あらすじ
医学界大注目! 「オートファジー(細胞のおそうじ機能)」のスイッチを入れて、病気や不調を跳ね返す!
■人の身体は数十兆超の細胞からなり、「人間の健康」とは「細胞が健康であること」にほかなりません。そして細胞の健康の鍵を握るのが、本書のテーマである「オートファジー」という細胞内おそうじ・抗菌機能(細胞内の不要物・異物・細菌を処理し、使える物はリサイクルする)です。2016年に日本の生物学者、大隅良典氏が「オートファジーの仕組みの解明」でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。オートファジーはいま最も注目されているテーマです。
■オートファジーはすべての細胞に備わっていて、正常に働いていると、細胞の健康が保たれ、ひいては健康長寿を実現できます。ところが、現代人は栄養過剰のためオートファジーがきちんと働きません。その影響が加齢とともに積み重なり、生活習慣病などの病気や不調を引き起こす原因になっています。
本書は、オートファジーの仕組みをわかりやすく解説するだけでなく、眠ったままの「オートファジー」のスイッチを無理なく起動させる方法を提示します。
■オートファジーについて知れば知るほど、世の中の多くの効果があるとされている「健康法」や「食事法」は、結局、オートファジーを動かすための手段にすぎないことが明らかになってきます。「健康法」はいろいろありすぎて迷っている(あるいは信用できない)という人にもおすすめです。
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Posted by ブクログ
元々はダイエットの文脈で”アートファジー”に出会ったのだが、その後いろいろ調べていると、単純な16時間ダイエットとかではなく、老化防止や疾病予防に効果がある(というよりこちらが目的)ということで読んだ。
身体の生体メカニズムから詳細に書かれていて、とても勉強になるし腑に落ちることも多かった。
ただ、肝心のオートファジーに関してはなかなかハードルが高く感じる。確かに単純に16時間ダイエットから始めてもいいのだろうが…。
Posted by ブクログ
オートファジーについて、原理と実践方法を科学的にエビデンスベースドで書かれており良書。現代病はこの飽食の環境が引き起こすエラーであることがよく分かる。無闇にプチ断食を続けるのではなく、mTORのオンオフを意識した食生活をしていきたい(が、なかなか食後のデザートがやめれない)
Posted by ブクログ
健康への道は、
低糖質、高脂質、低たんぱく質の食事。つまりカロリーは脂質から摂取。
特にたんぱく質は、1週間で3日25g以下の日を設定。
間欠的断食。朝食抜いて16時間の断食時間を確保。
カロリー制限。沖縄県の伝統的な食事を参考にするなら、1780kcal。
断食の実践。自然の摂理に従うなら冬に実践。
オートファジーは休みの期間もつくる。
運動も忘れない。
睡眠も大切。
ストレスのコントロールも大切
Posted by ブクログ
オートファジーや栄養について詳しく書いてある。ケトーシスとオートファジーの活性化を年間を通して切り替える。低糖質、低蛋白質、良質な脂質、低カロリー。抗酸化物質のとりすぎも癌のリスクがある。
Posted by ブクログ
「オートファジーとは-細胞内で老化した器官を再利用したり、病原菌や有害物質を取り除いたりする、細胞の自己浄化作用のこと。すべての人が備え持つ、アンチエイジングと健康長寿の鍵だ。」(本書カバー袖部分より)
著者は、弁護士からビアパブのオーナーを経て生物科学の研究者になった異色の人。生物学に関する大学院等の教育機関でのキャリアは無いものの、膨大な量の論文を読みこなし、自身でも多くの論文を執筆しているとの事。
なお、本書の序文をハーバード大医学部の教授が書いているのだが、それによると、著者は60歳(!)の時にその教授のところへ、今から大学院の博士課程に進学しようかどうか迷っている、と相談に行ったとの事だが、それだけでも著者の生物学に対する並々ならぬ熱意が感じられた。
ところで、肝心の本書の中身だが、そのような研究熱心な著者らしく、オートファジーと生物学にまつわる理論的な内容が大半を占めているので、具体的にどうすればオートファジーが発動させられるのかだけを手っ取り早く知りたい人は、最後の第9勝だけで読めばよいように思う。
ただ、提案されている食品、メニューそしてスケジュールは一般的にはかなり実践が難しいように感じたので、何も食べない時間を可能な限り長く取ったうえで(本書推奨は16時間以上)、推奨されている食品/食材を意識的に多く取り、非推奨のもの(卵や乳製品を含む動物性たんぱく質)を可能な限り減らして、運動を定期的に行う、というレベルからまずは実践してみようかと思っている。
Posted by ブクログ
アンチエイジングの鍵となる細胞の掃除機能「オートファジー」について解説した一冊。老化の本で頻繁に出てくる「オートファジー」について丸ごと一冊かけて深堀りした内容なだけに、歴史からメカニズム、オートファジーを活性化させるための方法までかなり細かく解説される(イースター島で老化の謎が解明されたというのはロマンがあって面白い)。断食を取り入れた食事法+定期的な運動+良質な睡眠がキーワード。
Posted by ブクログ
オートファジーについて。1日5-10本論文を読み、合計18000本読み、自分でも実践してる人の著作。
「朝飯抜くと16時間空腹でオートファジー発動する」「パレオダイエット(石器時代の食生活)」など、高城剛さんと言ってることが似てる。
成長止めるとオートファジー発動するのも面白かった。
ダイエットというより、健康に長寿を生きるための科学的指南、実験書。
ナッツもマカデミアンナッツが良いらしい。精製砂糖、小麦、牛乳はダメ。脂質は、オリーブオイル、MCT(ココナッツ)でとる。
人類のDNAは百万年前と0.5%しか変わってないのに、食べるモノが変わりすぎている。
栄養過多なのに人間の体が追いついてないという視点が面白かった。
Posted by ブクログ
オートファジーダイエットをきちんとやるには、どうしたら良いかハウ・トゥー本を探して、取り合えず買ってみた。
大間違いだった。こんなの事は出来るわけない。
原始人の食生活には戻れない戻りたくない
とりあえず16時間何も食べないのは続けて2か月位経ったけど、体重は横ばい(笑)
やっぱり分かってるけどアンダーカロリーじゃなきゃ痩せないよ(涙)
Posted by ブクログ
各章で低身長の人の遺伝子や沖縄や修道士の食習慣などを例にデータを示しながら科学的な食生活を説明して、最後の章に具体的な食習慣をどうすればいいかとまとめる、という構成。
沖縄や修道士の例などは興味深かったけど、結局この知識をどう生活に落とし込めばいいのかは分かりづらかった。サーモンを食べる頻度を増やしていこうと思ったくらいかな。
Posted by ブクログ
・自分でやってみようと思うところ
・乳製品を控える
・肉を控える
・間欠的食餌でオートファジーを活性かさせる
・タンパク質は糖質と同じくらいインスリンが分泌される
・午後七時までは夕飯を終え、16時間の断食をする。コーヒーを飲む