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4.3同じオフィスビルに入居する若き起業家英治にほのかな憧れを抱いていた派遣社員の千波は、ある時、英治から交流会で恋人のフリをしてくれないかと頼まれる。たとえ偽物でもこれほどの人の恋人になれるのなら、と気軽に引き受ける千波だったが、デートを重ねるごとに英治への想いが募っていくのだった。交流会が終われば切れてしまう関係。いつのまにか大好きになってしまった英治から受けるキスも、ぜんぶ演技。これは契約なんだと何度も自分に言い聞かせ、自分の気持ちに蓋をする千波だったが、英治から紅葉を見に行こうと二泊三日の温泉旅行に誘われ、いよいよ抱かれることに。優しくてあたたかくて、慈しみに満ちた視線。今だけは、本物の本当の恋人になったつもりで、彼を求めてもいい……よね?
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3.5一年前の転落事故の後遺症か、エミリーナには不思議力が備わっている。一年ぶりに訪れた王宮で廊下に飾られた絵画を見入っていた時に、その“不思議な力”が働いてしまい、小妖精が絵から飛び出してしまった! いらずら好きのその小妖精を、何とか元の絵の世界に戻さなければ……。必死で追いかけるうちに宝物殿に迷い込んでしまったエミリアーナは、王太子側近の近衛隊員、ランバートに捕まってしまう。盗み目的かと疑われ、真実を言えないまま、咄嗟に「想いを寄せるランバートさまと二人きりになりたかったから」と嘘をついてしまう。だがランバートは極度の女嫌いで、その言葉は逆効果。結果的に挑発してしまったのか、艶めかしいキスを受けることに。でも、今さら嘘でしたとは言えなくて……。
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2.5中学生の頃から憧れの存在だった蓮が、親の再婚で義兄になり喜んだ花梨。 だが、肝心の蓮に避けられているように花梨は感じていた。 ある日、借りていたパソコンを返しに蓮の部屋へ向かう花梨。 引き出しにしまおうとしたその時、手錠と日記が目に入った。 《両親不在。花梨はひとりになる。二十四時、決行。手錠。今夜しかない。もう限界だ。》 (本気なの? 嘘よね、偶然よね) 二十四時、いつも漂ってくる、お義兄ちゃんのお気に入りのフレグランス。それが、いま部屋に入ってきた、この男からふんわりと匂ってくる。 【本作品はハニーロマンスVol.2に掲載されております。】
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-代々が聖騎士の家系でありながら反発し、そうならなかった元冒険者のバーテンダー・メルは、出てきた娼館の前で世界の魔王がひとり、色欲の魔兎ルグールクと出会う。 人間にしては生命力が強すぎるといちゃもんをつけられ、それはそうとお持ち帰り。 メルの精気を吸収した魔王は美少年から美少女へと性別を変える。 太古の英雄によって封印されている魔王の力が、メルによって解かれるが……?
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4.5ごく普通の会社員のはずが、実は淫魔が好む上質の体液を持つレア種の人間だった玲紀。借金取りから逃げた先で、インキュバス最強と謳われる、淫魔王・クレイシスに気にいられ、淫魔界に連れ去られた玲紀。体を拘束され、自由を奪われ、心では激しく抵抗をしながらも、身体はどんどん快感にのまれてしまい……!? 美しすぎる俺様ドSなインキュバス×強気なツンデレ薄幸男子がおくる、グズ濡れ人外ファンタジー!!絵はフルカラー。
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5.0「……ヤバイ。どうして、こんな……」 キスから開放された唇が、熱を乞うようにわななき、荒い息を吐き続ける。このまま王子様に、お姫様は……と考えて心をときめかすも、やはりどうしても隠せない、どうしようもなく僕が「男」である証拠が、この甘い空気によってムクムクと起き上がりだしてしまったのだ。 劇団枯れ葉。大学生から社会人が趣味で集まった、地方にある小さな街の、小さな劇団。 明坂ツムギは男役(王子様)の時だけ、小さな劇団の中ではスターである。女性ファンがついているが、男役から普段に戻れば気付かれないほどの地味女。その豹変ぶりがカッコイイと、桜井ノゾムは密かに憧れていた。ツムギが王子様役で新たな台本が組まれるが、姫役をするはずだった小柄美女が急病で入院してしまう。ノゾムが代役をすることになり、練習時間外にツムギと二人で練習をすることに。王子と姫になりきっている雰囲気にそのまま流される。
