あらすじ
「俺の懐に入れば、誰にも奪われずにすむ……」ゲームの悪女の悲惨な未来を回避するため、攻略対象である皇帝と恋人契約をした伯爵令嬢カノン。無事破滅を回避し平穏な司書生活を過ごすはずが、恋人契約は続行中。仮の恋人であるカノンの周囲は皇帝の婚姻を巡りにわかに騒がしくなる。そんな中、カノンは城下で風変わりな青年と出会って――。あれ? この人、ゲームで私に無理心中を迫る恐怖の攻略対象(=呪われ子爵)なのでは!? これって、新たな破滅の予感なの!? 悪役令嬢のお仕事×契約ラブファンタジー第3弾★ ※電子版はショートストーリー『尾を踏む』付。
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前巻の終わりで知ってはいたものの、やっと2人が収まるところに収まってくれて一安心。
次の死亡フラグは義弟くんとの話かな?またもや不穏な終わり方をしていますが、せっかく婚約したことだし、より一層のイチャラブに期待します!
『強欲』の大罪持ちの流浪の傭兵王のお話しかと思っていたら、前巻時点では情報のなかった『暴食』が来るとは…。
今回の攻略対象者、「暴食」と言うより「偏食」と言った方が良さそうな気がするのと、祖先のした事であそこまで苦しむのは色々と考えさせられてします。
波乱の原因はラオ侯爵の放蕩息子のしでかした事でしたが、その責任を取る者がまた別に生じるってのも…。
また、カノン「シャント伯爵」の事を、態とらしく「パージル伯爵令嬢」と呼び続けるセネカ・ラオ小侯爵にはイラッと…。
最後に、仮初めの恋人から婚約者に格上げで、次巻は…?
やっと思いが通じたけれど
今回の大罪は暴食でした。決して大喰らいではありません。ペンは剣よりも強よし、今回は歪められ語り継がれた歴史の歪みがテーマでした。次は、どんな大罪の業の持ち主が悪女に操られてしまうのでしょう。弟くん、道を踏み誤らないでください。