あらすじ
結婚を控えた地下鉄の運転士、酔って駅のホームに立つDV男、仕事を辞め恋人も失った無職の若者……狙いをつけた人間の行動に絶妙なタイミングで介入し、運命の調整をはかる天使と悪魔。関りがないように見えていた登場人物たちを背後で接近させ、より合わせ、人間たちが気づいていないもうひとつのドラマを浮かび上がらせていく――。怖いのにちょっと笑ってしまう運命の舞台裏、天使と悪魔がつむぐ「ふつうの人たち」の物語。
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Posted by ブクログ
伊坂さんの作品に似ていますね。
前後の短編が どのように関連するか。
考えながら読むと
意外と 大変でした。
もう一度 読んで見ると
良いのでしょうが。
Posted by ブクログ
とっても良かった。
短編集ならではのちょっとした繋がりがあったり、幸せな物語が続いたと思ったのに、次のページでは…のような緩急があり楽しめた。全体的にサラッとしてる。
生と死を理想やフィクションに絡めて謳う本なので好き嫌いは別れると思う。
最後の悪魔と天使が次々に立ち替わる展開は、理解した瞬間気持ちが昂った。人間を利用した、少し人間くさい意地の張り合い。私が1番好きなキャラクター像。
Posted by ブクログ
どんなストーリーか分からないまま読んでる。
分からないから予測がつかず面白い!
読み始めは結構いい感じー!っと思ってたが途中ちょっと中弛みというか、まあまあな感じだった。
やっぱり最初と2番目の話が好き!
・レイトショーのケイト・ショウ ★★★★★
何これ、むっちゃいいやん!
どんな話か全く分かなかったので、いきなり良くてビックリ!
まず、ストーリーが面白くすぐに引き込まれた。
そして主人公、さっき死んだなんて。
ラストのオチも残念だからこそ良かった!!
やっぱりケイト・ショウは素敵な女優さんやと思った。
・天使と一宮定男 ★★★★
これも良い!悪魔みたいな天使良し!
もし自分があとちょっとで死ぬって言われたらすげー取り乱しそうなのに一宮定男はあんまり取り乱さずすごいなーと思いながら読んでた。
一宮定男が死ぬことで、結果的に娘を助ける事になる。やっぱり天使は天使や!
・悪魔と園田深 ★★★
園田深がさっぱりとした性格でなんか良かった。
音楽に対する静かに、やけど熱い想いが感じられるのが素敵。
何かに夢中になれるのっていいよなーと思った。
・カフェ霧島 ★★★
コーヒーが飲みたくなった。
特に朝からカフェ霧島のような落ち着いた個人店の珈琲屋さんに行きたい!
・ほよん ★★
まあまあ。気づいたら死んでて幽霊のような魂になった主人公が成仏するまでの話。
今カノじゃなくて元カノの方が想っててくれた話。
・LOOKER ★★
うーん、これもまあまあ。
いとことの禁断の恋なんかなー?
・おれ、降臨 ★★★★
ちょっと感動!
幾真がいい人で良かった。
真尋と真白を想う気持ちに感動!
・宇宙人来訪 ★★★
まあまあ面白くちょっと笑えた。
人生生きてたら宇宙人に侵略して欲しいって時あるよな〜
・中津巧の余生 ★★★★
1個前の話の当時人物が出てきたと思ったら全ての話の集大成だった。
今までの話は天使vs悪魔の話だった。
Posted by ブクログ
昔と大きく異なり、生と死が軽くなっている・・感じを強烈に受けた読後。
明治大正昭和(むろん江戸期、それ以前も)生と死を分かつ三途の川があり、西方浄土に魂が。
盆はその魂が戻ってきて・・それを迎える準備をすることで魂を安らがせる~なんてぶっとびそうなショートショート。
伊坂さんのそれとはかなり温度差もあり異なっているので、まぁ、軽く読める分、1600円を高いとみるか安いとみるか・・だろう。
作家が腕を振るえるのは「悪魔が鎌をふるう時」と思って、天使がその分インパクト弱い。
筆者の「良い人だらけの、小春日和」的作品ですかを食った経験からすると、感想をかけるだけ、受けるものはあった。