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-「あん……っ。ミキオくんのコレ……私との、相性、いい感じ…っ」 膝立ちになって上に跨り、ミキオの全てを淫花の中へと飲み込みながら、ヒカルは恍惚とした表情で甘くこぼす。 仕事帰りの深夜、ミキオは倒れていたヒカルを助け、その流れでカラダの関係を持った。 『野良猫のような女性だ……』 その言葉通り、気まぐれで部屋に訪れ、気づいた時には温もりだけ残していなくなる女性だった。 徐々に惹かれてゆくミキオだが、ヒカルには“セフレ”が複数人いることを本人から聞かされていた。 ある日、ミキオは仕事場付近を歩いているヒカルを見つける。隣には褐色肌の筋肉質な男が……。 後をつけると、ヒカルはセフレ数人に囲まれていた。 「オレ、まだヤりたりないんだけどなぁ」 不穏な空気と緊張感が漂う中、ミキオは戸惑いながらも一歩前に踏み出した。
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-『おしおきしてください』 そんな懺悔の言葉を持つ女のコ11人のイケナイ生告白をまとめた短編集。 ・娘の結婚式で出会った娘の友達青年と、チャペルで着物のまましちゃった(まさみ) ・パチンコの負けをチャラにする代わりに、常連さんのをフェラ&ア○ル(ゆかり) ・セーラー服を着てエッチな宅配アルバイト。いけない課外授業が始まっちゃうの(優子) ・SNSで知り合った男性と初デート。太陽が真上にある時間なのに外で……(典子) ・簡単な仕事って聞いていたのに、いきなり身体検査なんて!?(美玖) ・主人にナイショでエッチなブログ。そこで知り合った男性に調教されちゃった(凛) ・浣腸オナニーしてたら彼氏にバレちゃって……ドSな命令で身体が火照る(瞳子) ・可愛かった一回り年下の従兄。急に真剣な顔して……私が欲しいなんて!!(園子) ・読モやってるんだけど実は便秘症で。時間外だけど紹介された病院へ行ったら……(花蓮) ・執事のコスプレ撮影会。女のコはわたし一人!?撮影が始まり要求がエスカレート(裕子) ・向かいの部屋で住人女性と宅配のお兄さんが……。見てたら身体が熱くなり女友達と(美登利)
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3.0「お兄ちゃん……雫ね、こんなに欲情したの、はじめてなの……」 瞳を潤ませながら顔を近づけてくるのは……。俺の妹だ。 五つ年下、大学生二十歳、ちょっとツリ目で子猫のような甘いロリフェイスにふわふわしたツインテール、それに似合わぬデカイ乳を持ち、そこいらの男を小悪魔的に誘惑しやがる魔性の女。 女王様に育ったクソ妹は、俺を「お兄ちゃん」と呼びはするが、敬意などは抱いていない。 ハズなのに……。 今の俺は、寝ている間に拘束され、とろけた表情の妹が俺の上に跨っているという状況だ。 「ふふふ……。これでお兄ちゃんは、雫の物だよ?」 可愛く言ってもやっていることが可愛くない。 頭の中で色々と考えている間にも、雫はブラウスのボタンを外しはじめた……。
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-「お願い、触って……真雪のココ、もうこんなに、ぬ、濡れてるの……」 淫らな熱と共に過去の思い出をシンクロさせ、自らの身体を慰める真雪。 妄想内の相手は一人暮らしをしていた時の職場の店長。 下心を優しさと勘違いし、二股をかけられ、『女の悦び』を色濃く教え込まれた相手だ。 「誰かが塗りかえてくれればいいのに……」 都会の暮らしに挫折して田舎へ帰郷したのは三年前。だが、未だ浮いた話の無い真雪は独り身だった。 仕事を終えたある日の夕方の帰宅途中。 珍しく人の姿があり、真雪は確かに驚愕する。 相手も振り向き、こちらを見て瞳を大きくさせている。そこには驚きよりも歓喜の色が強く浮かび上がっていた。
