あらすじ
「今からする事…絶対誰にも言っちゃ駄目よ?」
両親を亡くし、結城家へ引き取られて新しい家族の元で幸せに暮らしていた青年、俊太。
ある夜、養父母のセックスを見てしまい―――朝起きると彼のパンツは白く濡れてしまっていた。毎晩繰り返す快感――それに気付いた養母の真理子。そして彼女はある決意をする。
「私が…教えてあげないと…」
皆が寝静まった真夜中に、性に無知な青年のための誰にも言えない『秘密の授業』が始まる――!?
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遂に秘密に綻びが……
前巻に引き続き主人公の俊太と義姉の飛鳥の親友である樹里がやっちゃう回です。そして、俊太と樹里がラブホに入るのをもう一人の義姉(飛鳥の妹)、葉月が目撃。葉月の心境を交えながらお話が展開していきます。今回の見所は樹里よりも葉月でしょう。今後が気になる終わり方は上手いです。
マイナス点は22巻になってようやく葉月が物語へ本格的に絡んでくる遅さと彼女の思考。これまで葉月はクールでミステリアスなキャラで引っ張ってきました。俊太と敵対する悪女的なポジションにもなりえたのに、どうにも他の女性陣とあまり代わり映えしない(俊太を子供に見て侮るも結局は性的に男として惹かれる)パターンに陥りそうで残念です。せっかくのキャラを活かしきれていないように思いました。また、作家さんのこだわりか何かは不明ですが、以前からキスを特別視するシーンが大した理由があるわけでもなく描かれ、読者には「それ以上のことをやっているのに、なんで?」となってピンときません。