【感想・ネタバレ】科警研のホームズのレビュー

あらすじ

大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者が描く、初の科学捜査ミステリー!

科学警察研究所・本郷分室にやってきた三人の研修生たちは、科警研の仕事に興味を示さない室長・土屋の態度に困惑する。
かつての彼は科警研の研究室長を務め、鋭い洞察力と推理の切れ味で、警察関係者から「科警研のホームズ」と称されていたらしいが……。
自分たちの成長のため、三人だけで事件の調査に邁進する研修生たち。
しかし、彼らが行き詰まったとき、土屋のホームズばりの頭脳が目まぐるしく動きだす!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前シリーズを読んでいないので、土屋さんの活躍ぶりは分かりませんが、3人の研修生とのか関わりを通じて心境に変化が表れたところは人間味を感じた。
今まで読んできたミステリーと違って科学捜査で犯人を見つけ出すのは新鮮で面白かった。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

科警研に研修に来た三人とやる気のない室長が難事件を調査する短編集。

探偵物や警察ともまた違う視点や調査方法で真相に近づいていくのは面白かった。
専門的な話や単語が多いけど雰囲気でいける。サラッと読めるのも良い。

三人組も得意分野が違ってて熱量もそれぞれ。割と早い段階で協力し合うから安心して読めた

謎解きというか解決シーンはあっさり。
犯人自体が先にわかってたり、容疑者が少なかったりだからフーダニット求めてる人には向かない。

科学捜査って地道な実験の積み重ねなんだなと思ったり。

続編あるっぽい?ので読もうかなー。

0
2025年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

埼玉県警で映像解析などのデータ処理を担当していた伊達。
兵庫県警で血液など生物系鑑定を担当していた安岡。
道警で証拠品を化学分析していた北山。
三人が半年間研修としてやってきた、科警研・本郷分室。
室長の土屋は大学の研究室に引きこもり、三人の顔も覚えているのか怪しい。
そんな分室へ、所長自ら、事件への協力要請が。

恋人が残した絵のメッセージとは。
元ビジネス誌編集者の死の謎。
恋人を殺したのは双子のどちらか。
雨の中行われる現代の辻斬りを追えるのか。

科警研配属を熱望する、打算的な伊達。
感情的に先走りがちな安岡。
周りに興味がなく、ひとり分析に打ち込む北山。
事件を解決する毎に本郷分室の面々がそれぞれに視界を広げて行く。
研究頭だった土屋もそんな三人にひっぱり出されて。
事件は惨たらしさもあったけど、三人の熱意が伝わってきて、さわやかな読後。

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2019年11月13日

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