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-「私が……忘れさせてあげましょうか?」 誰もいない夜の公園。 ついさっき、初めて会ったばかりの失恋年下青年にそう告げ、唇を重ねた。 私は塾の講師。 そして彼、泉水くんは、私を元カノと間違えて暗がりの公園で抱きすくめてきた相手だ。 「口で、してあげよっか? 先生にして欲しいこと、言ってご覧なさい?」 私は着ていたシャツを捲り上げ、ブラに包まれた胸を見せつけながら煽ってやった。 「弥音先生、く、口で…っ、先生のその口で…して、ください……っ」 子宮の辺りがキュンっとむず痒くなった私は、透明の先走りの汁が溢れる鈴口に向かって舌を伸ばす。
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3.0司法試験に合格し、新米だが弁護士という職業を勤めている文子。 小学生時代、家が貧乏だから「貧乏神」というあだ名をつけられた。 そんな同級生たちに「弁護士になりましたよ?」と優越感に浸る為、同窓会に出席をする。 テンションの高い同級生を横目に、一人端っこで食事を進めていると、一人のイケメンが隣に座った。 その男は、大きな会社を幾つも持っている財閥の御曹司:龍造寺円架。 「あ、貧乏神さん……?」 いきなり失礼な一言を発する男だが、話し込むうちに意外な一面が垣間見え、気がつくと二次会には行かず、二人で高級ホテルのスイートルームにいた……。
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-俺の仕事は店じゃ「マーシー」って呼ばれるホスト。客にたっぷり酒を飲ませてその気があったらベッドイン。夕方店へむかう途中に通るのは、無認可保育園の前。そこで、髪を一本に縛っただけのすっぴん保母が働いてる。俺は、自分でも見惚れるくらいの超美形。女なんて街を歩けば簡単についてくる。百戦錬磨のマーシーだったのに………。ヤバい。客と楽しい一夜を過ごすことができなくなった。枕営業ができないんじゃあ、カルティエの新作は買えねぇぞ? だのに、すっぴん保母を見た途端、むくむく元気になるってどういうことだ?馴染みのホステスに相談したら「マーシー、それって恋だよ!」こ、こ、恋? 嘘だろ? 女に不自由したことのない俺が……。大人気作品「君に捧げるヴァージンハート」を改稿後にSS「俺のファーストラブ以前」を追加した豪華改稿版!※本作は「君に捧げるヴァージンハート」の改稿後の再録となります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0通勤電車の痴漢に耐えかねた語学講師の若菜は、思わず背負い投げをかましてしまう。それを目撃したイケメン外国人が「あなたは美しく素晴らしい、僕の女神だ!」と一目惚れ。もう二度と会うこともないと思っていたのに、まさか職場の語学学校の同僚だったなんて――!?柔道黒帯の“最強”女子だったせいでフラれたトラウマから、せっかく猫をかぶって清楚系ゆるふわモテライフを満喫していたのに…。痴漢を投げ飛ばしたことはどうにか秘密にさせたものの、日夜ひたすら情熱的なアプローチを続けてくる同僚の彼。ルックスは金髪碧眼もろ王子様なのに、なんで本性を知っても私のことが好きなの――?戸惑うツンデレ若菜と子犬系同僚のウィル。男女逆転“SとM”な二人の恋の行方から目が離せません♪
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-病院のベッドで横になっているのは、二週間前に別れを告げた元カレ(?)の幸太郎。 彼女である菜々子を構ってあげず、男友達とサーフィンにハマり、足を骨折したという。 そして菜々子の勤務する病院へ運び込まれた。 幸太郎は別れたつもりもなく、菜々子を愛しているという。 菜々子も自分の気持ちに気づいているけど、素直になれないでいる。 夜の十一時、見回りを同僚から代わってもらい、幸太郎に謝る決意をした菜々子。 「っ、わたし……っ、ごめ…」 謝ろうとしたが、代わりに涙が溢れ出してしまう。 そんな菜々子を幸太郎が優しく抱きしめ、病院のベッドの上で熱いキスをする。 (やだっ、病室でなんて───っ)
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2.0風邪をこじらせた紗雪は、弱っている身体なのについ一人エッチをしてしまう。 「あっん……っ、……っく」 うっすらと滲んだ汗はパジャマを肌に張り付かせ、膣壁はピクンピクンッと痙攣を始める。 (ああ、もう、イッちゃう……っ) 瞬間、頭のてっぺんから手足の先にいたるまで快楽の波に襲われて、意識が宙に浮かぶ。 ピンポーン。 「~~~っ!」 (だ、誰よ!?) その突然の訪問者は、彼氏の英人だった。 平静を装う紗雪。 「まだ少し熱いみたいだし、ほら、早く休んで」 優しい声をかける英人。だが、その目の前に使用済みのバイブがコロコロと転がってしまった。
