【感想・ネタバレ】死神の初恋 犠牲の花嫁は愛を招くのレビュー

あらすじ

愛を知らない死神に嫁いだ没落華族の娘。

正岡千鶴は、家族も家も失った元子爵令嬢。天涯孤独の身となった今は、帝都・小石川にある三条家で使用人として働いている。紡績業で成功した新華族の三条家は、小石川に工場を持ち地域のまとめ役にもなっていたが、もともとは立場が上の旧華族だった正岡家の千鶴には残酷な態度をとり続ける。千鶴は、日頃から嫌みや蔑みの言葉を投げつけられていたが、華族としての矜持を忘れずにいようと心に誓っていた。
そんな頃、街で流行病が猛威を振るい、人々が次々と倒れる事態に。不気味なことに、亡くなる人は、枕もとに死神が立ったと言って息を引き取るらしい。三条家には恐慌状態の人々が押し寄せるようになり、死神の怒りを鎮めるためとして、千鶴は生贄の花嫁に選ばれてしまう。
死神の花嫁――それは死を意味する。だが、苦しむ人々の役に立つのならと千鶴は覚悟を決め、夜の闇の中、花嫁衣装で死神が祀られている神社の鳥居をくぐる。ところが、現われた死神・八雲は「妻など娶らぬ」と冷たく千鶴に告げた。すでに帰る場所もなく、街の人々のためにも引き下がるわけにいかない千鶴は、生贄の花嫁として、愛を知らない死神のもとで暮らすことになるが…!?

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感情タグBEST3

購入済み

不器用な死神

不器用な死神って設定がすごいですよね。でも不自然さなく読み進められてしまうし、矛盾なくきちんと話が進んでいって面白かった。続きが読みたい。まだまだ世界が広がりそう

#ほのぼの #切ない #感動する

3
2021年11月18日

購入済み

素敵

人の為に死神の生け贄として、花嫁として贈られた千鶴。流行り病を終息させる為。死を覚悟して死神の所へ行っても全く生け贄の話は嘘。
どこか影のある死神様。個人的にはタイプです。面白いです。
読みごたえあり。

#胸キュン

2
2021年11月13日

購入済み

泣けた。

マンガを先に読んでましたが小説も気になって購入。小説で泣いたのは初めてです。でも、読み進めて行ったら最後の方は胸キュンでした。続編もあるみたいなので楽しみです。、

#胸キュン #泣ける #切ない

1
2022年09月30日

Posted by ブクログ

父親の爵位返上により使用人となった元子爵令嬢の千鶴。残酷な仕打ちを受けながらも華族の矜持を忘れずにいた千鶴だが、街で流行病が猛威を振るい、死神への生贄の花嫁に選ばれてしまう。覚悟を決めた千鶴は死神・八雲の元へ行き、色々ありつつも穏やかな時間を過ごしていく。
八雲がいい人(?)で、一緒に暮らす面々も温かくて、千鶴が報われてよかったなと思う。その中で八雲の頑なな心もほぐれてよかった。読んでて、自分も優しくありたいなと思えた。

0
2025年03月20日

Posted by ブクログ

強くて優しい主人公ものは、ついつい手に取ってしまいます。まだ明かされていない事もあるし、続編購入しないと…笑

0
2024年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くっつくまでにもっとかかると思っていたので、あっという間にくっついてちょっとびっくりした。いや、それはそれでいいんだけど。もだもだするなら、くっつきそうでくっつかない時の方が読んでいて楽しいので、続きが出るならそういう終わり方の方がよかったなーというだけの話。

0
2021年09月25日

Posted by ブクログ

表紙キレイだなぁ。表紙の善し悪しで中身が変わるわけではないけど、やっぱり手に取ってみるかどうかは変わっちゃう。でも、朝比奈さんのお話の中でも、中身も特に好きだったかな。千鶴が誇り高くて優しくて素敵な女性。

0
2021年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死神の設定が独特で、一般的に想像される(この世界の人たちも同じ感覚のようだが)死をもたらす不吉な存在ではなく、お役所の人間みたいな印象を受けた。
自死しようが事故死しようが寿命は予め決められていて、寿命尽きる人の前に現れて役目を果たすのが死神。
ただ彼らの仕事を人間たちは真に理解していないため、心無い言葉を浴びせられることもあり、死神の彼の心は凍っていた。
そんなところに、彼のことを理解しようとする女性が現れたら、それは恋にも落ちようと言うもの。
自覚は遅かったが。

