【感想・ネタバレ】失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだことのレビュー

あらすじ

「弱くたっていい、間違ってもいい」
誰も使ってくれないプロダクト、接続先からアクセス拒否、
訴訟、サービス全停止の危機、仲間の反発、
ユーザーからの大反発、事業撤退。

胃がキリキリする“黒歴史”が、起業家をタフに変え、
強いチームと成功を生みだした。

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Posted by ブクログ

マネーフォワード創業者でCEOの辻庸介氏の企業から現在に至るまでのストーリー。

辻市は以前勤めていた会社への「非効率さに憤り」「現場と本社の熱量の違い」「会社への違和感」から起業に至ったようだ。

「失敗」がテーマの本書では、ユーザー目線を考えていなかった、BAN、訴訟、採用ミス、判断ミス、提供サービス断念など、様々な失敗が語られている。その上で、『とにかくバッターボックスに立つ』『失敗しても何かしらのフィードバック』があるという考え方が重要と述べられている。

文中の『十言って、一つでもやってもらったなら、ありがたいと思いなさい(著者の祖父よりの言葉)』、『会社はつぶさない限り、つぶれやい(パートナー税理士よりの言葉:従業員には残念だが辞めてもらって、自分たち役員の給料は0にすれば会社は継続はできる。前向きな意志があるかどうかの問題という主旨)』『見ている人は見ている』という言葉が印象的で共感でき心に響いた。

辻氏の前向きさや、飾らずに自分の「弱さ」をさらけ出して周りの人を頼り感謝している人柄がとても魅力的に感じた。また、そうした人物であるがゆえに多くの「人」や「運」に恵まれていくものなのだと感じた。

日本という国は失敗に寛容ではない気がする。なのでチャレンジも消極的になるし、極端に表現すれば「失敗=死」みたいな印象もある。個人的には失敗をしたことがない人はあまり信頼できないし、魅力を感じないことだろう。「失敗」から学び、「失敗」についておもしろおかしく語れる人は魅力的だと思う。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

起業の光景が浮かび上がるくらいにわかった。

初期の頃から会社名を知っていただけに、感慨深いものがあった。10年でここまできて、今後の10年にさらに期待したい。

バッターボックスに立ち続けた人は格好良い。私もそうありたいと思った。

倒れる時は、やっぱり、常に前のめり。

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2022年01月22日

Posted by ブクログ

いま、スタートアップビジネスをしているからこそ、ものすごく励まされるし、動機づく。一方でこれほど赤裸々に直近までの失敗を語ってくれる人もいないだろう。自分は同じ壁を乗り越える事ができるのか?覚悟も問われた気持ちになった。

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2021年08月02日

Posted by ブクログ

要約
マネーフォワード の辻さんの人生で、会社の立ち上げから現在までの歴史を振り返り、その時に失敗して得たことをまとめてある。

感想
社長の辻さん目線で、今までの失敗を美談にせず、しっかり反省し、その後会社でどう活きたのか鮮明に書かれていて、辻さんの隠さない性格があらためて実感できた。
また自分は失敗から言い訳していることがどれだけ無駄かがわかり、今後は挑戦し、失敗し、成長のために振り返りし、また挑戦したいと思った


・失敗は次に起こすべき行動を知る「学びのチャンス」であって、チャレンジし続ける限り、失敗だと確定しない

・たとえひどい仕打ちをされたとしても、品性を保て

・応援してくれる人は必ずいる、その人たちを見つけるまで諦めるな

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

マネフォ辻さんの会社設立からメガベンチャーへ成長していくまでの過程について。経営者は事業成長、PMF、マネタイズ、顧客の声、組織マネジメントなど向き合うことが膨大で、自身で選んだ道とはいえ、絶対に自分には務まらないことだなと思う。

強くあるべきと思われがちなリーダーにも失敗や弱さはあると言われると、少し勇気づけられる気持ちにもなる。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

マネーフォワードを創った辻さんの書籍。
コロナ前に奮闘していた辻さんの軌跡も、2025年の今となっては限りなく生活に欠かせないインフラ的サービスとなっている。
全ては、成し得たい事に対しての行動力が凄まじい人なのだと感じた。
そもそも失敗しないと前に進めないし、何も得られない。失敗なくして成功はあり得ない、単純なメッセージをストレートに伝えてくれる本。
失敗している、ということは成長している、と感じながら前に進んでいくことが大事。

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

辻庸介さんのことをよく知ることができた一冊であった。
常に謙虚で前向き、タイトルにもある通り、経験から体得された失敗を知り尽くされたからこそできることだろうと思う。
 
自分を理解し、仲間を理解し、会社を理解されている。そして何よりもお客様を大切にするUser Focusの徹底を体現されているところが印象に残った。
だからこそ、この会社で働きたい、辻さんについていきたいと思ってもらえる環境ができているのだと感じた。

組織の結束力は、大きな危機や災害を共に乗り越えた時に作られるというのは、ある意味あるあるだが、やっぱりそうなんだなと改めて認識した。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

ベンチャー企業の経営者が自分の過去の失敗も成功も含めて非常に素直に書き下した本。
APIやクローリングの件などはTwitterでも物議を醸していたが、とはいえ法整備もまだまだの事業環境で勇敢に一歩を踏み出していることは評価されるべき。

