mandarin55さんのレビュー一覧
レビュアー
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若松君に詰め襟着させ隊
私が隊長(自称)です。若松君が表紙(ブレザー)になっているので敢えて下巻でレビュー。
内容については言うまでもなく、タイムスリップ物としてもジュブナイル小説としても私の中ではダントツの名作です。
★5確定です。ぶっちゃけ内容は他の方のレビュー読んでください。
問題はイラストで…
新装版でイラストが一新された(実際にはカバーイラストのみ)との事で期待したのですが、修正されていませんでした。
本文(上巻)を「詰め襟」検索すれば分かる通り、若松君の制服は「詰め襟」なのです(電子書籍って便利ですね)。
同様に「ブレザー」で検索すると、翔香(名前が既に「時をかける少女」)の部屋に紺のブレザーが掛けられているとの描写が見つかりますので、彼らの通う東高の制服は男子が詰め襟、女子がブレザーだという事が分かります。
なぜそんな制服設定なのかというと、恐らく東高が「もともとが男子高だった」ため(「男子高」で検索)、と思われるのですが…
これは旧作以来の不具合(?)なので、一概に今作のカバーイラスト担当者を責めることもできないのですが、これのために今作カバーの若松君は「自前で女子用ブレザー買って着ている痛いヤツ」になっちゃってるんですよ。何とかしてください。編集担当者様。
まぁ、上下巻セットのカバーイラストはセンスいいし、時代的にもう男女共ブレザーでいいっちゃいいんですけど…本文に「詰め襟」って明記されちゃってますからね(当初、今作で本文が修正されたのかと思った)。
ちなみに旧作の若松君は長髪メガネでちょっとオタクっぽい(某光画部の鳥坂先輩風な)外観だったので、個人的に今作のイラストは大分好感度アップしています。
前述の通り、内容は★5です。基本的にイラストも含めて評価するのが信条なので、それ込みだと★4(理不尽)なのですが、イラストの絵自体に不満はないし思い入れの深い作品という事もあり、今回ばかりは節を曲げて★5を付けさせてもらいます。
次回は是非とも本文とイラストの一致をお願いしたいところ。 -
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ヲタク男子の心理に共感しかない
恐ろしさすら感じる程、ヲタク男子二宮の思考が理解、共感できてしまうのは喜ぶべき事なのか…
ひたすら理詰めで思考展開する二宮と天然陽キャで無自覚に会話を引き出す能力者(?)荻野目さんの放課後30分間の会話を軸に話が進んでいく学園ラブコメ(というか現状、ほぼ図書室ラブコメ)。
陰キャでうじうじ考え込む二宮と、陽キャな口調で自然に会話を進める荻野目さんとのやりとりが心地よい。この空気感で進んで行っていただきたいと願う。
裏カバー絵にもなっている110ページの、野球部と吹奏楽部の練習の音が聞こえてくる中で図書室のカーテンがたなびくシーンは印象深い。学生時代、放課後図書室に通った経験のある方なら心象風景として残っている絵ではないだろうか。
というか、このタイトル(↑)のレビューをわざわざ読んでいるような人なら買って後悔しないと思う。
絵柄の好みもあると思うので、とりあえず試し読み、もしくは無料分冊版を読んでみてください。 -
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少しずつ前へ
最初は主人公のダメさ加減になんとなく共感して連載を読んでた。なんとなく好きな作品。
しみじみするというか、どう言ったらいいのかな?この作品。と思ってたら作品タグが「ヒューマンドラマ」ってなってた。なるほど。
1巻ではなかなか動けず日々悶々と過ごしていた限界独身女子美夜子さん(26)。妹の襲来とおじいちゃんの法事をきっかけに前に進みだします。
タイトルの「ごはん」は1巻ではカップ麺やパン、魚肉ソーセージとかだったのが、少しだけ進んでピザトースト(喫茶店)や日替わり定食(定食屋)などの外食も食べられるようになります。身なりを整えて再就職先を探し始めたり、周囲の景色を眺めたり、体調の悪い人を気遣う余裕も出てきます。
少しずつ前に進む気力が戻ってきたのかな?色々葛藤があっても良い方に進んでくれるといいな、と応援の気持ちが強くなってくる2巻です。
1巻に続き、おじいちゃんとの思い出話は染みる。ピザトーストが食べたくなってきた。 -
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コミカライズ版完結
「元異世界転移者だった課長のおじさん、人生二度目の異世界を駆け廻る」コミカライズ版最終巻です。
原作は第4回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門で特別賞を受賞。2巻まで刊行後、2020年11月に作者の銀麦先生逝去のため未完のままとなっていました。(Web版も未完)
連載開始直前に亡くなられたため、どこまでコミカライズされるのか危ぶんでいましたが、既刊原作書籍2巻分を完全コミカライズ化していただけました。作者のkura先生、編集部の皆様の熱意あっての事と推察致します。銀麦先生ファンとしてはこれ以上の喜びはありません。心より感謝いたします。
原作者不在という状況で書籍版を頼りに約3年間連載を続けられたkura先生お二人の努力に敬意を。それを支えた編集部の皆様に感謝を。
また、改めて銀麦先生のご冥福をお祈りいたします。 -
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カッコいい!
原作(書籍版、Web版)既読。ついでにコミカライズ版もコミックガルド(Web)で既読。でも買う。
待ちに待ってたコミカライズ第1巻です。
コミカライズ版での一番の注目ポイントは、何と言っても、各キャラがカッコいい!
キャラクター原案の山椒魚氏には申し訳ないのですが、15、6歳のヴェルナーは書籍版イラストでは年相応のやんちゃな少年風に描かれており、中身元サラリーマンの達観した感じの言動とはどうしてもイメージが合いませんでした。
コミカライズ版では颯爽とした青年といった風で、イメージにピタリと嵌まった感じがします。
また、その他のキャラもカッコよくリメイクされています。
特に原作書籍版で追加された(Web版には登場しない)ヘルミーネはショートカットで活発な同級生風の外観から一変。年上の大人な女性(実際、ヴェルナーより5歳以上年上の設定)として描かれています。担当編集さんイチオシというのも納得のカッコよさです。甲冑も武骨な感じで描かれているところが武官系貴族の上質な装備といったところで逆にリアルです。
戦闘シーンも迫力ある筆致で描かれていて、小説ではイメージし難かった戦闘の様子を感じとることができます。
難点としては、モンスターがちょっとグロい(特に虫系が主力なので…)のと、ヴェルナーの決め台詞「どうしてこうなった」がまだ出ていない(2巻では出るはず)、といった辺りぐらいかと。
ちなみに、魔物暴走での活躍の結果、ヴェルナーは子爵を名乗る事が許され、1巻冒頭の「子爵殿」となるわけです。
また、コミカライズ版では本筋に影響しないためか「上の子はもう…」としか触れられていませんが、ヴェルナーには兄がおり、前世の記憶を取り戻すきっかけとなった馬車での事故の際にヴェルナーを庇って亡くなっています。この兄とフュルスト伯爵家の長女(ヘルミーネの姉)は婚約していたのですが、原作Web版では兄の葬儀の際に元婚約者が「文官の家になんか嫁がずに済んでよかった、死んでくれたことにお礼を言いたい」と言っていたのをヴェルナーが聞いてしまい、それ以来女性不信になっているのでは、と言う様な話が出てきます。
コミカライズ版ではヘルミーネに謝罪されたシーンでこの時の事を思い出した様なカットが挿入されており、細かい演出でヴェルナーが女性が苦手という事を表現しています。