ド派手な戦闘だけが魅力じゃない
「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプト通り、戦闘シーンが派手で印象的なこの漫画だが、大人になるにつれてある意味しんどくなってくる人もいると思う。
私も戦闘シーンにはさほど興味が無かったのだが、それ以外の人物一人一人が個性的で味がある所にどハマりした。レオ以外は初めからバックボーンが事細かに描かれていたり明かされていたりしていないため、言葉の端々や登場人物との関わりのなかでその関係性や過去を推測していくのもとても面白い。
また、ヘルサレムズロットの街並みの描写がとても丁寧で綺麗で、コマの隅々まで見たくなる。