あらすじ
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「天然のうなぎの味や香りをたしかめるのが使命」なんて言いながら、川や湖を巡る一方で、蒲焼きの缶詰やコンビニのお弁当にも目がない、呉服屋の若旦那。ついには「朝酒、朝うな」にも手を出して、身上をつぶしそうな(?)道楽ぶり。とびきりの色、艶、香りをお届けする革命的食べ物口福コミック、ここに完結!
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読書録「う 梅の巻」4
著者 ラズウェル細木
出版 講談社文庫
p134より引用
“しかしあの人生初のうなぎの味を超えるものには
いまだ出会っていない”
目次から抜粋引用
“素人うなぎ
浜松うなぎ
天然食べ比べ
代替わり
結納”
呉服屋の若旦那を主人公とした、うなぎを
食べに食べるグルメコミック。過去、モーニ
ングKCとして全4巻で刊行された物を、三分
冊文庫化した第三巻。完結。
義兄の友人と一緒にうなぎ屋で品を待つ
主人公・椒太郎。その友人の言うことには、
うな重は食べるのが難しいとのことで…。
上記の引用は、主人公のうなぎの思い出に
ついて書かれた話での、心の声。
食べ物の味というものは、それを食べた時の
思い入れの大きさなどの心理的な部分が占め
る割合が、大きいものなのだなと思います。
完結編です。食べ物のことばかりですが、
うなぎを通して主人公の人生も一歩先に進み、
すっきりとした終わり方をしています。
文庫三冊で、読み通すのも苦痛にならない、
いい長さなのではないでしょうか。
うなぎだけでこの長さまで話を作る、著者の
食へのこだわりの深さに頭が下がります。
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