なはさんのレビュー一覧
ブロンズ
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謙虚さが鼻に付く
謙虚では無い者は無価値であると言う傲慢さを主人公から感じるようになった。
傲慢なキャラは鼻をへし折られて丸くなるのがこの小説のパターンなのだが、謙虚が最大の美徳だと盲信している所が、逆に視野が狭いと感じる。
なぜなら、傲慢だからこそ才能を発揮出来る人間も少なからず存在するのである。(そう言う人間は得てして魅力的でもある)
むしろ、そう言った人間を上手く扱うのが指揮官の力量だと思うのだが、この世界では傲慢は重罪であり、その個性を奪われ画一化されて行く。
要するに、銀河と言う大舞台の割には、人間の多様性や意外性を全く表現出来ていない。
主人公の友人や部下、はたまた上官も理解者しかおらず、