あらすじ
課題を自ら見つけ、考え、話す力を、学校や家庭で身につける方法を丁寧に解説する対話教育の基本図書。裾野が広がったここ数年の成果や対話によって得られる学びについて加筆した新版。
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Posted by ブクログ
哲学対話がいかに大切で必要不可欠か、明らかに腹落ちした。
いまの学校が学校として存続していくためには哲学対話的な学習を多く取り入れていかなくてはならない。一方的なチョークアンドトークはもやはオワコン。本当にオワコン。そして教師も昔からの教師では誰もついてこない。親の次に1番子供に近いということは大きな財産でそこにこそ教育の可能性が含まれている。
国語も算数も社会も理科も体育も音楽も図工も全てにおいてより哲学対話的な学習が求められる。
自分にそれができるか?やらなければならない。
今できる範囲でやれることをやろう。
そしてやった後に効果をしっかりと評価して見極めて少しずつでもひろめていく。
批判的、創造的、ケア的思考を日頃から意識して生活していこう。まずはそこから。
Posted by ブクログ
現在の社会で必要な能力とは、思考力とコミュニケーション力、特に対話する力や議論する力。
哲学とは真理の探究。
考えるとは、一見すると独立して無関係に思われるふたつ以上のものに関係性をつけること、あるいは、関係性を見つけることに他ならない。
哲学とは、色々な経験を何とか結び合わせようとする思考そのもの。
哲学対話では、人と同じ正解でなく、人とは違った考え方が求められる。
現在コミュニケーション能力が求められている理由は、人々を権威によって統制することができず、人々をまとめるためにも、理由に基づいた説明と説得が必要になったためと考えられる。
つまり、コミュニケーション能力とは、権威関係が通用しない社会においても人々を結集させることのできる人間交流の力。
関係のなかった人と関係を作り上げていく。
この能力が現代社会に求められているコミュニケーション能力。
実践的な話もあり、日々の話し合いにも取り入れることができそうだ。
Posted by ブクログ
子どもに自分の意見を話せる様になって欲しいとおもっていたが、先に必要なのは人の意見に耳を傾けること。意見が違う事は悪いこと、批判すべきことではない。まずはしっかり人の意見を聞く。その次に自分の頭で考えて、言葉を使って伝えられるように。
家庭ではどんな意見でも安心して話せる環境、雰囲気作りが大切。そして、問いを立てる、質問力も大切。「本当にそうなの?」「なぜなのか?」と常識を疑う。
Eテレの『Q~こどものための哲学』を子供と一緒に見ようと思う。