あらすじ
大河ドラマ「青天を衝け」完全小説版、渋沢栄一の青春時代を描く第1巻いよいよ刊行!
「虐げられる身分のままでは終われない。俺は、武士になる!」
武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)、藍染めの原料となる藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた主人公・渋沢栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない“やんちゃ坊主”に育つ。商才に長けた父の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく栄一だったが、17歳の頃、人生を変える最初の事件が起こる――。
幕末から明治へ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一の、熱き青春の日々がここに始まる!
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Posted by ブクログ
"日本資本主義の父"渋沢栄一は農民に生まれ、
尊王攘夷に育てられた。
幕末のダイナミズムがまるで目の前で起こっているかのような臨場感と迫力に溢れる作品
ストーリー展開と史実が絶妙に入り乱れる。
栄一のエンターテイナー性と大衆扇動力の高さ。
度々思い悩む栄一は自分の胸に問いただし、
その答えに当たった時、遂に雲が晴れる。
減らず口
尊王攘夷の危うさ、日の本を救いたいという純粋な武士道と家を守るという正義の衝突
剛情さの慶喜と栄一
公家の謀略、幕府の思惑、尊王派の策略、
諸外国の圧と水戸の過信