宮小路やえ作品一覧
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4.0伯爵家の長女であるフィオナは十年前に両親を亡くして以来、六人の弟妹をひとりで養い、家のためだけに生きてきた。そんなフィオナにある日、公爵家の三男・ジェラルドとの結婚の話が舞い込む。しかしフィオナは二十六歳。対するジェラルドは二十三歳で、三歳も年下だ。それに身分だって違いすぎている。フィオナはこの縁談を断ろうとするのだが、ジェラルドから直接プロポーズをされ思わず頷いてしまう。結婚が決まってからも、フィオナはジェラルドの妻になることに引け目を感じるのだが、一方でジェラルドもフィオナに相応しい男になりたいと願っていた。そして迎えた初夜。ジェラルドの熱い想いが溢れ……もう、我慢が、できません──
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2.3
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3.4OLの柚香は、一人暮らしを始めるため物件探しの日々を送っている。なかなか理想の部屋に巡り合えない中、落とし物を届けたことがきっかけで不動産会社の御曹司・隆一と出会い、物件を紹介してもらうことに。部屋が決まった後も何かと連絡をくれる隆一に、柚香は紹介者として気遣ってくれているのだろうと思っていたのだが……。ある日、柚香は隆一から食事に誘われ、そのままホテルのスイートルームで一夜を共にする。隆一に惹かれながらも、自分ではあまりに不釣り合いという思いから「本気にしたりしない」と強がってしまうのだが、そんな柚香に隆一は「もう恋人だ」と言ってきて……? 平凡なOL・柚香の初めての恋は、極上の御曹司と。
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3.8「私のこと、愛していましたか?」──婚礼式から二年。そして、夫の喪に服して一年。国王だった最愛の夫・グラントの死をようやく受け容れ始めたベルには未だに、一つだけ知りたいことがあった。夫は自分を愛してくれていると思っていた。だが、それならばなぜ指一つ触れなかったのか。いにしえの魔術師の血を引くベルは魂を迎える儀式を行い、グラントと再会を果たす。「……愛している。過去なんかじゃない。死して今もなお、ベル。お前が愛しい」──グラントと二人、甘い生活をやり直すベル。しかし彼と過ごすうち、事故で亡くなったはずのグラントの死に不審な点があることを知り──夫の死に隠された真相。そして、ベルが下した決断は……