【感想・ネタバレ】ひらばのひと(5)のレビュー

あらすじ

独特の節で読む軍記物の勇壮な場面を、講談で「修羅場〈ひらば〉」と呼ぶーー。

泉花と泉太郎が「幻の釈台」を捜したことに師匠の錦泉は激怒する。明らかになる「最後の講釈場」音羽亭焼失の真相…。自分の道への思いを新たにした泉太郎の前に、男の後輩講談師が現れた。さわやかな美男子だが、彼の奇妙な言動に泉太郎は不審を抱く…本格「講談師」漫画、急を告げる第5巻!

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知る楽しさを刺激する良作!
みなさんは講談ってご存じでしょうか。右手に張扇、左手に扇子を持ち、目の前の釈台を叩きながら歴史物語を読む話芸です。
落語は噺ですが、講談は読み物。『ひらばのひと』はそんな講談を読む講釈師の世界を描いた物語です。
このマンガ、何が魅力ってそのリアルさがもうスゴイ。それもそのはず、なんと監修についているのはあの六代目神田伯山先生!今日本一チケットのとれない講談師。ラジオにTVにyoutubeと活躍の幅の広い方と思っていましたが、マンガの監修までやられているとは…。恐れ入りました。
このマンガを読めばきっとあなたも寄席に足を運びたくなるはず。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の2話は音羽亭の歴史と、泉太郎の間に合わなかったもの、間に合ったものについて。以降は講談の『浜野矩随』『畦倉重四郎』『安政三組盃』をベースにしたお話。
おかみさんといい、「人の表に出さない部分、腹に一物」ということを考えざるを得ない、ちょっと恐い話が続く。面白い。
初音ちゃんも無事に高校を卒業、大学へ進学、席亭を目指す宣言。これからどう絡んでいくのか。

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2024年08月23日

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