ごくろうさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
思ったほどでは
実写近似の工ロマンガの中では完成度は今ひとつ。ストーリーがどこに向かっているのか今ひとつ不明。それでいてやたら巨乳で描いているところはしっかり他作と肩ならべている。サンプルよくお読みになって自身の目で確かめられたし。
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購入済み
和風版「イブ」
これは、11ヵ月前にレビュー投稿した同じ藍川京作品の「イブたちの囁き」にそっくりではないか。これが第一印象。舞台を華道教室、主人公の男のロマンス相手を和服をまとった家元の弟子たちに置き換えた感じ。その家元が病を得て、息子が心ならずも表舞台に立ったのが逆に運が開けることに。この点は現実世界も同じね。コミカルな作風も「イブ~」と同じだが、「着物の身八つ口から手を差し入れて女の胸モミモミ」という描写はそそられる。題名どおり爛漫たる名花たちが共演する。フィクション色が同氏作品の中でも「イブ~」と並んで特に強いが、純粋に娯楽作として読んでみればよい。とくにそこのお父さん、出張帰りの飛行機や新幹線のなかで
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ネタバレ 購入済み
やっぱり国友やすゆきはええなぁ
国友やすゆきの描く女性は魅力あるねぇ。本巻は久しぶりに主人公の奥さんのカラダが見られる。主人公と「いたして」いる青野の奥さんも可愛げあるが、久しぶりということもあり、やはり熟女の奥さんがここでは主役だな。一方で青野ダンナの倒錯趣味がここに来て露呈。まあある程度は予想していたけどね。縛って道具を使ってと、奥さんが本気で泣いてしまう。この奥さんに幸あらんことを。それにつけても一方で近所のオバサンの不細工なギャグマンガ顔には笑ってしまう。本作に限らず国友作品の端役で共通してみられる点。星は4つとしたいが、本作のレビュー欄に、コメントもなく星だけつけている輩がいて、不当な評価とのバランスを考え5つ進呈
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購入済み
主人公よ、どこへ行く
(2025/3/20更新)主人公の人妻は、勤め先が倒産した夫の就職活動のため、健気にも面識ある保険会社の元専務で今なお古巣に影響力を持つ男のもとに駆け込む。男はいじらしい人妻の願いを聞き入れる。だがむろん、無条件ではなく。「わかるよね。子供じゃないんだから」と。かくして貞淑な妻は夫のため、家庭のため、生活のために一線を越える。そしていちど越えてしまうと、後戻りはできず、あとはずるずると被虐と官能の蟻地獄に突き進むことに。この筋書きは藍川京の初期作に多い展開だが、当時に比べると、強引なストーリー運びはややマイルドになっていると感じるのは考え過ぎか。しかし、性愛小説の見せ場である絡みのシーンがみっ
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スタンドインのファウル
清楚で知的な美女が主人公。あらすじはBookLive記載の通りだが、才色兼備で純潔を守ってきたヒロインが、大学教員との結婚を機に環境がガラリと変わり、一転して性の虜となっていくさまを描き切れていないのが惜しい。変貌の過程を団鬼六のようにとは言わないまでも、もう少し読者を焦らすようにじっくり辿っていればなお良かった。それと、役割不明の登場人物が気になる。まずプロローグで出てくる二人。一人は実名がないものの主人公と容易にわかるが、その絡み相手の「養父」は何者か。舅は本編で「義父」と描かれており、同一人物であれば呼称が一貫しておらず、ならばラスト近くで登場する「村の真の有力者」なる者が該当するかと読
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おどろオドロ
本作は著者が「成瀬純」のペンネームで上梓した「母娘秘祭 隷の輪舞」を改題した長編。物語は、カルト宗教を連想させる何やら怪しげな仏教寺院を舞台に、信者や相談者の女性を相手に秘儀と称さんばかりのクレイジーな倒錯プレイが連続するというもの。宗教界という独特の環境設定が、プレイ描写のおどろおどろしい雰囲気づくりに大いに一役買っていて、著者の他作品と比べて淫靡さの点で出色の出来となっている。ここからは投稿者の好みの話。若すぎる女性を慰みものにするというのは、フィクションとわかっていてもアレルギー反応を禁じ得ない。が、最後はホッとする締めくくりとなり溜飲が下がる。全員にとってハッピーエンドとはならないもの
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現代日本版チャタレイ
(2024/10/13更新)本作は、雑誌「週刊大衆」2012年2月6日~10月22日号に連載された「濡れて、あっはん」を改題・刊行した長編。現代の日本が直面する格差社会を映すような、上品な未亡人に思いを寄せる独身ミドルの交通誘導員が主人公の物語である。これだけでも男のロマンを湧き立たせる設定だが、この主人公、かなわぬ恋と指をただ咥え見てているだけでなく、思いを遂げるために行動を起こす。ストーリーの細部への言及はネタバレ回避で控えるが、上流階級の美人が徐々に躰だけでなく心も開いていく過程が見せ場で、ロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を彷彿とさせる快作である。但し、いくら世間知らずのお嬢様後家が相
