あらすじ
悠を追いかけて美容師になった紡。憧れとは裏腹に、アシスタントの仕事はとてもハードで眠る時間もないほどの忙しい毎日を過ごしていた。そんなある日、悠のとんでもない秘密を知った紡はー…?
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もっさりした髪型も、
自分の不安な心もその手ひとつで
すっきりさせてくれた悠がイケメンすぎます。
美容師になることを決意した紡が魅力的。
できることを増やす
朝から悠を目当てに髪のカットに訪れる人は途切れず、とても忙しそう。
魔法にかけられた人たちが幸せそうに帰っていくの光景を見るのが好きな紡。
しかし本人は長い道のりが待っている。
お客さんに直接施術できるスタイリスト以外はアシスタントでしかなくサポートが主な仕事である。
そのため仕事ができているか店長が判断するチェック表が張り出されているが新人はまだ埋めれていない。
埋めるためには自主練が必要で店員同士で閉店後にやっているが紡とやるはずだった人が急用で欠席。
その代理としてやってきたのは悠だった。
ドキドキしながらも練習する紡は彼のやり方を参考にする。
その後店長に見てもらうがまだ合格には届かない。
チェック表を見ると他の新人もクリアしているようだった。
すっかり自信喪失する紡。
励ましに来た悠に八つ当たりしたしまうのだった。
しかし一見器用になんでもこなしているように見える彼も人の顔を覚えるのが苦手で必死にノートに書いた事を覚えて接客している事を知る。
その努力の跡を見た紡は再び頑張る決意をしたのだった。
つまづいたりするとこなしている人に八つ当たりはしてしまう事がよくあるだけに彼女の気持ちが痛いほどよくわかるお話だった。