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2022年07月22日

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マネーフォワードCEO辻さんがマネーフォワード創業からの歩みを記す。数々の失敗をそこから得られる学びと共に乗り越え、成功へと変えていく辻さんのスタンスが印象的。代表である辻さんを通じてマネーフォワードのカルチャーが伝わってくる一冊。

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2022年05月10日

Posted by ブクログ

良かった。この手の実録ものは、偉大なる先人も自分たちと同じような失敗をしてたんだなと、勇気をもらえていい。

あとは、失敗といってもしてもいい失敗としちゃいけない失敗があるなと。ビジョンがあって、確かな哲学(User Focus)があるからこそ、良い失敗ーー「前のめりな失敗」ができるんだろうな、と思う。
つまるところスタートアップが成功するためには、「良い失敗を重ねて、そこから得た学びを生かすこと」を愚直にやり続けるしかないのですよね。

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2021年12月12日

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マネーフォワードさんの創業からの物語

社長の辻さんが等身大で、悩んだことや失敗したことを書かれているのが印象的。

強さではなく弱さを見せて経営ができるのは社員を信頼してるからなんだろうなと。素敵なカルチャーが伝わってくる一冊だった。

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2021年10月24日

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起業した当初からの悩みが赤裸々に描かれており引き込まれる。成功するまで前を向き続けることの大切さを学んだ。

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2021年08月09日

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失敗を糧に学習し、成長するからそれは失敗ではない。新しい価値にこだわりすぎているようにも感じたが、共感する部分が多かった

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

マネーフォワードの創業者の著者がスタートアップの創業期の苦悩や葛藤、そして上場した現在の地位まで上り詰めた要因や起業への想いなどを書いた一冊。

ソニー、マネックス証券を経てMBAホルダーとして満を持して週末企業で本気の仲間を集め10.5坪のマンションの一室から始まったマネーフォワードの物語はプロダクトの失敗や出資者や広告主集めの奔走や仲間との別れ、訴訟沙汰など紆余曲折を経て現在の地位を築いたことを本書で知りました。
サービスを実現していくためにはPMFとマネタイズを見ながらユーザーの声を反映させていくなかで見切りをつけていくことの難しさを感じました。
そして仲間を信じて仕事を任せるかやMVCCを通じてビジョンをしっかりと伝え共感できる仲間と仕事をすることも成長していくうえで欠かせない要素だと感じました。
そして、巻末の著者が感銘を受けた書籍の紹介も参考になりました。

諦めなければどこかで見てくれる人がいることを感じ、長く険しい道のりでも挑戦を恐れず失敗を糧にしながら自分たちを信じて突き進むことがスタートアップの成功の近道であると感じました。
金融業界における同社のこれからの歩みはもちろんのこと世の中を便利にする起業を後押しするために著者が今後どのように活躍していくのかも楽しみになる一冊でした。

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

ゼロからイチのことを起こしたい気持ちがある人が手に取ると気持ちが前向きになれる本。

非常に読みやすい。半日で十分読める。面白い小説を夢中に読む感覚に似ている。リアルが記載されてきて飾り気はないので、素直に面白い。ピュアに「失敗が語られ」ている。

ただ、あくまで個人的に、あともう少し…と思うのは、失敗の時のキツさ等が深く表現されていたらと思うところ。実際は相当キツかったろうに、読みやすさとトレードオフでサラッと語られてる印象もあった。

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

マネーフォワード社長の著作。

創業者長にはその立ち上げ時代からの苦労から、やはり常人にはないオーラが身につき、それが故に著作もただならぬ雰囲気に仕上がる。

本書も創業者が書いているため、立ち上げ期の苦労やその後の失敗など、臨場感にあふれる内容のため読んでいて飽きない上に勉強にもなる。

良い作品なのだが、やや内容量として少ない印象。良い本ではあるがその点のみマイナス。

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2021年07月19日

Posted by ブクログ

MVVCを作りこみ、採用・プロダクト開発・業務評価に生かす

【感想】
 先日に東証一部上場を果たしたマネーフォワードCEO辻氏による、起業ストーリー本。この手のケーススタディ本は決まって面白い。自らの失敗談を赤裸々に語ってくれるし、オリジナリティがあるからだ。2012年に操業して、2021年に東証一部上場を果たしているから、かなりの高スピードで成長しているし、数ある上場企業の中でも超優等生に思える。少なくとも、外からは。
 しかし、もちろん、起業から今まで順風満帆なわけなどなく、多くの失敗を重ねてきた。まったく投資をしてもらえない、良きライバルと思っていた企業から訴えられる、自身で顧客データの喪失の危機、数々のプロダクトの撤退など...。そんな数多くの失敗を超えて、今のマネーフォワードがあることが分かる。
 この本から学び取ったエッセンスは以下のようなもの。
・失敗しても成功するまで諦めずにやり続けよう
・MVVCの作りこみ、デザインはとても重要。意味として同じでも、どのような文言、テキスト、デザインで伝えるかで浸透度合いが変わる
・ユーザーの課題に立ってプロダクトを作ろう
 書いてみると当たり前のようなことなのだが。だが、これを日々の具体的な仕事に当てはめて、1つ1つ真摯にやりきることが重要だろうな。

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2021年07月04日

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