あらすじ
「本当はずっと前から、こんな瞬間を待ち望んでいたのかもしれない」――娘に疎まれ、妻には責め立てられながらも中年サラリーマン・岩下は抑圧された日々を慎ましく生きていた。少なくとも、彼の目の前にある日突然現れた一人の少女・シイナと出会うまでは――。彼女が岩下に持ちかけたのは、「2万円でお食事」――パパ活の誘いであった。自分の価値を探し求める15歳の少女と、理性と欲望の狭間でもがく40歳中年男の痛々しくも眩い、小さな逃避行の物語が始まる――。
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先が気になる
この1話の時点では先のストーリーがどうなるのか全く分からないので楽しみです。
主人公の妻と娘の性格が悪すぎて、主人公はこんな家族捨てちゃえばいいのにと思ってしまいますが、流石にそれはないんだろうなぁ。
匿名
弱さと葛藤と
理性を貫けず欲に先走ってしまうという人間の心の弱さを、細かい描写で表現している内容だと思います。シイナの立場を考えると、まだこの歳でありながら自分自身の価値を他人に見つけてもらおうとしているところに、一種の葛藤のようなものが感じられます。また家庭のある岩下にとっては、どこまで我慢して大人としての正しい判断ができるのかという点が重要になると思います。
匿名
行くあてのない2人……
別途5巻まで読みました。
出てくる女の子の家庭の事情も見えてくると、これはきつい、、、、、逃げ場を求めてこういう行動に出ても不思議ではないという作品にはなりますね。
別途BookLiveでも単行本が出ているようですので、読むのならそっちできっちり読むべきかとも思いますね。
女の子がいまいち
思春期の娘を持つ父親の気持ちがとても良く表現されている。全体的に不穏な雰囲気をたたえているが、絵柄がそこまで黒くないので救われている。続編を読ませるだけの力を持っている作品だと思う。女の子がいまいち可愛くないのがやや残念。