あらすじ
誰でもリーダーシップは身につけられる!
「最強スキル」の獲得法はこれだ。
日本を代表するマーケター・森岡毅氏による、待望の最新刊のテーマは「リーダーシップ論」!
コロナ禍を生き抜く出口戦略も提言
コロナ禍の今こそ必要なのは、自分の意志と選択で未来を変えるための「リーダーシップ」。自分も人も活かせる存在になるために何をすればいいのか、最強スキルを獲得するためのノウハウを詰め込みました。
リーダーシップは、意図的に経験を貯めることで、身についていく後天的なスキルである――。一度しかない人生を、自分自身が「やりたいこと」を実現させる人生へとシフトチェンジさせたい人に、ぜひお読みいただきたい1冊です。
著者自身も、最初から優秀なリーダーだったわけではありません。苦しみながら、どのように「人を活かす」「人を本気にさせる」スキルを身につけていったのか。自身の「悪戦苦闘のリーダーシップ」を、エピソードを交えて語り尽くします。
本書終盤では、コロナ災厄時代のリーダー論を展開しています。「『安全』といえばすぐに社会的使命を放棄しようとする日本の風潮はおかしい。なぜならば、『100』のままでもマズいけれど、すぐに『0』にしていては長期戦必至のコロナ災厄を日本人が生き抜くことはできないからです」(本文より)。著者が考える、コロナ災厄からの大胆な「出口戦略」も。
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Posted by ブクログ
【読んだ理由】タイトル、帯コメントに興味を持った
生まれながらのリーダーなんていない!あなたの人生を変えるリーダーシップ革命
誰でも後天的にリーダーシップを身に付けられるという内容に惹かれた。
自分のリーダーシップに自信がなく、また後輩達のリーダーシップスキルをどうやって向上させれば良いかを考えたいと思っていたのだろう。
【読後】読んでよかった
何よりも著者の熱さが、心地よかった。周りに、あまり熱さを持つ人が少なく、自分が熱いとむしろ敬遠される傾向を感じたことで、熱くならないように強制してきたのかも。読後、著者の出演動画などで、これまでの取り組みなどを深堀していくことで、更に著書でコメントされた内容の理解が深まった。立場や位置によって、正しいかどうかなどは変わる。「死にはしない」ので、自身で悩んで出した「正解」であれば、恐れずに突き進むべきであると、背中を押された気がした。そうすることによって、本当の仲間と出会えるのだと。
【メモ】
★その人が何が好きなのか、何に興味があるのかを、ひたすら良く考える。
人を動かすには、本人すら気付いていないかもしれない、「仏の部分(その人らしい特徴)」を理解することが重要。
★褒めるよりも、「認める」ということ。
成果・結果が出なくとも、「仏の部分」が発揮されたか、発動しなかったのかを見て、発動されていたのであれば、しっかり認めてあげることが重要。そこに気付かせて、自信を持たせることが良いコーチングであり、相手の「仏の部分」を愛することが、リーダーの役割。そして目的さえ明確に共有すれば、「仏の部分」を最大限使いこなすプロフェッショナルが、それぞれの音色を吹き鳴らす組織へと変わる。
★期待を大きく外れた時、「怒り」をコントロールすること。
相手を認めれば認めるほど、「やってくれるはず」と思いがち。「怒り」が暴走すると、適切なコーチングが出来なくなる。実際には、自分に従順な人に囲まれることが気持ち良い権力者が、上下関係で支配する組織がほとんど。カリスマが健在の組織は、次世代リーダが育ちづらいという課題は多い。従わせるのではなく、あくまでも、主体性をもって、「自分のやりたいこととして」動いてくれるように接していく必要がある。そうやって、主体性をもって、自分事として動く「本気になる人の連鎖」が生まれる。そのように仕掛けていくことが重要。
★「一緒にやる」ということ。
一緒にやることが出来ない人が多い。良くないのが、「全てを丸投げし、完全に放牧する」と「全て自分で奪ってしまう」、その両極端を行ったり来たりすること。
相手を潰してしまわないようにするためには、まず仕事の「目的」を明確にし、その目的に辿り着くための「戦略」を相手にしっかりと考えさせること。対等な議論を経て、戦略を互いに合意するために、一緒に議論するということが、「一緒にやる」ということの実践方法の一つ。合意後の注意点としては、「HOW(方法論)」は出来るだけ相手に任せ、提案を持ってこさせて自分の合意を取らせる。そうやって、相手の自主性を養成しつつ、本人に思考をリードさせることがコーチングのポイント。
★個人で達成するより、チームで達成する方が遥かに嬉しい。
自分の予想を裏切り、部下の考え方の方がうまくいくことが起こった時に、心の底から喜べる。自分が他者を活かせたことが実現できることが、リーダーシップの本懐。「率先垂範」は、「一緒にやる」精神に近いのかも。
★局所ブレーキや局所アクセルを、どのタイミングで、どこに対して利かせるか?