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2.0鈴原祐樹が働く渋谷にあるメンズファッションビルの人気ショップに、新任のサブ店長の高橋忍が異動してくる。 年齢もキャリアも同じ高橋に軽い嫉妬を覚えるが、高橋は知ってか知らずか普段から馴れ馴れしく接して鈴原をイライラさせてしまう。 ある日、高橋が閉店後に一人倉庫で何かをしていることに気付き、気になってあとをつける。 実は、次週来店予定の顧客の為のスタイリングを用意していたのだった。 その日に限って、ビルが節電週間と称していきなり消灯してしまう。 暗い倉庫の中に閉じ込められた鈴原は暗所が苦手で、つい高橋にしがみついてしまった。
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-「……騙された」 カフェ店員のつぐみが、大きなため息をつく。 店の雰囲気、和洋菓子の味、そしてオーナーである新城の洋菓子を彩る指先に心を奪われ、この店で働くことになった。 が……お客様には天使の微笑を見せる彼は、従業員には厳しい。 ドSな店長……そんな新城だが、つぐみの恋心は変わらなかった。 だが、新城には想い人がいるという。相手は亡くなった兄の妻:沙耶香だ。 ある日、外出から戻った新城は酔っていて、いつもと雰囲気が違う。 新城を想う気持ちと、失いたくない気持ちがない交ぜになり、思わず口にしてしまった。 「そんなに、沙耶香さんが好きですか?」 「私、沙耶香さんの代わりになれませんか。か、身体だけでもいいんです――」
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5.0気づいたときには、いつも隼人の姿を目で追っていた…… 引っ込み思案で、大学でも友達が少なかった千景。 逆に、不思議と人を惹きつける魅力を持った隼人の存在が気になり、日々観察をしていた。 千景は別に男が好きなわけではない……はずだった。 「お前、男が好きなのか?」 レンタルビデオ屋でDVDをレンタルしようとしたところで、隼人と初めて会話した。 千景が手にしているDVDは、男同士が絡んでいるパッケージ。 千景にはそんな性癖があったのだが、誰にも知られたく無かった。 「試してみっか」 戸惑う千景をよそに、隼人は表情一つ変えずにそう言った。 千景はただ困惑し、立ち尽くしているばかりだったが……。
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-「…ねぇ、好きです凛子さん。いつになったら、ちゃんと男として見てくれるんですか?」 ――こじんまりした人気フレンチレストランのシェフ、凛子は29歳。みっちり仕事を仕込んで育てたイケメン大学生バイトくんには、子犬みたいになつかれて、めったやたらと求愛されまくりの毎日。「本気でもないのにいい加減、年上をからかうのはやめて欲しい」そう思っていたところに、年齢的にもぴったりの取引先担当者から、本格的なお誘いが…。30歳の誕生日を目前に、そろそろ冷静に考えようとしていたら、イケメンバイトくんがいきなり獣に変化して――!?王子様キャラな年下バイト&恋愛には不器用な女性シェフ。二人の甘~いラブコメ物語、フルコースで召し上がれ♪
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2.0おとなしくて真面目がとりえだけど、いわゆるドジっ子のわたしは、大手老舗文房具メーカーに入社して1年になる総務OL。憧れのイケメン有能課長には、仕事のミスを連発して毎日叱られてばかり。だって課長があまりに素敵過ぎてついつい見惚れて緊張しちゃうせいで、余計にミスが増えちゃって…。イケナイ子でごめんなさい。だけど課長と私の間では、一年前の新人歓迎会の夜から、会社のみんなに秘密のカンケイが続行中。今日も朝から課長の“命令”をちゃんと実行して出社してきたのに…。そう言えば課長はわたしのこと、いったいどう思っているんだろう。やっぱりただの遊びなのかな? それとも…。ツンデレ上司×小動物系OLのどきどきオフィスラブストーリー!
