【感想・ネタバレ】医師がすすめる 少食ライフのレビュー

あらすじ

///空腹の次のテーマとして注目されている「少食」――何をどれくらい食べるのか?///

人生100年時代において、「食べる」ことが根本的に問われている。ここ数年流行しているのは、むしろ「食べない」ことであり、「空腹」「断食」「ファスティング」「デトックス」などのテーマが人気となった。ただし、「食べない」ことが常態化できるわけではなく、むしろ「何を、どの程度食べるのか?」は、大きなテーマになってきている。一般的にはPFCバランスなどと呼ばれているが、この中身を吟味しながら食べるというのは不自然であり、実行しづらいことである。本書では、心身を整えることからはじまって、デトックスの実際、食事法のコツなどを提示。「少食ライフ」がなぜいいのか? 最新の研究論文にもとづき、わかりやすく解説している。

巻頭 デトックスから始めよう!
プロローグ 医者の不養生な生活から、少食ライフの実践へ
第1章 少食ライフと長寿
第2章 デトックスのすすめ
第3章 食事のタイミング・時間・回数は?
第4章 少食ライフの実践
第5章 足るを知る生活
エピローグ 少食ライフ、5つの実践
付録 Dr Ishiguroの健康スクール座談会

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで色々な健康系の本を読んできました。

痩せていたいとかスタイルを保つという目的がゼロではなかったのですが、基本はコンディショニングが目的です。サラリーマンたるもの、元気に出社して始業とともにフルスロットルが踏めてなんぼだという信念がありました。

ただ、実際には糖質ダイエット系の本、妙に断食を勧めてくる本など、完全にしっくりくるものにはなかなか出会えていなかったのが実情。

そしてアラフィフとなり、自分の体に衰えが見え始め、一層コンディションに気を払って生活したいと思っているさなかに出会ったのが本書であります。

・・・
ひとことで言えば、バランスの取れた良書だと思います。

他のダイエット本や理論を攻撃するというのも一切なく、「生活に節度を保つ」(P.24)ことを主張しています。

・・・
詳述すれば、食べ過ぎを避け、16時間程度の間欠的断食をすすめ、胃腸を十分に休める。また食べるものもなるべく自然に近いもの、食物繊維を取る、というところが主だったところ。炭水化物もタンパク質も適切に摂取。加えて運動や睡眠にも気を払い、腸の健康やデトックス(排便)にまで主張は及び、実に包括的なアプローチであります。

帯を見るとかなり穏健な健康本であることが分かりますよね。

ダイエット本の一部には、炭水化物や肉について、「それだけ」をすすめ、他を排除・否定するという論調が散見されます。でも、糖分もタンパク質もどちらも何世紀にもわたって人類とともに存在してきたわけで、完全否定するというのはどうも極端に感じるんです。ヒトの傍に存在してきたということは、なにがしかの有用性がそこにあったからではないのかなあと考えてしまいます。
その点では本作は実に「大人」な穏健なアプローチでコンディションを考えるものです。

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難点を言えば、やはりなぜ少食が良いのかがもっとわかるといいなあと思いました。本書にも米国での調査データの引用がありますが、少食と長寿に有意な関連があるというのが経験的にわかっているというだけのようです。なぜ少食だとコンディションが良くなるのか原因がはっきりしません。少食が体の「エマージェンシーボタン」を押すから?でも昔の人は食うや食わずやで、飢えている人は当然に長寿にならんしなあ・・・。

少食健康論の理論的背景がはっきりしてきたら、「ダイエットなんかしてないでもっと食べなさい」とうるさい母親にも対抗できるのですが笑 違うんだってば!別に痩せなくていいの、俺! 体にいいらしいんだって(っていう所で根拠が弱いなあってなる)

また、本作では固形食の16時間断食を推奨しているのですが、うちの家内とか娘とかは胃液の分泌が良いのか、空腹が続くと胃痛を引き起こしそれが結構引っ張るんですね。そういう場合はどうすればいいのでしょう(直接診察してもらうのがもちろん良いのでしょうが)。家族構成員の体質が異なると、「俺は先生のことを信じて16時間ファスティングする」とか勝手なことは言えないのがつらいところです。加えて、先生はスープダイエットを推奨していますが、成長期の子供に対してはやはりちょっと心配。試してみる気にはどうもなれません・・・。

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ということで、全般的には穏健で印象のよいコンディショニング本でした。

穏健過ぎて印象が弱めな本なのですが、結構正しいこと言っている気がします。類書と併せて勉強し、腹八分目をぜひ実践してみたいと思います。

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2023年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

間欠的ファスティング 食べない時間を16時間以上空ける。
NMNはビタミンB3の代謝によってつくられる物質。カツオ刺身、豚レバー、エリンギ、ピーナツ。

胃結腸反射=胃に食事が入ると大腸が反射的に動く
ビーツテストで、食事をしてからどれくらいで排便があるかわかる。
腎臓にダメージを与えるものは、消炎鎮痛剤。

サウナでデトックス。発汗に副作用がない。水を飲むこと。
呼吸もデトックス。体がアルカリ性になる。
一日一食、筋トレでで体脂肪を減らして筋肉質になれる。肝臓に負担がかかるので長期間は続けられない。

食べない時間を増やす。13時から21時までに食事(8時間)。

脳細胞のインスリン抵抗性でアルツハイマー病が起きるのではないか。3型糖尿病という人もいる。
食事量は腹八分目。腸を休める時間をつくる。和食。

インスリン抵抗性を改善するには、余剰な糖ができないように、処理できる以上の糖質を摂取しないこと。
28日間プログラム。
絶食中は、MCTオイル、グラスフェッドギーを入れたコーヒーはOK。

寝る前に深呼吸をして副交感神経を活性化させる。

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2021年12月06日

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