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よく練れている
(2024/9/16更新)女盛りのヒロインと高齢の男のロマンス。藍川作品の定番シチュエーションのひとつであるが、本作はまずヒロインのキャラクターが確立されており、当人の嗜好や行動が正しくその設定に沿ったものであるためブレがなく、格調を高くしている。一児の母でもあるヒロインは聡明でしっかりした性格。言動も上品であり、彼女の揺れ動く内面、細やかな人間関係が丁寧に紡がれ、それとプレイとのギャップに読者はそそられる。筋立てもよく練られていて、荒唐無稽な展開に飛ぶことなく、あくまで現実世界の延長のような物語はこびで、これも読者にとって安心して読める材料である。欲を言えば、ヒロインを魅力的に引き立てるため
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甘いのは裸身だけじゃない
(2024/7/14更新、ごく一部ネタバレ)当方の性愛小説の評価のポイントとして、主人公のキャラクター設定が確立されているか、という点が第一に挙げられる。性格が心理描写を規定し、行動に表れ、それが性愛描写と相互共鳴して作品の質を決める。・・・と、前置きが長くなったが、本作はその鉄則が堅守されている。可愛いからヤマ場である絡みの部分が非常に気分を昂める文章となっていて、表題よろしくストーリーも甘く愛らしいという表現がよく合う作品となっている。悩み葛藤を抱えながらも自分に好意を持ってくれる男の道ならぬ関係に分け入っていき、さらに幾分倒錯した世界にさえも・・・。最終章ではヒロインの愛人の男が持つ別荘
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主人公が救われて良かった
主人公は三十代前半の女性。元カレが自ら命を絶ったことで自身も罪の意識を負い、傷心からひとり京都を訪れる。本作は北嵯峨は大沢池での偶然の出会いからラブロマンスへと発展するというスジ。このあたりはお馴染みの展開。その後、結ばれるまでの展開は自然な筆致で無理なく読め、あらためて著者の力量を見せつけられる。プレイ内容も倒錯と呼ぶようなものはなく、至ってオーソドックスだが、丁寧な描かれ方で格調の高さを感じる。主人公は相手の男に愛されていくにつれ、徐々に罪悪感から救われて前を向き始める。その様子を読者も追体験することで、同様に幸福感を味わっていく。元恋人はヒロインに別れを告げられたことで、当てつけから自死
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やっぱり あり得ねェ
多少はと、1巻からの発展を期待して読んだ第2巻。されど投稿者の期待は満たされず。展開もワンパターン化しつつあり、ここらでギブアップかな。
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画像美で優れた作品
この手の成人漫画は異常なまでに女性の胸や尻をデフォルメして読む前から敬遠したくなるような代物ばかり。さてたまたま一部無料お試し期間中であった本作を手に取った。うわ、胸が、尻が、こんなのいないよ、と前述の敬遠を発動しようとした。が、思いとどまる。まず画が美しい。女性の表情も首から下とは異なり自然なもの。特に、彼氏におねだりするためトイレであられもない姿を自撮りして送るOLがひときわ可愛らしい。一方主人公の男はといえば、低スペックでさえない設定。さらにその像ときらた、怖い? キモい? その両方。この男にとっての「すばらしき新世界」とは何なのか。少なくともまともな人にはユートピアではあるまい。
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ただの工ロマンガじゃない
この手の成人漫画は異常なまでに女性の胸や尻をデフォルメして読む前から敬遠したくなるような代物ばかり。さてたまたま期間限定無料版であった本書を手に取った。御多分にもれず、胸が、尻が、もはや人間ではない登場女性たち。いきなり食傷するかと思いきや、そうはならず。まず画が美しい。女性の表情も首から下とは異なり自然なもの。特に序盤で出てくる、彼氏におねだりするためトイレであられもない姿を自撮りして送るOLがひときわ可愛らしい。一方主人公の男はといえば、低スペックでさえない設定。さらにその像ときらた、怖い? キモい? その両方。この男にとっての「すばらしき新世界」とは何なのか。少なくともまともな人にはユー
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無料版購入済み
画像美で優れた作品
この手の成人漫画は異常なまでに女性の胸や尻をデフォルメして読む前から敬遠したくなるような代物ばかり。さてたまたま一部無料お試し期間中であった本作を手に取った。うわ、胸が、尻が、こんなのいないよ、と前述の敬遠を発動しようとした。が、思いとどまる。まず画が美しい。女性の表情も首から下とは異なり自然なもの。特に、彼氏におねだりするためトイレであられもない姿を自撮りして送るOLがひときわ可愛らしい。一方主人公の男はといえば、低スペックでさえない設定。さらにその像ときらた、怖い? キモい? その両方。この男にとっての「すばらしき新世界」とは何なのか。少なくともまともな人にはユートピアではあるまい。
