線のことではなく、新宿から立川あたりまでの文化圏を指す言葉だ。 今後、本書ではカギカッコつきで「中央線」と表記した場合、 こちらの「文化圏としての中央線」を指すこととするので、ご混乱なきよう願いたい。 本書では、取材と各種統計データなどを利用して、こうした街にベッタリと張り付いたレッテルや傾向を検証し、 「やっぱりイメージどおりだった」であったり、「案外違っているかもね」などと検証していくのである。 この本一冊で、杉並区のすべてを語りつくせるわけでは決してない。 だが、理解の出発点にはなってくれるはずだ。

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