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-氷の精霊母の領域、精霊子を育て、魔女を隠していると言われている白冷の山。 定命者では制御の難しい妖瞳を持って生まれた青年、アセトは自ら死を選び白冷山へ足を踏み入れた。体温を奪い去る凍てつく雪風さえも、彼にとっては希望であったが、魔女、シャロットに拾われ命を繋ぐことになる。 気がつくとアセトの体は少女へと変わっていて、優しい魔女と精霊母の摂行である双子精霊に愛されて、快楽に混乱しながらもアセトは魔女としての「生」と「性」を受け入れていく。
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-エルフのリュアンと狼獣人のキシュカ。獣人の初発情期で出遅れて、山賊に捕まってしまった。媚薬と性別変換の魔法で女の体になってしまったが、兄のヴィリアンが助けにきてくれた。リュアンの機転で山賊に犯されるのは回避していたが、発情期と媚薬で理性を崩壊させているキシュカはそのままヴィリアンを襲い……
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-「あなた、死にたてなの?」 斬新な問いかけに、オレは「たぶん」とうなずくしかできない。 オレが幽霊であることはともかく、それ以外のほとんどを理解できていないのに彼女は、「ところであなた、私に憑依(はい)らない?」 意味不明なお誘い……。 「私に憑依(はい)ってる間、意識の主導権をあなたに渡すわ。 でもその間に……私の体で必ずしておいてほしいのよ……セックスを」 ………………なんて?
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-伯爵家二男メルヴィンは家を出て冒険者をしていたが後継者である兄、アルヴァルが危篤だと、連れ戻された。だが「危篤」というのはある意味では嘘で、ある程度は真実であった。帰り着いた頃には生命の危機から逃れていたアルヴァルだが、どういうわけかメルヴィンへと継承権を置き換えると言う。意味がわからずメルヴィンは兄を見舞う。 そこには奇病により性別が変わってしまった兄。 「……勃起もんじゃねーか……ッ」 呆然としながらもメルヴィンがこぼしたひと言がこれであった。
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-「リオ、俺と番って」 予想していた懇願だが、オレは困ったように微笑った。子を成して群れを作りたいのならばオレではできないだろう。オレを見下ろしていた青い瞳が白く光った。 狼獣人は発情期を迎えて魔獣人化して魔力を得る。あえて魔法を受けながら「なるほど」とオレはうなずいた。 「ノラン……おまえ、獣人だと思ってたけど……」 そう言った時にはもう、オレの声は、肉体は、かわっていた。 男から女へと。
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-深夜、帰宅するとリビングで寝てしまった姉が。 「姉ちゃーん、末莉姉ちゃーん? 起きないよなぁ?」 一度寝入ると呼んでも揺すってもなかなか起きないのが仁山家の血筋。無論、オレもそれは同じだが、今の姉ちゃんは特に何をしても起きそうにない気がした。 じっくりと姉の寝姿を眺めるなんて、どうかしている。わかっていながらやめられないのは、オレが重度の姉(シスター)コンプレックスだからだろう。 オレの手は寝息に揺れている胸をわし掴んでいた。
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-忘れられていた狐神は迷い込んだ幼児の願いを受諾した。三十路となった男の元に現たのは、美少女と見まがう真っ白なショタ狐。 「オレは嫁だから、スケベしたっていいんだぜ?」 神様、男じゃん…? と困惑している内にショタはロリ巨乳な狐耳娘に変わって誘う。 触れた感触はれっきとした現実だというのに、視覚が二次元めいていて…
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3.0侯爵であり騎士団長のカルヴィンを慕っている伯爵令嬢のジェシカ。父の親友である彼から受ける子ども扱いに不満を抱いている。想いを伝える方法はないだろうか。ジェシカの気持ちが空回りしている様子に、メイドのボニーは、「誘惑なさっては?」とアドバイス。あでやかなナイトドレスを身に着け、ボニーの手引きで、ジェシカは彼が滞在している部屋へ夜這いを仕かけることに! 彼は「閨事の勉強でもしにきたというのか?」と問い、今まで見たこともないような怖い顔をする。そしてジェシカに覆いかぶさり――翌朝、カルヴィンは一夜の責任をとろうと、ジェシカの父に婚姻の許可を取りに向かうが、裏切られたと激怒する父に邸から追い出されてしまうのだった。
