【感想・ネタバレ】絶唱(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵――。奪われた人生を取り戻すため、わたしは今、あの場所に向かう(「楽園」)。思い出すのはいつも、最後に見たあの人の顔、取り消せない自分の言葉、守れなかった小さな命。あの日に今も、囚われている(「約束」)。誰にも言えない秘密を抱え、四人が辿り着いた南洋の島。ここからまた、物語は動き始める。喪失と再生を描く号泣ミステリー。(解説・中江有里)

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ネタバレ

トンガと災害のお話。
それぞれの喪失と再生のお話。
外からじゃ語る資格ないって本当に思った。もっと深い傷を受けている人、もっともっと深い傷を受けている人なんて無限にいる。
湊かなえ作品の中でトップレベルに好き

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2025年12月03日

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ネタバレ

4つの短編それぞれの主人公達にとって、阪神・淡路大震災が彼女達の人生の大きな転機となります。タイトルの『絶唱』には、天災という自分の力ではどうすることも出来なかった様々な被災者の声の限りの叫びが詰め込まれているように思います。短編の中では特に「太陽」が印象的でした。杏子の陰鬱とした避難所生活を明るく照らしてくれたセミシさんの温かさにこちらも励まされました。

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2025年12月21日

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ネタバレ

章ごとに異なる登場人物がゆるくトンガ、そこに住む尚美さん、阪神淡路大震災と繋がっている。外からは分からないそれぞれの人生や内面が読んでいてとても引き込まれる。最後の章の絶唱については、私は震災被災者ではないが、主人公の心情や行動に自分は似たところがあるような気もして心苦しさも感じる。人生は本当に人の数だけあるんだなぁと感じる。人の命は儚いが、残された人の気持ちもとても脆くて壊れやすく、でも強くなることが必要とされることも多いと感じた。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

トンガっていう国の知識が全く無かったからお話の舞台としてすごく新鮮だった。
何事もなく平和に終わるのかなと思ったけど、最後は少し意外だった。
さすが湊かなえさん。
ここでも裏切ってきた。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

震災の話と思わず読んだから、思いがけず暗くなってしまったけど、南の島との関係を描いているところが、斬新で、暖かさを残してくれていたので、すんなり読むことができた。ボランティアを色んなとこでやってる身としては刺さる言葉もたくさんあったけど、色んな思いを抱えながらも生きていくみんなの姿に勇気をもらった。

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2025年10月23日

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