• 優等生は探偵に向かない

    あれ?あれ?そっちに行きます?

    前作を読み終え、勢いで2作目も読みました。
    皆様仰ってますが、ちゃんと1作目から読んで頂きたい。
    いきなり前作のネタバレから始まるので、本作から読むとみすみす傑作ミステリー小説を一冊ドブに捨てる事になります。要注意です。

    さて本編のお話、先ずコナーがダルい作者の意図どおりだと思いますが、もう一度言いますコナーだるい、うざ絡みやん、嫌やったら依頼すんなよ!って心から思いました。
    一方、ラヴィが出てくるとテンポアップするんですが、コナーとの対比からかラヴィが軽く見える気がしました。

    主人公がコーラ?をある人に頭からぶっかけるシーンやA~Bの時間帯に関する情報提供は不要というニュアンスで話すシー...続きを読む

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  • 自由研究には向かない殺人

    夏休みの冒険にしては深刻すぎる

    遅ればせながら読了。
    否定的な意見としては、電子書籍より紙の本の方が
    この本の仕掛けをフルに楽しめたかもしれない。
    ただズームして見られる点では電子書籍で良かったのかもしれない‥‥老眼なんで。

    さて、本編ですが面白い、文句なく面白い。
    多少強引な点はあるにしても、最後まで前のめりに
    のめり込みました。

    主人公のひたむきさと正義感が眩しい物語ではあるが、あ~そこは隠蔽するのか...え~なんか残念というエピソードもあり、そこを読者が高校生の若さととるか、探偵の役得ととるのかで話の見えかたや主人公に対する感情も変わってしまう危うさを感じました。

    このミス2位もうなずけるし...続きを読む

    #エモい

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  • 御書物同心日記

    まったり読める江戸お仕事小説

    先ず驚いた事が江戸時代の江戸城内でこういう仕事に先祖代々就いていた方々がおられた事。
    将軍家の蔵書をただひたすらに管理・補修する毎日はどういった気持ちなのか、実際に生のお声を聞いてみたいと思った。

    物語としては淡々としており大きな事件はおきない
    。連作短編でよくある物語を通して一つの大きな事件を追いかけるという事もない。
    御書物同心の日常に起こる事柄をまったりと読ませて頂くのみ。

    #癒やされる #深い

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