死神見習いに親から虐待を受けていた子供、そして死神のところへ生贄として差し出された花嫁。
死神の家族はなかなかに複雑なことになっている。
癒し担当でもあった子供の彼に関しては、作中にエピソードがあったので、色々掘り下げられていたが、死神見習いの彼の掘り下げエピソードがなかったのが少し残念。
何となくにおわす程度で終わった気がする。

気になったのは、花嫁である主人公の性格が些か聖人君主すぎないか?というのと(聖母様かなという勢い)彼女に丸め込まれる展開ばかりだった点。
彼女の一言が鶴の一声な感じで、とんとん拍子に話が進むのが若干気になった。
彼女を虐めてきた人が、彼女のビンタ一発で人格矯正されたこととか特に……
そんなに世の中上手くいかないだろうという状態が、彼女にかかれば上手くいってしまう不思議。
寿命と言う逃れられない運命への理不尽さとの対比で彼女の周りは甘くしているのかもしれないが、死と言うシビアな世界を描くのならば、ご都合主義的展開は避けていた方がよかった気がする。
彼女の発言が綺麗ごとで説教しているように聞こえてしまって、勿体なかったなと。
あくまで個人的な感覚ですが、どうにも気になったので。

1
2021年01月09日

Posted by ブクログ

没落家族で、使用人として虐げられていた千鶴が、世を鎮めるための生贄として死神のもとに嫁ぎ、そこで溺愛されるという王道ストーリー。
さらさら読めたが、全体的に起伏がない印象。死神にはまもなく死を迎える人間のもとに赴くという仕事があるから外に出るが、千鶴は基本的に家の中にいるからか。
あと、人間が信じられず愛を知らないという死神が、なぜこんなにもすんなりと千鶴のことを愛するようになったのかも謎。全体的に駆け足感があった。
カバー絵、とても素敵。榊空也さん。

0
2023年12月21日

Posted by ブクログ

没落した華族令嬢が奉孝先で虐げられてもめげずに頑張っていたのに、死神への人身御供に差し出されたけど、当の死神様に愛されてハッピーエンド。って感じの王道展開。けれど、まさか最後に結ばれてしまうとは思わなかった。
死神が主人公を好きになった経緯がわからないこと、話の展開がご都合主義的なこと、登場人物が現代人の常識や感覚に近いことなどが違和感として積み上がっていまいち入り込めない。ご都合主義は大いに結構なんだけど、それを感じさせない説得力が足りないと上滑りしてしまう。あとなんだか主人公の言動が鼻につく。
結末が、二人は恋愛感情を持ち始めました。くらいならまだ納得できたかも。

0
2023年11月03日

Posted by ブクログ

小石川での疫病の流行をおさめる目的で死神に嫁いだ千鶴。死神は悪の存在でなく、役目を守っていただけで、千鶴は役に立ちたいと動き始めた。
いじらしい千鶴を応援したくなりました。

0
2023年01月09日

Posted by ブクログ

旧華族としての誇りが凄い
今時そんな誇れる思いがある人なんてなかなかいないよ
なじられても人の為、弟の為自分を犠牲にするなんて
でも心優しい人死神様と朝彦、一之助と幸せに過ごしてほしいなぁ〜

0
2022年12月03日

ネタバレ 購入済み

千鶴

漫画の千鶴の凛とした美しさに惹かれ、原作を購入しました。
ですが…千鶴に違和感がありました。
神に生け贄として嫁ぎ、命を救われた翌日に勝手に屋敷の洗濯物をするのは失礼では…?その上こんなに洗濯物をためてはいけないと説教まで。
普通に失礼ですよね。
丁寧語が崩れる描写にひっかかりを覚えることが多かった。
一之助くんじゃなくて一之助さんではと思ったり、一之助にだけ初対面から丁寧語ですらない所に育ちの良い淑女を感じられない。
会話の聞き返し方が失礼だなと度々思いました。

それから千鶴と八雲の気持ちについて。単純な好意がどこで愛に変わったのか良く分かりませんでした。
八雲のキャラクター的に丁寧に愛が育まれていくものだと勝手に期待をしてしまったため、意志が疎通してからの行為が早急過ぎてげんなりしました。時代背景や風景描写は丁寧なのにどうしてと落胆しました。

個々のキャラクターはとても好きです。一之助のエピソードではたくさん泣きました。

0
2022年02月12日

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