新型コロナの対策を例にしているが、「リスクが人によって極端に違う」というのは、組織における施策実践やリスク対策の実践に置き換えることができる。つまり、部署やプロジェクトによって、有効な対策やツールは異なるのだ。そこを細やかに見ていかなければいけないと思う。白か黒かの選択にする方が簡単なのはわかるが、その先を、しっかりと分析して、大雑把すぎることにならないような出口戦略の策定が重要。
Posted by ブクログ
①見ることができる1人では到達できない景色を見ることができる!
リーダーシップがあれば1人ではできないことも実現できるようになる。それは人を動かす力を増すことで、自分のやりたいこと(目的)のために周囲を巻き込んで、到底1人では不可能なことでも実現可能になる。
②劇的に経済的に豊かになるら
③自分の人生を生きる幸福感を激増させられる。興奮と一緒に目が覚める毎日を手に入れる!
欲(自分が望む未来を本気で欲すること)覚悟、行動力。
お互い同じ目的を持ち、相手の強み、好きを活かした共依存関係を作り上げる。相手の仏を理解して尊重関係を築くこと。
認める vs 褒める
若者も欲はある、が実現とのギャップがあると、傷つく等のコストが大きいから望まなくなる。
Posted by ブクログ
リーダーシップは誰にでも身に着けられるし、強力な武器になる。そして、日本ではリーダーシップは育ちにくいが、結局自分次第。人の目を気にすることなく、健全な欲を持って、リスクをとって、仲間を巻き込んでいくことで獲得できる、と訴えられていて、本当にそのとおりだと感じました。チャレンジになるけれど、本当に人生が変わる気がします。
そして、日本を変えよう、なんとかしよう、という思いがあつい!エネルギーをもらいました。
Posted by ブクログ
欲がリーダーシップの原動力になる。その欲、やりたいことを成し遂げるために自分が動くことで生じるリスクを乗り越え、みんなを巻き込んで動いくことがリーダーシップである。
ここで企業理念が大切になる。理念がやりたいこととなる。
リーダーシップがあると
・一人では達成できないことが達成できるようになる
・経済的に豊かになれる
・自分の人生を歩む幸福感を持てる
目的があることがリーダーシップの前提となる。
どうしても実現したいと本気で思える目的が明確であること、これこそが人を動かす力の根源である。
目的の作り方もある。
3 wants 理論
人が欲するか、人を欲するか、己が欲するか。
人を誉めると、上下関係が出てくる
誉めるのではなく、認める。
アドラーと同じ。
そして、認めるのは、過程である。結果を誉めるのではない。
梅原大吾、マインドセット
人は意志と努力を継続することさえできれば、望む行動やスキルを自らの習慣として新たに獲得することができる。
リーダーシップとは
人を本気にさせる力
人々が達成したくなるワクワクするような見ないの完成系を描き出し、それが絵空事ではなく本当に実現できそうだと信じさせる力。そして、その物語の中でその人ならではの特別な役割を演じられると相手に信じさせる力。
Posted by ブクログ
ずっと保管して子どもにも読ませたい。
リーダーシップは生まれ持った素質ではなく、育てられるということ。
リーダーシップがあると、企業人としても起業家としても、必要とされ活躍できる。
リーダーシップには、欲が必要。どうしてもやり遂げたいこと。
欲がない人は、自分1人の努力でどうにかなることではなく、みんながやりたくなることか、成し遂げるには人が必要か、自分も本気になれるか。この三つのポイントでやりたいことを設定する訓練を!
具体的なワークもあって良い。
Posted by ブクログ
リーダーシップは後天的に身につけることができるスキルという考えは、非常に心に響いた。目に見えず、数的にも表すことが難しいものを鍛えていく道のりを描いてくれる一冊だと思う。何よりも本からも熱量が伝わってくることに凄みを感じた。
Posted by ブクログ
コロナのところは、もうだいぶ経ったので少し飛ばして読んだ
森岡さんのマネジメントでの葛藤や、
USJを出る時の仲間の言葉などを知って、
すごく感動した。泣いた。
あれだ、本気で、強く、
仕事をして見たいと思った。
今できることは何かないかな。
Posted by ブクログ
前半はリーダーシップを語ってて、後半はコロナ禍の社会や大学の対応について批判になってた感じます…おっしゃる事はとても理解できるが、それはやはり森岡さんが日本の社会に対してすごく情熱とリーダーシップが持ってるこそ、書いてただろう。
リーダーシップに関しては、まず自分が自身の欲を正しく認識、持ち出さないと、始まらない。そして、自分の強みを利用して、その欲をうまく相手に伝わって、相手を巻き込んで、受動から能動に変容させ、その欲を一緒に達成する。さらに、プロのリーダーというものは、安易に100と0の答えをそのまま出すではなく、正義感とリスクを取る責任を負いながら、100と0の間ギリギリのところで解を導き出す。