あらすじ
避けられない別れ、それでも僕は立ち止まらない
ドワーフの国からヨソギ流の道場に戻ってきたエイサーとウィン。
新たな剣技を学んだり鍛冶を教えたりするうちに、ついに訪れたウィンの巣立ち、そしてカエハの寿命が尽きる時……。
――大きな別れを経験し、長命種ゆえの寂しさを初めてかみしめるエイサー。どこか遠くに行きたいと思ったとき、以前にカエハから聞いたヨソギ流の源流の地のことを思い出し、遥か東方を目指す旅を決意する。
その道中、精霊が見える少女や神術使いの少年、本物の仙人と出会い、図らずも大陸東方の大帝国が抱える、世界を揺るがす秘密へとたどり着く……!
今度は寄り道で波乱を巻き起こす!?
壮大なタイムスケールで贈る、ハイエルフファンタジー第三弾!!
感情タグBEST3
カエハの生き様が良い
養い子のウィンの巣立ちも含め、メインは剣の師たるカエハの死去。
何というか、カエハはこの作品においてメインヒロインともいえる気がします。
その見事な生き様と想いは胸を打ちます。
これからもカエハはエイサーの剣に宿り続けるのでしょうね。
Posted by ブクログ
ルードリア王国の首都ウォーフィール、カエハの道場へ。
シズキがヨソギ流当主となり、ウィンと3年後の試合へ。ウィンは西へ旅立つ。
シズキを看取り、エルフのキャラバンとともに東へ。アイレナからは白の湖を見つけてほしいと願いを受ける。
少国家群、湿地帯を抜けて大草原へ。バルム族とダーリア族との争いに介入、ツェレン、ジュヤル、シェロに剣を教える。
黄古帝国へ。白河州で侠客の黒曜石のジゾウと知り合い、黒雪州の仙人、王亀玄女と面会、中央の黄古州に入り竜翠帝君から眠りが浅くなってる真なる竜を宥めてほしいと依頼される。7年ほと黄金竜と語らい、東の鬼と人とが争う島、扶桑樹の巨木を目指す。