あらすじ
特に頭がいいわけでもない、運動ができるわけでもない。全て”それなり”な女子高生・紡は進路で悩んでいたー…気分が晴れない中行った美容室で、まさかのもっさりヘアーにされてしまい更に凹んでいると、イケメン美容師・悠に声をかけられてー…!?”めぐたん”こと水沢めぐみが贈る、美容室での運命的ラブ▼
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昔から水沢めぐみ先生の書く
ヒロインの女の子が大好きです。
紡は気分が晴れない中行った美容室で、まさかのもっさりヘアーにされてしまう
ハプニングに笑いました。
人生の中の運命
中原紡(なかはらつむぐ)は悩んでいた。
高3の大事な時期にも関わらず進路希望のプリントを提出できていないのだった。
友達と違って何になりたいか、どんな仕事に就きたいか分からない。
二つ下の妹はなんでも器用にこなせるため将来の幅もあるだろうが紡自身はどうすればいいか悩んでいた。
そんな中髪を切りに行くが、いつも担当してくれていた美容師がいなかったため他の人に切ってもらうが満足のいく出来ではなかった。
切り直しを頼む度胸もないままの帰り道で別の美容院の人からカットモデルの依頼を受ける。
そして出来上がった自分の髪は今まで見たこともないくらいしっくり来ていたのだった。
良い気分のまま帰ろうとしてお店の名前を見たら自分と同じ「紡」だったことに運命を感じた彼女は進路希望表に美容専門学校を希望することを記入。
そして3年後にかつて美容師を目指すきっかけとなった店に就職したのだった。
そこにはもちろんその時の担当してくれた美容師もいた。
その彼、加賀谷悠(かがやはるか)は雑誌で取り上げられるほどの人気美容師となっていたのだった。
ただ残念なことにお店は店員同士の恋愛を禁止していた。
そんな中仕事を始めるがお客さんの髪を切れるわけでもなく雑事だけでなくまずはシャンプーの試験をクリアすることが第一関門だった。
睡眠時間が削られる中お客さん相手にミスをして先輩に怒られてしまう。
ショックを受けてうなだれる紡に声をかけてきた悠。
なんと3年前の事を覚えていたのだった。
スタッフ同士の恋愛禁止という言葉がチラつきつつも悠の言葉に一気にパワーが湧いてきた紡だった。
主人公も題材もお話もかわいいという一言につきる作品だった。
これから紡と悠がどうなっていくのか楽しみ。