【感想・ネタバレ】暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺までのレビュー

あらすじ

近代日本が生まれた幕末維新期。日本史上これほど暗殺が頻発した時期はない。尊皇攘夷論の洗礼を受けた者をはじめ、彼らはなぜ暗殺に走ったのか。本書は大老井伊直弼から内務卿大久保利通に至る国家の中枢、外国人、坂本龍馬らの“志士”、市井の人々までが次々に標的となった事件の凄惨な実相と世間の反応を描く。さらに後世、一方で暗殺者を顕彰し、他方で忌避した明治国家の対応も詳述する。闇から見つめる幕末維新史。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
序章   繰り返されてきた暗殺
第1章  「夷狄」を排除する
第2章  「人斬り」往来
第3章  「言路洞開」を求めて
第4章  天皇権威の争奪戦
第5章  維新に乗り遅れた者たち
第6章  ”正しい”暗殺、”正しくない”暗殺
終章   それでも続く暗殺

<内容>
幕末から明治初めにかけての暗殺についてのみ紹介した本。暗殺=いわゆるテロ、だが、伊藤博文や井上馨など、明治の元勲たちもみんな幕末は「テロリスト」。大久保や西郷も然り。自分の考えだけを推し、人の意見は認めない。哀しい時代だったのだ。

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2020年12月15日

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