あらすじ
●今の日本に足りないのは、誰もが納得する結論を導く決断力だ! ●どんな難題も迷わず決められる「決断の仕組み」とは? ●判断に悩むすべての人に役立つ橋下流・意思決定術を大公開! 38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長に就任し、4万8000人の長として、大阪府の財政再建や都構想住民投票実施など、絶対に実現不可能だと言われた難題を実行してきた橋下徹氏。その理由を、「どんなに正解がわからない問題であっても、組織やチームが納得できる決断をしてきたからだ」と語る。反対に、先の見えない状況に恐れをなして意思決定を先延ばしにすると、人や組織・チームの納得が得られず、何も実現できないと言う。本書では、先の見えない混迷の時代を生き抜く「橋下流・意思決定術」を解説。ポイントとなる「意思決定に至るまでのプロセス」から、リーダーが自分のチームで活かせる「決断の仕組み」の作り方まで大公開。日々、正解のわからない問題に挑み、悩むすべてのビジネスパーソン、必読の1冊!
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Posted by ブクログ
「リーダーに必要なスキルは決断力」
・正解が分からない問題に対して、組織やチームが納得できる結論を導く決断力
→手続的正義の考え方に基づき、適切な判断プロセスを踏む、正解とみなすルールや仕組みをつくる
・「その時」に正しいと「みなされる」判断
→この考えに基づく決断が、確たる自信となる
・リーダーが発するメッセージは、聞いている者のハートにズバッと情熱的に届くものでないといけない
→正確に説明するのでなく、メンバーのモチベーションを上げ、一定の目標、方向性に向けて組織を動かしていくことが使命
Posted by ブクログ
日本の国民は教育をきちんと教育を受けているから頭がいい。
だからこそ、物事を進めると『絶対的な正解がわからない問題』が必ず出てくる。
そんなときに決断を下さなければいけないのがリーダーという存在である。
特に決断をする時には「手続的正義」を大事にすると、決定事項への反対派の人にも納得してもらいやすい。正解かどうかではなく、プロセスを重視する。
例)賛成、反対どちらの意見も言わせるだけ言わせる。ただし、議論後に決定した事項については必ず従ってもらう。
決断の三原則には必ず従う
・立場、意見の異なる人に主張の機会を与える
・期限を決める
・判断権者はいずれの主張の当事者にも加わらない
上司の説得について
自分の意見の根拠をまとめた「実体的正義」だけを主張されると上司は決断をしにくい。逆に、反対意見派の人を連れてきて上司の目の前で論争をすると、お互いの主張のメリットとデメリットが分かりやすいので判断を下しやすい
案を出す時は3つ出す。両極端な案と中間案。