【感想・ネタバレ】人生、何を成したかよりどう生きるかのレビュー

あらすじ

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星野リゾート代表・星野佳路氏も影響を受けた
100年語り継がれる内村鑑三の名講義「後世への最大遺物」
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日本を代表する思想家・内村鑑三の100年以上前の伝説の講義
『後世への最大遺物』を読みやすく現代語にし復刊!

お金?仕事?教育?思想?それとも・・・?
ーーわたしたちが死ぬときにのこす価値のあるものは何か


古典が教える先が見えない時代を生き抜くヒント


【目次】
・「後世への最大遺物」現代語訳 内村鑑三
1894年7月16日夜7時
1日目 : のこすべきはまずはお金、次に事業である

1894年7月17日朝8時
2日目 : 誰もがのこせる唯一のものがある

・「後世への最大遺物」を今読む人へ 解説 佐藤優
先が見えない時代をどう生きるか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こんな考え方もあるのか、と思った本。内村鑑三氏は、まずお金を儲けなさい、事業をしなさい、それが無理なら教育か本を書くかして思想を遺しなさい。それらが出来ない人は生き方を真っ当にしなさい、と言った。これらは全て、後世に残すためのものである。ただ、よりよく生きるとは、人の価値観、考え方によって違ってくる。自分の人生を後世に残すというのが自分の頭にはなかったこと。今まで、死ぬ瞬間にいい人生だったといえる人生を過ごそうと思ってたが、この本を読んだり、自己分析したりして、周りの評価も自分の人生に大きく関わるなと思った。自分が結果を出して、周りに評価され、後世に残すものが増える人生が現時点で考えた、いい人生。そして、前々からおもっていたことだが、本も出版したいと改めて思った。教育に携わるかどうか、今の自分はお金を有効に使えてるかどうか、どんな事業をやるか、など色々考えさせられた本だった。

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2021年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内村氏の代表的日本人を読みたがったが、なぜか手に取ったのがこの本。
最近全集でこれを同じ講演を読んだが難しく。この本を手に取れてよかった。
佐藤氏の解説もよかった。講演当時と今の日本社会は似ていると書かれていて信憑性が増した。
またこの解説では、いま何をしたらいいのかも書かれており、親切だなと感じた

内村氏の講演について。
正直、お金の話をしてるのにびっくりした。表題より精神論をキリスト教に関連して講演されているものと考えていたので、お金が大切だと言われ、( ゚Д゚)。キリスト教的な思想はあまり感じられなかったが、聴講者がキリスト教関係者だったからかもしれない。

まずはお金儲け、事業を起こす、出来なければ教育に携わるか本を書くかして思想を残す。できない人はまっとうな生き方をする。と内村氏は勧めている。自分はどれだろうか?

内村氏について、キリスト教関係者、明治時代当たりの思想家、学校設立に関係している、英語ができて海外に日本人の特性を広めた人、ぐらいの知識しかなかったので。あと何冊か読まないとなと感じた。

佐藤氏の解説について。
現代の格差、医療・地域・学歴・情報・世代間・雇用・教育格差を上げられ、教育格差でリアルで学ぶことの重要性を説かれていた。コロナによるリモート学習の弊害から、誰と、誰から、どうやって学ぶか、ニュアンスや学閥での政治学などリアルに学ぶことの重要性が明らかになってきたと。キリスト教プロテスタントの生い立ちが書かれていて、とても勉強になった。お金は卑しくない。3年分の生活費をもつべき、夫婦の場合は別財布にするなど、具体的なことが書かれていて、少し笑った。学生中(時間がある間に)数学検定2級、漢字検定準1級もしくはIELTS。日商簿記2級を取ることも薦めていた。

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2022年10月23日

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