あらすじ
大正時代、名家・久我家は当主の失脚により没落。御嬢様だったまりあは許嫁に婚約破棄され、下町のボロ家に住んでいる。そんな彼女が夜会で出会ったのは、日本有数の名家である山上家の装二郎。しかし山上家には、帝都にはびこり夜な夜な事件を起こすあやかしを匿っているという不穏な噂が。だが、両親への援助を条件にまりあはそこに嫁ぐことになり……。契約花嫁があやかしと当主を守るため大奮闘! もふもふ大正ファンタジー。
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睡眠時間を削られ
よく見かける“あやかしを退治する強い頭領に見初められる清く美しいご令嬢”の話かと思い読み始めたところ、早々に裏切られました。
まず設定と世界感が何だそれ!?です、いい意味で(笑)
ご令嬢(主人公)はまあ、王道、と言っていいのか蓋を開けてみれば異能持ちなんですが、非常に清々しい性格で読んでいて気持ちがいい。
読後に「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」の作者様だったと知り、なるほど呼ばれてこの作品にたどり着いたのだと思いました。
こちらのご令嬢の伴走をしながらこの世界に浸る時間は、とてもわくわくして愉しい時間でした。ほぼ徹夜で読み耽ってしまった…
皆様も愉しい時間を是非!
匿名
おもしろい
おもしろくて一気読みしてしまった。金髪ブルーの瞳の大正令嬢が健脚、刀も振れて、意思も強くて凛々しくてしっかり者で親思い。そんなまりあに惹かれる総二郎は名前すらなかった予備。二人の出会いから怒涛の展開で切なさありキュンありデレあり闘いまでありととても満足。
ゆるくて好き
作家さん買いです
基本ゆるくて平和で気楽に読めるので好き
結構ハードな作品を読んだあととかに、癒しを求めて読みたくなります!
ただ、事件ものなんだけど、解決も緩めなのはちょっと残念かなぁ
報われるって幸せですねぇ
作家さん買いです。
とっても素敵なお話で、冒頭からラストまで全然飽きずに読めました。
主人公のまりあが素晴らしく誇り高くて気さくで、ちょっとむちゃくちゃなことを言ったりやったりするヒーローをきちんと受け止めて向き合う姿がすごく魅力的でした。
屋敷にいるあやかしもみんなかわいい。
作家さんはきっとモフモフ好きなのだろうなと思えてほっこりしました。
そして最終盤がまた大変よかった。
当主として傲岸な人なのかと思ったヒーローの双子の兄が超いいやつなのには正直びっくり。
またこの2人の血を継ぐ子のお話とか読めたらいいなぁ。
楽しかったです。
陰陽寺好きにはたまらんと思います。
Posted by ブクログ
この方の作品は、個人的に当たり外れが激しいんだけど(主に相手の男のタイプとかが)、今回は当たりでした。ヒロインが強くて可愛いのはよき。
とはいえ、本文中にヒロインは金髪とあるはずなのに、表紙はどう見ても黒髪かいいとこ灰色なので、編集はちゃんと仕事してください。