【感想・ネタバレ】[現代語訳]ベスト・オブ・渋沢栄一のレビュー

あらすじ

渋沢栄一の言葉を『論語と算盤』をはじめとした著作より厳選し、平易に現代語訳。挫折を乗り越え続けた彼の人生と思想を学ぶ!

2021年大河ドラマ「青天を衝け」主人公・渋沢栄一。彼は、幕末から明治期の激動の中で青春時代を過ごし、多くの事業を起こして「日本資本主義の父」と称されます。新1万円札の肖像となる渋沢は、日本経済そのものを作り上げた人物なのです。本書は、『論語と算盤』をはじめとする多数の彼の著作から、その人生と思想に触れるエッセンスをベスト・セレクト。 挫折を乗り越え続けた青春時代を経て、利益と公益を追い求めた壮年から晩年までの駆け抜けた【人生】。「正しく生きてこそ成功を掴むことができる」という彼の【思想】。同時代を生きた明治の偉人たちとの【交友録】。これらを、読みやすく現代語訳された渋沢本人の言葉から学ぼう!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本人が書いたり話したりしたものが、とても分かりやすく書かれている。

多くの事業を興した渋沢栄一は、興味の幅が広いのと、国を発展させたいという強い思いだったのだというのが伝わってくる。

人物評も面白い。いろんな性格・性質の人々がいたのだ、と少しあの時代が身近に感じる。

渋沢がおもしろいのは、論語の教えについて、商業を卑しんでいるものではない、という反論をしていること。江戸の士農工商の世を維持するための朱子学の教えを否定する。

あとは、幼い頃に、祈祷の際に乗り移ったという悪霊?を詰問し、何の時代か、年号とか問うて矛盾を質したというエピソード。賢い。常に考えている。

実力主義をとにかく訴えていた。

自分が特に共感したもの

33 働くものに必要な7つの精神
①実直であること
②勤勉奨励であること
③着実なこと(豪傑な態度は事業にとっては禁物!)
④元気なこと
⑤温良なこと
⑥規律を重んじること
⑦忍耐力があること

37 小さいことは常識に照らし、重要なことは驚かず

成功は苦しいときにやってくる。失敗はうまくいっているときにおこりやすい。
心を引き締めてとりくんだのがよかった。
物事がうまくいっているときは、この世で何でもできると思い、軽く考えてしまうので、目論見が外れる

うまくいっているときにも調子に乗らず、重要なことでも些細なことでも、同じようによく考えて行動すること

46 人物観察の3つのポイント
論語で説かれた人物観察の方法では、はじめにその人の外面に現れた行いの善悪を調べ、それからその人の行いの動機は何かをじっくり見定めます。さらに一歩進んで、その人の安心はどこにあるか、どんなことに満足して暮らしているか

外に現れたおコアにが正しく見えても、その人を動かす精神が正しくなければ、けっして正しい人とは言えません。
…動機となる精神が正しくても、家にいて何不自由のない生活に明け暮れると、誘惑に負けて悪いことをしてしまうことも。

行い、その動機、何に満足するか

水戸公のパリ留学に同行。下水道まで実際に見る。

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2026年04月05日

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