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男の夢
主人公の教師によるかつての教え子との邂逅譚。当時17歳の生徒に手を出そうとしたものの、当然の如く拒まれ、挙句転校までされ、以来、主人公の心の中にしこりとなって二十年以上が経過。それが相手の女性の方から誘いを受け、長い時を超えて結ばれるという筋書き。かかる展開は、実に未練の生き物である男にとっては夢物語と言っていい。この展開にまずグッと引き込まれる。主人公は心の中で当時にタイムスリップしたことだろう。かつて心を寄せた清楚な女性が時間の経過により、艶色をまとって再び自分の前に現れた情景を想像してみるといい。一気に「あの頃」に立ち戻り心ときめく様は男性読者なら理解できるのではないか。ただ一方で、プレ
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う~ん
すべて人妻の不倫をテーマにした短編集。比較的地味めのカバーイラストで目立たないが、もしや隠された逸品では、との期待から購入。しかし、先に評価を言うと残念ながら星2つ。どの作品も似たり寄ったりで、サビと言うべき男女の絡みの描写も単調で変化に乏しい。しかも中には藍川先生の著作には数少ないバッドエンドのものも含まれており、後味わるい。但し文章を丹念に読み込んでいくと、パーツ単位で秀逸な表現も見られ、後年著された作品の中にはむしろ見られない書きぶりが見られるのは興味深い。また最後に掲載の「オウマさんごっこ」は設定に工夫が凝らされ、ユニークさの点で出色である。ちなみに同短編は小説club 45(6)号に
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忽ち一羽のツルに・・ならなんだ
昔話「鶴の恩返し」をモチーフにしたと明らかにわかる作品。そのためか、主人公の男の相手となる女性の名を鶴乃というが、このネーミングは時代小説でない本作にあって古めかしくていささか興趣をそがれる向きもあろう。設定はさておき、ストーリーはこれまた鶴乃が暴漢に襲われそうになったところを主人公が助け、二人の距離が一気に縮まって、という流れは昔話と同じ。違うのは本作が男女の関係に突入するところ。当然ですな。さてプレイ描写だが、倒錯ものでなく至極ノーマルな内容に終始しつつ、濃密かつ丁寧に編まれていて読みごたえがある。最初のうちは正直、上述の女性ネーミングの違和感もあり、それほど興が乗らなかったが、絡みの部分
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甘美にしっとりと、そして・・・
藍川作品の代表的なシチュエーションのひとつである未亡人もの。夫との死別したヒロインのもとに郵送物があった。それは性玩具、いわゆるおとなのオモチャ。これだけをレビューに書くと滑稽な展開しか想像できないが、読むとコメディにあらず、しっとりと甘美で退廃的なメロドラマとなる。お笑い的な状況を見事にシリアスにストーリーに転化させ、読者の気持ちをかき立てるところに他の凡百の書き手と違う著者の力量を見る。ネタバレ回避でこれ以上内容に触れないが、性愛小説であるが同時に女性が美しい。容姿のことではない。ためらいながらも新しい世界に踏み込んでいく女が頗る魅力的に描かれていて、かつ万々歳ではないものの決してバッドエ
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中盤以降、燃え上がる情炎
独身・熟女・京都・突然の邂逅・・・藍川作品の何種かの神器、本作でも炸裂。出逢いの現場は、洛北は戻橋。ただ類作と異なるのは、相手の男の出現からベッドインまでの展開が速いこと。凝縮されたというより、やっつけで飛ばされたという文章。意欲が筆先に乗ってないな、などといっぱしの評論家気取りで幾分否定的に読み進めたものの、いざ本番に差し掛かるや、180度とはいかないまでも、120度ほどは作品に対する見方が変わったのである。ヒロインは冒頭からの記述ではうかがえないほど、男女のことに貪欲な肉食女子であり、組んずほぐれつのタフな肉弾戦が読者の気持ちを盛り上げる。このキャラクター設定は大いに当たり、プレイの幅を多
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購入済み
白梅一輪、描写も作中でポツンと
還暦間近の男が新婚の娘夫婦とともに初詣にやって来た鎌倉で、かつて懇意となった部下の女との偶然の再会を果たす。その折はホテルまで一緒に行くも結局は唇すら合わせることなく終わったふたりだが、時を超えて再び巡り逢い、今度こそ・・・となるが、読んでいていささか違和感あり。寒風に耐え、他に先駆けて咲く一輪の梅花の描写は可憐でつつましく、それでいて力強さを感じさせるが、物語と同化していないというか、白梅が単独で浮いてしまっており、メインである濡れ場と断絶されている。既婚者となっていた女性がどのような心の移ろいを経て主人公との不倫まで犯す気になったのか、という点まで踏み込んでおらず、深掘りされていないという
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