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-ロイヤルプライムホテルに勤める富田紗希は、婚礼スタッフとして仕事を覚えるので精一杯。ある日、セレブ客からこのフラワーアレンジメントをしたのは誰だ?と聞かれ……おそるおそる名乗り出ると、部屋に来てもらえないかと言われてしまい……。叱られるのかと思えば、そうではなくて……。セレブな彼から命じられた『契約』と甘い『誘惑』に乱されて……。エッチなラブストーリー。※本作品は2012年に発行の人気作『スイートルームの王子様』を改訂し、書下ろしSSを加えた再録になります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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2.0高校時代から親友の二人・遥と陽一は、お互い異性として意識することなく、ずっと親しくつきあってきた。互いに恋人だっていたこともある。そしてブライダル会社に勤める二人は仕事ではよきパートナーだった。このままお互いの存在があればいいと思っていた遥だったが……ある日、「結婚することにしたよ」と打ち明けられ、遥は今さらながら自覚する。せめて友達として相談に乗ってあげられるよう、気づいたばかりの恋心を封印しようとするけれど……。<好きだから大切にしたい……二人のハートフル&Hなラブコメディ>
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-性変症についての、何か忘れていると思っていた最後の症状を。 ……けど、もう遅かったかな…… 「ん……ぁ、は……ぁ、は……」 荒い呼吸はずいぶんと淫らで、甘い声すら混じっていた。 頭まですっぽりと被った掛布の中で、ごそごそと動いて濡れた音を響かせている。 激痛、高熱の後に来るのは……強制的な発情状態。理性を保てなくなるほどの。 私はこの部分をすっかりと失念していた。 思い出したところでもう遅い。
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-野営地では娯楽が乏しい。 娼婦も呼べない場所での長期駐屯で、上層部から出された案は……性別変換薬。 外から女を引き入れることは禁止だが、中にいる誰かが女になるのは可……なのだそうで…… それをまず試すのは魔道騎士団の副団長であるオレと団長殿。 鬼の団長なんて呼ばれるオレが、ロリ巨乳になるとか……三十路やぞ。 美少女間違いない団長殿はともかく、オレを可愛いとか言うな!
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-……僕の体が、女の子になっている……だと!? 天井に浮かんだ魔力光がまぶしくて、視界での確認ができないが……手で探った感覚だけでも確信はできる。 股間にあるはずのモノがない。胸が……大きくない……のはちょっと残念だけど。ややあるって感じの、貧乳なりのやわらかさが手の中に! 「な、に……これ?」 完全に少女的な声が僕の喉から出ている。これまた変な『罠(トラップ)』に引っ掛かったもんだと思った矢先……──
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-「間に合った……」 窓から射し込む夕焼けが、闇を含んで夜へと塗り替えられようとしていて……その気配をひしひしと己が身に感じて、私はその場にしゃがみ込みこんだ。 自身を抱いてほんの数分……銀の髪色と肩ほどの長さや薄紅の虹彩はそのままに、私は変わってしまう。 ついさっきまでの、本来の性別の私はいなくなる。 そこにいるのは「女」へと変わってしまった「男(私)」だ。 日が昇り朝が来るまで、私は──……
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-今しがた、店に入ってきたのは屈強な冒険者の男三人と、その腕の中で大事そうに横抱きにされている意識のない褐色肌のエルフ美少女だった。 俺はうちの宿を利用している唯一の宿泊客を思い浮かべる。砂漠出身と言っていたそのエルフの肌は確かに褐色で、冒険者登録をしている魔道士だったが…… 一八歳ぐらいの美青年だったはず……
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-自分の声に聞こえない声で幼なじみへと叫び、再び迫りくる触手と俺は対峙する。 遠くに、転がっている俺の長剣が見える。それさえ……! 拾えれば……と動くも、どうにも上手くいかなかった。 体のサイズが本当の俺と違いすぎるからか、上手く体が動かない。あと、やたらと揺れる胸が……おっぱいが邪魔だし! 触手が、俺を再びからめ取る。俺の体を女にしてどうするつもりなのか。 いや、愚問だ。古来から触手のすることは決まっているのだから。 捕まえた人間に、ドスケベなことをする!
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-入社した会社がブラック企業化した挙句、彼氏に浮気をされ、地元に帰ることとなったみもりは、すっかりと濡れない体となってしまった。 そんな中、飲み屋で再会したのは、同級生で今や売れっ子料理研究家の拓海。 「どうやったら濡れる体になると思う……?」 酔った勢いで拓海にそう尋ねたみもりは、彼の元でアシスタントとして雇用されることとなった。 おいしい料理で少しずつ体質改善しながらも、裏切られたせいで素直になれないみもりと、少しずつ接近する拓海。 料理が癒す体と恋の行方は。
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