【感想・ネタバレ】戦後民主主義 現代日本を創った思想と文化のレビュー

あらすじ

アジア・太平洋戦争の悲惨な経験から、多くの支持を得た戦後民主主義。日本国憲法に基づく民主主義・平和主義の徹底を求める思想である。だが冷戦下、戦争放棄の主張は理想主義と、経済大国化後は「一国平和主義」と批判され、近年は改憲論の前に守勢にある。本書は戦後の制度改革、社会運動から政治家、知識人、映画などに着目し、戦後民主主義の実態を描く。日本社会にいかなる影響を残したのか、その軌跡を追う。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 非常に野心的な取り組みである。

 幸いにも、今も「戦後」民主主義であること。
 辛い現実に直面しながらも、コツコツと生きてきた人が、それでも多いこと。
 それにしても、手ひどい失敗をいくつも政策的にしてきたことと、今では無かったことにはなっていないまでも、さほど反省されていないこと。

 同時代史として振り返ることが、しみじみと多い。 

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2021年02月23日

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