あらすじ
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録】
蕎麦屋の息子・阿川龍平(25)は、“お隣のお姉さん”である武蔵原環(35)に、小さな頃から片想いしている。十代半ばで告白もしたけれど「家族同然の弟あつかい」な上に「10歳差」のせいで意識してもらえず、この10年はもはや諦めモード…。そこへ突然、とぼけた色気の食えないテーラー・衣笠が環の前に現れ、まんまと恋を始められかけてしまい…!?執着片思い青年×惚れっぽい自然体女×食えない男がおくる、大人のじれじれ三角関係!
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個性的で魅力的
大好きな先生の作品。大人の恋愛!妙に笑えて、心情なども丁寧に描かれています。環は衣笠さんがタイプなのでしょうが、龍のこともいしきしてあげてほしいとこ。弟くんの恋愛事情も深かった。続きが楽しみです
Posted by ブクログ
既刊の、4巻まで完走。
自分が学生時代は少女漫画が大好きだったし、今も好きだけど、大人が大人ゆえに悩みながらあれこれ起こる恋愛漫画も、とても良いなと思った。
大人だってわちゃわちゃするし、大人だってドキドキするし。
出てくる人たちが皆、愛おしい。
突っ走る龍くんと、流されながらずっと戸惑ってる環と、探り探りだけど強気な衣笠さんとの三角関係は、やっぱり気になる。文太のその後も気になる。
72ページまでの試し読み。あー、先生のお馴染みの設定。とっても読みやすい。たまきのフォームがいい。年下の男子が不毛な恋を長年くすぶっていて、でもぽろっと出た苦情に脈のあるような返事が返ってきたと?ふむふむ。
Posted by ブクログ
『一方的に成長過程を見られているなんて不公平だ』
の言葉が好きだ。
主人公からしたら切ないし、かと言って自分が歳を取って
学生に告白されてもなという気持ちを理解し
それでも好きで。
大人側からしたら「視野狭窄になっている」と心配するのも当然だ。
龍がもう大人になっても恋心を完全には諦めきれず
環が恋に落ちる姿を目の当たりにしてしまう
もだもだする空気感の描写が絶妙だ。
「ねえちゃんのともだち」にしか思ってもらえない恋心
の描写も入ってくるのも興味深い。
もっとこの空気感が続くのかと思ったが、
龍が告白をし直すのが恰好良い。
そして衣笠もまた未練がある人。
色々な思いの描写と交錯が面白い。