あらすじ
猫又という妖怪のたまは、岡っ引きの夫・平次とあやかし長屋に住み込んで、妖怪絡みの事件を解決することに。好評書下ろし時代小説!
向島で人が妖怪に襲われ、金を奪われたという。廃寺のあたりで。岡っ引きの平次と、猫又の妻・たまは早速、向島方面へ向かった。たまが血の臭いで殺人現場を嗅ぎつける。相生町の明樽問屋で店の者たちが皆殺しにされていた。平次は奉行所へ行き、たまは犯人の殺気を頼りに犯人を追う。だが途中で殺気が途絶え、いったん「あやかし長屋」へ戻ることにする。この凶悪事件には悪人と妖怪がいっしょに関わっているのだろうか。たまの部屋に着くと雪女の雪とふたくち女の双葉、ろくろ首の菊一郎がいた。彼の親方の甥っ子が殺されたのだという。くだんの明樽問屋で……。
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Posted by ブクログ
あやかし長屋第二弾。
いろいろ予想外の事実(設定?)が判明してきた。
本当なら平次は妖怪に取りつかれているので、
普通ならもう死んでいるはずなのに
妖怪に精気をを与えても死なない体質らしい。
たまは猫舌でネギ等食べられないものがあるので、
平次と差し向かいで食事をするのは双葉(ふた口女)だとか、
たまとは夫婦といいながら双葉と雪女と三人で布団に入るとか。
家族皆殺しの強盗とか、盗賊とか一応出てくるが、
ぬるぬると解決していく。
もうちょっと平次が捕物で活躍しても良いのでは。
そして、
秋葉ケ原には狐の妖怪が「巫女」の格好をして、団子を売ってるらしい。